4・14神戸・護憲集会と共産党の拒否・不参加問題
参加要請→共産党拒否・不参加回答→再要請→共産党黙殺
共産党・志位和夫対応の性質−自主孤立・国民運動分裂政党
(宮地作成)
〔目次〕
1、4月14日神戸・護憲集会と共産党拒否・不参加経緯と集会結果・内容
〔関連ファイル〕 健一MENUに戻る
ブログ・みずき『広原盛明−共産党の6中総決定批判』
google『4月14日神戸・護憲集会』
Looper『神戸討論集会の報告(3)』参加者150人、広原報告内容も
ブログ『日本共産党の不参加回答』3月31日赤旗記事全文
google『憲法96条改正』 『憲法改定』 『憲法改定国民投票法』
加藤哲郎『護憲・論憲・改憲の幅と収縮可能性』世論調査分析
『護憲・活憲・論憲・創憲・改憲』憲法問題リンク集
1、4月14日神戸・護憲集会と共産党拒否・不参加経緯と集会結果・内容
2013年4月14日、神戸・護憲集会が開かれた。実行委員会は、共産党・社民党などに参加要請を出した。それにたいし、共産党は、拒否・不参加を回答した。その経緯を確認する。リンクで説明する。
1、実行委員会の計画
山田正行『4/ 14総選挙惨敗を見すえる 立ち直りの道を探る〜とめよう壊憲!護憲結集!広原盛明 』
2、実行委員会による共産党への参加要請
実行委員会は、共産党・社民党・新社会党・緑の党に参加要請を送った。
3、共産党の拒否・不参加回答−3月31日赤旗記事
共産党『「414護憲討論集会」は「政党への介入、干渉」「建設的意見交換と無縁」「不参加」』回答
ブログ『日本共産党の不参加回答』3月31日赤旗記事全文
(『しんぶん赤旗』3月31日付の転載です。日本では新自由主義への対抗勢力結集は、まだまだ先のことになりそうです)
ブログ・みずき『広原盛明−共産党の6中総決定批判』拒否・不参加理由
4、参加再要請にたいする共産党・志位和夫の黙殺
実行委員会は、2013年3月23日、志位和夫にたいし参加再要請を出した。
共産党・志位和夫は、参加再要請を黙殺した。
5、神戸討論集会参加者150人+広原報告内容
Looper『神戸討論集会の報告(3)』参加者150人、広原報告内容も
共産党の3月31日赤旗記事「回答」は、不参加理由として3つを書いている。
〔拒否・不参加理由1〕、「政党が正規の機関で決定した総括や方針を公開討論でかえさせようとしている」
〔拒否・不参加理由2〕、「政党への不当な介入、干渉」
〔拒否・不参加理由3〕、「『広原提言』を受けて、広原氏を『講師』にし、政党代表と『忌憚のない意見交換』は、建設的な意見交換の場になりえない」
実行委員会は、参加再要請において、それら3つを全面否定した。志位和夫は再要請を黙殺した。
〔不参加理由1、2〕は、まさに根拠がない共産党式のいいがかりである。
共産党の本音は、〔不参加理由3〕である。共産党6中総の総選挙総括をブログで批判したような広原盛明と、同席しない、その講師を拒否する。
ブログ・みずき『広原盛明−共産党の6中総決定批判』
もう一つ書かれていない〔不参加理由4〕がある。参加要請政党に「新社会党」がある。新社会党は、以前に日本共産党批判を公表したことがあった。共産党を批判した、する政党とは「席を同じくしない」というのが、共産党の選択基準である。
『「平和共同候補」実現運動への共産党の敵対と詭弁』護憲・活憲勢力の選挙戦略
『護憲・活憲運動における共産党のセクト的対応』セクト的排他的誤りの事例集
『共産党が護憲・活憲運動内で行う排他的言動の検討』共産党のセクト的分裂策動
共産党『参院選での「平和共同候補」を求める運動について』共産党の敵対方針
共産党・志位和夫の神戸護憲集会にたいする対応の経緯と選択基準の性質をどう考えたらいいのか。
護憲運動における共産党の対応は、すべての運動・団体に開かれたものでない。特定の排除対象が決まっている。それは、(1)共産党を一度でも批判したことがある政党・団体、(2)共産党の選挙総括・方針を批判した学者・個人である。それらとは、選挙協力を拒絶する、その学者・個人が講師をするか、参加する集会を不参加・ボイコットする。その性質は、自主孤立・国民運動分裂政党となる。
国民・有権者の中には、日本共産党にたいする幻想がまだ根強く残存している。しかし、歴史的に見て、(1)コミンテルン日本支部〜(2)ソ中両党への隷従政党45年間〜(3)現在の日本共産党の全経過は、日本共産党が自主孤立・国民運動分裂政党だった、であることを証明している。
〔戦前〕、コミンテルン日本支部は、スターリン指令「社会ファシズム論」に隷従し、社会民主主義政党・団体を攻撃対象の中心とした。反戦・平和運動を分裂させた張本人・犯罪組織だった。宮本・不破・志位らによる「日本共産党は一貫して反戦・平和運動に取り組んだ」という宣伝は、戦前史を偽造歪曲した真っ赤なウソである。
『反戦平和運動にたいする共産党の分裂策動の真相』党史の偽造歪曲
『日本共産党90周年の根本的な逆説、第1期』ソ連共産党支配下の反国民的隷従政党
『日本共産党90周年の根本的な逆説、第2期』ソ中両党支配下の反国民的隷従政党
〔戦後〕、自主孤立・国民運動分裂政党だった事例は無数にある。3つの事例だけを挙げる。
(1)、1951年五全協〜55年六全協にかけ、スターリン・毛沢東命令に隷従し、朝鮮戦争の後方兵站補給基地を武力かく乱する武装闘争を展開した。朝鮮戦争反対の国民運動を分裂させた。
1、朝鮮戦争と武装闘争路線 2、白鳥事件 3、メーデー事件 4、吹田・枚方事件
5、大須事件 いずれもファイル多数
(2)、1963年、ソ連核実験を支持し、「いかなる国の核実験にも反対」運動・スローガンに反対した。ソ中両党の命令に隷従し、日本の原水爆禁止運動を分裂させた。現在までも、分裂犯罪事実を認めていない。
『核・原子力問題にたいする共産党3回目の誤り』(1)1963年→(2)1984年→(3)2011年
運動・理論面での反国民的な分裂犯罪史
(3)、原発問題への対応、不破哲三は「原子力の平和利用」を唱えた。現在もその路線を堅持している。「反原発・脱原発」スローガンを敵視し、反科学だと排斥している。特殊な「原発ゼロ」スローガンだけに固執している。「反原発・脱原発」運動を分裂させ続けている政党である。
「原子力の平和利用」路線堅持→「原発ゼロ」「原発からの撤退」
「反原発」「脱原発」は「平和利用」拒絶=反科学だと排斥→分裂路線
加藤哲郎『日本マルクス主義はなぜ「原子力」にあこがれたのか』痛烈な共産党批判と資料
日本マルクス主義から、なぜ高木仁三郎や小出裕章が生まれなかったか
小出裕章『原子力の「平和利用」は可能か』
被爆者森滝市郎『核と人類は共存できない』
不破哲三『「科学の目」で原発災害を考える』原子力発電は未完成 赤旗2011年5月14日
志位和夫『第2次提言−3、原発技術は未完成』→原発からの撤退、原発ゼロ 赤旗2011年
上田耕一郎『ソ連核実験と社会主義の軍事力の評価』→ソ連核実験は防衛的と支持
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〔関連ファイル〕
ブログ・みずき『広原盛明−共産党の6中総決定批判』
google『4月14日神戸・護憲集会』
Looper『神戸討論集会の報告(3)』参加者150人、広原報告内容も
ブログ『日本共産党の不参加回答』3月31日赤旗記事全文
Google『憲法96条改正』 『憲法改定』 『憲法改定国民投票法』
加藤哲郎『護憲・論憲・改憲の幅と収縮可能性』世論調査分析
『護憲・活憲・論憲・創憲・改憲』憲法問題リンク集