小田急バス私設ファンクラブ・実録シリーズ
ジブリ美術館の開館に先立って、玉川上水沿いの市道「風の散歩道」整備工事完成とみたかシティバス明星線・美術館循環線の開業を祝う記念式典が9月30日午前、下連雀2丁目の山本有三記念館前で行われました。
▲式典開始前の記念館前広場
午前11時からの式典には安田養次郎三鷹市長、土屋正忠武蔵野市長、岩崎達男小田急バス社長ほか多数の来賓が出席。同時に行われる「三鷹の森パレード」で三鷹駅まで行進する市立第一小学校、南浦小学校の鼓笛隊は午前10時半までに万助橋に集結しました。両校の特送は武蔵境営業所の路線車が充当され、C990、C8155、C971の各車が「風の散歩道」を走りました。
▲風の散歩道を快走するC990号車(南浦小学校→万助橋)
式典の冒頭、あいさつに立った安田市長は「今までの三鷹の道路は機能そのものしか考えてこなかったが、この『風の散歩道』は歩いてみていいなぁと思える」と、従来の三鷹市の発想と違う道路づくりを強調しました。一方、5路線に増えたみたかシティバスについては「どれも(武蔵野市の)ムーバスほどの活力がない」と厳しい現状を率直に認め、一般路線との乗り換え割引制度の研究、運賃の見直しを含め、小田急バス側とともに検討を進めていることを明らかにしました。
▲あいさつする安田三鷹市長。後方右は土屋武蔵野市長
式典はこの後、岩崎社長と土屋市長のあいさつ、「風の散歩道」道路標の除幕、来賓によるテープカットと進みました。ふと耳をすませば、万助橋を出発した小学生の鼓笛隊のメロディーが、徐々に迫ってきます。ジブリバスの運転士に花束が贈られたころ、鼓笛隊は既に山本有三記念館の間近に達していました。運転士もすぐに乗り込み、エンジンをかけて隊列への合流に備えます。
▲担当の運転士さんに花束贈呈
式典会場前を、三鷹第一小学校を先頭にした鼓笛隊が、ゆっくりと通過していきました。南浦小学校の第2隊との間に、C109号車が合流し、これまた最徐行で三鷹駅を目指していきます。学校指定の体操着で統一した第一小に対し、南浦小は私服で参加しており、同じ市立校でも学校のカラーの違いが面白いところです。
▲ジブリバスが合流するころ、隊の先頭はむらさき橋に到達
南浦小の後には、三鷹名物(?)阿波踊りの子供たちも加わって、静かな「風の散歩道」も今日だけはにぎやかなメインストリート。沿道では多数の市民が見守り、パレード終点の若葉通りに第一小の隊列が到着すると大きな拍手がわき起こりました。鼓笛隊はさくら通り駐車場の集合場所にこのまま移動し、往路同様小田急バスの路線車特送(C980、C953、C8150号車)で各校に帰りました。
▲トトロバス、今日は最徐行でトロトロバス