日記

■2003年11月30日(日)  さて
相変わらずディスプレイ(かどうかは未だに不明)がおかしい状態ですが。

いよいよアレの最終回の作画に入りますよ。もっと早く作画に入って、時間をかけたかったところですが…まあ言うまい。それでもここ数ヶ月よりは全然早いわけだし。

終わったらコミケの準備か…3巻の作業も…年賀状も…いやその前にパソコンをなんとか直さないと…他にもアレやコレやいろいろと…まあ今は作画に集中する事にいたしましょう。

さくらたんやっと全話観た。かなりハァハァした。

しかしまだ見てないLD&DVDがあるのだ…ッ!

■2003年11月27日(木)  ここ数日
ネームやったり歯医者行ったり「キル・ビル」観に行ったりさくらたんにハァハァしたりと忙しい毎日を送っておるのですが。
ウソです、あ、いや、実際にやらなきゃいけない事はたくさんあって忙しいハズなんだけど、なんかだらだらと先延ばしになってグダグダな割りに落ち着かない日々であります。
疲れが取れないのか、朝起きられないままだし…困った。

おまけに、コミケと年賀状に要るなあと思ってプリンタ買ってきたのはいいんだけど、ディスプレイの調子がおかしくなってしまいました。プリンタ繋いだ途端おかしくなったので、ドライバになにか影響したのかと思ったんだけど、グラフィックカードのドライバを入れ直しても安定しないのです。
もう少し調べてはみますが、まさか、本当にディスプレイがイカレたのでは…と戦々恐々。色が薄くなったり赤っぽくなったり青っぽくなったり黄色っぽくなったり…かと思うとカチカチ点いたり消えたり、果ては真っ青な画面になったり真っ赤な画面になったり。困りました。

■2003年11月21日(金)  入れ歯化も近い
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…1年に一回くらい歯医者に行かなくちゃと思ってたのに、すっかり忘れてたよ…。

前に通ってた歯医者さんは丁寧で、麻酔もほとんど痛くないし、説明も細かいし、歯科衛生士っての?そのねーちゃんたちも若かったし(笑)、良かったんですが。勤め人してた時の通勤途中にあったんですね、そこは。だからちょっと遠くて、坂道も昇らなくちゃいけなくて。
少しでも時間を節約したくて、ウチの近くに見つけた別の歯医者に入ってみたわけですよ。

結構綺麗で新しげで、見た目はいいかなと。ねーちゃんはちょっとトウが立ってるカンジだったけど(失礼)。レントゲン写真なんか、パソコンに取り込んですぐに見せてくれたですよ。しかもWACOMの、液晶画面に直接描けるタイプのクソ高いペンタブレットですよ!くれ!!…ああいやいや、金かけてんなーと。こんな使い方もあるのかと感心してみた。
ところが、治療がちょっと辛かった…。今の平均的な歯医者さんがどんなもんか分からないですが、前に通ってたトコの方が良かったよ〜。当然、一日だけで終わるわけもなく。しばらく通わざるをえず。

歯の方も、全然痛くないもんだから安心してたんだけど、歯医者さんに言わせると虫歯が慢性化しちゃってるせいだとかで、神経残ってたし…「黒い部分を削っていったら、やっぱり神経が出て来ちゃったので、取りました」だって。またその作業が痛いっつーかビリビリキンキン響くっつーか!おまけになんかすげえ手間かけてんのよ。丁寧なのかもしれないけどさあ。

穴空いてるのに気付いた時点で、無理にでもすぐ歯医者に行ってれば、神経取らずに済んだかもね…やっぱ神経はなるべく取らない方が良いとどっかで読んだ事あるし。長持ちしないとかそんな話だったような。そのうち入れ歯とかしないといけなくなるんじゃなかろうか。
ガキの頃からしょっちゅう虫歯になってて、いいかげん勘弁してほしくて毎食後歯も磨いてるのに。磨き方が悪いってのか。いや、悪いんだろうけどさ、それにしたってそこまで神経質にならないといけないなんて、泣けてくるよ…。

■2003年11月20日(木)  17日の話なんだが
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ああ、ビックリしたなあと、それだけなんですが。変に冷静に考えてるトコと、ふと目が覚めた時の「なんでオレはこんな所にいるんだ!?」感を出すには…と思ったんだけど、うーん、普通に終わっちゃった。

心臓のは、疲れてても変な挙動をするらしいんで、そのせいじゃないかという説が。確かに、痛くはないし。ただ、転んで頭打って死亡てのはありそうなので、それは避けようと。

■2003年11月18日(火) 
<11.17>
起きたら昼近かった。まだダルい。とりあえずおおざっぱにネットのチェック。ホント、いつも思うのだが、見ないなら見ないで済むよなあ。でも、見始めると止まらないんだ。やっかいよね。
お、メールが18件も届いている。さすがになあ、5日は見てなかったんだから、当然だよな!
…DMをゴミ箱に放り込んだら、3通しか残らなかった。泣・け・る。

で、異様に長くなってしまった今回の制作日記ですが…あまりにもマヌケな追い込まれっぷりを書き留めておいた方がいろいろとおもしろいかなと思って、内容を絞らずに生々しく書いておきました。本人としては、とても恥ずかしいわけですが。
特に、技術的なうんちくなんかは本当はボクごときが書ける事ではないのですが、まあ少しは役に立つ事もあるかいな、と思いまして。その多くはボク自身の「そうなりたい」願望なんですけどね。だから、身に付いた上で言っているわけではないのでそこのところ一つ。

一応書いておきますけど、ウチのレベルなんか全然低いですから。仕事の進め方も全然ユルユルですから。他はもっと厳しいですよ。いやホントに。

え、わざわざ書かなくてもお分かりいただけてますか、そうですか。

■2003年11月18日(火)  JF17話作画中のこと(その5)
<11.16>
日付が変わる。もちろん誰も寝ていない。最近、〆切前になると目が痛くなる。今回は右目だけだったので、しばらく片目で作業した。ちょっと休むと治まるんだけど、とにかく痛い。涙がにじむ。ヤバイと思ったので、5分だけ寝かしてもらった。
しかしなぜだ、あんなに余裕だったのに。なぜ今こんなに追いつめられているんだ。ここまで間に合いそうにない状況は久しぶり…いや、始めてだ。オレが悪いのか。逐一進行状況を把握しておかなかったオレが。なんてバカなんだ。後悔しても遅い。また今回もやっつけだ。いつになったら納得いく仕上げが出来るのか。こんな汚いトーンの貼り方削り方、許せない。こんな美しくない仕上がり、オレの原稿じゃない。そう思っても今さらどうしようもない。今はとにかく、上・げ・ろ。

…ギリギリ、担当氏が(もちろん、約束より遅れて)取りに来た朝6時すぎ、その10分前くらいに上がった。というか、上げた。見切りを付けるしかない…。
結局、オレとアシ一人目の二人で4分の3くらい作業をしたような。死にそう。とりあえず、今は寝ようぜ。先の事は、それから考えよう…。


気がつけば午前10時半。2時間は寝過ごした。アシ三人目が昼にはMWに行かなくてはいけないらしいので、8時半には起きるつもりだったんだけど。シャワーだけ浴びさせて送り出す。おもしろいキャラクターだったので、もう少し話をしてみたかった。
アシ一人目と自分もそれぞれシャワーを浴びて(何日ぶりだろう…)、メシ食いに出かける。
…ああ、いい天気だ…何日ぶりの(こればっか)外だろう…秋に彩られた木々が美しい。そうだ、今は日曜日の昼だ。家族連れ、老人達、若者、みんな和やかにそれぞれの時を過ごしている。平和だ…平和すぎる…だからここに住み続けるのはヤバイんだ!牙を抜かれるような気分なんだ、漫画家としては!住むにはいいが、漫画家には危険すぎる土地なんだ、ここは!!…とかなんとかアシに話しつつ歩く。

メシ屋にて、アシにまた説教。(イヤなヤツだ)
「ウデが上がれば早く仕事が終わって早く帰れるだろ?もちろん、オレはオレのために言ってるわけだけど、それだけじゃない、結局は君たち自身のためになるんだよ!」なんて言いつつ、先生や上司が「君たちのために言うんだ!」とかなんとか言ってた事を思い出した。く、彼らの気持ちが分かってしまうなんて…まあ、彼らの全てが今のオレと同じ気持ちだったかは疑問だが。
そういう話等々をしつつ、実は隣の若奥さんらしき人(顔は見えなかった)のジーンズごしのお尻の素晴らしいエロさに「ああ、オレの描く絵はまだまだであることだなあ」と思い知らされていたのは秘密だ。

帰り道、別にお尻に触発されたわけでもないと思うのだが、秋の風景に心を動かされてみる。なぜだろう、窮地を乗り越えてちょっとは進歩したのか、それとも久しぶりに外に出たのがこの素晴らしい天気だったからか、なんだか「認識」の度合いが広く、深くなっているような気がする。世界の見え方が今までと違う。この現実感、圧倒的だ。本当に、オレはまだまだだ。やっぱりたまには外に出て現実を感じないとダメだ。頭の中でだけ描いてるようではダメなんだ。そういえば、富野御大も「外に出ろ」とか言ってたような。
…でもそうして描くとまた「今風じゃない」と言われるんだろうな…そうか、「今風」の秘密がちょっと分かったぜ。

アシを帰し、寝たり起きたり寝たり。さすがに、疲れた…。

■2003年11月18日(火)  JF17話作画中のこと(その4)
<11.15>
1時間睡眠。
念のため書いておきますが、アシにはいつも長めに寝てもらってます。まあ、短くて3時間、長くて5時間程度ですが…。

いい知れない不安を感じてきたので、流線などの効果線は自分で引く事にする。久しぶりに丸ペンで流線を引くぜ…む、すげえ、なんだこのスピード!始まりと終わりのキッチリ加減!(えーっとつまり、例えばコマの枠からピッタリ線を引き始めたり止めたりが今頃になって出来るようになったっつー事です…)ここしばらく意識してきた「肩で線を引く」のが効いてきたらしい。このスピードなら不安も吹き飛ばせる!…かも。

その後修正作業に戻り、やっぱり眠い時のペン入れは危険だと思う。昨日の朝方にペン入れしたところのデタラメさ加減がひどい。修正の方が時間かかるよ!なんだよ、このデッサンの無茶さ加減は!
元々は下描きがいいかげんだったせいなんだが…意識がハッキリしてれば、ペン入れの前に直したり、ペン入れしながら直したり出来たものを。

午後になって、アシに軽〜く「トーン手つかずのページなんか、ないよね?」と聞いてみる。と、8ページもあった…ウソだろ!?ああもう、削りはいい!オレが全部削るから、どんどん貼っていけ!!

それでもまだ余裕のあるオレ。
晩飯食いながら、アシ三人目に向かって
「『上手くなろう、早くなろう』じゃない、『上手くなる、早くなる』だ!少しでもいい、『今、上手くなる、今、早くなる』べく描くんだ!そのわずかの積み重ねが重要なんだ!!」
「線の一本一本を引きながら、どこが悪くてどこが良いか考えながら描くんだ!頭を使え!!」
「手足2本ずつ、指もちゃんと付いてて普通に動くんだろ?同じ構造の身体を持ってるんだから、頑張れば上手くなれるハズだ!実際やれている人が存在するんだから!!」
「『頑張ってるんですけど』じゃない、頑張ってるかどうかは周りが判断する事だ!特にこの仕事では!!」
とかなんとかカッチョイイ事を言ってたりしたような気がする。うっわー、よっゆううー。

アシ二人目、明日から次の職場に行くとの事で、夜10時すぎに上がり。

担当氏から電話が来たので、「大丈夫、今日は無理だけど、上がらないって事はもうないスから!」威勢良く答えてみる。
さて、残りはどれくらい…

全然、ヤ・バ・イ。

いやそりゃ細かくチェックしてなかったオレの責任だけど、なんで?オレが予想してたペースの10倍は遅い…オレのスピード感覚に着いてこれないのか?
アシ一人目がアシ三人目に対して指示を出す時、全ての語尾に(怒)マークがついている。相当苛ついているようだ。その気持ちは良く分かる。分かるが、「いつもの君に対するオレの気持ちもそんなカンジなのだよ。良く分かっただろ?」…などと密かにニヤニヤしてもいた。だがよく考えてみれば、結局オレに二人分の負担がまわってくる事になるわけだ。笑ってる場合じゃなかった、トホホ。

〆切は、明日の始発だ!

本日の作業…修正作業及びトーン削り。

■2003年11月18日(火)  JF17話作画中のこと(その3)
<11.14>
夜中の2時頃だったか、1時間だけ寝た。その後、朝まで頑張ればキャラのペン入れが終わりそうだったが、なんか怪しい線を引いているような気がしたので朝方さらに2時間ほど寝る。最近は下描きをラフに描いてペン入れしながら直していくようにしているので、集中力が途切れるとマズいのだ。このやり方をもっと進めていけば、そのうちアタリだけでペン入れできるようになる…と思う。今よりスピードを上げるには下描きが一番のネックだから。

午前中、キャラのペン入れが終わる。なんだかもう自分の仕事は全部終わった気分。職場によっては本当にそうなんだろうな。アシスタントに背景・メカ・効果等々全部お任せ…ああ、夢のようだ。
まあ今はそういうわけにはいかないけれど、ここまで来たらもう「落ちる」事はあり得ない。ネームに手間取ってスタートが先月より1日遅れ、他の原稿も平行してやって、最初の内はどうなることやらと思っていたけど、なんとかなりそうだ。

(…と思っていたのだが、後々この油断が命取りになるのだ…)

午後から担当氏がアシスタントを連れてきてくれる予定だったのだが、見事に2時間程遅れてくれる。(実はこの担当氏、今まで一度も時間を守った事がないという強者。だから予想はしていたのだが、この局面でかましてくれるとはさすがである)
まあすでに漫画家としてデビュー済で賞も取ったという人物だし、これでアシスタント三人態勢だし、作業も順調に進んでいるし、大丈夫だろう…。

アシスタントにお任せしておいたメカと背景のペン入れも終わる。
一人目のアシは元アニメの動画マンというだけあって、メカや背景のペン入れが早く、ボクよりよほどかっこよくしてくれる。多分、単純にトレースするだけならボクよりも早い。そのおかげで今までどれだけ助かった事か(まあ、その代わりに他の作業で頭を抱える事になるのだが(苦笑))。
うん、順調順調…あ、アレ…?思ってたより進んでない…?

本日の作業…キャラのペン入れ終了。修正作業に入る。

■2003年11月18日(火)  JF17話作画中のこと(その2)
<11.12>
不思議なんだけど、パソコンに付いているようなキーボードのキーをでかく描いてしまうアシが多い。現実の1.5〜2倍くらいの大きさに描いたりする。おいおい、いつの時代のキーボードだよ、ファミリーベーシックV3〜とかマイクに向かって叫んじゃうよ、という気分になる(確かキーがでかかったような気がする)。
あと、メカとかを描かせると、同じ物なのにページによって大きさが違ったり、長さの比率がバラバラだったりする。
先に描いてあるキャラとの比率を考えればこんなにでたらめに大きさが変わる事はないでしょうと思うのだけど…。

ああ、でも、ボクも昔はそうだったようなーとも思うので、誰しも通る道なのかもしれない。ボクが今までアシに行った先の先生方も、心の中では呆れてたのかな…も、申し訳ない。
(絵柄や漫画の内容によってはこだわらなくても良い事だとも思う。ただ、アシスタントとして描くのなら、合わせてほしいなあという話)

オレは食事をしながらアニメを見る!というのは今までに書いてきたとおりだが、今日までの分は消化してしまったので、久しぶりに「キャプさく」の続きを見る事にする(まだ見終わってないのだ…)。
それにあたり、アシに対して「オレは、さくらたんで、ハァハァする!!」と高らかに宣言したところ、見事なまでに無視された。みんな、冷たい。

本日の作業…キャラのペン入れ11ページ目。メカと背景の下描き及び直し。

<11.13>
アシスタントに、超広い空間にどでかい物体がいくつも浮かんでいる様を描いてもらおうとしたのだが、なかなか上手く描けないようで。まあ、ボクも上手く描けないんだけど。
仕方なく見本にラフを描いてみて、あ、こんなカンジの絵をどっかで見たなーと思ったら、湖川友謙氏の「アニメーション作画法」という本だった。それの「空間パース」の項だ。読み返してみて、そういえば前に読んだ時は自分もさっぱり理解出来なかったなと思い出し、今になってやっとここまで来れたかとちょっと感動したと同時に、安心した。今までアシにいろいろ指示しているうちに、「もしかしてオレの感覚の方がおかしいのではないか」などと混乱することもあったのだが、どうやら大きくズレているという事はなさそうなので。まあ、まだまだ理解度は小さいと思うけれど…。
(アニメだと集団作業だから、周りに手本となるような人や絵がゴロゴロしてて、混乱する事も少ないんじゃないかと、ちょっとだけうらやましく思った)
キャラもメカも背景も描き方は同じ。同じ世界に存在するものとして描くのだから、キャラを描けるならメカも描けるハズ。今は、そう思える。思うだけなんだけどさ…。

しかし、半日描かせてさっぱり進んでないのはさすがに頭を抱えた…描けないなら言ってくれ…。諦めて、メカと背景のペン入れにまわってもらう。

アシ一人、本日よりお泊まり。

本日の作業…キャラのペン入れ23ページ目。メカと背景の下描き及び直し。

※「アニメーション作画法」は元アニメーターの人に勧められて買ったんだけど、漫画家志望者にもオススメです。あと、富野御大の「映像の原則」も読んでおいて損無し。両方とも、漫画の入門書にはあまり書かれていない…大抵「各自努力すべし」というスタンスの部分を理論的に書いてあるので。(最近のコミッカーズとかには書いてあるのかなあ?)
ただ、ある程度漫画を描けるようになってからの方がいいかな…という気もする。そのままでは漫画に適用できない部分も多いので。

■2003年11月18日(火)  JF17話作画中のこと(その1)
リアルタイムで状況を書いていくとなんだか監視されている気分になるのでやっぱやめておく。まあ、作業が佳境になってくればそんなヒマもなくなるのだが。(実際、なくなった)

<11.9>
例の友人の描いたアレを某NT目氏に渡す。
オレも風邪だが氏も風邪だ。つーか、すげえ具合悪そうだ。なのにこれから後も仕事で出かけなくちゃいけないらしい…日曜なのに、大変な仕事だ。
そしていつものように、アニメ業界界隈の話を聞く。業旦那、各方面から良い反応があるとの事で、他人事ながら嬉しく思う。苦労が報われましたね!という気持ちと、良い仕事をしていれば良い反応があるんだ!という希望。やった事に対してそれに報いるような反応があるというのは、非常に健全な状態だと思う。今まで、とにかく大変な状況を聞いていたので、ホント良かったと思う。まあ、大変な状況はまだまだ続くようだけど…。
オレも、頑張ろう。

本日の作業…キャラの下描き11ページ目…おかしい、頑張ってるハズなのに、進まない。まあ、先月と同じくらいのペースなので、なんとかなるだろう。

<11.10>
…問題は、ウソを書いて、「ウソですよー」とわざわざ書いておいても、本当の事だと思ってしまう人間がこの世に存在すると言う事だ。

あ、スマン、独り言。

それにしても、未だに今月登場する予定のメカ等々の設定が届かないのが痛い。数ヶ月前から担当氏に手配してもらえるようお願いしておいたのだけど…。

本日の作業…キャラの下描き17ページ目。まずい、だんだん遅れてきた。

<11.11>
今日からアシスタント二名投入。
背景とメカの下描きを頼む、が…まあ、後で直す事にする。いつもの事だ…。
メカの設定届く、が…これ、は、いいん、ですか…?(苦笑)アレンジしちゃいますよ…。
アクセスルームのイメージ、思ってたのと違うー。ベタが大変そうだにゃー。(にゃーとか言うな)

本日の作業…キャラの下描き終了。ペース持ち直した。まあ、キャラのいないページもあるし。引き続き、メカと背景の下描きと、アシの描いた下描きの修正。

■2003年11月08日(土)  JF17話作画開始
さて、こんな「製作日記(あまりにもウソくさいが)」などというものを書いてオレ以外に誰が読むのだと思ったが、少なくともこの世にあと一名、グレート戸田先生(イヤミじゃないですよ、マジで尊敬してます)がいらっしゃるようなので書いておく。

<11.7>
風邪は悪化の一途を辿っておる。だからといって動けないわけではないのだが、その気になれば2、3日は寝込めるであろう。ようは、ダルい。劇的な症状はない変わりに身体の芯が休息を欲しているような、そんなカンジ。

やっとネームが出来たので、自分はJFの作画に入り、その間に例の「人には言えないアレな同人原稿」のトーン貼りをアシに頼む。下描きの合間に指定したり削ったりしながら進める作戦。

そのうちに珍しく猥談になり、過去の女性遍歴…と言うほど大層なものではない貧相な思い出をベラベラとしゃべるオレがいた。今まではあえてそういう話はしないようにしていたのだが(生々しい話もどうかと思うし、自分で語った過去に自分でダメージを受けてしまうので)、やはり具合が悪かったのだろうか。今にして思えば、酔っている時のように口が滑っていた。翌日、アシにまで「やっぱり具合が悪いのかなーと思ってました」と言われる始末。鬱である。

本日の作業…コマ枠とフキダシの下描き、大ラフ

<11.8>
引き続き下描き。具合は相変わらず。加えて例のアレのトーン作業も平行しているので、なかなか進まない。まあコレはコレで、一応将来を見据えた…複数の仕事を平行してやれるかどうかのトライアル的な意味合いもあるので、良しとする。(ハマー的自分内言い訳)

アシスタントといえば漫画家志望の人が多いので、こんなオレの話でも参考になればといいかげんな漫画論をてきとーにぶってみたりすることもあるのだが、よりにもよって「漫画は宇宙だ!」などという結論に達し、頭を抱えてみた。
漫画の構造を話しながら考えている内に、宇宙の構造と似ているなーと思ったのだ。それを分かりやすく話そうと思ったら、例としてなぜか「曼陀羅」が頭に浮かんできて、ああ、漫画のルーツはこんなところにもあるのかと感心しつつ、なるほど、曼陀羅も宇宙を表しているという話だから、漫画と似た構造を持つのも当たり前か、とか思った。
そこで止めておけば、事の真偽はともかくとしてなんとなく頭良さげなカンジで煙に巻けそうなものを、どういうわけか「レイプマン」とか「御用牙」に繋がるあたりがオレの頭の悪さを端的に表している。「御用牙ってさー、ちんちん叩いて鍛えてるんだぜー、すげえプロ根性だよな!」なんて、いいかげんな事言ってんの、その程度の理屈なんです、信じちゃいけないぜ、オレの話なんか。

なんかコミケからでかい封筒が届いてビックリした。ああ、そういえばでかくなったとかどっかで聞いたなと思いだし、そして受かってしまった事に頭を抱える。いやまあそれはそれで喜ぶべき事なのだが、やはりなにかを出さないといかんわな、と。
念のために書いておくが、「JF本」なんてものは死んでも出ないと思われるので期待しないように一つ。最終回直後だからタイミング的にはバッチリだが、それで売れなかった時の衝撃はいかばかりか。

そして例のアレが完成。コレで気がかりが一つ消える。で、コレはなんかとらのあなとかで売る同人誌に入るらしいですがそこらあたりの詳細はここでは書けませんというかオレの友達が描いたものなのでえーっとソイツが出張ってくるのを待ってくれっつーかちなみに大人しか読めないアレな上にちょっと特殊な趣味がないとアレなヤツなので一つ。

本日の作業…キャラの下描き4ページ分

■2003年11月06日(木)  しまった
本格的に風邪引いた。元々体調が悪かったところに、昨日打ち合わせで会った担当氏の風邪が合わさってさらに悪化したっぽい(ということにしておこう)。

ゆうべ…というかすでに午前2時近くだったけど、風邪薬とリポD飲んで寝たんですが。朝7時くらいに起きたら、いつまで経っても頭がぐらぐらする。仕方がないのでもう一度布団に入ったら、目が覚めたのは午後2時。それからネーム直して、夕方になってまた具合が悪くなってきて2時間くらい寝ちゃって、今に至る。
風呂に入ってとっとと寝て明日以降にかけるか、頑張って作業するか…前者は明日に治る保証はないし、後者は悪化する危険があるし、どうにかして当たる面積を最小にして波紋防(以下略)

コレはピンチの予感だぜ…。

■2003年11月05日(水)  充実した日々を送って…いるのだろうか
なんだかここに来てバタバタとしておりまして。今日になってやっとネームの目処がついたので、完成次第作画に入ります。ですからまたしばらくお休み。

しかしここに来て、どうも風邪を引き直したらしい…先週辺りまで微妙に風邪っぽく具合が悪かったのが治ったと思ったら、今朝になって改めてノドが痛まっておりました。困った…。

■2003年11月02日(日)  たまには許せ パート2
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とゆーわけで、前から約束しておりま(以下略)

…なんで予定ってものは重なりますかね。

洗濯ヒモのね、留め具がプラスチックで出来てまして、それがボキッとね、折れましてね。まあ引っ越してきて買ったヤツですから、4年以上ですか、仕方ないですよね。
でも洗濯の仕直しってのは精神的ダメージがでかいですよ…。

今日は新宿の歌舞伎町で飲みましたよ。なんかカラオケボックス調なのに座敷になっててしかも居酒屋の別館みたいなトコだから料理は普通の居酒屋並みのヤツが出て来るという穴場チックな良いところでした。
で、完全に「オタクの集まり」(笑)だったので、絵を描く事もあるかと思ったらあまりそういう話にはならなかった…というか、ゴメン!よく考えたらオレやオレの周りのオタクが濃いんだわ!「異質」なんて言っちゃったけど、変なのはオレの方だった!!君たちは普通のオタクだ!!(謝ってんだかなんなんだかわかんねーな)

自分がおしっこしてる様を正面から見せつけられるというのはイヤなものですね。ああ、普段オレはこんなにもマヌケな姿をしているのかと思い知らされた。

■2003年11月01日(土)  たまには許せ
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とゆーわけで、前から約束しておりました飲み会に出席してきたわけです。

場所は秋葉原。ですから当然、エ(中略)ガを仕入れる事も忘れません。

主催の人が気を使ってくれて、サインだとかそういうのは無し、という事になってたようで。まあ確かにその方がいいです、そういう集まりだとは思ってなかったし。でも一応いつ必要になるかわからないので、用意だけはしておいた、と。プロの端くれとして!(と書いておくとカッコよさげ)

で、主催の人がなにか仕込んでたら悪いしと思って、ずっと様子をうかがっておとなしくしていたら、そのまま会が終わった。

…なんか勘違いされてそうな気もするけど、そのままにしておこう、その方が都合が良さそうだ…。

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