|
|
|
|
|
|
|
日本とモンゴル。この二つの国の間には歴史書を開くと悲しい出来事しかなかったように思います。その1つはNHKの大河ドラマにも出てきた「蒙古来襲」、そして時代は第二次世界大戦直前の「ノモンハン事件」です。日本軍がモンゴルの東部国境に侵入しようとした軍事介入です。詳しいことはここでは割愛します。
モンゴルがソ連圏から離脱した1990年代に入り、日本とモンゴルとの関係は親密になります。1991年8月、当時の海部総理が西側先進国の首脳としては初めてモンゴルを訪問するのです。これを契機に両国の関係は、深まってきました。花田モンゴル駐在大使によると、日本の対モンゴル支援は1000億円を超し世界一だそうだです。
世界の人種は、大雑把に分類すると @ネグロイド AモンゴロイドBコーカソイド(白色人種)−になるそうです。日本人はもちろん、モンゴル、中国、朝鮮半島、東南アジア、アメリカン・インデアン、ポリネシアなども含めモンゴロイドに属するという説があります。とするならばモンゴル人と日本人は、同じ種族ということになるでしょう。
こんなことをあまり言うと、日本考古学会を揺るがした藤村なにがしのように歴史の捏造になる恐れがありますのでこの辺でやめます。ただ、われわれが見聞した範囲では共通点が多いのです。その2、3を挙げてみましょう。
その1 モンゴロイドの特徴として、赤ちゃんに蒙古斑があるということ。日本の赤ちゃんには必ずありますね。
その2 目尻の切れ込み深く、まぶたがポテッとして盛り上がっています。
その3 ウラル・アルタイ語族といって主語+目的語+述語という語順が日本語と共通しているということ。これはハングル語も同じですね。英語などヨーロッパ語は逆ですよね。
南ゴビ、カラコルムのゲルホテルで夕食が終わると、青年や少女たちの民族芸能があります。大学生などが夏休みを利用したアルバイトだと聞きましたが、馬頭琴の演奏、伝統舞踊、ホーミーという独特な歌などです。そしてビックリしたことはモンゴルの歌と日本の追分節には共通するところがあるというのです。歌に造詣が深い、仙人も「そうゆう気がする」というのですから、確かかもしれません。また、少女の曲芸には、しばし見とれました。 |
|
モンゴルの赤ちゃん。南ゴビへ行く飛行機で同席だったが、日本の赤ちゃんとそっくり |
|
馬頭琴の伴奏で歌う青年(右)。「ホーミー」という歌い方で腹、胸、ノドを使って低音、高音を同時に出す(カラコルムのゲルホテル・レストランで) |
|
少女の曲芸。小さいテーブルの上で蛇のように体をくねらせ、いろんなポーズをとる(卓上)。最後に青年たちと馬頭琴の伴奏で日本の歌「北国の春」、「古里」を合奏、宴は最高潮になった |
3/4
|
|
|