梅雨入りしたにもかかわらず、ずーっといい天気が続いていて、先週の栂池などは暑い中でのクライムとなったにもかかわらず、誰の心がけのせいか今週末から天気予報も雨マークが多くなってきた。
案の定、朝、目が覚めたら雨の音がする。どうも体調も優れないし2年連続雨の中走るのはいやだから、はじめから降っていたら、やめようと決心を固めてカーテンを開けると、何とかやんでいた。
せっかくの DNS の決心が鈍ったが、天気予報は”晴れ”とでたので、6時30分過ぎにようやく重い腰を上げた。
最近は、妻子も応援についていってはくれないし、NifのNさんは、出場しないということで、一人で会場をぶらぶらしていると、いきなり”こんにちは”の声が、なんと、PC-VAN で知り合って以来、私が師と仰ぐ、ヒルクライム夫婦ことM夫妻ではないか。地獄に仏とはこのこと?、まだどんよりとした空とは裏腹に、気分が明るくなった。
なんと奥さんの、MTBは7キロ台という反則技。(実は、見た目は MTBだけど、フレームはロードで、フロントギアシングルというヒルクライム専用車。)
スタートは、5名づつの時差式スタート。後ろの方からゆっくりスタートする。昨年は雨の影響で、人の後ろにはつきにくかったけど、今年はそう言ったことはないが、私の周辺はペースが遅い。
適当にパスしながら走っていると、緩やかに坂道が始まった。まだ大したことないので、22-3km/hで走っていると、後ろから'99版のメルカトーネウノのジャージに、Bianchiの Bikeと、カレラのBikeの二人が猛烈な勢いで抜いていく。お遊びのつもりで後ろについたら、この2人の早いこと、30km/hぐらいでガンガン飛ばしていく。このままでは、オーバーペースになること必須だが、ついてしまった手前すぐにチギれてもみっともないので、必死についていく。しかし、本格的な坂道が始まる前に、ズルズルとチギれてしまった。
Mさんは、今日はのんびり走るといっていたから、もう後ろにそんなに早い人はいないだろうと思っていると、またマペイジャージと大柄な2人組が抜いていった。ゲートを越えて、本格的な坂道が始まると、すぐに大柄な方は落ちてきたので、パスするが、マペイジャージの方はほとんど同じ間隔で前を走っている。
はやりさっきのクライマー二人組に無理してついたのが堪えて、最初の 10%表示の激坂はペースがあがらず、8-9km/hで走るのがやっとである。それでも、6-7人抜いただろうか、給水所でさっきのマペイジャージが休憩していたので、そのスキに抜いた。
下りも含む中だるみ地点後の 10%表示の激坂は、ちょっと元気を取り戻して、少しペースがあがった。(といっても、9-10km/h程度だが...(^^;)
途中の”不倫をするなら、植林を!”の看板には笑ってしまった。
坂道になってから、全部で十数人は抜いて結構気持ちよくゴールしたつもりだったのだが、乗鞍青年の家の前には、10人以上の人がいた。
係りの人に、TOPのタイムを聞くと、すでに 15分前にゴールしたということ。しかも TOPが女性であることを告げられて、呆然としていると、”でも、時差スタートですから。”と、慰められた。
#でもどう考えてもスタートだけでは15分差はつかない...(^^;)
今回大幅にレベルアップしたのは、昨年は栂池とバッティングしたが、今年は1週間ずれたため、栂池組が大幅に流れてきたようである。
ゴール後、参加者の話を聞いていると、”栂池”、”乗鞍”の単語が飛び交う。顔を見ているとみんな楽しそうに話している。
やはり、坂馬鹿大会は楽しい。これで晴れていたら、もっと気分は良かったのだろうけど、晴れたら暑くてもっとつらかっただろうな?
記録
○大会名 第11回ツール・ド・飛騨高山
○申込者数 不明
○完走者数 不明
○記録 約1時間25分
|