■2004年04月26日(月)
寝込んでみたわけだが
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| 左側の顎の付け根のあたりにあるリンパ腺が腫れてるんです。口内炎も左側だし、ここのところ左側の歯もじくじく痛い。なんかヤバイ気がちょっとだけするので、夕方まで寝てみたのですが…まだ治らない。ああ困った。 今のウチに治しておきたいものですが。
先日の飲み会で少し話が出たので、「絵の描き方…身体の使い方」について。
「手が痛くなるのは描き方(身体の使い方)が悪い証拠」が持論だというのは先日書いたとおりですが。 普通は一般的なペンの持ち方で、ペンを上下左右に動かしたり360度回転させたりしながら描くと思うんですが、コレ、普通に考えるとかなり無理があるわけです(某入門書で「人体改造するようなものだ」とまで書かれてたりするくらい)。そりゃ手も痛くなるってもんです。痛くなれば生産性も落ちる。 だからあれこれと研究した挙げ句に、なんとか「だいぶ手が痛くならない描き方」を編み出したりしたのですが…それもまだ完璧じゃない。なんとかならないかなあと、ずっと考えていたわけです。いわば「究極の描き方」はないものかと。
で、異常とも言える生産能力を誇った手塚御大はというと…聞くところによれば「手をつかずに描いていた」らしい。他にも「疲れた時はアシスタントに原稿を持ってもらって、寝ころびながら上に向かって描いていた」とも聞いたけど、コレも普通の描き方ではおそらく無理。まあ、少なくとも「手が痛くて…」と御大が言っていたというのは聞いた事がない。(調べたわけではないですが) 手をつかずに描く事が出来れば…当然、ペンの自由度は上がる。同時に、手の重さ自体を筋力の変わりに使う事が出来るのではないか=手が痛くならない、ハズ。他にもメリットはいくらでもある…!
そこでふと浮かんだのが書道。筆で書くアレです。手をつかないで書きますよね。もしかして、そこらあたりに秘密を解くカギがあるのかも…と思ったわけです。つまり、昔の日本人の身体の使い方。 (それで、何度か書いた「古武術」の話になるわけで。それこそ「身体の使い方」に関して何百年と練り上げてきた成果なわけですから)
それと関係するかは分かりませんが、他に聞いた特殊?な描き方は…面識はないので名前は挙げませんが、繊細な線で緻密な書き込みをする某漫画家さんは、ペンを幼児のようにグーで握って描くそうです。その人の絵を見たら、きっとビックリすると思います。 また、マウスでなんでも描いちゃうCG系の人も結構いるみたいです。マウスも基本的には肘とかつかないで使いますよね。 もっと極端な例を挙げるなら、足や口で絵を描く人もいるわけで。いろいろ事情はあるでしょうけど、人間はそういう事も出来るという例ですよね。
つまり、超一流のスポーツ選手が他とは違う身体の使い方をしているのと同様、超一流の漫画家も(いや、漫画家に限らず)、他とは違う身体の使い方をしているのではないか?という仮説です。しかも本人たちはそれと知らずに、自然に身に付けちゃってると思われるわけで。
まあ、ほとんど趣味の領域で考えてみたという程度なんで、ツッコまれると困っちゃうんですが。 それにボク自身は、「ちょっとでも楽になりゃいいなあ」と考えてるだけなんですけどね(笑)。 | | |