エアロスターMP218系は元年排ガス規制対応の際、エンジン型式などを変えず規制記号だけ移行しました。社番は519以降で、外観上はフォグランプの形状(U-車は角形、P-車は丸形)で見分けられます。522号車は2005年1月に除籍されました。(三鷹市役所前で、2004年4月3日)
5105号車は若林からの移籍車。狛江生え抜きの5100番台と違って、中扉直前の窓が小さいK尺仕様であること、ナンバープレートが新しいことなどで見分けられます。カラー方向幕は狛江転入時に他の車両から振り替えてきたと思われます。境91系統の方向幕はエリア別色分け(京王線が紫、小田急線が緑、JR中央線は青)の思想がよく分かります。ちなみに現在、境91系統はほとんどが狛江駅まで直通しており、日中に「狛江営業所」の行き先表示は見られなくなりました。(三鷹市井口で、2006年6月17日)
いすゞ車と同様、増備で番号が足りなくなってきたため、527号車まで進んだ三菱エアロスターは次から5101番台に社番が飛びました。写真の5111号車は吉祥寺で10年間活躍した後、狛江へ転出し、よみうりCCの臨時直行バスなど特送運用で引退の花道を飾りました。写真では見えにくい所ですが、側面に「貸切」と表示されています。(新百合ケ丘駅で、2006年5月4日)
室内の前半分がワンステップ、中扉は自動昇降の階段を装備した「ニューステップバス」です。中扉が一般車と同じ4枚折戸で、ニューステップバスの表示がないと、一見して区別がつきません。(三鷹市役所前で、2005年3月19日)
標準仕様のエアロスターを後ろから見たところ。昔から吉祥寺では、いすゞと三菱で勢力を二分していましたが、大型車がエルガに統一されているので最近は影が薄くなってきました。それでも5124号車の磨かれた車体は、旧A977号車のように、担当車両を大事に使おうという運転士の方の心意気がうかがえました。2008年7月除籍。(調布駅北口で、2008年5月24日)
若林営業所(当時)に投入された5126、5127号車は、中扉がいすゞニューステップ車と同じ2枚開き戸になっています。2008年6月除籍。(調布駅北口で、2008年5月24日)
上記5127号車と一緒に若林、狛江の両営業所で活躍していた車ですが、2007年春、武蔵境に転属してICU高校専用バスになりました。(武蔵境営業所で、2007年9月29日)
乗客定員27人のエアロミディ貸切車です。客室後部は回転シートになっており、大型トランクルームも備えています。新製配置は若林営業所配置で、98年10月以降各地に転属し、2010号車は吉祥寺営業所をベースに活躍しました。2001年3月末に全車引退しています。(吉祥寺営業所で、2001年2月10日)
代替ペースが速い観光・高速車にあって、2560号車は観光車最古参のグループに入ります。新製配置は吉祥寺、のち生田に転属し、2006年1月に除籍されました。(生田営業所で、2002年7月6日)
小田急バスの標準的な観光車。グループカラーになる前は、わんわんマークが車体のほぼ中央に付いていました。旧・堀ノ内営業所をベースに長く活躍し、のち狛江営業所に転属しました。写真は「わんわんバスツアー」で吉祥寺から新百合ケ丘を経由して箱根へ向かう途中です。(東名高速・港北パーキングエリアで、1997年6月23日)
小田急わんわんバスツアーリポート
上記2568号車と同時に登場、狛江転属まで行動を共にした1台です。後ろに続くD5111号車(予備車)ともども、いつもは第2車庫で寝ていることが多く、走っているところをキャッチできたのは幸運でした。(狛江営業所前で、2005年11月6日)
小田急バスは空港連絡リムジンバスに参入するにあたり、成田空港線にトイレ付き新造車を投入する一方、比較的距離の短い羽田空港線には観光車の改造で対応しました。1002号車は元2566号車で、新百合ケ丘駅〜羽田空港線専用で活躍しました。(新百合ケ丘駅で、2003年8月26日)
定員48名の観光車で、新造当初はエレガンス50などと同じ「ビッグビュー色」でした。最初の配置は堀ノ内で、のち生田へ転属し、2006年4月除籍。(生田営業所で、2002年7月6日)
小田急バスのフラッグシップ車「エレガンス50」です。長距離運行に備えてトイレを設置してあり、夜行高速線の増発にもしばしば駆り出されていました。2006年春に除籍されています。(世田谷営業所で、2004年4月3日)
エレガンス50が「ビッグビュー」色だったころの姿です。小田急バスのカラーを保ちながらも、赤色は彩度の違う2色を使い分け、また後ろの塗り分け線は斜めにしてスピード感を出しています。「ODAKYU」のロゴは現在のグループカラー車まで引き継がれています。(武蔵境営業所で、1998年10月24日)
1988年に初めて新宿〜秋田線が開業したとき、小田急バスと秋田中央交通は車体の塗り分けを共通化した車両(通称「こけしバス」)を投入、新路線をアピールしました。そのときの色・赤こけしを引き継いだのが17号車で、このほか青こけし、緑こけし色があります。本車は既に除籍されました。(小田急シティバス世田谷営業所で、2002年7月27日)
小田急最大の乗車定員60名を誇る観光車。新製配置は堀ノ内営業所で、同営業所の閉鎖に伴って狛江に転出しました。(狛江営業所で、2002年7月6日)
専修大学生田キャンパスと向ケ丘遊園駅の間で、教職員送迎専用に使われました。元々は専修大の自家用車で、2004年4月からこの輸送を小田急バスが受注したのに伴い、営業ナンバーを付けて編入されています。2005年12月除籍。(向ケ丘遊園駅前で、2004年4月1日)
専修大バスの社番は当初、出入り口の横に暫定でシール表示していましたが、3日目から専用書体のレタリングを順次張り付けています。筆者は同日、生田営業所でこの作業に出会いました。定規とマスキングテープで水平を出し、1文字ずつ丁寧に張っている整備士さんの姿から、バスへの愛情が伝わってきました。2005年12月除籍。(生田営業所で、2004年4月3日)
駒澤学園(稲城市坂浜)のスクールバス。2004年春、初代2536号車の引退に伴い、小田急シティバス世田谷営業所から親会社に呼び戻されました。塗装も白系にキャラクターマスコット付きのものに変わっています。2005年に除籍。(グランド前付近で、2004年5月31日)