発売日 | 1998年7月4日 |
表紙イラスト | 狩野ハスミ |
カラーピンナップ | ピロンタン |
発行 | 桜桃書房 |
定価 | 520円(税込) |
雑誌コード | 13703-08 |
備考 | 一騎当千号 |
評価 | 作家名 | 作品タイトル | ページ数 | 備考 |
▲ | 狩野ハスミ | HEARTS | 36 | 巻頭カラー(カラー4p)/連載(最終回) |
△ | 中村錦 | FLORA ComiX | 20 | 連載(#7) |
▲ | 板場広し | トラブルSICK | 20 | 連載(#1) |
山田タヒチ | 稜 -RYO- | 20 | 連載(#6) | |
▲ | 荒木京也 | レクイエム(前編) | 20 | パートカラー(カラー4p) |
▲ | くりはら楓 | ランデブー | 20 | |
万利休 | Present | 24 | ||
▲ | U−K | 夜想曲 | 20 | |
△ | いずみきょうた | REWARD | 20 | |
△ | やまと将臣 | おにび | 24 | 連載(#5) |
△ | TWILIGHT | 生徒会室にて | 24 | パートカラー(カラー4p) |
△ | みつあき | BLUE LOVE | 20 | デビュー作 |
△ | たねいち | 強制猥褻 | 24 | シリーズ |
△ | ロケット兄弟 | 秘密のは・な・ぞ・の | 32 | 連載(#5) |
△ | GON | へっぽこガールズ | 24 | |
▲ | シルエットさくら | ブリーディング | 20 |
評価は個人的なものなので,盲信しないように。 |
暫定的総評
ちょっと全体に甘く評価してしまったかな,といったところです。 今月も傑出した作品はありませんね。 私の好みからも,もうひとつといった感じです。
一番を決めにくいので,前から順に見ていきましょうか。
ようやく読めた狩野ハスミ先生の作品ですが,さすがに最終回をいきなり読んでもよくわかんないですね。 そのぶん割り引かれてもうまく見えますから,この評価ですが。 この作品の正当な評価は単行本化されてからですね。
荒木京也先生のはエッチ度高め。 でも,画面が暗めで読みにくいと思うのは私だけかな? いや,手が込んでて素晴らしいのですけどね。 メイドさん好きの私としては,衣装なんかもいい感じ,とか思ったりもして自己矛盾・・・。
これは良いかなと思った作品その1はくりはら楓先生の。 作品の視点は主人公の男にあるけど,女の子の(心の)動きがきっちりとおさめられてると思うのですよ。 作品の主題を1つに絞るのはポイントだと思うのだけど,(話の)背景にやや乏しいように見えてしまうのが▲になってしまった理由ということで。 ちょっと正道すぎるのかなぁ・・・。
万利休先生は昔から見てるから評価したいのだけど,なんかマニアック・・・。
さすがの私もU−K先生に(悪い意味での)慣れがでてきたかな。 どこかで兄妹もの好きだといってたよなぁ,この先生(私の誤解の可能性もあるが)。 これも正道なんだけど,こっちは私苦手だったり。 悪くないんだけど,私の心に浸透しなかったですか。
いずみきょうた先生のは,お話はわりと好み。 表情が一本調子に見えてしまうのが改善されれば,・・・,いや,これももう少しなんですけど。
やまと将臣先生は絵柄のわりに暗い作品が多いと聞いてたけど,まさにそんな感じ。 うまくやれば個人的にブレイクしそうなんだけど。 目が特徴的という話もあったけど,それほど気にならないし。
みつあき先生の作品も,なんか,あとちょっと。 ストーリーにもう少しページを割いてくれたほうが,というか,もう1エピソードあると引き込まれたかも。 「今」の気持ちをもう少し提示してほしかったかな。
さすがにパターンが王道化してきたロケット兄弟先生の連載。 でもストーリーは着実に消化されてますね。 最終的には,当然予想通りのところへ落ち着くと思うのだけど,さてどうでしょう。
ようやく最後に,これは良いかなと思った作品その2。 シルエットさくら先生の作品は,ネタを秘すと書くことなかったりして・・・。 読んだ人はいろいろ考えてみてください。 最近多い,(世界が)変な純愛系作品ですね。
99年 1月号
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巫音 月雪
fusetan@mti.biglobe.ne.jp