坂・馬・鹿の世界

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第9回マウンテンサイクリングin乗鞍参戦記
■ まえふり^2 ■

 この大会は、日曜の早朝から競技が開始されるので、前日の土曜日のみの受付になっているのだが、私のすむ田舎の小学校では、26日よりすでに授業が始まっているので、子どもの授業が終わるのを待って、家族みんなで出発した。
 始めての大会だが、乗鞍スカイラインの頂上までは、行ったことがあるので、3時少し回った頃には、つけるだろうと思っていたのだが...


■ オーバーヒート?...まにあうかな? ■

 思ったり早く出発できたし、道も、混んでなくて順調にきていたが...
 乗鞍スカイラインの入口の手前で、車のエンジンが急速に、力がなくなってきて、ローギア(AT)で、やっとはいあがる程度...仕方なく道の脇に車を止め少し休んで、少し力が戻ったところで、もう少し上の、ドライブインまで行って、小休止。

 焦っても仕方がないのだが、5時の受付時間に間に合わなかったら、どうしようと、少し不安になる。

 やはり、今年の超猛暑のなか乗鞍を登るためには、1000ccのエンジンには、ちょっと辛いモノがあるみたいだ。

 4、50分ほど休憩して、乗鞍スカイラインに入る。途中でもう一度、休憩を取ったが、なんとか無事に頂上に着くことが出来た。あとは、下るだけだから何とか到着できそうだ。

 乗鞍岳は、岐阜県側は凄い濃霧で、景色は全然見えなかったけど、長野県側は晴れわたって、下方には町らしきモノが見える。
 頂上付近では、まだ残っている雪で、夏スキーを楽しんでいる人がいる。

 そこから、延々と、下っていって、もうそろそろ、乗鞍高原かな?
と、思っていると、
”乗鞍サイクリング 中間点”
の看板が。
(ゲッ!?...ここが中間???この倍も、登らなければならないのか)と、大不安になる。
 何とか、開会式場についたのだけど、車が一杯で、駐車するスペースがない。
妻に車の運転をまかせ、受付けだけ済ませる。が、まだ、車は、停められそうにないので、パソコン通信の知り合いのMさんやRさんを探しながら、取りあえず、宿に入り、一休みして、もう一度会場へ行き、2人を探すが誰も、見つからない...(;_;)

 諦めて、宿へ戻り、風呂&夕食&散歩を済ませて、8時30分頃、酔いにまかせて、早々と床につく。
 が、夜中に何度も何度も、目が覚める。緊張しているのだろうか?(^^;)
妻にも、翌朝、”何度も、目が覚めていたわねぇ。緊張してんでしょ。”
と、からかわれる...(^^;)


■ やはり3600人+3600台はすごい! ■

 朝、5時に目覚めて、少しポタリングする。気合いを入れてアップしている人が、ケッコウいるが、以外とランニングしている人も多い。

 朝食も、起きてから間がないためあまり、喉を通らない。ゼリー状の補給食と、スポーツ飲料を取り、会場へと向かう。

 まっすぐ県道を通れば良かったものを、混雑を避けて、裏道から行ったら、大失敗...会場まではスムースだったのが、会場に、入ったのが、MTBの部の集合場所の反対側だったので、通り抜けるのに一苦労も、二苦労もしてしまった。

 妻子とはぐれてしまったので、探すが、人が多くてなかなか見つからない。
大体の待ち合わせ場所を決めていたのだが、そこには見あたらない...

 必死で探すと、なんと、悠々と、スタート地点でチャンピオンの部の選手を、みていた...(^^;)


■ やっとスタートだ!?! ■

 いよいよスタートだ。並ぶのが遅かったので、後ろの方のスタート位置で、カウントダウンが、よく聞こえない。ピストルの音と同時に、前の方が動き出したので、ゆっくりとスタートする。
 今回の参加は、タイムトライアルと言うより、雰囲気を味わうのが第一の目的なので、使い捨てカメラを、背中のポケットに忍ばせていたのだが、スタート地点のカメラやビデオを構えている観客の中で応援していた、妻子を、逆にカメラで取ると言うパフォーマンスは、他の観客にも、受けていた。

 最初は、みんな勢いが良いので、なかなか前には出れないが、先は長いので、焦らないで行く。2〜3kmまでは、そんなに勾配も強くなく、景色も、普通の山道のような感じで、気分的にも、楽に走れる。しかし、しばらくすると、3分後にスタートした、MTBの第2グループの先頭集団が、はやくも、すごい勢いで、追い抜いていく。

 私も、同じグループの番号のMTBは、ゆっくりだけど、少しずつ抜かしてはいるのだけど、さすがに、早い人は、段違いのスピードで、抜いていく。

 22kmの坂道は、初めてなので、ともかくムリをしないように、足が売り切れないように、心臓がバクバクいわないように、ギアチェンジも、こまめに行ない走る。

 2番目にスタートした、女子の部の選手が、早くも、押している。
(まだ先は、先は、長い!がんばれ!)


■ 様々な人&自転車 ■

 第1チェックポイントが、近づいてきた。水は持っているが、どれだけ必要かわからないので、出来るだけ、水分を取っておこうと、アクエリアスも、水も、両方飲んで、がんばる?

 チェックポイントを、少し過ぎたところで、時計を見ると、26分ぐらいだった。思ったより、いいペースだ。でも、この後には、コンクリート舗装の激坂も用意されている。

 この当たりから、ロードの選手やMTBの女子の選手も、増えてくる。ゼッケン番号からするとロードの選手は、51歳以上、41〜50歳のクラスだろうが私も、50過ぎて、この坂道に挑戦する、勇気があるだろうか?

 ベテランサイクリストの姿に、元気づけられ、ひたすらペダルを回す。
ここで、少し困ったことが...出発前に、ちゃんと済ませてきたのに、なぜか、したくなってきた。
 休憩すると、走れなくなるような気がしてたので、どうしても、苦しくて、走れなくなったところで、トイレ休憩を理由に休むことにして、そのまま走る。

 しかし、色々な人、色々な自転車がある。
 このあたりで、モールトンに乗った、おじさんをみかける。
抜きざまに、
”モールトンですか?いいですね...”
と、声をかけると、
”いやぁ、楽しいですよ。気分は、最高ですね!”
とのこと。
 そのあとも、おじさんの楽しそうにな話し声が、後ろの方から、聞こえていた。

 ずいぶんと、走ったところで、昨日見た、中間地点の立て札が。
時間は、43分ぐらい?なかなかいいペースだ。
(#でもまだ、半分かぁ?がんばらねば。)


■ 激坂、ゲキサカ、げきさか・・・■

 このあたりに?、コンクリートの激坂がある。軽いギアでクルクル回すタイプの私は、カンペキに?インナー×ローに、頼りっきりである。

 始めてで、ペースが気になる私は、他人の、ギアを見ながら走っていたのだが、ロードは別として、他のMTBの人より、確実に、2〜3枚はギアが、低い。
しかし、それでも一応、抜くこともあるのだから、極端な、回転型なのかもしれない。(#ただ単に、踏み込む脚力がナイだけ...と、言う説もあるが...(^^)

 まだまだ、先は長いので、これ以上低いギアがないのは、不安だが、重いギアで足が、売り切れるのも、不安だ。ともかく、これで行くしかない。

 ここで、今まで、温存してきた、ダンシングを披露するが、疲れていないと、思っていた足はケッコウ売り切れに近い状態で、数秒間しか続けることができないで、ただの、”疲労の披露”になってしまった...(^^;)
 しかし、良いこともあった。ダンシングを混ぜることで、さっきまでの、尿意がどこかにとんでいってしまったのであった。

 この辺までくると、みんな疲れてきているし、私は、最後から2番目のグループでの、スタートだったので、次の組の早い人には、ずーーーっと前に、抜かされているので、段違いのスピード抜いていく人は、もうそんなに、いなくなったのだけど、それでも、まだまだ、激坂をグイグイと登っていく人に抜かれるときもあったりして、喉から出た手が、思わずサドルをつかんでしまいそうになった。


■ 上も下も、自転車&自転車・・・■

 見通しのいいところでは、上や下に、延々と自転車の列が続く。
 見渡す限りの坂道を、埋め尽くした自転車が、黙々と、頂上へ向かう風景は、感動モノである。

 第2チェックポイントで、再び、水を飲み、体にもかける。でも、気温が低いのか、以外に汗をかいていない。
 中間タイムは、1時間9分と言ったところ。やはり、1時間30分は切れそうにない。

 はやくも、TOPの選手が下山してきた。誰がいるのか確かめる余裕はナイ。

 しばらくして、あと5kmの表示が、これで、
(残りは、いつもの峠道と同じ距離だ!)
と、自己暗示をかけて、ペダルを踏み込む。

 上を見上げると、まだ延々と道は続いているが、はるか上に、昨日見た、頂上付近の、雪渓がみえる。
 ゴールあたりが見えてきたことで、気分的に楽になる。
 思ったより、疲れていないみたいなので、
(最後2km位で、スパートしようかな)
などと、考えていると。。。

 道ばたで、倒れて、係員に介抱されながら、苦しそうに、荒々しく呼吸している人がいる。おもわず、ツール・ド・フランスの、ル・バンドウでの、ハンプステンを、思い浮かべる。やはり、酸素が少ないのだろう。オーバーペースは、禁物だ!
  (注)1967年、ツールの、モン・バンドウ(バンドウ山)で、当時の世界チャンピオンであった、イギリスのパンプステンが、(公称)心不全で命を落としている。


■ そして、ゴールへ! ■

 最後の、ペアピンカーブを曲がると、あと、3kmも、ない。
(やった、なんとか完走できそうだ!)
しかし、これらの、2〜3kmが結構長かった。あと3kmの表示を、過ぎて、かなり走っても、あと2kmの表示が見えなったので、見落としたのだと思って、思っていると、前方に看板が、
(きっと、あれは、あと1kmの看板だな?)
と、思っていると、あと2kmの看板だったので、少しがっかり。
でも、応援の人も、増えたりしたので、ガンバって、ゴールへ!

 ゴール手前100mは、2コースのセパレートコースになっていて、ちょっと
した急坂+追い越し禁止で、スパートはナシ。

 感動の、ゴール!!!”やったぁ!!!”

 ゴール地点は、狭くて込み合っているので、早速、ウインドブレーカー&レッグウォーマーをつけて、下山組へ。

 いやぁー、誰かが言っていましたが、下りの長いこと長いこと!
ゆっくり下るつもりが、いつの間にか、94年ツールのテレビで見たパンターニのダウンヒルスタイルの真似をしたりしている。(^^;)

 スタート地点に戻り、妻子を捜す。スタート地点にはイナイみたいなので、車に戻ろうとすると。まだまだ、もう一度登れるくらい、体力に余裕があると思っていたのだが、普通なら坂と思わないような、ただの道が辛くて、ペダルが回せない。 やはり、想像以上の疲労でオーバーヒート寸前だったみたいだ。と、ようやく気がつく。

 帰り道は、オーバーヒート(車の)を避けるため、乗鞍を登るのを止めて、上高地スーパー林道から、安房峠を通ったのだが...狭い峠道を、観光バスが、通るモンだから、すれ違いできないで大渋滞。
 結局、ケッコウな時間がかかり、子どもも疲れてしまったみたいでした。

 来年、参加するためには、力のある車に替えないと、家内制サポーター?の、応援は、望めないかもしれないなぁ...

この参戦記は、PCVAN JCYCLE#2ボードにアップした内容を一部修正したものです。


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