小田急バス私設ファンクラブ > 小田急バス車両図鑑 >日野車(1998年以降)
小田急バスの日野車は昭和50年代前半、200番台大型車の絶滅でしばらく存在しませんでしたが、1998年「みたかシティバス」で復活しました。以後も三鷹市、武蔵野市、稲城市のコミュニティバスに投入されています。
武蔵野市が関東バスに委託して吉祥寺地区で始めた「ムーバス」の成功で、全国のバス事業者に注目された日野リエッセが、小田急バスにも登場しました。三鷹駅〜三鷹市役所〜北野を結ぶ同市初のコミュニティバス路線で、愛称は「赤とんぼバス」。車いす用リフトも付いていました。2010年9月、C141号車と交代して除籍。(三鷹駅南口で、2008年2月10日)
2000年5月29日のコミュニティバス・三鷹台ルート開業に際して増備されました。C101号車とほぼ同一仕様ですが、平成10年排ガス規制対応のため型式が変わり、アイドリングストップ機構が付きました。(三鷹駅南口で、2010年6月6日)
ムーバス境南循環線(2000年11月26日開設)は小田急バスが受託することになり、武蔵境に104〜106号車が配備されました。仕様は吉祥寺線のリエッセ(関東バス)に準じていますが、リエッセ自体の仕様変更により、関東バスの初期車とは中扉の幅など若干違いがあります。(聖徳学園付近で、2010年12月25日)
ムーバス境南循環線試乗記
みたかシティバス西部ルート開業に際して増備された車です。2001年3月30日の開業時は武蔵境駅南口を起終点とし、山中住宅、三鷹市役所、調布飛行場と回っていましたが、翌年11月に杏林大学病院〜三鷹市役所〜調布飛行場に変更。出入庫便などを除くと小田急バスでは唯一、鉄道の駅を全く通らない路線となりました。(三鷹市役所前で、2010年1月1日)
三鷹市立アニメーション美術館(ジブリの森美術館)と三鷹駅南口を結ぶコミュニティバスに、スタジオジブリ制作の特別塗装車2台が投入されました。美術館・下連雀経由で三鷹駅に戻ってくる循環線で活躍中です。(三鷹駅南口で、2003年7月23日)
ジブリ美術館線特集
三鷹駅からはジブリ美術館循環線と同時に、同美術館を経由して明星学園前に向かう路線が開業。これに備えて従来の赤とんぼ色で増備されたのが111号車と112号車です。増備車はみたかシティバス各系統で使われています。美術館を経由する路線に入るときは写真のようにジブリキャラクターのエンブレムを装着します。(明星学園前で、2004年6月19日)
稲城市のコミュニティバス「iバス」用に2002年夏、F114号から116号までの3台が、町田営業所に登場。iバスがデビューする前日までは、吉祥寺営業所のエルガミオが借り入れられ、市内循環バスとして運行されていました。(稲城駅前で、2003年7月6日)
稲城市循環バス試乗記