パイプ・スモーキングのページ2008


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update Aug.23.2008

私は喫煙者である。それも数少ないパイプ喫煙愛好者である。 「マイ・ミクスチャア965」が吸えないと何もできない。



Sasieni Eight Dot Rustic 2008.8.23.

Sasieni Eight Dot Rustic。
久しぶりにeBayで入手した。





ダメで元々と思ったら、100ドル代で落札。かえって不安になる。
届いたものを見ると見事な大ぶりのビリアードでステムに確かにeightDot。くわえ心地は上質のバルカナイトに間違いない。
初期のラスティック特有の幅広で深いカーヴィングが実に素晴らしく喫う毎に美味くなっていくので一安心。
ただ、かなりバフアウトされている。刻印はほとんど消えていてわずかにフィッシュテール・ロゴの一部と"UC""ON"という文字が見える(ような気がする)。
ということで、1928〜1938年に作られたeight Dotで"UC"はタウン・ネーム"BUCKINGHAM"、"ON"はLONDON MADEの一部ということにしよう。





ダンヒルLBと並べるとこんな感じ。実に存在感のある堂々としたパイプだ。
写真を撮っていて気が付いたのだが、よーく見るとシャンク付け根に修理跡があるようだ。一度折れたのかもしれない。セラーはそんなこと書いてなかったなあ。だからMr.Canやsamiさんが入札してこなかったのかな。まあ気に入ったからいいけれど。


GBCとBecker 2008.3.22.

GBD GRANITAN 357
BriarBluesで入手したG.L.ピース・コレクションからのGBD。





GRANITANはサンドブラスト処理の後滑らかに磨いたような仕上げで、独特の手触りが気持ちいい。
実に優雅なクラシック・プリンス・シェイプ。

しばらくして同じくBriarBluesで入手したBeckerのベント・ダブリンを見てびっくり。
仕上げといい色合いといい、GBDのGRANITANと驚くほど共通するものがある。





偶然かもしれないが、パオロ・ベッカーが古いイギリスのパイプメーカーの技法を取り入れてモダン・ハンドメイド・パイプの表現を広げていると考えると興味深い。
ベッカーの刻印は、Beckerのほかには三つのクラブ・マークの隣りに四角にMの文字。本人のサイトで調べるとM(medium)の刻印は1979-83に使用されたもののようだ。
このパイプ、見た目よりすごく軽くてバランスよく大変気に入っています。




Loewe 2008.3.22.

Loewe GRETNA
サンドブラスト仕上げのアップル・ベント。Loeweもイギリスの古いパイプ・ブランド。
Loeweは「ロウ」と読むらしい。そういえばジャズ・ギタリストにマンデル・ロウ(Lowe)って言う人がいたなあ。



"GRETNA"はシェイプ名(タウンネーム)なのかしらん?シェイプナンバーがないので50年代〜60年代のものなのか・・。とにかく軽くて普通に旨く(笑)使いやすいです。
一つ気になるのは、マウスピースの銜えた感触がいまいち。なんか安手な感じを受けます。






COMOY再び 2008.2.24.

Comoy's Blue Riband 292
Comoy's Tradition 331c
eBayで入手。



このBlueRiband、小振りのビリアードだが、あまりにもきれいなグレイン&ステインのせいでその小ささを感じさせない。
シャンクは細く、スティール補強のテノンのせいもあってエアー・フロウが若干不足気味ではあるが、コモイ味を堪能できる。





もう一本のコモイは、スクワット・ブルドック・シェイプ。oldbritishパイプファンにはおなじみの#331c。
大きな火皿から緩やかにベントした長いステム・・なんて格好いいんだ。
届いたときは汚れきったかなり酷い状態だったが、レストアを済ますとボウル・トップ以外は傷もなく実にきれいになった。これが中古パイプの醍醐味だよなあ・・。






Sasieni Rustic再び 2008.1.20.

Sasieni FOUR DOT RUSTIC "CROMER", "MARLBOROUGH"。
sasieniのラスティックが大変気に入っています。"CROMER"はビリアード、"MARLBOROUGH"はロバットでどちらも軽くて使いやすい大きさです。
年代は、PAT.NOなしなので1950年以降のものです。ただ、"MARLBOROUGH"のフォア・ドットは白くてわずかに大きく、前に紹介したパテント入りオーム・ポールのものによく似ているので古めなのかもしれません。これは、"Pulvers' Briar"を始めて利用したのですが、たまたまこのパイプがアップされてすぐ見ることができて、ちょうど良い大きさのラスティックのロバット!安い!ラッキー!とすぐメールを出しました。
店主のMartyさんは、パイプの紹介に「こういうのは日本人が好きなんだ〜。私と同様に・・」と書いてありましたが、案の定日本人がすぐ飛びついたのでさぞおかしかったでしょう(笑)。メールの後、通常SOLDとなるところが"SOLD..immediately"となっていました。新品同様の美品。



"CROMER"はeBayで落札。これも大変きれいな個体でしたが、ボウル下部に3カ所ほどこすれたようなところがあって色が落ちていましたが黒マジックで塗ると全く分からなくなりました(笑)。



どちらも実に965がじつに旨い。現在一番愛用してます。




Dunhill Bruyere #127 2008.1.12.

Dunhill Bruyere 127(1950)。DUNHILL LONDON AとPAT NO.41754/34の刻印あり。
愛嬌のある小太り風(?)で実に可愛いパイプ。briar bluesで購入。刻印は薄くなっているが、傷はない。





前に紹介したShell Briar #127(1960)と比べると、かなりファット。味もかなりのもの。旨い。





このシェルの127は、前に書いたように味が今一つ。A/Rを繰り返し、しばらく持ち歩いてかなり喫ったのだけれど
あの芳醇な味にならない。見た目は最高なんだがなあ・・。
これも60年代初めにダンヒル・パイプの味が落ちたという説の傍証になりそう。




Dunhill Shell Letter Shape 60' 2008.1.6.

さて、今年もダンヒル・シェル・ブライアーから。昨年eBayで入手した60年代のレター・シェイプものです。
パテント期ダンヒルの抗しがたい魅力は認めざるを得ないが、60年代後半が総合的に見てダンヒル・パイプの最盛期(最もハズレのない時期)である、というトリニティスクール校長先生の説に同感です。

写真上から、"R" F/T(1968)、"EK" F/T(1963)、"OX" F/T(1969)

ポット・シェイプの"R"はボトムにクラック入り・ホワイトスポットは黒変という状態最悪のものを承知で安く購入。
届くとさらに着香タバコの強烈な臭いあり。アルコールを入れるとクラックから洩れるのでしかたなく脱臭できるまで吸いまくる(笑)半年ほどかかってやっと美味くなってきました。
苦労した甲斐があってあまり興味なかったポット・シェイプがわりと好きになったなあ。



"EK"はすごくきれいな個体。パネル・シェイプも初めてだったが、これはとてもスマートで格好いい。軽くて使いやすい。ただパネルになっている分ボウルが薄いので熱くならないように注意が必要のようだ。



最後の"OX"はステムのエッジがかなりバフ・アウトされているのが残念だが、シェイプ・アウトしているようなデコボコのボウルがなかなか見物。
届いたときはどうも後から着けたようにボウル表面が異様に黒くてかてかしていたのでスチームで余計な塗料を落としたら本来のシェルの感じになった。はじめからなかなか美味い。




メールはこちら mail: masa-y@mvc.biglobe.ne.jp

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