長野〜東北ツーリング

2006/07/09〜15

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2006/07/12 大間〜尻屋崎〜鎌先温泉

出発前

 6時起床。

 宿の朝食は昨日の充実した夕食と少し違って、ごく普通。

 外は霧雨。合羽下だけ装備。しかし,すぐにジャケットだけじゃ不足とわかり,上の合羽も着込む。

 本州最北端の碑を撮影。近くにいた観光客にシャッター押してもらおうとも一瞬思ったが,天気の悪さにめんどくさくなってそのまま出発。

 

今日のルート
今日のルート(前半のみ)

 

尻屋崎

 大間から大畑まではR279を走る。ちゃんと整備された国道で,実に走りやすい。

 大畑をバイパスを使ってクリア,むつの関根から尻屋崎へ。

 県道286号は広くまっすぎの走りやすい道なのだが,突然狭くなりダートが。これが100メートルくらいで終わり,すぐ舗装路がしばらく続き,またダートがちょっと現れる。これが何回か連続。一部不自然に狭くダートになっているのは,用地買収の関係だろうか?

 県道6号に合流して野牛海岸を尻屋崎目指して北上。
 途中、風車の群れが現れる。岬と言えば風力発電所って位に定番化している光景だ。

 先に進み、セメント工場を抜けると尻屋崎に向かう道のゲートが現れる。ゲート近くにも馬がいるが,これは寒立馬とは違いそう。

 尻屋崎の灯台が見えてくると,馬も見えてくる。尻屋崎だ。

 馬は尻屋崎の先端付近にわらわらいる。道にも平然と出てくる。人は全く気にしていない。

 かなりでかい馬が地面に転がって腹を見せてごろごろ回っている。親子の姿も見える。

 今までは冬の寒さに耐える寒立馬という悲壮感漂うイメージが強かったのだが、実際に来て寒立馬の姿を見てみると、のどかで可愛らしいといった印象だった。

 尻屋崎の観光客は3人だけ。最後には私一人になってしまった。

 大間崎付近と違ってあまり観光地化されておらず,売店が一つあるだけ。有名だけど訪れる人が少ないので観光地化しにくいんだろう。

 尻屋崎を回って太平洋側の道に出るが,途中で海岸線沿いに行くことはできなくなり,尻屋小横を抜けて,最初来たゲート付近に抜けることになる。

 


尻屋崎付近(クリックすると大きな地図が出ます)


県道6号


尻屋崎灯台


寒立馬

 

 

 

下北半島南下

 県道172〜248を使って下北半島沿岸部を南下。道の両側は森になっており,海側には自衛隊と米軍の演習場がある。道幅の広い,交通量の少ない道。スピードは自制。燃費優先で走る。

 途中R338に合流。しばらく森の中,六ヶ所が近づくと木が切れて,遠くまで見通せる原野の中を走る。六ヶ所村に入り,核燃料サイクル基地の横を抜けて,鷹架沼の堰の上を抜けて小川原湖方面へ。

 小川原湖は青森県で2番目に広い湖の割には,これといった魅力がなく観光地になっておらず,今回もパス。東側のR338を南下する。

 


下北半島小川原湖付近(クリックすると大きな地図が出ます)

東北自動車道

 八戸北インターから百石道に入り,八戸道に合流,東北道を目指す。

 やや燃料に不安を抱えて高速に乗ったが,50キロもすればサービスエリアがあるとたかをくくり,そのまま進む。
 ところがいつまでたってもサービスエリアが現れない。途中,パーキングエリアでサービスエリアの場所を確認。すると,東北道合流後の岩手山SAまでないことが判明。浄法寺ICで一旦降り,すぐ近くのガソリンスタンドで給油。15.9リットル入った。タンク容量は18リットル。燃費は18キロ程度なので,あと40キロ弱しか走れないところだった。岩手山SAまではとてもじゃないが間に合わない。高速降りて正解だった。

 SA一つ飛ばしで休憩しながら南下する。予想から若干早いペースで進む。
 SAごとに交通情報を確認。泉〜仙台宮城が雨,スリップ注意になっていたので,鶴巣SAで合羽を下だけ着込み,バッグにカバーをかける。

 空には太陽が出ていて,きつい日射しが差し込み,凄く暑い。
 太陽は出ているものの、空には確かに黒い雲。しかし,泉を過ぎても路面はドライ。仙台を過ぎてもドライ。全然降った様子がない。あっというまに乾いてしまったのだろうか。

 蔵王付近ですこしぱらっと来た。しかし,すぐに止んで濡れることはなかった。

 


前沢SA

鎌先温泉 木村屋旅館YH

 鎌先温泉に到着。今日の宿泊先は木村屋旅館YH。旅館の一部をユース会員向けに開放しているのだ。

 この旅館は年季が入っているが立派。
 鎌先温泉の旅館街自体,コンパクトながら古くからの旅館が残っていて鄙びた感じがいい感じで味がある。

 バイクを停めて,猫たちと戯れて中に入る。

 ユースの会員証はチェックインの時に預け,チェックアウト時に返してもらう。金は後払い。

 部屋はユースでは珍しくドミトリーや和室の相部屋ではなく,一般的なホテルの洋間。ツインの部屋に一人宿泊。ユースの客は5人いるが,相部屋にしていないそうだ。

 部屋の中はちょいと古い。窓を開けると隣の建物の壁。
 景観は全然だめ。こういう条件が悪い部屋をユース会員向けに提供しているんだろう。この旅館は高台にあるので,一般客向けの窓からは温泉街が見渡せて良い景色のようだ。

 食事は当然一般客向けとは違うが,ユースとしては十分。ビールを中瓶一本注文してしまったので,一体いくら請求されるか明日の朝までドキドキだ。

 ここは温泉旅館。5階に展望風呂がある。食後すぐに行くと,なんと誰もいない。最後までだれも入ってこなかった。

 展望風呂からの眺めは最高で,雲さえなければ浴槽から山に沈む夕日を見ることもできただろう。

 内風呂の方は,どうも肌がつっぱるくたびれたお湯で,温泉らしさがない。露天風呂の方は茶色く濁った湯で,こちらの方はいいお湯。風呂の縁からお湯が流れ出していて,かけ流しっぽい雰囲気。雲と青空が混じる夕空を眺めながら露天の方でしばらくのんびり。

 


鎌先温泉へ向かう途中


鎌先温泉木村屋旅館YH


鎌先温泉

 

本日のまとめ

 本日の走行距離575キロ。
 総走行距離1,620キロ

 寒立馬ののどかな雰囲気にはびっくり。実際見てみないとわからないものだ。鎌先温泉の雰囲気は良い感じだった。

 

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