小田急バス私設ファンクラブ小田急バス車両図鑑 >いすゞ車(1964-1975)

小田急バス車両図鑑

〜いすゞ車(1964-1975年)〜


D395(BXD30)

D395(BXD30、39年式)

 いすゞ自動車の名車として知られるBX型ボンネットバスは、小田急バスにも多数在籍しました。筆者は幼稚園のころ、家族でお出かけの時に三鷹駅までよくバスを利用していたので、武蔵境営業所のボンバスは遊園地やデパートの楽しい思い出と直結しています。写真は狛江営業所で最後まで残ったうちの1台で、撮影の翌年に引退しました。(狛江営業所、1973年)

E998(BA741)

E998(BA741、41年式)

 向ケ丘遊園駅前に停車中の生田車です。BA系は昭和30年代後半から40年代前半を代表する車種の一つで、生田のほか吉祥寺、武蔵境、狛江で活躍しました。
 このころの生田営業所は、現在の町田営業所エリアまで広くカバーしていました。川崎ナンバーもまだ発足していないため、横浜ナンバーを付けています。また、現在では貸切車にしかない犬印エンブレムが、路線車でも付いていることに注目です。(1975年)
※大判写真はこちら

C721(BA20)

C721(BA20、42年式)

 武蔵境駅南口でD210号車を撮っていたとき、ちょうど地元のC721号車が入ってきました。当時の武蔵境エリアはBUシリーズの配置が始まっていたものの、まだまだこのBAの天下で、特に撮影意欲のわく車ではなかったものです。今になってみれば、ちゃんと記録しておくべきだったと悔やむことしきりです。(1974年)

D770

D770(BU10D、44年式)

 「調布駅南口の今昔」でご紹介したD770号車の後ろ姿です。このシリーズは生田、吉祥寺、狛江、若林に配置、45年以降は武蔵境にも導入が始まり、小田急バス全エリアを制覇していました。吉祥寺にA733号車以降が新車で入ったころ、筆者は小学生でしたが、BAなどに比べてステップが高く乗降に苦労した記憶があります。(調布駅南口で、1976年)
調布駅南口の今昔

D304(BA05N)

D304(BA05N、45年式)

 現在の成04系統で活躍した初代ナローバスの1台で、路線車の犬印エンブレムがなくなったのもこのころです。狭幅といえども、エンジンは普通のBAシリーズと同じDA640型を搭載しています。富士重工の前面傾斜車体は、翌年バス窓(Hゴム固定の上窓)を廃して上窓下降・下窓上昇の形態に変更、やがて前面傾斜もない3Eボディーなどに発展していきました。(調布駅南口、1974年)
※大判写真を公開しました。  

C868(BU04D、50年式)

 富士重工3Eボディーの車両は、1982年に5E形になるまで9年間にわたって増備されました。初期には客窓サッシの寸法と非常口の形状が以前の前面傾斜ボディーと同じA826、A827、フォグランプを装備した旧狛江車のC828、C829など特徴のある車両があり、楽しませてくれました。K-CJM500などのシリーズが入り始めると前面方向幕が大型化され、現在に至る標準仕様となりました。
 写真は現在の山中住宅バス停付近。撮影時たまたま近くで住宅火災が発生し、道路が通行止めになったため、乗務員や乗客が電話連絡などの対応に追われています。このころは雑木林もかなり残っていました。(三鷹市上連雀7丁目、1976年)

C836(BU04D)

C836(BU04D、48年式)

 868号車と同仕様車の後ろ側を、大成高校バス停前で撮影しました。本車は1983年ごろまで使用されたと思われます。行き先表示は鷹65系統で、現在の青渭(あおい)神社前に公園裏門の引返場がありました。(三鷹市下連雀7丁目、1975年)


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