ジグソーパズル道場第3幕


そして、それでは実際の2次分類です。まず、右手で1次分類の終わった
箱から、一掴みのピースをとってお皿の上に出して下さい、バサバサと。
そしてピースをよく見て下さい。ジグソーパズルのピースには次のような
種類がありますので覚えてください(全部表向けにするのが原則です)

@標準型ピース、キ印型
幅広型
幅狭型

A頭部変形型ピース
トリプルヘッド型
テトラヘッド型

Bハート型変形ピース
シングルハート型ダブルハート型テトラハート型

これらのABのピースを、大きな意味での変形ピースと呼びます。そして、
この変形ピースは、標準型ピースに比べると、圧倒的に位置確定が簡単です。
また、変形は変形同士集まる傾向があるのです(a feather flocks together)。
また変形のピースさんは、どれも形がイビツなものが多く、概して合わさる
標準型ピースも、ひねくれた形のものが多いので、目印になるのです。この
中の、テトラヘッド型頭部変形ピースと、テトラハート型変形ピースは、まあ
例外的な存在でしょうか。本格的なパズルには、まず登場致しませんです。
(ケチってちんけなパズルを買っちゃったので、テトラハート型変形ピースの
同色のものが、探しても無かったんだよなあぁー・・・、ジグソーッ・・・。)

C最外側ピース
エッジ型
フラット型

最外側のものは、どれも位置確定が簡単です。特に四隅のものは一番
先に抜き出しておかなくてはいけません、はい。

※ (注)各ピースの名前は筆者が独断とケンケンで付けたものです。

のピースです。
とまあ、これらのピースの種類がありますが、標準的なジグソーパズルの
ピースは、ほとんどのものが位置特定の難しい、キ印の標準型ピースです。
この辺が幼児用のものとの質的な差でしょうか。量的な差は、もちろん
ピースの数です。

それを絵に合せて順々に組み合わせていく訳ですが、闇雲に合せても
なかなかうまくは行きません。ちょっとした観察眼を会得する必要が
あるのです。まず標準型のピースをよーく観察して下さい。よぉーく
見ていると、なんだか頭と手足とシッポがあるように見えてきます。
その感覚を大事にして下さい。よく見るとアタマのカッコウとか手足の
形が、ちょっとずつピース毎に違っているのに気づかれると思います。
頭の大きさが小さいものや大きいもの、長いものや平べったいもの、
手の幅の広いものや狭いもの、上に上がった裃のような形のものや、
軟らかなナデ型のものなどに注意して下さい。

さてチェックポイントです。基本的にピースは縦型(体の方向を上下に
するもの)と横型(体の方向が水平に向くもの)の2種類に別れています。

その2種類の標準型ピースは1つだけでもどちら型か分かるのです。
と言いますか、どちら型かが決まっているのです。そのことをアタマに
入れた上で、もう1一回標準型ピースを観察して下さい。幅の広くて背の
低いものと、幅が狭くて背の高いものの2つのタイプ
があるのが分かると
思います。それらはどちらかが縦型で他方が横型なのです。それぞれの
パズルによって、どちらが縦でどちらが横かは、決まっていませんが、
一方が縦なら残りは横なのです。もちろん縦横の分類が難しいピースは
ありますが、大半は分かります。そしてもうちょっと進んで、注意深く
手と足の幅に注目して下さい。手足の幅に差のあることに気づくと思い
ます。これもどちらが手でどちらが足かは決まってはいませんが、幅の
広い方が手であれば、もうひとつの幅の狭い方は足と決まっているのです。
2次分類のときには、その観察眼が重要になってきます。

そして、次にこれがまた大事なんですが、2次分類では、全部のピースを
表にして同じ向きになるように、お皿の上に並べるのです。
この場合、
縦型は縦に、横型は横に並べないといけません。全部なるたけその方向に
並べます。そして、その向きで、それぞれの形状や図柄が、視神経を通して
後頭葉の大脳皮質によく焼き付けておくのです。最初は、ちょっと分かり
難いかもしれませんが、だんだん慣れてきますし、そういう風にしないと、
とても時間がかかってしまいます。んでキ印のピースを、どれも同じ方向に
並べて下さい。よく見ると上下も左右も決まっているのです。その向きに
全部広げるのです。方向は上の方に書いておきましたので、よ〜く見て
練習して下さい。ジグソーパズルには、どの製品にも方向性があって、
上下左右ともその方向性にしたがって、全部交通整理されていますので、
向きを確認したらとてもやりやすくなるのです。ああ、それと、この時に
全部の最外側のピースと、変形のピースを最終的に抽出しておく必要が
あります。


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