夢雅 98年6月号


基本情報

発売日 1998年5月9日?
表紙イラスト 中村錦
カラーピンナップ 文月 晃
発行 桜桃書房
定価 520円(税込)
雑誌コード 13703-06
備考 初志貫徹号


掲載作品

評価  作家名  作品タイトル ページ数  備考
山田タヒチ 稜-RYO-  20 巻頭カラー(カラー4p)/連載(#5)
板場広し 好きなんだもん  20
中村錦 FLORA ComiX  20 連載(#6)
堀川悟郎 紀子の手紙  20 デビュー作
夢咲三十郎 夢醒めぬ者の唄  18 連載(中編)
ぢたま某 ごめんね気分でもでも気分  32 初登場
U−K 憧憬  20 パートカラー(カラー4p)
風船クラブ リビドーY  20 連載(#6)
秋葉凪樹 小川のウンディーネ  26 初登場/連載(#1)
高梨和光 道徳形而上学原っぱ論  20 初登場
万 利休 アソコがフェルマータ  24 連載(前編)
ピロンタン TOP  20
ゴブリン 中出し母子家庭  20 初登場
朱雀 彼女の頽廃的日常  20
一市裕納 春の匂い  20
宇宙帝王 がさつな彼女  20 パートカラー(カラー2p)
四島由紀夫  20
もりしげ 少女霊  16
ロケット兄弟 秘密のは・な・ぞ・の  32 連載(#3)

評価は個人的なものなので,盲信しないように。
下の寸評も参照のこと。
評価印は◎>○>▲>△の順。



寸評

暫定的総評

 私が今最も注目してる,U−K先生の作品が載ってるので購入。
 さすがにこれほどの厚さの本だと多くの作家さんが参加してるので,○以上の評を得たのが3作とすごいことになってます。 反面,残りほとんどの作品が凡作にみえるという,良い本なのかそうでないのかよくわからない感じを受けます。 なんか,似たような話が後で出てきちゃったりするし・・・。 ハード系の作品が多くて,作品名を入力してて恥ずかしいようなものまであるし・・・。 AVじゃないんだからねぇ。
 話を戻して,まずはU−K先生の作品ですが,BE-NEWのものよりもさらに良い出来で,たいへんすばらしいです。 さっそく単行本を手に入れたのですが,なるほど,成長してるんですねぇ,やっぱり。 今後も良い作品をバシバシ出していただきたいのですが。
 で,この号で最も感動したのが秋葉凪樹先生の作品。 この先生のホームページに行ったこともあるので,どういう作品を描く人なのか,おおよそ把握してました。 それで私の持っていた印象が,幼い娘を描くことと,縛霞奈先生のように辛い(ちょっと違うかな?)人間社会に向かいあうストーリー。 でも,ちょっと違いましたね・・・。 前者に関しては,確かに胸のない娘だけど,まぁ,それくらい,と(ウンディーネは長生きらしいので,年齢は謎・・・。とりあえず,幼生体らしいけど。ちょっと反則)。 後者については,生きていくことに向かいあってるんですね,この人の作品は(あ,でも,縛霞奈先生のもひょっとすると同じか)。 純粋に良い出来と思いましたので,連載か・・・,・・・どうしよう。 とりあえず単行本になったら必ず押さえよう,と。
 ぢたま某先生は○としたけど,はっきり言って◎にしても良いかな,というレベル。 32ページの作品であることをどう評価するか,ということですね。 エッチ以外のストーリーにあてられるページが多いから,構成上有利かな・・・などと素人のくせに思ってしまったので,○と抑えておきました。 上2作品と比べて・・・という,相対的な問題も考えられるけど・・・。
 商業誌デビュー作である堀川悟郎先生のは,ちょっと暗めの作品ながら良くまとまってたので相応の評価としました。 ただ,巻頭からのハードな描写が気になって(特に,うち2作に獣姦シーンが・・・),読んでる私が理不尽に苦しくなるところではありましたが。
 あとコメントするなら,まずはもりしげ先生。もうちょっと私好みの絵だったら楽しめたかも。 お話は良かったです。
 宇宙帝王先生の作品も,まずまずの出来でしょうか。 とにかくこれだけ作品があると,なんかマヒしちゃいますね・・・。
 それと高梨和光先生のも不思議な感じはして,興味はひかれます。

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巫音 月雪
fusetan@mti.biglobe.ne.jp