海へ


大阪 23:26-(501M:きたぐに)-6:36 柿崎 6:56-(1327M)-7:08 青海川 … 鯨波 9:47-(1333M)-10:49 長岡 11:12-(9368C:Maxあさひ368号)-13:12 東京
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電車A寝台車。独特の中央通路の
両脇に寝台が並ぶ

懐かしの電車寝台〔きたぐに〕はA寝台を選んだ。開放型A寝台、これが最初で最後かもしれない。自由席はもちろん、寝台もかなり埋まっていた。

下段の広さはB寝台も同じであるが、さすがの2段で頭はつかえない。といっても、寝ている間は使用しない空間にB寝台もう一人分の金額がかかっていることを考えると、少し複雑でもあり……。

夜遅めの出発であり、出発前にA寝台から車内改札を済ませている。明日もちょっと早いので、さっさと寝てしまおう。

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夜が明けたA寝台


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日本海を背に青海川の駅標が立つ
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青海川を通過する〔みのり1号〕
[Nikon F5, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D (IF),
RDPIII]

8月20日、またまた晴。「白いかもめ」の乗車で長崎へ行った日を除くとずっと晴れが続いている。

柿崎で列車を降り、普通列車で青海川へ向かった。海のすぐ近くにある駅で、夏でも冬でもいいから一度降りてみたかったところだ。

入江に寄りそう小さな集落の、頭上はるか高くに国道8号線が通っている。ええと、どうやって行けばいいんだ? ようやく取り付けを探し当て、舗装されているのにあちこちにクモの巣が張っている薮みたいな道をかき分け、なんとか上に出られた。集落をひとまたぎに渡る米山大橋。渡ると青海川駅と日本海が一望の下になる。


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鯨波海岸を行く日本海縦貫列車 (青海川〜鯨波)
[Nikon F5, AF Nikkor 50mm F1.4D, RDPIII]
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クジラの絵がかわいい鯨波駅舎

青海川〜鯨波は鉄道写真の名所。国道8号線沿いに歩くだけでいくつもの好適地がある。〔はくたか〕への転移でだいぶ減ったが、485系特急や115系、貨物列車を撮りながら、隣の鯨波まで歩いてきた。暑い! 無人駅の待合室で、人のいない隙を窺ってシャツを着替えた。あとは長岡から新幹線に乗り継ぐだけ……。