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  ★まずは議会を変えなければ

 皆様、急に寒さが増していますが、お元気ですか?
 明日で県議会が終わりますが、県政史上最高の全国から100を超える請願、陳情、要望書などが県議会に送られたにもかかわらず、男女共同参画の促進に関する条例は再び継続になりました。
 新聞などでは自民党案を2月議会に出そうとしているとのことですが、1年半もかけてこれを作ってきた条例専門部会や懇話会、意見を寄せた県民、DV被害者や支援者などの声を無視するこの態度は横暴を超えています。また、緑区の市民県民から出されていた、県議会選挙における1票の5倍の格差をなくし、なるべく2倍以内になるよう見直してほしいという要望も否決されました。
 知事が変わって、県民に支持され、新しい政策を次々に打ち出していますが、自民党圧倒多数の県議会がこのままでは、先に進みません。来年統一地方選は議会も変える大きなチャンス。ぜひ、お力をお貸しください。

 ★千葉県でも「脱ダム」を!

 八ッ場ダムは首都圏住民の水需要にこたえるために建設計画が作られました。1952年といいますから丁度50年前のことでした。ダム底に沈む川原湯温泉の人たちをはじめ、住民の激しい反対運動の前に計画は一時ストップ。水質が強い酸性であることも、ストップの理由でした。ところが当時の建設省が吾妻川に毎日60トンもの石灰を注入して水を中和するというアイディアを出しその沈殿物を溜める品木ダムを作ったことから計画は再び動き出しました。予定地ということで、旅館の建替えもままならず50年を過ごしてきた住民は反対運動に疲れ、世帯主の世代交代もあり、昨年国土交通省と補償基準額を締結しました。今、個々の補償について、話が進んでいますが、実はまだ、移転先の造成ができておらず、町の外に出て行く人たちの家が4〜50軒取り壊されて更地になっている状況だそうです。もちろん、ダム本体の工事には着手されていません。ダム建設の理由となった首都圏の水需要は伸び悩み、もう水は必要ありません。千葉県もこの計画に参加してこれまでに127億円の負担金を払ってきました。完成までには総額560億円が必要といわれています。
 この12月、170人の千葉県民が連名で、この支出は不当であるとして監査請求をおこないました。そして13日に意見陳述を行ないました。私も昨年6月に県議会で質問を行い、東京都と千葉県、群馬県の人たちで首都圏のダム問題を考える市民と議員の会の立ち上げに参加しました。今年3月には千葉県でシンポジウムを行い、12月1日には東京都でのシンポジウムが実現できました。
 このままダム建設計画が進めば、自然が破壊され、建設費の負担は県民の肩にかかってきます。千葉県の負担金560億円は水道料金にも跳ね返ってきます。
 千葉県でも脱ダムを!の声をもっと大きくしていきたいと思います。現状のよくわかるパンフレットができました。200円で販売しています。どうぞお申し出下さい(市民ネットワーク・千葉県まで)。

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