2001年コクテツの旅

「ピンクの電車」の想い出 - 鹿児島本線・スペースワールド -

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ローズピンクの415系 (スペースワールド)

九州最初の電化区間である鹿児島本線 (門司港〜荒木) は、はやくから普通列車の電車化が進んでおり、1980年台までは421系・423系が主力であった。ローズピンク (赤13号)を身にまとった電車、冷房車は少なく、低運転台の先頭車も多かった。博多駅では客扱い中にホームと反対側のドアを開けてサボを替えるという、東京や大阪では考えられない作業も平然と行われていた。

国鉄時代の末期に、「九州標準色」といえる白地に青帯の塗装が電車・気動車を問わず施され、普通列車の国鉄色はJR移行前にほぼ消えた。在来の特急車もほどなく「かもめエクスプレス」を皮切りに全車赤一色に染まったのだった。

車体の色にとどまらず「国鉄色」の脱皮が早かったJR九州だが、2000年10月「鉄道の日」を迎え「ミレニアム記念」として国鉄色を復活させたのは唐突で、意外だった。内訳は、485系5両 (にちりん)、485系3両 (ひゅうが・きりしま)、475系3両、415系4両、キハ58系2両×2、キハ67系2両。

485系の国鉄色は西日本に多数残っているから、九州で2編成復活したからどうということもなかったが、415系のローズピンク色は国鉄時代中に消えてしまったもので、福岡に住んでいたことのある私にとって懐かしい色なのである。


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ED76率いる併結の〔さくら・はやぶさ〕 (スペースワールド)
[Nikon F5, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D (IF), RDPIII]

スペースワールド駅で〔さくら・はやぶさ〕でも撮ってみるかと、黒崎から上り快速電車に乗ったら、まだスペースワールドに停車する時間帯にならず、戸畑まで連れていかれた。

普通電車でスペースワールドに戻り、撮影。そしてほどなく上りホームに到着した415系8両編成の、前4両がローズ色!

近くでよく観察すると、不満もある。ロングシート化されているのは目をつぶるとして、やはり指摘したいのは、窓周りのHゴムが黒いこと。一部が固定窓にされてサッシがない。方向幕の字体も国鉄時代とは違う。もっと原形に近い車もあったし、それを選んでくれればよかったのにとも思うが、記憶を呼び覚ます色であるし、まあよしとするか。

昼間の鹿児島本線は811・813系に独占される。このあと、赤間へ行って通り過ぎる列車を見ていたが、昼間は100%そうだった。件の車両も関門トンネルを抜けて小郡へ行ってしまい、先の展開が読めない。