2000年7月30日 船橋市内某所にて

出席者 6名

テーマ 『短歌という爆弾』

レポーター 五賀

 

レポートはこちら


番外 『虚界』批評会


2000年4月19日 都内某所にて

出席者 5名

テーマ 『閑吟集』を読む

レポーター 藤田

 

いわゆる57577について、いろいろな態度がある。「決まっていることなんだから」というのが多数感覚だろうか。もちろん、いくつもの要因があって和歌の形ができあがっているんだけど、音数だけを絶対化していいとは思えない。

それにしても「歌う」ということのバリエーションはすごいってこと、あらためて感じた。それと木原敏江はすごいってこと! プリント見ながら「この小歌はあの作品のあのシーン」とかそんなことばかり。


2000年3月9日 都内某所にて

出席者 6名

テーマ 句会

 さあ、いよいよ環はじめての句会! 席題方式でしました。

 各々各題1句以上、45分で作り、題ごとに2句選ぶという方式で得点集計しました。

 俳句なのか、なんなのか、よくわからんものができましたが、高得点句を紹介します。といっても集計表を集めなかったので、★マークはあいまいです。票が割れた題では、印象深かったものにしぼりました。

「馬酔木」(出題:山兎)

 ★★★★花馬酔木食うか食わぬか唇かわく        八姫

 *八姫さんはすばらしい集中力で高得点を連発しました

「術」(出題:龍閑橋)

 ★★★ 臍のごま採る術(すべ)もなし蟾蜍(ひきがえる) 夢仙

 *術は票が割れたのですが、俳句ぽさ?で人気でした

 ★★★ ずるずるとひきこむ術も春の宵    加加

 *作者の弁「新潟の事件」にあっと思わされた

「春塵」(出題:八姫)

 ★★★ 一歩出て踵を返す春埃      山兎

 *句の短さを感じさせないと唸らせた

「流氷」(出題:加加)

 ★★★ 流氷やうつ然として目をあける  八姫

 *これは歌人らしいと思った句でした

「銀河」(出題:夢仙)

 ★★★★ネオン街越えたところはまた銀河     紗妃

 *紗妃さんは遅刻して10分で作ったのにすごいでした

「菜の花」(出題:紗妃)

 ★★★ 菜の花や犬はぐるぐるぐる走る   龍閑橋

 *作りながら、句もとても長いと感じた


1999年4月11日 稲毛「とまとまと」にて

出席者 5名

テーマ 連句実戦 内容はこちら


1998年12月4日 稲毛「とまとまと」にて

出席者 6名

テーマ 歌会 今年のベスト5

 各自、自作5首を持ち寄って批評しあったのち、忘年会となった。


10月30日 都内某所にて 詳細はこちら

出席者 5名

テーマ 『虚構の時代の果て』−オウムと世界最終戦争− 大澤真幸 著


9月24日 都内某所にて

出席者 6名

テーマ 1998 短歌研究新人賞受賞作など

 新人賞受賞作(フライング、緑のテーブル)ほか、候補作について論評


番外 980926 村田耕司歌集『のどやける』批評会


7月23日 都内某所にて

出席者5名

テーマ ポオを読む 

レポーター 五賀


6月13日 稲毛「とまとまと」にて

出席者6名

テーマ 歌会「バッドテイスト」 

レポーター 全員

歌会の後三井修さんも見えて宴会

  

作品から

壁に猫塗り込めてから何年になるかな鼠をとらない奴だった

香典の中身改むその間にもガム噛みやめぬ男ふがふが

手術台に少女の白き腹を裂く夢魔の歓び限りなかりき

世のなかがいかに狂うも狂わざるわれは真紅のけしを育む

サイド・ブレーキ引きたるままに走る子よあわてないでね、あんよは上手

背にもてる甲羅いちまい下ろすまで黙れ夜更けまで動きまわるな

 

バッドテイストというものをどう解釈するか、にばらつきが大きく、

「この歌、どこがバッドなんでしょ?」という質問がいたるところに出た。

たとえばグラフィカルなものには、「なるほどバッド」という了解が得やすいが、

言語では難しいのか。

それとも修業が足りないのか。

それにしても、バッドなものを語ることがもっともっと必要って思った。


5月27日 都内某所にて

出席者6名

テーマ 村田耕司歌集「のどやける」評 

レポーター 全員

「これはどういう意味?」なんて作者に聞くことができるのも、批評会の醍醐味。

最後はサイン会になってしまうのであった。ボクは自分が「返し」を作った「大女王」の歌を書いてもらった。

それはともかく、読者によって評価がちがう、てのは当然のことなのだけれど、この歌集は、ちょっと収拾がつかないほどである。それは、かなりの人が、たじろいでしまうからじゃないか。でも、女性にとっては特に、男性性というものについて論じるよい機会だ。

五賀としては、歌として、とても好きなのが多数あるが、その特色は、抽象的というか、細かく描写していくタイプではないのに、ある手応えというか、生な感覚がある、ということだと思う。

逆にその抽象性が、単調な感じを与えていることも確かで、たとえば女というものが、ちょっと単調すぎないか、と。あと、ルビも嫌いなので、その点は、つまり、漢字、漢語のもつ力に頼っている作家という先入観を与える恐れがありはしないか。

ただ、漢語への感覚は、やはり独特のものがあり、うまく決まっているときは、素晴しい効果をあげている。

でも、これからだね。ほんとにつらい道のりは。歌集を出すってことはそういうことなんだね。 


4月22日 都内某所にて

出席者3名(うっ、さびしい)

テーマ 歌会「バッドテイスト」 

レポーター 全員

 藤田武

スズメノヤリスズメノカタビラヤリ→カタビラススメススメグンタイススメ

 菅輝江

指欠くる手をあげ釈尊法を説く古道具屋に売られしのちを

(この一首は今後どう変わるかわかりまへん)

 五賀祐子

春くるらし 大いなる影唐突に でっかい中華饅頭のこと

(これはさんざん悩んだあとでつくりなおしたもの...)


3月26日 都内某所にて

出席者4名

テーマ 「増殖する俳句歳時記」清水哲男 編 

レポーター 五賀


2月26日 都内某所にて

出席者7名 (うちゲスト1名)

テーマ 「目玉と脳の大冒険」荒俣宏 著 

レポーター 五賀

 荒俣宏の全貌??について、ゲストが作ってきてくれた強力資料の助けもあり、自分としては何とか語れたのかなと思っています。


1998年1月30日 都内某所にて

出席者5名 

テーマ 新潮1月号 

レポーター 全員

 資料が入手できなかった人もいたため、感想を述べあうだけのやや散漫な会になってしまったことは反省材料。「どこを見ても同じ人が出ている」という大湯さんの感想が総括していると思われた。短歌もテレビと同じですね。


1997年12月25日 都内某所にて

出席者4名 

テーマ タニス・リー「血のごとく赤く」

レポーター 五賀

 前回「暴力」というテーマで歌会をした際、インスピレーションをもらった小説集を取り上げることにしたが、クリスマスでもあり(関係ないか)、ふさわしいものになった。


11月28日 稲毛にて 

10月24日 都内某所にて

7月29日 都内某所にて


(番外)8月24日 千葉京成ホテルにて 「21世紀の短歌を語る会


6月26日 都内某所にて

出席者 4名(イトウ、オオユ、ゴガ、ムラタ)とおつまみの佐藤錦

テーマ ネットサーフィンしながら歌会

 

タンゴぼんやり聞いてたいから工事中とだけ書いてあるあたしのページ

あやつるは夢のゆめなる綾なしてわれ繰りやまぬマッキントッシュ

UFO・宇宙人・嘘でした ゆめ逸らせつつ告げらるるとは

うばたまや闇のくらきにステップふむ「真珠とりのタンゴ」聴ける白天雲(しらくも)

伊藤さんにひさしぶりに会えるこの夜のホウムペイジにわが歌はなし

車中の眼奪ってしまった青年が刺青の罌粟肩より零す

空ファイル開けば警告「ゆうべ見た夢については責任持てない」


5月27日 都内某所にて

テーマ 久保田淳著「藤原定家」

レポーター 大湯邦代

出席者 4名 


4月27日 都内某所にて

テーマ 堀田善衛著「明月記私抄」(正・続)

レポーター 五賀祐子

出席者 4名

歌ってものが部外者である堀田氏からはどのように見えているのだろうか? それは無意味ってことに集約されるようだ。無意味でありながら完成されていること。

無意味はすごく重要なことだと私は思っている。


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