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凹凸の反転錯視  クレーター錯視  ホロウマスク錯視  首振りドラゴン  逆遠近法錯視  凹凸逆転錯視
 ものを見るということ(9) Google Mapのクレーター錯視 ( crater illusion )
  
   これは、Google Mapで見つけたクレーター錯視です。これは山が、穴か?。
  ロシアのダイヤモンド生産の99%を担うサハ共和国のダイヤモンド産業の中心地。ミールヌイにあるミール鉱山です。 
  Google Mapは写真の張り替えを時々やっているので、あるいは、見えなくなるかも知れませんが、格好のサンプルなので    
  載せておきます。深さ525m、直径1250mの巨大な大穴です。
  なお、この鉱山での露天掘りは50年近くに及ぶ操業を終え、現在では地下に坑道を掘り採掘しているそうです。
  ウダーチナヤ・パイプ  /  ミールヌイ  / ミール鉱山 google/search / ウダーチヌイ  / 
  これは穴が非常に大きいため、底の部分にも日が当たり、明るいため逆に突出しているように見えています。
  明度の高い色が膨張・進出して見え、明度の低い色が収縮・後退しているように 見える事自体は錯視ではありません
  見えている世界( 知覚的世界 )と物理的世界は同じではありません。視覚系が認識した外界についての仮定が、物理的世界と
  異なっ ている場合が錯視と呼ばれます。このことは、視覚系以外の感覚系でも発生し、物理的世界と異なる知覚を得てしまう
  現象を錯覚と呼びます。     ものを見るということ(1)錯視
 
 
 
 
 
   Google Earthで見ても、この通り
 
 
ミール鉱山 座標: 66.433363,112.316666
 
  クレーター錯視  ( crater illusion )    月面クレーター
   ヒル・クレーター   直径16km
 
  
The lunar crater Hill from Apollo 15. NASA photo.
  アポロ15号が撮影した月面の"ヒル・クレーター" ヒルは、アメリカの天文学者ジョージ・ウィリアム・ヒルから付けられた。
  
 
 
  アリスタルコス・クレーター  (発光現象で有名なクレーター) 探査機 Clementine が撮影した画像   直径42km
  アリスタルコス は古代ギリシャの天文学者、数学者。
 
  
Clementine image of Aristarchus and surroundings mapped onto simulated topography. NASA photo.
 
  ティコ・クレーター   デンマークの天文学者・ティコ・ブラーエにちなんで命名された。
  1500kmにも及ぶ放射状の光の筋を放つことで知られる。直径85キロと非常に大きい。
  映画『2001年宇宙の旅』( 2001: A Space Odyssey ) では、モノリス( Tycho Monolith )の埋められた場所という設定であった。
  
 
  
Tycho seen by Lunar Orbiter 5. NASA  探査機ルナ・オービター 5号が撮影した画像
 
 
 
  ホロウマスク錯視  ( クレーター錯視 )   crater illusion  Hollow face 錯視 凹凸逆転錯視 凹面顔錯視
 
   こちらの錯視も、面白いし話題になっています。しかし新しく名前を付ける必要があるのかとも思います。
  凹面ではないけれど、移動しても視線が追いかけてくる現象は、肖像画などや、神像などでも知られていた筈です。   
  様々な分野から参入があるのは、この分野の研究が進むことになるだろうから結構なことですが、それぞれ勝手に命名して  
  バリエーションに一々名付けしていたら収拾がつかなくなる感もあります。  現在のところ、こんな錯視もあるというリストアップの段階で、 
  合理的な説明は、まだこれからです。このHollow_face_錯視は名称すら確定していない状態ですが、錯視自体は大変面白いものです。
  凹凸逆転錯視 ( クレーター錯視 ) に、顔の認識に関しては特に反応が大きいという要素が複合されたものです。
  Hollow は、へこんだ、凹面のという意味で、凹面錯視ということになります。  hollow【 h ά l o u 】中空, 凹み
  半立体のアインシュタインの顔が、凹面であるのにもかかわらず、どう見ても凸面に見えます。
 
Einstein's Face Illusion
 
 
   Einstein_Hollow_Face_Illusion  /  Einstein's Face Illusion - Google 検索 / 
   Made in UK  The mask is 43cm high and 31cm wide. Price: £45.00 [$71.10] (Including VAT at 20%)だそうです。
   アインシュタイン好評につき第二弾はシェイクスピアですShakespeare Hollow Face  / 
   日本向けに作るなら、福沢諭吉にすれば売れると思います。
    /  Face  /  顔認識  /  Face_perception  / A Short History of PhotoTiled Pictures  /  Barcode Art by Scott Blake  / 
   Face in blocks  /  Hollow-face illusion,artwork  / 
  
  顔の認識  Face in blocks
   有名な画像は、これ位モザイクをかけても判別できる。ボブ・マーリーやアンディ・ウォーホルになると、知らない人がいるかも知れない。
  しかし、人間の顔であることは、認識できる。顔への反応が非常に大きいため、顔でないものを顔と誤認することも起る。
 
  Pareidolia   ( パレイドリア )
 
  
 wiki-en ( Pareidolia )    初音ミク風にしてみた。
  この様なものまで、顔と認識してしまう現象をPareidolia ( パレイドリア )という。
 人面魚  /  人面岩  /  人面雲  /  Cydonia (region of Mars)  /  Old Man of the Mountain  / Man in the Moon # Pareidolia 
 
 
  首振りドラゴン 凹面顔錯視 Paper Dragon
 
 
   Paper Dragonのダウンロード  首振りドラゴン PDF  首振りドラゴンのダウンロード
   Web上で見かけるドラゴンの大半が同一の姿形なので、雑誌の付録にでも付いていたのかと思ったら、
  こちらのサイトで配布されていました。 Paper Dragon by Jerry Andrus Pattern for Dragon (jpg) Pattern for Dragon (pdf)
  Gathering for Gardner Paper Dragon in Great things on the web   こちらでは、青、緑、赤の3色の JPG 型紙が入手できます。
  Dragon Illusion Colorsこちらでは、pdfで9色入手できます。 このサイトでは、他に、猫、馬、ロボット犬、自作用の白紙の型紙も
  入手できます。( 猫の顔はかなり怖いものです。)
  
  
  ドラゴンの首に付いている謝辞について
  このペーパークラフトは、1998年マジシャンJerry Andrus 氏が、マジックする数学者 Martin Gardner 氏の偉業を称えて作成したものです。
  マーティン・ガードナー氏 は、アメリカの数学者、著述家、アマチュア手品師。懐疑論者であり、疑似科学・超常現象批判でも知られています。
  ジェリーアンドラス氏は、高名なアメリカのマジシャン、 作家 、 発明家 、 科学的懐疑論者です。
  Martin Gardner  /  Jerry Andrus  / ジェリーアンドラス 氏のサイト /  Jerry Andrus /illusions /spiral /movie
  
  
  
  
  Reverspective  リバースペクティブ  遠近の反転  逆遠近錯視  遠近法の思い込み錯視
  
  
   これは、顔ではないが錯視度が大きい。大阪市立科学館の外壁ショーケースに、大型のオブジェクトを展示してあるものを見たが、
  近づいて良く観察しないと判らない出来であった。
  パトリック・ヒューズ(Patrick Hughes )は、イギリス人のアーティスト。1939年生まれ。 Patrick Hughes - Paintings - Gallery
  
  
  
  
  錯視関連のサイトを閲覧していたら、面白いサイトを見つけた。
  Convex Concave Rocks optical Illusion ユタ州ワイルドホースキャニオンで撮影された凹凸の錯覚。
  the-invisible-man-optical-illusion こちらは、透明人間。これはアートか?。
  Optical Illusions by Visual Fun House というサイトだが他にも様々な趣向のIllusionが載っており、目新しいものが多いうえ
  カタログ的なものではなく、、エンターテイメント性を重視した出来になっており、楽しめる。
  
  
  火星のクレーターの写真を回転させてみた  Impact craters on Mars
  Image credit: NASA/JPL-Caltech/ASU
  Bacolor (crater)     大きな写真を見る
  
  左が元の写真。右が270度回転させたもの。90度、180度では凹のままだった。しかしこの右の図をじっと見ていると、時々凹に見える。
  隣の雪だるま型の方は、簡単に凹凸が入れ替わって見える。  しかし、回転させてもクレーターのままの写真も多い。
  火星のクレーターは、雪だるま型、ハート型、同心円型などユニークなものも多い。  
  
  
   
 火星の二重クレーター    ハッピーフェイス・クレイター    クレーターPIA02084
  
  
  火星のニコニコマーク( Happy face )・クレーター
  ‘Happy face’ crater on Mars /  ESA - Mars Express - 'Happy face' crater on Mars /  Galle_(Martian_crater) / 
  Martian Landscapes: Linear Features, Volcanoes, Impact Craters, Channels; Exotic Terrains  / 
  
  
  地球のクレーターの写真を回転させてみた  バリンジャー隕石孔 ( アメリカ アリゾナ州 )
  
  Meteor Crater     大きな写真を見る
  
  
  Badlands Guardian (バッドランズ・ガーディアン)  Google Mapのクレーター錯視  凹凸の反転錯視
 荒野の守護者   
  カナダ・アルバータ州メディシンハット (Medicine Hat) 付近のイヤホンを付けたネイティブアメリカンの横顔のような地形。
  リレーフ状に見える写真が多いが、実際には凹面である。(凹面に見える写真もある。)  Faktoider: Stenansikten
  Badlands Guardian (Wiki Mapia)、そのすぐ西北には洋式の兜を付けた西田敏行 のような地形もある。
  
  
  
   この地形は、凹であるものが、凸に見えているクレーター錯視である上、顔に見えるため回転しても、顔のイメージが消えない。
  太陽の位置が異なる他の時間帯に撮影された、顔に見えない画像では、回転しても顔には見えない。
  衛星は特定地域を決まった時間に通過するので、季節の差を考慮してもそんなに大差のない写真になる。右の写真は衛星写真ではない。
  
  
  デビルスタワー  ( Devils Tower )アメリカ ワイオミング州
   最初に見たイメージに支配されしばらく山頂が見つかりません。
  冒頭のミール鉱山の写真を見て、すぐ連想したのが、 それでは、デビルスタワー はどう見えているだろうということでした。
  こちらは錯視図形ではないけれど、明暗のコントラストが強烈で、 どこが山頂かすぐには判らないようになっています。
  Google Mapで見るクレーター錯視 添付 参考資料(4)デビルスタワー
  
  
  影の向きが右下方向でないことも関係しています。 /  ものを見るということ(1) 錯視 立体感
  
  
  
  ギアナ高地の大陥没穴 ベネズエラ 
  ギアナ高地を見る エンジェルフォール  サリサリニャーマ /  
  
  ギアナ高地の大陥没穴を回転させてみた クレーター錯視 参考資料(5) 
  またまた、GoogleMapで、クレーター錯視のサンプルを見つけました。上記リンクにもう少し大きい画像を載せました。
  場所はベネズエラ、ギアナ高地、サリサリニャーマの大陥没穴です。
  
  
  
  






(5) シルエット錯視  /  (6) 格子錯視  /  (7) チェッカーシャドー錯視 / 明暗の錯視  /  (8) グレゴリーの ダルメシアン犬 / 運動錯視  / (10) 月の錯視 / 
Fudaraku voice