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万智ちゃんと遊べやみんなで「みだれ髪」 浮き世のことは夢のまた夢
ゾロゾロ語訳 zorozorogoyaku
みだれ髪 midaregami
好きだから 一緒に寝ようよ 夜明けまで 理屈じゃないよ人生は・・・ (ゾロゾロ語訳)
1998年のベストセラーに、 俵万智のチョコレート語訳「みだれ髪」(河出書房新社刊)がありました。 恋に生き、愛に生きた明治時代の情熱の歌人・与謝野晶子の第一歌集「みだれ髪」を、 平成の歌姫・俵万智ちゃんが現代風(俵万智風)に翻訳・アレンジしたものです。
そこで某月某日、 ゾロゾロ会という極めてプライベートな会(別にヘンな会じゃないよ)が 忘年会の余興として、「われらも<みだれ髪>に挑戦して見ようではないか」ということで出来たのが、 ゾロゾロ語訳「みだれ髪」です。 このゾロゾロ語訳「みだれ髪」では、与謝野晶子の「みだれ髪」から5つの例題を選び、 それを会のメンバーが自由に翻訳・アレンジして三十一文字の作品にして発表。 そこからみんなの投票で優秀作を選ぶという まあ実に浮き世離れした遊びをやったわけです。 ふだんから俳句や短歌などに親しんでいる会ではないのですが、 結構面白い作品が生まれました。 そこで傑作・迷作・珍作みんなまとめて、その日の全作品を一挙掲載することにします。
あなたもアナタ語訳「みだれ髪」に挑戦してみませんか?
髪五尺 ときなば水にやわらかき 少女(をとめ)ごころは 秘めて放たじ
とき髪の甘き香りは恋心 君への想い黒髪に秘め (和泉)
朝シャンの髪よりかがやくおとめごころ もったいないから誰にもあげない (誠)
朝シャンで肩までのびた茶髪ふき 誰にも云えないおとめの秘密 (由紀子) シャンプーで触れる髪のやわらかさ 誰にも言わぬと少女(おとめ)のこころ(キーコ)
長い髪今の少女(おとめ)はレインボー、 へそ、下着見せ次はどこまで (敏夫)
朝シャンのロングヘアーに秘められた 春まだ浅き少女の恋よ (秀明)
お風呂場で思案のあげく君の事 恋の行末は胸にしまって (まゆみ)
血ぞもゆる かさむひと夜の夢のやど 春を行く人 神おとしめな
ゆめうつつふたり衣をかさねた夜 寝覚とともに夢と消えるな (和泉)
春の夜を輝くように生きただけ 運命論者の恋のいい訳け (欽也)
神様が後押しをした春の恋 生きてることのあかしとして (欽也)
狂おしく燃えたあの夜は夢なのか 恋とは人を変えるものかも (キーコ)
一勝を目をこすりつつ応援し 夢ときえさりワールドカップ (敏夫)
激情のひと夜重ねて失楽園 地獄の底まで君と行く (秀明)
やわ肌の あつき血潮にふれも見で さびしからや 道を説く君
この白を染める紅(あか)いろ見もせずに何をあたしに教えるつもり(明香)NEW
こんなにイイ女、はべらすだけで あんたはゲイか、EDか。 カミングアウト、するならしてよね。(綾小路)
人生論唱える貴方は照れ屋なの 人の心情(きもち)を知らぬふりして(キーコ)
国が何仕事が何よそれよりも よそ見しないで私を見てて (欽也)
ジョー、中田、キラーパスなどどうでもいい 抱くの抱かぬの私のゴール (尚武)
いい人や人畜無害やさしさや 言われてさびしいジェントルマン (敏夫)
さびしくない?逢えばしらふで人生論 たまには飲んで一緒に寝たいな (誠)
恋説法口唇寒し馬耳東風 触れてみてこそ熱き思いは (由紀子)
好きだから一緒に寝ようよ夜明けまで 理屈じゃないよ人生は (秀明)
のどぼとけ切って恋の血みせようか ひとりがっての君の背中に(みすず)
人抱きし胸に煙草のくゆる時 君の面影・哀しくすがし(みすず)
「君だけが心を占めて…」という嘘を 今は信じる騙されている (和泉)
ウイズ・ラブもう限界ですメールでは 朝いちばんの「のぞみ」で逢いたい(秀明)
会いたくて新幹線に飛び乗って 着たと言う彼ちょっと泣かせる (誠)
すぐにでも毎日会える君といて うらめしく思う遠距離恋愛 (欽也)
来て欲しい人こそいまだどうでもいい 人現われる私の不運 (尚武)
かきむしる胸の思いを隠しつつ百二十里も君に愛に恋 (由紀子)
君の顔みたくてここまで来たという そんな貴方はどうしているの (キーコ)
地球から月までの遠さでもなんのその 愛情おくる宇宙船より (敏夫)
ひとまおきて をりをりもれし君がいき その夜 白梅だくと夢みし
そんなにも無防備に寝ておそっちゃうよと 想いつ自制の夢にみる花(とん)
夢の中燃える心にフタをしてあなたの 気配をそばで感じる (まゆみ)
隣室の友のいびきをりをりに 夢見し明日ぞホールインワン (尚武)
壁ひとつもれる寝息の切なさよ 今夜も君は夢女房 (秀明)
喘ぎ舞う寄せて引く波隣室に 今宵夢見しあの時の君 (由紀子)
襖ごし貴方(きみ)の寝息を聞きながら 今宵は夢で貴方(きみ)をこの手に(キーコ)
となりの湯、気になるかげに目はそぞろ のぼせあがるる露天の湯けむり (敏夫)
ベッドには寝顔かわいいおとめ身を 夢さめてみれば我子なりけり (敏夫)
ゆあみする 泉の底の小百合花 二十歳の夏を うつくしと見ぬ
温泉の効能聞くだけで姥桜 二十歳の肌の小百合花見ゆ (とん)
露天湯にゆらぐ二十歳の柔肌は 湯けむりに咲く白百合の花 (誠)
八つ口を むらさき緒もて我とめじ ひかばあたへむ 三尺の袖
摘まれれば綺麗に咲こう君のため 一夜かぎりの灯火として (和泉)
「君が好き」と言う人は皆恋人にしてあげる 今私が青春 (誠)
松影にまたも相見る 君とわれゑにしの神を にくしとおぼすな
運命のようにまた会うあの人を、 神様のいたずらに思うのは、 私だけかな (キューちぃーヨッシー)
ここに三とせ人の名を みずその詩読まず過ごすはよわきよわき心なり
世間という名のつらき洋服は、湯上りの乙女の肌を覆っている (こばやん)
さそい入れてさらばと我手はらひます御衣のにほひ闇やはらかき
誘っておいてさよならなんてあなたの香りに抱かれる今宵(久実)
その子二十櫛に流るる 黒髪のおごりの春の うつくしきかな
梳くままに流れる髪の漆黒を 春の陽射しも見初めて宿る (和泉)
純白の椿も梅の精さえも桃のこころの 紅(あか)は知らない (和泉)
野の花の紅色は罪誘う 微笑む女(ひと)のささやきに似て (和泉)
夜の帳のささめき尽き 星の今を下界の人の 鬢のほつれよ
かささぎの橋の逢瀬の夜明けて いつまた逢うと知れぬ織女 (和泉)
狂いの子 われに焔の翅かろき 百三十里 あわただしの旅
狂いの子君追いかける翅かろき すべて忘れて夢見し旅へ (花鏡)
経にわかき 僧のみこゑの片明り 月の蓮船兄こぎかへる
僧とは思えむ艶やかな声、月の光に映る蓮船を漕ぐ兄の姿 (バックボン)
きぬぎぬを惜しむ君には経なんて 十年早いわCome on darling!!(和泉)
このページでは「アナタ語訳みだれ髪」を募集しています。 与謝野晶子の「みだれ髪」の中の歌であれば、どんな歌でもOKです。 もちろんここにあげた例題の中から選んでも構いません。 当然、チョコレート語訳「みだれ髪」を参考にしても構いません。 あまり難しく考えないで、自由に気楽に遊んでください。 作品が出来たら、その@作品とA例題にした元歌と Bあなたの名前(ハンドルネームも可)を書いて、 メールでこちらまで送ってください。2日以内に、このページに掲載します。 ホームページへリンクご希望の方は、名前からリンクを貼りますので URLも明記してください。
*ただいま募集はお休みです。