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 銀行等で一般的な、法人向融資の返済方法です。
通常、融資は借入の翌月からの返済で、金利は経過分として毎月の支払額の
中に金利を含んで返済しますが、この金利先払い方式では、次回返済日までの
未経過の金利を先に支払うものです。
初回の金利分は、融資実行時に差し引きされる形になります。
次の例で説明します。

例題

 借入金額: 1000万円
 支払回数:   60回
 金利年率:   年3%
 借入日 : 2000年5月19日
 返済日 :毎月10日(銀行営業日)


毎月の支払額は、元金均等払いですので、元金部分を

  10,000,000円÷60回=166,666円。  最終回のみ 166,706円

この融資の特徴は、未経過の次回支払日までの金利を先に支払ってしまうこと
ですので、融資実行時に先に最初の金利分を差し引きしてしまいます。
5月19日〜6月12日(6/10は土曜日なので6/12が支払日となる)の日数
25日分の金利  10,000,000円×3%÷366日×25日=20,491円
を実行時に差し引きした 9,979,509円が借り主に渡されます。
続いて、第一回目6/12の支払額は、今度は6/13〜7/10までの金利
22,568円を元金分166,666円に加算した189,234円を支払うことに
なります。
以降、同様に毎月元金分166,666円に次回支払日までの金利を加算して
支払っていって、最終回は、元金分の最終分166,706円を支払い完済となる
わけです。
この支払方式は、先に金利収益を確定させる貸手側(銀行など)の本意に
立った方式と思われます。また、銀行によっては、銀行営業日に支払日を
合わせた形も多く、その分余計に金利がかさむといったこともあります。
最近は、成人の日や体育の日などが変わりましたが、銀行によっては、その
コンピュータ上のカレンダー改定対応をしていないところもあるようですので、
よく確認することが必要と思われます。



   ● 元利展開表
回数 年月日 返済額 金利 元本充当 元金残高
1 2000/06/12 189,234 22,568 166,666 9,833,334
2 2000/07/10 191,228 24,562 166,666 9,666,668
3 2000/08/10 191,584 24,918 166,666 9,500,002
60 2005/05/10 166,706 0 166,706 0