369号車から382号車までがこの型式です。富士重工では大型車の7Eボディーと同様、中型車用8Eボディーというのがあり、この車が登場したころには既に生産していましたが、小田急バスでは6年式まで1世代前の6Eボディーで導入され続けました。373号車は2006年3月除籍。(調布駅南口で、2006年3月5日)
この型式はC978号車(2年式)から始まりました。LV314系の6QA2型を改良した6QB2型エンジンを搭載し、若林を除く全営業所に在籍する、小田急バスの代表的な型式の一つでした。写真は2004年の大晦日、東京に大雪が降ったときの様子です。982号車は2006年2月除籍。(大成高校・変電所前で、2004年12月31日)
この車は元々吉祥寺営業所に配置されていたものです。同営業所にエルガミオ(7メートル級)が配備された際、4台が生田営業所に転属しました。他の生田車と同様に行先表示器をLED式に取り替えていましたが、料金箱を降ろして予備車になった際、元の方向幕式に戻されています。2006年2月除籍。(新百合ヶ丘駅で、2005年12月2日)
上記986号車と一緒に吉祥寺から生田に転属した車ですが、約6年の後、突如として武蔵境に再転出しました。動きを共にした8116号車と同様、生田時代のLED行先表示器をそのまま使い、異彩を放っていました。2006年2月除籍。(写真ご提供:ねこさん〈ペンネーム〉)
4けた社番の第一号車。8101号車は担当運転士カスタム仕様で、ボディメーカー・富士重工のステッカーが車内に張ってありました。2006年3月除籍。(明星学園入口〜下連雀間で、2005年7月17日)
この車は元々狛江営業所に配置されていたものです。若林営業所にエルガミオ(9メートル級)が増備された際、狛江に若林のエアロスターが転入したため、玉突きで転属してきました。2006年8月除籍。(調布駅北口で、2005年3月19日)
この車も吉祥寺営業所からの転属車。小田急バスで初めて、試験的にカラー方向幕を導入したのが当時のA8137号車でした。現在は普通の白黒タイプですが、鷹54系統の字幕で他の武蔵境車が「晃華学園東」なのに対して8137号車は「晃華学園」だけの表示になっている(注)など、方向幕に関しては何かと話題の多い車両でした。(大成高校前で、2004年1月25日)
(注)「晃華学園」表示の車は、他にC8143号車がいました。
高出力のLV318系は、エンジン型式も車体仕様もそのままで排ガス規制記号だけが移行しました。この型式は741〜746号車までの6台だけでしたが、すべて除籍され過去帳入りしました。(新百合ヶ丘駅で、2005年12月12日)
町田営業所では、747号車から平成元年規制適合車に移行しました。初期車の置き換えが始まっている中、町田車の中でも手入れが行き届いていることで知られた748号車が、麻生不動ダルマ市増発便で姿を現したところを撮りました。2006年8月除籍。(新中野橋付近、2006年1月28日)
高出力車グループも、F749号車の次は7100番台に移行。同時に生田配置車も、町田と同じL尺車にそろえられました。7105号車は2006年9月除籍。(三塚で、2005年6月5日)
路線車で幅を利かせるいすゞ車ですが、観光車の分野では少数派で、写真のスーパークルーザー2台の除籍(2005年3月)により小田急からは絶滅しました。2台とも長らく吉祥寺で運用され、末期は小田急シティバス世田谷営業所に移籍していました。(世田谷営業所で、2003年12月14日=公道から撮影)
実録シリーズ・ブルーメッツ号乗車記 (旧塗装時代の2563号車)
日本女子大学・生田キャンパスのスクールバスに使われていたD359、D360号車が1年間で除籍になり、代わって2005年4月から専用車として就役したのがD371、D372号車です。同時に狛江営業所には新車エルガミオが2台投入されており、営業用車両の不足はありません。2006年に除籍。(狛江営業所で、2005年12月2日=許可を得て撮影)