flower ★☆★ 運転免許を取ろう〜教習編 ★☆★ flower



 私は運転免許を取るために静岡県自動車学校という教習所に通いました。
 ここは、友達で警察官のSちゃんも「あそこは厳しいから事故率が低い!」と太鼓判を押していました。それに面倒見が良かったです。
 それから、ここの教習所にはちょっとユニークな制度がありましたよ。

■ユニークな制度■

 この教習所には「技能指導員の指名と拒否」という制度がありました。
 同じ指導員に続けて教習を受けたい人、特定の指導員から教習を受けたくない人は3名までの指名・拒否ができるというのもです。
 人間だから、やっぱり合う人、合わない人っているかもしれないもんね。とりあえず私は利用しませんでしたが、この制度を利用している人は結構いるようでした。
 これ・・・逆の制度があったら嫌ですよね。指導員が指導する生徒を拒否する制度とかって・・・。
 もしあったら、私なんて真っ先に拒否されていたかも。
 想像を絶するヘタさですから。


■お気に入りの指導員■

 何人かの先生にお世話になりましたが、一番のお気に入りは長谷川博也先生です。
 ダスティン・ホフマンをかっこよくした感じかな〜。
 この先生の好きなところは、どんなに教習が詰まっているときでも必ず次の時間の車の準備をしてくれることです。
 教習は50分、休憩10分。この休憩10分にしても先生はみっちり10分間休憩を取れるわけではありません。教習が終わった後の講評などがあるからです。それが済んでから次の時間に使う車を必ず乗りやすい場所に移動して準備してくれています。(それからトイレに走っていました)
 先生の中には教習が詰まっていると次の教習が始まったときには「えっと、今から乗る車はどこかな?」って感じで探したりすることがあるのですが、長谷川先生は一度もそんなことがありませんでした。
 それから、すごく優しくてリズミカルなのね。たとえば進路変更は「3秒前に合図(方向指示機)」と教科書にあるわけですが、「バックミラー確認、合図出す。ワン(変更する側のサイドミラー確認)、ツー(目視)、スリー(視線を前に戻す)、ゴー!(アクセル)」って指で方向を示しながら教えてくださいました。
 もしこれから行こうとしている人が見ていたら、長谷川先生のご指名をおすすめしますよ〜。

 あと、そのほかのおすすめの先生・・・。
 ☆高田 敏雄先生
   顔は横山ヤスシに似ていて一見怖いです。第1段階では厳しかったけど、第2段階ではおもろいおっちゃんでした。(^_^;)
 ☆西村 正勝先生
   若いけど腰が低い丁寧な先生です。うちのクラスのA君もお気に入り。
 ☆鈴木 淑乃先生
   笑顔のかわいい女性指導員です。
   必ず「○○さん、今の□□が良かったですね」と名前とともに褒めることを忘れない、この気配りが優しいね。
 ☆宇佐見 勉先生
   「引っ越しのサカイ」のCMに出てくるお師匠さんを連想させるかな?
   「だめだめ〜、こうでしょう?」って感じで、今の場合どうすれば良かったかをアドバイスしてくれます。
 ☆山本 英生先生
   若くておちゃめな先生です。場内の東西南北を「とん・なん・しゃー・ぺー」と言ったのにはコケました。
   「ぺーの方向は修了検定のときに35Km/h出ていないと減点されますよ」って。
 ☆加藤 正巳先生
   この先生も積極的に名前を呼びかけることを心がけているようです。
   手のひらに名前が書いてあるのを見ちゃった。(^_^)女性の間では「優しい〜」と人気がありました。
 ☆成瀬 先生
   なんとなく安心できる雰囲気をかもし出す先生でした。
   卒業検定のときに、私とペアで走った人がコースアウトして落ち込んでいたら、すかさず励ましてくれました。


■教習車■

 教習車は1999年6月にすべて新車になったばかりです。車種はトヨタ・コンフォートです。


■談話室■

 教習棟の2Fに談話室があります。
 ここにはロッカー、雑誌や車のパンフレットも置いてあります。
 ロッカーは私が卒業する頃に入ったのですが、たまに学校帰りなどでパソコンを持っているときはこういうところに預けたいですよね。
 テーブルは広いし、お掃除のお姉さんやおばさんがこまめに点検してくださっているのでいつもきれいです。


■何が苦手って・・・第1段階編■

 教習所で何が苦手で困ったかというと、やはり運転です。。
 私を知っている人は分かると思いますが、すごく運動神経が鈍いのです。
 高校時代は体力測定でクラスの最低記録の半分を私が出していました。特に、反復横飛びとか敏捷性を問われるものが・・・。
 学生時代には「あなたが免許を取ったら人口が減るからやめて」と言われていました。
 そんな私ですからAT限定で8時間オーバーしました(第1段階としては6時間オーバー)。はぁ。
 最初のうちはカーブの度に隣の車線に入ってしまったり、脱輪の連続。スピードが怖くてなかなかアクセルを踏めない。視界に何か飛び込んでくると動揺する性格なので、雀が前方に飛びだし(?)て来た途端に急ブレーキ。という悲惨なものでした。
 隣に乗っていた指導員さんはかなり怖かったことと思います。


■修了検定■

 第1段階が終わったら修了検定があります。
 これは第2段階から路上に出るための仮免許証を取得するためです。
 午前中に修了検定(技能試験)、午後から仮免試験(学科試験)があるのですが、初めて受けた修了試験では見事落ちてしまいました。
 修了検定って月曜日と木曜日しかないからお休み取ったのに〜。
 そうそう技能試験は減点方式です。加速すべきところで加速できたか、右左折時の減速、信号・標識の判断、脱輪はしないか、etc...
 私が何で落ちたのかは内緒です。
 ちなみに、走行コースは3とおりあって、教習棟の1F待合室に掲示してあります。


■何が苦手って・・・第2段階編■

 第2段階っていきなり路上に出るのですね。すごくドキドキしました。
 うわぁ、人が歩いてる。車がいっぱい走ってる。・・・って当たり前のことなのに、それが怖かったです。
 「次の信号で右折しますよ。右の車線に入ってくださいね」なんて言われたら、心の中できゃー、きゃー叫んでいました。右左折とか進路変更って苦手なんですよ。
 それから方向指示機は出せるのに、走りながらライトを点けるとか、ワイパーを動かすのも苦手でした。信号で止まったときならまだできたのですが・・・。
 あるときは、走っているときに雨が降り出して、「雨ですね。ワイパーを動かしてください」と言われて、「えっと、えっと、えっと」と、あたふたしていたらガードレールにぶつかりそうになって指導員さんが慌ててハンドルを立て直してくださいました。


■恐怖の高速教習■

 そんな状態なので高速教習は恐怖でした。もちろん、指導員さんはもっと怖かったと思いますが。
 加速車線ではなかなか加速できなくて、やっとの思いで80Km/h。合流するまでが大変で、横や後ろに見える車が怖かったです。スピーカーが付いていれば周りの車に向かって「お願い、どいてーっ」って叫びたかったです。
 「今だ!」と思って本線に入ろうとハンドルを切ったら車がすごく揺れました。後ろに乗っていた男の人も「ぎゃぁぁぁぁ」と悲鳴を上げました。指導員さんだけが冷静に「スピード出てますからねぇ」
 そういえば教科書に「高速ではハンドルを小さく切る」って書いてあったっけ。こういうことなのねと納得しました。
 やっと本線に乗っても、足がつってくるし、腕は力が入っちゃってるしで、ほとんど固まった状態で運転していました。
 途中で指導員さんに「あのね、○○さん。少し手を離してみませんか。AT車だから手を離してもまっすぐ進みますし・・・。手がふるえているから車が揺れているんですよ」と言われましたが、「手、手は離れませ〜ん」と答えるので精一杯でした。
 うちのクラスのA君が同じ教習所に通っていたのですが、A君のときは車線変更とかいろいろやったそうなのですが、私のときは前進あるのみでした。
 それにしても、高速教習のコース中にトンネルがなくて良かったです。この頃、まだライトをスムーズに点けることができませんでしたから。


■原付教習■

 何を隠そう、私はナナハンライダーになりたかったのです。
 というわけで、原付教習は結構楽しみにしていました。
 が、この教習でバイク系は向いていないことがよ〜く分かりました。
 バイクって思ったよりもスピードのコントロールが難しいのです。(私にとっては)
 特に発進時。そ〜っとやっているつもりでも結構スピードが出てしまって「ひぇ〜」って感じで走り出していました。
 教習所の中だったから良かったけど、路上だったら歩行者や周りの車に蹴りを入れていたと思います。
 ポールは蹴飛ばす。S字、クランクは脱輪しまくり。あの〜、こういうところでは歩いて押しても良いですか?って聞きたくなりました。
 原付は普通免許を取ったら付いてくるけど、世間のためには乗らない方が良い・・・という気がしました。


■卒業検定■

 第2段階を修了すると卒業検定があります。
 これに合格しないと本免学科試験が受けられません。
 この試験は修了検定と違って土日にも実施されていました。これはありがたかったです。
 試験内容は準備走行、一般課題、特別課題の3つありました。
 準備走行では検定車に慣れるのが目的とのことで、安全措置とシートベルトの着用だけが採点対象とのことです。ここでいう安全措置とは、ドア・各ミラー・ハンドブレーキ・AT車の場合はエンジン始動時にブレーキペダルを踏んでいること、などです。走行距離は約200mです。
 一般課題は検定員の指示に従って概ね2500m走ります。
 特別課題は試験の前に地図を見せられ、今いるところから地図上のマークされた場所まで「矢印の方向」に車を向けて停車させるというものです。走行距離は概ね2000mです。
 周囲の期待(?)を裏切って、一発合格!これには本人もびっくり。


■本免学科試験■

 この試験は教習所では受けられず、免許センターというところまで行きました。
 試験は平日の月曜日から金曜日ということで、1日学校を休まなければなりませんでした。
 試験自体は午前中で修了。発表もすぐでした。私の受験した日はちょっとしたハプニングがありましたけど。
 合格者は午後から写真を撮ったり、ビデオを見たりしました。
 ビデオの時間に、3名の人が「抜き打ち」ということで呼ばれていきました。学科合格者の中から2,3名を抜粋して免許センター内にあるコースを運転させ、これによって教習所が適正に卒業させたものかどうかを判断するのだそうです。
 一生に一度のものだからやってみたかったけど、はずれました。残念。





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