夢雅 98年9月号


基本情報

発売日 1998年8月5日
表紙イラスト MINE
カラーピンナップ
発行 桜桃書房
定価 520円(税込)
雑誌コード 13703-09
備考 縦横無尽号


掲載作品

評価  作家名  作品タイトル ページ数  備考
板場広し トラブルSICK  24 巻頭カラー(カラー4p)/連載(#2)
中村錦 FLORA ComiX  20 連載(#8)
荒木京也 レクイエム  16 連載(後編)
MINE 美樹と恵   4 パートカラー(カラー4p)
文月晃 美熱少女  16 連載(#3)
ハセイアガナ SPIRAL GARDEN   4 連載(#3.5)
高梨和光 晴れのち晴れ  20
四島由紀夫 狂歌  24 新連載
ぢたま某 かまって気分 らぶらぶ気分  32 シリーズ(#2)
いずみきょうた Lovely Eyes  20 パートカラー(カラー4p)
ゴブリン カズくんゴメンネ  20
朱雀 八月の蛍狩り  24
ロケット兄弟 秘密のは・な・ぞ・の  32 連載(最終回)
MANMARU やらず嫌い王決定戦  20
シルエットさくら コードネーム アクトレス  20
たいらはじめ 悠久の刻  24 連載(#2)
もりしげ 正義くんの人生勉強  16

評価は個人的なものなので,盲信しないように。
下の寸評も参照のこと。
評価印は◎>○>▲>△の順。



寸評

暫定的総評

 金色に輝く「夢雅」の文字(今月号の表紙)。 うーん,マジで光反射しますよ,さすが箔押し。 くわしくは編集後記参照,しかし,この雑誌勢いありますねぇ。
 ここで,みなさんがこの雑誌の寸評を読むにあたっての注意を少々。 こうやって冷静に読み返して評価をつけようと思うと,やはり夢雅は作品多すぎるんですよね。 現行の5段階では,どうしても相対的に下にまわされてしまう作品ができてしまいます(特に△および無印)。 そのあたり他誌と比べる際に注意してください。
 で,今月再登場のぢたま某先生の作品は,6月号の続編。 ハードな作品が多い(つまり,好まれていると思われる)夢雅でも,よほど支持があったのでしょうね。 今月も見事なまでのラブラブラブコメですが,なんか二人の性格こんなんだったっけ・・・。 奈美ちゃん前より強くなったよね,多分。 そうそう,前回書き忘れたけど,この先生お得意(?)のお小水系の作品ではないので安心です(残念な人もいるのだろうけど)。 しかし,まぁ,この二人また登場するでしょうか。 個人的には,もう少しは見てみたいな・・・と。
 今月もう一つの○は朱雀先生の作品。 ストーリーのタイプとしては,まだ男として見てくれない隣のお姉さんという王道。 中身のほうは各種ポイントをそつなく押さえ,しかも綺麗に締めくくるといった感じ。 こういうのも私は大好きですので,この評価。
 MANMARU先生の作品はタイトルでわかるかもしれないけど,某テレビ番組の1コーナーのパロ。 中身的にはちょっと問題な要素もあるけど(そういう意識は持ちましょうね),ここは寛大になって楽しむのが良いかと。 (普段私はテレビあまり見てないけど)ネタさえわかれば,こういうパロも好きですね。 落ちもちゃんとあって良かったです(笑)。
 シルエットさくら先生の作品は,今回も難しく読むことができますね。 要するに,自己を規定するものは何なのか(とりあえずは記憶だろうが)という問題に近接しますかね。 これ以上書くと作品とは無関係になっていくので控えますけど,たまにはこういうことも考えてみましょ。
 荒木京也先生の後編は,なんかごちゃごちゃしてしまった感じ(何らかの展開を見せたわけではないのに)。 前編終了時より,ストーリーが未整理に思えてしまう・・・。
 ロケット兄弟先生の連載は,ついに(個人的には突然の)最終回。 なんか中途半端な決着に見えてしまう・・・。 夏希ちゃんの誤解は解けたけど,秋斗くんが頑張ってた問題の数々はほとんどそのままなんじゃ・・・とか思ったりして。 ま,話のメインが前者なら(まぁ,普通はそうだろうけどね)あえてこれ以上進める必要はないのでしょうけど。 うーん,偶然に解決したようにも見えてしまう(もちろん違うけど)のが,個人的消化不良の真の原因かなぁ。 それとも・・・(なんか混乱してきた)

99年  1月号

98年  12月号  11月号  10月号  8月号  7月号  6月号

ホーム(うら)に戻る

巫音 月雪
fusetan@mti.biglobe.ne.jp