議席15→5→4→3→3→8 比例代表5人当選順位−7、16、26、35、46位
アベノミクス批判有権者激増+受け皿政党自滅・分裂=批判票選択肢2つ
(1)政治不信と棄権投票率5.31%激減+(2)共産党への軒下・一時的雨宿り
今後3年間=2016年までの展望−国政選挙なし?
志位〔アキレス腱3つ〕と16年への空想的願望
13年7月度H5411部減・N22204部減、8月度H904部減・N6271部減
(宮地作成−7月21日投票)
〔目次〕
1、議席数・得票数・得票率とも4回連続全面惨敗→13年議席倍増 (表1)
2、供託金没収の人数・比率・金額 (表2・3)
1、比例代表得票数・得票率の増減 (表4)6回比較
2、選挙12連続惨敗政党→13年東京都議選・参院選議席倍増 (表5)
3、30年間赤旗連続減紙政党 (表6)
3、2013年東京選挙区・東京比例代表結果−議席・得票数・得票率 (表7〜9)
基本評価−「自力」に基づく議席倍増でなく、「他力」が主要原因
1、都議選前後の衆院選・参院選議席の関係 (表10)
2、赤旗部数激減データ−10年1月第25回大会〜13年8月末 (表11〜13)
3、参院選比例代表得票率・当選順位下落データと2013年結果 (表14)
当選順位−7、16、26、35、46位
5、今後3年間=2016年までの展望−国政選挙なし? 志位の〔アキレス腱〕3つ
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参院選13年結果 総務省 yahoo 読売 朝日 毎日 産経 時事
MF生『10年参院選−共産党の都道府県別成績』得票数・率とも各地で大幅後退
参院選07年結果総務省 朝日 読売 04年結果総務省 朝日 読売
『日本共産党の総選挙結果6回分データ』(1970〜2012年)
2012年12月、議席−1、得票数−125.4万票、得票率−0.91%
125万4727票減った→12万5603票増えたという前代未聞の詭弁
供託金没収額8億3100万円、没収者率80.1%
1、1998年から2013年までの6回分データ分析
〔小目次〕
1、議席数・得票数・得票率とも4回連続全面惨敗→13年議席倍増 (表1)
2、供託金没収の人数・比率・金額 (表2)
1、議席数・得票数・得票率とも4回連続全面惨敗→13年議席倍増
2010年7月参院選において、民主党の大敗北とともに、共産党もあらゆる指標で全面惨敗した。
(1)、議席−東京選挙区への鞍替え比例代表現職小池が落選し、改選比例代表4議席から1議席減らした。参議院全体で、非改選3議席と合わせて、合計7議席から、6議席に減るという泡沫会派へとさらに転落した。
(2)、得票数−比例代表が−84万4376票だった。選挙区の得票数は、−90万8172票へと激減した。
(3)、得票率−比例代表得票率も−1.38%になった。選挙区得票率は−1.41%だった。
(表1) 議席・得票数・得票率と比例代表増減
年度 |
議席 |
得票数 |
得票率 |
||||||
選挙区 |
比例代表 |
選挙区 |
比例代表 |
選挙区 |
比例代表 |
||||
増減 |
増減 |
増減 |
|||||||
1998 |
7 |
8 |
875.9 |
819.5 |
15.66 |
14.60 |
|||
2001 |
1 |
4 |
-4 |
536.3 |
432.9 |
−386.6 |
9.87 |
7.91 |
−6.69 |
04 |
0 |
4 |
±0 |
552.0 |
436.3 |
+3.4 |
9.84 |
7.80 |
−0.11 |
07 |
0 |
3 |
-1 |
516.4 |
440.8 |
+4.5 |
8.70 |
7.48 |
−0.32 |
10 |
0 |
3 |
±0 |
425.6 |
356.3 |
−84.4 |
7.29 |
6.10 |
−1.38 |
13 |
3 |
5 |
+5 |
564.5 |
515.4 |
+159.0 |
10.64 |
9.68 |
+3.58 |
16 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
議席増減は、改選数=6年前比例代表当選数にたいする増減
比例代表投票率は、07年58.63%→10年57.92%→13年52.61%で、5.31%激減
2016年参院選日程−6月22日公示→7月10日投票予定
参院選の比例代表得票数増加2回は、投票率アップによるもので、実質的には、2回とも得票数を減らしている。04年実質的得票数は数万票減、07年17.7万票減だった。減少2回データを合わせれば、得票数も4回連続惨敗政党になった。
選挙区・比例代表の合計当選議席は、15→5→4→3→3と減り続け→13年8へと議席倍増した。参議院議席非改選との合計は9→7→6に減った。13年11議席に増えた。
これで、日本共産党は、この13年間に、国政選挙8連続惨敗をした。(1)2000年6月総選挙、(2)2001年参院選、(3)2004年参院選、(4)03年11月総選挙、 (5)07年の参院選、(6)09年総選挙、(7)10年参院選、(8)12年総選挙における連続敗北・後退である。東京都議選3回敗北を合わせれば、選挙11連続惨敗政党になった。13年で+5議席=11議席になった。
〔1、比例代表・選挙区得票数〕
10年参院選において、比例代表得票数は−84.4375万票・−19.1%だった。投票率は、10年57.92%で、−0.71%微減である。となると、07年のような支部・党員騙しができない。04年・07年の名目得票数増加は、得票率アップによるもので、実質得票数は減っている。2013年は、515万4055票で、+159万0499票増えた。
選挙区は、比例代表より悪い。前回516.4万票→425.64万票に減り、−90.8172万票・−17.5%と激減している。2013年は、564万5937票で、+138万9537票増えた。
MF生『10年参院選−共産党の都道府県別成績』得票数・率とも各地で大幅後退
〔2、比例代表・選挙区得票率〕
比例代表得票率について、1998年以降から見れば、14.60→9.71→7.80→7.48→6.10%と5回連続減少である。前回比でも、−1.38%減り続けた。→2013年は、9.68%になり、3.58%増えた。
選挙区得票率についても、15.66→9.87→9.84→8.70→7.29%と5回減り続けである。→2013年は、10.64%になり、3.35%増えた。
(表2) 04・07・10・13年参院選での供託金没収人数・比率・金額
立候補 |
供託金 |
当選 |
没収者 |
没収者率 |
没収金額 |
||
04年 |
選挙区 比例代表 合計 |
46 25 71 |
1億3800万円 1億5000万円 2億8800万円 |
0 4 4 |
23人 17人 40人 |
50% 68% 56% |
6900万円 1億200万円 1億7100万円 |
07年 |
選挙区 比例代表 合計 |
46 17 63 |
1億3800万円 1億0200万円 2億4000万円 |
0 3 3 |
31人 11人 42人 |
67% 65% 67% |
9300万円 6600万円 1億5900万円 |
10年 |
選挙区 比例代表 合計 |
46 18 64 |
1億3800万円 1億0800万円 2億4600万円 |
0 3 3 |
31人 12人 43人 |
67% 66% 67% |
9300万円 7200万円 1億6500万円 |
13年 |
選挙区 比例代表 合計 |
46 17 63 |
1億3800万円 1億0200万円 2億4000万円 |
3 5 8 |
23人 7人 30人 |
50% 41% 47% |
6900万円 4200万円 1億1100万円 |
4回計 |
選挙区 比例代表 合計 |
138 77 215 |
5億5200万円 4億6200万円 10億1400万円 |
3 15 18 |
108人 47人 155人 |
78% 61% 72% |
3億2400万円 2億8200万円 6億0600万円 |
(1)参院選選挙区の供託金没収式は、(有効投票÷選挙区定員÷8)×300万円である。選挙区毎に異なるが、1人区得票率12.5%未満、2人区6.25%未満、3人区4.17%未満、東京5人区2.5%未満となる。それにより、共産党の選挙区得票率をチェックするとどうなるのか。この没収基準以上は、15選挙区だけであり、未満選挙区は31にも上る。
(2)比例代表の供託金没収式は、(立候補数−当選者×2)×600万円である。共産党当選者は13年5人で、12人・70%が没収された。比例代表没収金額は7200万円になった。
10年参院選の供託金没収結果は、没収者43人・67%、没収金額総計1億6500万円になった。
13年参院選の供託金没収結果は、没収者30人・47%、没収金額総計1億1100万円になった。志位・市田・不破らは、この金額を供託金支援基金強制徴収=実質的な党費一律年1200円値上げから、国庫に没収させた。
(表3) 03〜13年供託金の36億2600万円国庫垂れ流し政党
年 |
立候補 |
供託金 |
当選 |
没収者 |
没収者率 |
没収金総額 |
03年総選挙 |
347(重複31) |
10億8900万円 |
9 |
264人 |
80% |
7億9200万円 |
04年参院選 |
71 |
2億8800万円 |
4 |
40人 |
56% |
1億7100万円 |
05年総選挙 |
314(重複22) |
9億9300万円 |
9 |
244人 |
84% |
7億3100万円 |
07年参院選 |
63 |
2億4000万円 |
3 |
42人 |
67% |
1億5900万円 |
09年総選挙 |
171(重複60) |
7億5000万円 |
9 |
153人 |
89% |
6億6600万円 |
10年参院選 |
64 |
2億4600万円 |
3 |
43人 |
67% |
1億6500万円 |
12年総選挙 |
322(重複12) |
10億7100万円 |
8 |
258人 |
80% |
8億3100万円 |
13年参院選 |
63 |
2億4000万円 |
8 |
30人 |
47% |
1億1100万円 |
8回合計 |
1415 |
38億4600万円 |
61 |
1074人 |
75% |
36億2600万円 |
ただ、供託金支援基金強制徴収=実質的な党費一律年1200円値上げという党大会決定は誤りとして反対し、その強制徴収を拒否する党員が激増している。
〔小目次〕
1、比例代表得票数・得票率の増減 (表4)
2、選挙12連続惨敗政党→13年東京都議選・参院選議席倍増 (表5)
3、30年間赤旗連続減紙政党 (表6)
上記得票数分析のように、10年は前回比で、比例代表は−84万4375票・−19.1%という惨敗結果だった。選挙区では、−90.8172万票減の歴史的大惨敗だったことになる。
HNの中の、N部数が、党内では、計算できる基礎票と見られてきた。それは、1N2票(N部数×2)が組織票という意味である。その根拠や、HNの分析については『日本共産党の党勢力、その見方考え方』、および、その(添付資料1)で詳述した。絶対得票率の計算式は、2013年得票数5154055÷有権者総数1億0451万3907人×100=4.93%である。
(表4) 比例代表得票数、組織票・浮動票率、得票率表
年 |
得票数(万票) |
組織票 |
浮動票率 |
得票率 |
絶対得票率 |
98 |
820 |
380 |
216 |
14.60 |
8.27 |
2001 |
433 |
328 |
132 |
7.91 |
4.25 |
04 |
436 |
286 |
152 |
7.80 |
4.25 |
07 |
440 |
272 |
183 |
7.48 |
4.24 |
10 |
356 |
240 |
148 |
6.10 |
3.40 |
|
|
|
|
|
|
13 |
515 |
約200 |
257 |
9.68 |
4.93 |
データは、すべて比例代表。組織票とは、日曜版N×2(万票)
得票数は投票率により上下に変動する→得票率の激減テンポに注目
2013年得票率は、9.68%に増えた→浮動票率は過去最高の257%に激増
共産党は、2010年1月第25回大会時点で、(1)党組織(40.6万党員、4000人の党専従者、22000支部)、(2)HN145.4万部(「しんぶん赤旗」日刊紙25万部と日曜版120万部)、(3)共産党議員3004人、(4)共産党後援会37万人、(5)共産党系大衆団体(民青、民商、全労連、原水協、平和委員会、新婦人、民医連、学生自治会など)が党勢力になる。その5つが組織票という基礎となる。それらの構成員数は、ほとんどで減っている。
ただ、民青は、1972年の『新日和見主義「分派」事件』当時20万人から、現在2万人以下に激減した。同盟費納入者は8000人弱と言われている。学生自治会も、共産党・民青系といえるものは全国で数えるほどしかない。東大教養部自治会は、2012年、民青系全学連から脱退した。
2、選挙12連続惨敗政党→13年東京都議選・参院選議席倍増
3つの選挙種類が異なるが、ここでは時系列データにした。種類ごとのデータは、それぞれの別ファイルにある。(表)の増減は同種選挙の比較である。
(表5) 衆院選・参院選・都議選12連続惨敗データ
→13年東京都議選・参院選議席倍増
年 |
種類 |
議席 |
得票数・万 |
得票率・% |
備考 |
|||
増減 |
増減 |
増減 |
得票数増の真相 |
|||||
00年 |
衆院選 |
26→20 |
−6 |
663 |
−47 |
11.23 |
−1.32 |
|
01年 |
都議選 |
26→15 |
−11 |
74.8 |
−5.5 |
15.63 |
−5.7 |
|
01年 |
参院選 |
15→5 |
−10 |
432.9 |
−386.6 |
7.91 |
−6.69 |
|
03年 |
衆院選 |
20→9 |
−11 |
459 |
−204 |
7.76 |
−3.47 |
|
04年 |
参院選 |
5→4 |
−1 |
436.3 |
+3.4 |
7.80 |
−0.11 |
実質数万票減 |
05年 |
都議選 |
15→13 |
−2 |
68.0 |
−6.7 |
15.57 |
−0.06 |
|
05年 |
衆院選 |
9→9 |
±0 |
492 |
+33 |
7.25 |
−0.51 |
実質30.1万票減 |
07年 |
参院選 |
5→3 |
−2 |
440.8 |
+4.5 |
7.48 |
−0.32 |
実質17.7万票減 |
09年 |
都議選 |
13→8 |
−5 |
70.7 |
+2.7 |
12.56 |
−3.01 |
実質13.2万票減 |
09年 |
衆院選 |
9→9 |
±0 |
494.4 |
+2.4 |
7.03 |
−0.22 |
実質15.5万票減 |
10年 |
参院選 |
4→3 |
−1 |
356.3 |
−84.4 |
6.10 |
−1.38 |
|
12年 |
衆院選 |
9→8 |
−1 |
368.9 |
−125.4 |
6.13 |
−0.90 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
13年 |
都議選 |
8→17 |
+9 |
61.6 |
−9.0 |
13.61 |
+1.05 |
得票数9.0万激減 |
13年 |
参院選 |
3→8 |
+5 |
515.4 |
+159.1 |
9.68 |
+3.58 |
得票数・投票率は比例代表。参院選半数改選議席→当選議席
このデータを見ると、2000年以降、東京都議選だけでなく、衆院選、参院選においても、日本共産党は、衆院選2回の±0議席を除いて、議席と、得票率をすべて減らしている。総選挙・参院選・都議選の得票数増加5回は、投票率アップによるもので、実質的には、(表)備考欄のように5回とも得票数を減らしている。実質的得票数減少5回データを合わせれば、得票数も11回連続惨敗政党になった。
ところが、2013年東京都議選において、共産党は議席倍増8→17に躍進した。投票率激減により、得票率+1.05増えた。しかし、得票数は9万0881票激減した。
さらに、13年参院選においても、共産党は議席倍増3→8に躍進した。
(表6) 30年間連続減紙政党=読者大量離脱政党
年 |
80 |
82 |
85 |
87 |
90 |
94 |
97 |
00・9 |
04・1 |
06・1 |
10.1 |
大会 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
HN |
355 |
339 |
317.7 |
317.5 |
286 |
250 |
230 |
199 |
173 |
164 |
145.4 |
内H |
54 |
50 |
40 |
35 |
(30) |
(28) |
(25) |
||||
内N |
232 |
200 |
190 |
164 |
(143) |
(136) |
(120) |
||||
増減 |
−16 |
−21.3 |
−0.2 |
−31.5 |
−36 |
−20 |
−31 |
-26 |
-9 |
-18.6 |
1980年とは、東欧・ソ連の経済停滞・人権侵害犯罪情報で、ヨーロッパ共産党全体が
党員数・読者数・国政選挙結果で全面後退開始→日本共産党も同じく、赤旗ピーク終了
1990年とは、89年〜91年東欧・ソ連10カ国と前衛党のいっせい崩壊中→減紙数激増
宮本・不破・志位らは、赤旗部数増減の長期データを発表したことが一度もなく、隠蔽している。せいぜい、前回国政選挙比か前回党大会比しか言わない。それらは、増でなく、すべて減っている。1980年ピーク以降、30年間で、HN355万部−145.4万部=209.6万部・59.0%読者が、日本共産党を支持できない、誤った路線・反民主主義体質の政党であるとして大量離脱してきた。
〔根拠2〕、30年間、かつ、09年都議選後4年間の大量連続減紙傾向 (表10〜14)
第22回大会までは、HN総部数とともに、日刊紙H、日曜版Nの個別部数も報告していた。しかし、第23、24、25回大会は、HN総部数しか報告しなくなった。(表)の( )は、従来のHN比率に基づき、私が推計したものである。増減数は、前大会からの減紙を示す。
3、2013年7月東京選挙区・東京比例代表結果−議席・得票数・得票率
10年東京選挙区結果と、比例代表東京都の4回分結果から何が見えてくるのか。志位・市田・不破は、東京選挙区での鞍替え現職小池を最重点候補者にした。それにもかかわらず、07年参院選との比較で、(1)選挙区、(2)東京都比例代表とも選挙指標をすべて激減させた。とりわけ、比例代表東京都得票率の下落が激しい。
(表7) 参院選東京選挙区の5回分結果
順位 |
2001年 定数4 |
2004年 定数4 |
2007年 定数+1→5 |
2010年 定数5 |
2013年 定数5 |
1 |
自民 保坂1407437 |
自民 中川1014293 |
民主 大河1087743 |
民主 蓮舫1710734 |
自民 丸川 1064660 |
2 |
公明 山口 881314 |
民主 小川 991477 |
公明 山口 794936 |
公明 竹谷 806862 |
公明 山口 797811 |
3 |
民主 鈴木 759110 |
民主 蓮舫 924643 |
民主 鈴木 780662 |
自民 中川 711171 |
共産 吉良 703901 |
4 |
共産 緒方 630196 |
公明 沢 827091 |
自民 丸川 691367 |
民主 小川 696672 |
無 山本 666684 |
5 |
自由 遠藤 361965 |
無 青島 596272 |
無 川田 683629 |
みんな 松田 656029 |
自民 武見 612388 |
6 |
無 畑 210573 |
共産 今村453287 |
自民 保坂 651484 |
共産 小池 552187 |
|
7 |
無 上田 209806 |
無 増元 381771 |
共産 田村 554104 |
自民 東海 299343 |
|
01年4位・当選→04年6位45万票・落選→07年7位55万票・落選→10年6位55万票・落選
最下位当選票01年63万票→04年82万票→07年68万票→10年65万票
13年東京選挙区吉良よし子・70万票・3位当選
(表8) 参院選比例代表東京都の5回分結果
2001年 定数48 |
2004年 定数48 |
2007年 定数48 |
2010年 定数48 |
2013年 定数48 |
|
立候補者 |
25 |
25 |
17 |
18 |
17 |
当選 |
4 |
4 |
改選4→3 |
改選4→3 |
改選3→5 |
当選者 |
紙、筆坂、井上、吉川 |
市田、小池、仁比、大門 |
井上、紙、山下 |
市田、田村、大門 |
小池、山下、紙、井上、仁比 |
得票数 |
546073 |
519532 |
554601 |
497151 |
5154055 |
得票率 |
12.61→ |
→9.41 |
→9.39 |
→8.19 |
→9.68 |
東京都の比例代表票54万→51万→55万→10年49万。得票率下落が激しい
2010年、小池・東京選挙区で落選、仁比・比例代表で落選
(表9) 東京選挙区と東京都比例代表票との07年・10年との比較
参院選東京選挙区 |
参院選東京都比例代表票 |
|||
得票数 |
得票率 |
得票数 |
得票率 |
|
2007年 |
554104 |
9.38% |
554601 |
9.39% |
2010年 |
552187 |
9.06% |
497151 |
8.19% |
減少数 |
−1917 |
−0.32% |
−57450 |
−1.20% |
減少率 |
−0.34% |
−3.4% |
−10.3% |
-12.7% |
|
|
|
|
|
2013年 |
703901 |
12.49% |
772500 |
13.71% |
増加数 |
+151714 |
+3.43% |
+275349 |
+5.52% |
増加率 |
+27.4% |
+37.8% |
+55.3% |
+67.3% |
7中総・総選挙後の中間選挙162自治体−議席占有率−4.1%・得票数−17.5%
4、2013年6月23日東京都議選結果と参院選の関係 (表10〜14)
基本評価−「自力」に基づく議席倍増でなく、「他力」が基本原因
東京都議選は、13年6月23日に行われた。共産党都議選結果は、議席は議席倍増・得票率前進した。しかし、得票数は激減した。都議選前後の衆院選・参院選議席の関係から、7月参院選の評価をする。
その基本評価は、都議選結果と同じである。共産党の「自力」に基づく躍進ではない。「他力」が主要原因である。それは、アベノミクス批判有権者激増+受け皿政党自滅・分裂=批判票選択肢2つ、(1)政治不信と棄権投票率10.99%激減+(2)共産党への軒下・一時的雨宿りだった。その証拠として、3つのデータを挙げる。
〔小目次〕
1、都議選前後の衆院選・参院選議席の関係 (表10)
2、赤旗部数激減データ−10年1月第25回大会〜13年6月末 (表11〜13)
3、参院選得票率・当選順位下落データと2013年当落 (表14)
(表10) 都議選前後の衆院選・参院選議席の関係
東京都議選 |
衆院選 |
参院選 |
||||||
年 |
議席 |
増減 |
年 |
議席 |
増減 |
年 |
議席 |
増減 |
1997 |
13→26 |
+13 |
2000 |
26→20 |
−6 |
1998 |
15 |
|
2001 |
26→15 |
−11 |
2003 |
20→9 |
−11 |
2001 |
改選15→5 |
−10 |
2005 |
15→13 |
−2 |
2005 |
9→9 |
±0 |
2007 |
改選5→4 |
−1 |
2009 |
13→8 |
−5 |
2009 |
9→9 |
±0 |
2010 |
改選4→3 |
−1 |
2013 |
8→17 |
+9 |
2012 |
9→8 |
−1 |
2013 |
改選3→8 |
+5 |
アベノミクス批判有権者激増+受け皿政党自滅・分裂=批判票選択肢2つ
(1)政治不信と棄権投票率10.99%激減+(2)共産党への軒下・一時的雨宿り
高木桂一『小躍り共産・志位委員長“ひと夏の経験”?!』6月30日
菅原琢『2013年東京都議選の簡単なデータ分析』中盤−共産党倍増のメカニズム
2、赤旗部数激減データ−10年1月第25回大会〜12年10月5中総〜13年8月末
下記(表)は、2010年1月第25回大会〜2012年10月共産党5中総〜10月末結果〜13年8月末結果のデータである。
(表11) 15カ月連続党勢拡大運動の増減結果データ
13カ月連続「大運動」+延長8・9月結果+再延長10月末結果
年月 |
10年1月 党大会 |
7月18日 志位 |
15カ月結果 5中総公表 |
9月末 実質数 |
10月末 赤旗公表 |
党大会 後の増減 |
10月末 実質数 |
H |
25万 |
1541 |
22万3500 |
598 |
2万7098 |
22万2902 |
|
N |
120.4万 |
2813 |
104万1460 |
2129 |
16万4669 |
103万9331 |
|
HN合計 |
145.4万 |
130万 |
126万4960 |
2727 |
19万1767 |
126万2233 |
党大会後の増減数は、12年7月18日志位公表〜12年10月末実質数
下記(表)は、2012年1月〜12月末までの赤旗「日本共産党の活動ページ」公表の毎月末HN差引データである。赤旗は、(1)毎月末の拡大数・(2)減紙数を公表したことがなく、(3)差引数のみである。具体的部数に沈黙し「後退」としただけの月もある。減紙は、赤字のみで−記号を付けない。拡大数は青にした。
(表12) 12年1月〜12月末までの赤旗公表毎月HN差引データ
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年差引 |
H |
後退 |
後退 |
2123 |
20 |
79 |
1036 |
1431 |
532 |
259 |
598 |
1276 |
5725 |
|
N |
後退 |
後退 |
8865 |
1369 |
397 |
4557 |
8314 |
1026 |
701 |
2129 |
5188 |
28760 |
|
HN |
後退 |
後退 |
10988 |
1389 |
476 |
5593 |
9745 |
1558 |
960 |
2727 |
6464 |
34485 |
27051 |
11月拡大数は総選挙直前の「1カ月間期間限定読者」→12月大量減紙
志位は、6中総において、2012年の年間HN減紙部数が、差引3万部と報告
1・2月の後退部数を加えれば、差引3万部になるか?
(表13) 13年1月〜8月末までの赤旗公表毎月HN差引データ
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
6月末計 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
H |
1896 |
364 |
1145 |
119 |
778 |
595 |
1913 |
5411 |
904 |
|
|
|
|
N |
10390 |
2906 |
7958 |
3039 |
4277 |
4664 |
10783 |
22204 |
6271 |
|
|
|
|
HN |
12286 |
3270 |
9103 |
3158 |
5055 |
5239 |
12696 |
27615 |
7175 |
|
|
|
|
7月度H5411部減・N22204部減、8月度H904部減・N6271部減
09年7月12日都議選と10年1月第25回大会における赤旗部数は6カ月間差がある。それをほぼ同じとして推計する。
党大会後〜13年7月21日の参院選後=8月末まで、3年8カ月間ある。その間、どれだけ赤旗HNが減ったのか。
10年1月〜12年10月末までに19万1767部減紙+12年11・12月差引2万8021部減紙+13年1月〜8月末差引4万7486部減紙=3年8カ月間合計26万7274部減紙
ただし、正確なHN部数公表は、参院選後に行われる第26回大会における志位報告になる。
(1)13年都議選・参院選における議席倍増結果と、(2)これらの赤旗大量連続減紙とは、まさに反比例の関係にある。赤旗部数に示される大量連続減紙データからは、都議選・参院選における議席倍増結果は生まれない。議席倍増の主要原因は、「自力」でなく、都議選と同じく「他力」しかありえない。
「他力」とは、アベノミクス批判有権者激増+受け皿政党自滅・分裂=批判票選択肢2つ(1)政治不信と棄権投票率5.31%激減+(2)共産党への軒下・一時的雨宿りだった。
3、参院選比例代表得票率・当選順位下落データと2013年結果
(表14) 参院選得票率・当選順位下落データと2013年当落
年 |
比例代表得票率 |
比例代表定数48中−当選順位と落選 |
|||||
得票率 |
増減 |
1人目 |
2人目 |
3人目 |
4人目 |
5人目 |
|
01 |
7.91 |
−6.69 |
8 |
20 |
32 |
45 |
|
04 |
7.80 |
−0.11 |
9 |
22 |
35 |
47 |
|
07 |
7.48 |
−0.32 |
10 |
23 |
36 |
49以下落選 |
|
10 |
6.10 |
−1.38 |
13 |
28 |
43 |
60位で落選 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
13 |
9.68 |
+3.58 |
7 |
16 |
26 |
35 |
46 |
5、今後3年間=2016年までの展望−国政選挙なし? 志位の〔アキレス腱〕3つ
2013年7月参院選結果からは、今後3年間=2016年までの国政選挙はないと思われている。
そして、2013年における有権者動向と政党間力関係が、(1)2016年7月までの次回参院選と(2)2016年12月任期満了までの次回解散総選挙=同日選挙の可能性?に向け、どう変動するか。野党再編成はどうなるか。受け皿政党の自滅・分裂が解消される可能性が生まれるか。
日本共産党における3年間の展望はどう変化するか。3年間での共産党のアキレス腱は3つある。
〔アキレス腱1〕、2016年までの赤旗HN部数変動
(表6)(表11〜13)データは、1980年以降2013年までの33年間、赤旗HN公表部数は減り続けてきた。しかも、大量連続減紙である。今後、短期間を別とし、党大会間で増えることはない。(1)1980年第15回大会赤旗HNピーク355万部→2010年1月第25回大会145.4万部合計209.6万部減紙→(2)第25回大会後3年6カ月間で合計23万2484部減紙→(3)参院選後の7月度H5411部減・N22204部減、8月度H904部減・N6271部減をした。
これで、2013年度1月〜8月末までの8カ月間だけでも、HN47486部減をした。
(表13) 13年1月〜8月末までの赤旗公表毎月HN差引データ
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
6月末計 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
H |
1896 |
364 |
1145 |
119 |
778 |
595 |
1913 |
5411 |
904 |
|
|
|
|
N |
10390 |
2906 |
7958 |
3039 |
4277 |
4664 |
10783 |
22204 |
6271 |
|
|
|
|
HN |
12286 |
3270 |
9103 |
3158 |
5055 |
5239 |
12696 |
27615 |
7175 |
|
|
|
|
7月度H5411部減・N22204部減、8月度H904部減・N6271部減
ただし、正確なHN部数公表は、参院選後に行われる第26回大会における志位報告になる。
〔アキレス腱2〕、2016年までの共産党員急速高齢化・死亡党員激増
党員の高齢化テンポは早まっている。活動力低下だけでなく、死亡党員数も激増する。
1980年〜2010年党員数約40万人→2013年志位報告は31.8万人だった。しかし、志位は、2012年8月の都道府県委員長会議の秘密報告において、党費納入党員数を21.5万人とした。党費納入拒否党員数はさらにテンポアップする。党費納入総額は、政治資金報告書において、毎年激減し続けている。
(党員数のウソ)=31.8万人でなく→秘密報告における実質党員数21万5922人
その原因は、(1)定年退職党員による個々の党費納入額減少、(2)死亡党員数も激増、(3)党費納入拒否党員数の激増などである。これらのマイナス要因は3年間において、改善されることはない。
〔アキレス腱3〕、2016年までの党機関財政破綻テンポのアップ
毎年11月末発表の政治資金報告書における党機関財政もどう変化するか。2012年度分は、13年11月末の発表になる。
『日本共産党2011年度政治資金報告の表裏』12年11月30日
1年間で、党費収入−4400万円、機関紙収入−9億1922万円
公表党員数−8万8000人、月別党費納入党員数−4万3264人
繰越金・預貯金残高とも12年間連続激減
〔志位・常幹の空想的願望〕、2016年まで受け皿政党自滅・分裂状態継続+同日選挙になっても低投票率
志位・常幹の熱烈な願望は2つある。
(1)、2013年のような野党受け皿政党自滅・分裂状態が、2016年まで続くこと、共産党だけがアベノミクス批判有権者の唯一の受け皿になり続けることである。民主党票は、2013年に自民党・みんなの党・維新に拡散してしまった。残りの民主党票はもはやない。
(2)、2016年は同日選挙になる可能性が高い。そうなると、投票率は歴史的に見て、飛躍的にアップする。投票率が2013年と同じく52%台なら、共産党は総選挙で17議席獲得できる皮算用になる。しかし、投票率が激増すれば、衆参院国会議席とも大量落選する。志位らにとって、恐怖の投票率アップイマジンになる。
1980年史上初の同日選挙・比例代表投票率75.51%に急増→1986年2度目の同日選挙・比例代表投票率71.32%に急増→2016年3度目の同日選挙・70%台に急増?
HP『衆議院議員総選挙投票率』『参議院議員総選挙投票率』第1回衆議院選挙・参議院選挙から現在
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〔関連ファイル〕
参院選13年結果 総務省 yahoo 読売 朝日 毎日 産経 時事
MF生『10年参院選−共産党の都道府県別成績』得票数・率とも各地で大幅後退
参院選07年結果 総務省 朝日 読売 04年結果 総務省 朝日 読売
『日本共産党の総選挙結果6回分データ』(1970〜2012年)
2012年12月、議席−1、得票数−125.4万票、得票率−0.91%
125万4727票減った→12万5603票増えたという前代未聞の詭弁
供託金没収額8億3100万円、没収者率80.1%