2001年は巳年です。
以前勤めていた会社の関係で、パリのパン屋さんの社長の受章記念に書きました。
この作品はそういうわけでフランスへ渡りました。
朱熹(しゅき:1130-1200)七言絶句「偶成」 少年 老い易(やす)く 学 成り難し 一寸の光陰 軽(かろ)んず可(べ)からず 未(いま)だ覚(さ)めず 池塘(ちとう)春草の夢 階前の梧葉(ごよう) 已(すで)に秋声 |
「瑞気集門(ずいき もんにあつまる)」 めでたい気がその人の家門に集合する。 |
「富貴寿考百事意ノ如シ」 富も長生きもすべて意のままになる。 不景気な世の中を追い払うように!! |
韓愈 雑説 世に伯楽有りて然る後に千里の馬有り。 千里の馬は常に有れども、伯楽は常には有らず。 故に名馬有りと雖もただ奴隷人の手に辱められ、 槽櫪(そうれき)の間に駢死(へんし)して千里を以て 称せられざる也。 |
第55回文人展の揮毫室に並べてもらった色紙です。5,000円で頒布しているコーナーです。 会場にドイツのデュッセルドルフからの団体客が来られ、何枚か日本のお土産に買って行かれました。 その中の1枚に左の「笑」も入りました。従ってこの作品も外国に行きました。 名刺によると、ノルトライン・ヴェストファーレン州議会の方達でした。 |
「楽」:孟子 梁恵王(りょうのけいおう)
・・・衆と楽しみを分かつ
「今、王ここに鼓楽せんに、百姓、王の鐘鼓の声、
管籥(かんやく)の音を聞きて、挙(みな)欣欣然として
喜色あり、あい告げて曰く、『わが王疾病なきに
庶幾(ちか)からんか。何をもってかよく鼓楽するや』と。
今、王ここに田猟せんに、百姓、王の車馬の音を聞き、
羽ぼうの美を見て、挙(みな)欣欣然として喜色あり、
あい告げて曰く、『わが王疾病なきに庶幾(ちか)からんか。
何をもってかよく田猟するや』と。これ他なし。
民と楽しみを同じくすればなり。今、王、百姓と楽しみを
同じくせば、すなわち王たらん。」
「愛」:敬宮愛子(としのみやあいこ)様のお名前の出典です。 孟子、離婁章より。孟子曰く、君子の人に異なる所以の者は、其の心を存するを以てなり。 君子は仁を以て心を存し、礼を以て心を存す。仁者は人を愛し、礼有る者は人を敬す。 人を愛する者は人恒に之を愛し、人を敬する者は、人恒に之を敬す。 李白:山中対酌 両人対酌すれば 山花開く 一盃一盃 復た一盃 我酔いて眠らんと欲す 君しばらく去れ 明朝意有らば 琴を抱いて来たれ 無一物中無尽蔵 |
劉希夷(りゅうきい) 「白頭を悲しむ翁に代わりて」 古人復(ま)た洛城の東に無く 今人(こんじん)還(ま)た対す落花の風 年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず |
般若心経 |
「先ず隗より始めよ」 | 羅隠(らいん)詩* | 「六根清浄(ろっこんしょうじょう」 |
*得(う)れば即ち高歌し、失えば即ち休(や)む
多愁多恨亦た悠悠
今朝(こんちょう)酒有らば、今朝酔わん
明日(みょうじつ)愁い来たらば、明日愁えん
無用の用:荘子 外物編 |
良寛の漢詩: 花は蝶を招くに心無く、蝶は花を尋ぬるに心無し 花開く時蝶来たり、蝶来たる時花開く 吾も亦人を知らず、人も亦吾を知らず 知らずとも帝則に従う |
「思い立ったが吉日」 | 九層の台も、累土より起こる(老子) |
諸悪莫作(しょあくまくさ) 衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)。 (七仏通戒偈) 心を清め人為を絶して法性と一如になれば そのはたらきとして諸悪は自ずから作られる ことはない。 |
和顔愛語(わげんあいご)。 和顔は穏やかな顔、愛語は相手を慈しむ言葉である。 たとえ何もなくてもこの心を持っていれば 大変素晴らしい充実した人生を送ることができる。 |
和顔愛語(わげんあいご)。 左の作品を結婚のお祝いにプレゼントしました。 家庭にあって、和顔愛語であることは、家庭円満、育児においては、健全発育を 促進するということを願って仕上げたものであります。 その時に、色々の大きさのものを書き、 小さい横書きのもの(一段上の写真右)を第57回秋季文人展に出品しました。 大きめの作品(右)は、第58回に出そうと思っています。 |
王維「鹿柴」 *1 第25回日中書画合同展出品 |
写真の通り。 第58回文人展出品 |
杜牧「江南春」 *2 第58回文人展出品 |
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