症例3=右側上下第二大臼歯のすれ違い咬合症例(非抜歯症例)
症例写真の加工はしてません。HPにのせるためにファイルサイズ縮小のための切り取りはしてます。どうやって治したかは(治療法は)来院された方にのみ、お教えします。
症例の説明
まず、すれ違い咬合とは。英語では、Scisors Biteと言います。Scisors = はさみですね。
上下の歯が正常な対抗関係になく、すれ違っている状態を言います。現物は、下のような状態です。
上の第二大臼歯が頬側(表側)にきて、下の第二大臼歯が舌側(裏側)に倒れている場合が多いです。この場合の不具合は、整理すると以下のようになります。
1)まず、正常に噛めない。
2)噛めないと咬合面(かみ合わせの面)に食べかすが溜まって、むし歯になりやすくなります。
3)倒れている歯は、歯みがきがしにくいのでむし歯や歯周病になります。→歯を失う原因になります。
4)顎の関節が痛くなる場合があります。
で、治すと、以下のように変えられます。
ブラケットを付けて、若い人なら1年弱、成人なら1年半かかる場合もあります。
費用について
は、ウチの場合は25万円ぐらいです。
では、もうひとつ実例
上顎右側第二大臼歯。頬側(ほっぺた側)は歯みがきしにくいです。
下顎右側第二大臼歯の舌側傾斜。舌側(裏側)の歯みがきはやりにくいはずです。で、そこからむし歯ができます。
治療前。上下の第二大臼歯は噛んでません。
治療後。上下第二大臼歯は噛んでます。この患者さんは、前歯の歯科矯正治療は希望されませんでしたので、手を付けてません。部分矯正の料金で治療しましたので、治療費は総額で24万円程度です。
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