プレイ中のゲーム(2001下半期)


過去のプレイ中のゲームデータ

〜1998  〜1999上半期  〜1999下半期  〜2000上半期  〜2000下半期

〜2001上半期


全年齢対象  


18歳推奨


18歳禁止  みずいろ  Brightia  盛夏の杜  KISS X 100 GiriGiriな女達

        純愛GirL  胸キュン! はぁとふるCafe  同窓会again

         同窓会refrain  秋桜の空に  リトルモニカ物語

         君が望む永遠


君が望む永遠 (PCゲーム Windows95/98/ME/2000 アージュ)

                                  プレイ開始 2001−12−10

                                  プレイ終了 2001−12−18

 

主人公「鳴海 孝之」(なるみ たかゆき 名前変更不可) は、白稜大付属柊学園三年生。

そろそろ進路を考えるべき夏休み前であるにもかかわらず、未だ本気に考えることも出来ず

親友の平 慎二(たいら しんじ)、速瀬 水月(はやせ みつき)たちの夢を聞くたび焦りを感じていた。

そんなある時、水月が自分の親友「涼宮 遙」(すずみや はるか)を孝之たちに紹介。引っ込み思案すぎる

彼女に正直孝之はいらだちに近い感情を感じつつも、受け入れようと彼なりに努力する。

そんなある時、水月から、孝之のお気に入りの場所での待ち合わせを申し込まれる。 水月のことをまんざら

でもなく思っていた孝之は、彼女からの告白と思い、緊張しつつ待ち合わせの場所に行くと、そこには遙が

待っていた。遙は、ずっと孝之のことが好きだったという。しかし引っ込み思案な自分では告白の機会を掴む

ことが出来ず、親友の水月に手はずを整えてもらった・・・と言うことだったのだ。

引っ込み思案な彼女なりの、一生懸命な告白。そんな彼女を傷つけることをおそれた孝之は、彼女の告白を

受け入れてしまう。 女の子とつきあう・・・と言うことが、どういうことであるのかを深く考えることもせず・・・

 

このゲームは「君がいた季節」で注目を浴びた「アージュ」の第二作目に当たりますね。発売前のデモが

第一部完結までしっかりとやらせてくれるという大盤振る舞い、しかもストーリーがとてもいいことが判明したことも

あり、注目を浴びていた作品です。 そして、もう一つ、大きく注目を浴びた理由・・・それは自主回収騒ぎ。(爆

アージュ自体はその理由を述べるのを拒否していますが、どうもCGの中に消しが不適切な部分があった模様。

ネットオークションで回収前のVerが高値で取り引きされているのを見たことがある人も多いかと存じます。(ぉ

しかし、修正後のVerだからといってプレイする価値がないわけではないです。この作品の良さはストーリー

にあるわけなので。ええ、けっしてえっちなCGを見られないからと言って価値がないわけではバキバキバキ

 

このゲームはアドベンチャー形式のゲームであり、その必要とする機能は満足できるレベルですべてそろっています。

MSGスキップ機能は既読のみとばすことが出来、バックスキップ機能、それも声つきでついています。セーブ&ロードは

任意の場所で行え、コメントも自分でつけることも出来る上、そのシーンの映像がサムネイル形式で表示されるという

まさに痒いところに手が届く親切さ。大切なセーブデータを間違って消さないようにする「重要度を上げる」という機能があり

ユーザーへの配慮が実にいいですわ。(笑) セーブファイルは10ごとに拡張され、最大1000個まで作成可能。

これだけあれば、長丁場なこのゲームでも名場面集を作ることになんら問題があろうはずがありません。

少なくともユーザーインターフェイスに限っては、文句をつけうる場所はないと言ってもいいですね。

ゲームの難易度は低め。プレイヤーが愛しいと思う女の子を大事にしていけば、自然にその娘への道が開けます。

ただ、遙、水月、茜のメインキャラをのぞく他の娘を攻略するのは、どうも二度目以降のようで。おかげで私、意図しない

娘を攻略する羽目になってしまいました。(^-^; その娘はメインヒロインの一人なモンで、後の方にとっておきたかったの

に・・(ぐは 私みたいなタイプには、こういうのはさすがに勘弁して欲しいかも。なにせオールクリアするにはそれ相応の

気力が必要なのですが、美味しいトコ(ぉひ を沙希にプレイしちゃうと後に続かなくなってしまうし(笑)バキ

  

おまけはこの手のゲームでは定番のCG集や、BGM集。そしてえっちしーんリプレイ。(笑) 誰かとのエンドを迎えると

見ることが出来るようになっています。 この辺にも過不足無い出来でありますね。

 

CGは実にかわいらしくていいです。(笑) 立ちCGがなにげに等身が変なトコがあるのは否定できませんけど。(ぉひ

女の子のアップCGがとても可愛らしくていいです。(爆笑)

このゲームはアニメーションを意識した画面の特殊効果、キャラの複雑な表情の変化など、特に画面の表現に対する

強いこだわりが見えますので、必要マシンスペックは非常に大きいです。このゲームをプレイするなら、ぜひメーカーの

推奨するスペックを上回るだけのPCを用意することをお勧めします。

 

BGMはCD−DAか、PCMのいずれかを選べます。デフォルトではPCMのようですが、マシンにかかる負荷や音質を

考えるならCD−DAの方が良いでしょう。曲の出来はとてもいいです。シーンによく合う作りですし、そもそも切なさを

表現する曲や絆を確かめ合う曲の秀逸さと言ったら、繰り返し聞いても飽きることがありません。具体的にタイトルを

挙げると「願い」「絆」です。この二曲が一番気に入っていますね。>あたし

主題歌「Rumbling hearts」 いい曲です。この曲に乗って表現される、OPアニメーションは秀逸そのもの。私は

いつでもこれを見られるようにしているくらいですし。(笑)

このゲームはフルボイス。女の子だけではなく男もしっかりしゃべります。(笑) まあ男は別にしゃべらなくても

私は怒らないですが(笑) ただ、男もしゃべることで、よりゲームへの感情移入がしやすいのも事実。

声優さんがまた演技が巧いのですわ。遙ちゃんのちょっとあまえんぼうな声、茜ちゃんの元気のいい声、水月ちゃんの

クールな、そしてこれまたあまえんぼうな声。それらの演技がまた上手なのなんの。声優さんの演技は及第点を

大きく上回っていると断言いたしましょう。(笑)

 

えっちしーんは・・・基本的にこの作品は純愛モノなので、マニアックなえっちしーんはそれほど無いです。(笑)

せいぜいあって「後ろの・・・」位ですかね。(ぉひぉひ でも、プレイして愛しさを感じた女の子とのえっちしーんで

あれば、マニアックなえっちしーんがどれほどの価値があるでしょうか。(うむ 素直に素直に純愛なラブシーンを

楽しんで欲しいと思う、ゆ〜ちゃん☆でございます。(笑)

 

さてと、シナリオ。このゲームはネタバレ無い状態でプレイした方が絶対いいゲームなので、ネタバレのない範囲で

表現いたしますと、「切ない」この一言につきます。(/_;)  人の心を何よりも大事に思い、人の

痛みを分かってあげられる主人公、鳴海孝之。友情を重んじ、友が困っていると見れば、力になって上げたいと

思える優しさ。そう言う彼だからこそ、女の子が彼を思わずにはいられない・・・。だけど、彼とて人間。困難にあえば

くじけ、自分の心を傷つけられそうになれば逃避する。一般的なギャルゲーにありがちの、年齢にそぐわぬ大人ぶりを

見せることはありませぬ。スタッフ曰く、そして私自身がプレイして感じた「等身大の主人公」 それが鳴瀬孝之です。

うじうじと考え込み、早くに決断しなければならない時に決断を遅らせ、かえって泥沼にはまる。つらい宣告を女の子に

下そうとしても、女の子の笑顔、泣き顔、そう言った感情を吐露されると、決心が脆くも崩れ、何も言い出せなくなって

しまう・・・それがどれほど後で相手を傷つけることになるかを、自分でも痛いほど分かっているくせに。 

逃げても問題の解決にならないのに一時の感情に支配されて逃げてしまい、傷つけたくない人を傷つけてしまう。

そう言う主人公を見て、多数のプレイヤーが感じた感想が「優柔不断」「ヘタレ」。いあ、もっともだと思います。

でも私自身、彼を見ても、優柔不断とも、ヘタレとも思えなかったりするんですよね。 それは自分自身に照らし合わせると

とても他人事には見えないから。(^-^; 私自身がそう言う局面に出会ったら、主人公と同じ行動をとってしまう可能性決して

少なくないから。(ぐふ 惰弱な孝之の行動を見て憤りながらも、でも自分を振り返ったとき、彼以上の行動を

とることが出来る自信のない自分に気づく。 なかなかに考えさせられる作りのゲームでございます。(^^;

きっと彼を遠慮無く優柔不断とか、ヘタレと罵倒できうる人はいるでしょう。なぜならこの物語と同じではないにせよ、似た

ような修羅場で選択を迫られた人はいるでしょうから。そのとき彼には出来なかったことを出来た人もいるでしょうし

そう言う人たちにしてみれば、孝之のやっていることはただの甘えに過ぎないでしょうから。

なるほど。プレイヤーの経験、価値観によってゲームの評価が変わると言うのがよく分かりますわね。

 

メーカーのウリでは、このゲームは、プレイヤーが選ぶ選択肢は、「どちらが正しいか?」ではなく、「どちらのヒロインを

選ぶべきか?」という点を重視して作っていると言うことなので、コンプ目指して自分の思い人以外の人を選んでいくと

心がどんどんと沈んで、しまいにゃ鬱になっていきますね。(/_;) 実際私は、涼宮姉妹に強く心惹かれているモンで

彼女ら以外のシナリオを進んだとき、マジで強い切なさを感じましたもん。特に茜ちゃんの冷たい態度、キャラによって

は「蔑み」のまなざし・・・痛い、痛すぎるよ。ええ。(/_;)(笑) 正直何度コンプを諦めて、萌えキャラだけクリアにとどめ

ようと考えたか分かりませぬ。 それだけ強く感情移入が出来る作品であることを強調しておきます。

 

メインキャラのみならず、サブキャラ達の魅力も決して悪くはないですよ?(笑) 親友の慎二なんて、これ以上いい友人

なんていないと言えますし、主人公のアルバイト沙希のファミレスの店長など、実に渋い、味わい深いキャラクターに

仕上がっています。彼らと主人公の間で織りなす青春モノのノリ、当のキャラクター達自身があまりのクサさにのけぞって

いるくらいだし(爆笑 えーい、照れるなら最初からそう言うこと言うなよ(大爆笑)>キャラ達

あゆあゆこと「大空寺 あゆ」と主人公のドツキ漫才も楽しいし。つらく切ないストーリーだけではなく、そう言うホッとする

シーンも多数あると言うことで。

女医の香月先生・・・とても医者には見えないんだけど(ぉひ だけど彼女の的確なアドバイス、彼女もまた修羅場を

くぐってきた女の人だと言うことでしょうなあ。彼女はクリアできませぬが、彼女の過去というのも知ってみたいな〜

と思ったりいたしました。(ぉひ かように、サブキャラに対しても、思いを馳せられる作品ですね。

 

本ゲームは、どっぷり切ない系、それも場合によっては鬱が入るゲームなので、すっきりとした明るいノリのゲームを所望する

方には正直とてもお勧めできませぬ。ですが、感動できるストーリーが見たい方、私のように切ない系のゲームが好きな方

には、何を差し置いてでも本作品をプレイすることをお勧めいたします。 最初のプレイですでに「ハマリゲーム」に登録

する気になっている私ですので(笑) ここは当然ハマリゲームに登録〜☆

 

さて、以下は恒例、ネタバレ付きキャラ別感想。ネタバレ避ける人は絶対読み進めないで下さい。

 

 

星乃 文緒(ほしの ふみお)

遙が入院している病院に勤務する看護婦。一見遊んでいるバカ女風。行動もそれを裏付けるものがある(^-^;

だけど、蛍シナリオでは、彼女の優しさが大きく出ているんですよね。絵に描いたような、誤解されやすい女性

と言うことで。残念ながら彼女とはちゃんとしたエンドが無く、バッドエンドのみ。それも私のように茜ちゃん萌え

の使徒には絶対絶対認めたくない展開・・・「蔑みのまなざしを向けられる」(吐血 

と言うわけでごめん! 文緒さん!しゅたたたたたたた(/_;)(ぉひ

 

天川 蛍(あまかわ ほたる)

文緒さんと同じく、遙が入院している病院に勤める看護婦。外見はどうみても/|\学生。アソコの毛も

全く生えてない。誘われたからとはいえ、こういう女性相手によくもまあえっちする気になったモンだと我らが

孝之クンをいろんな意味で褒めて上げたくなります。(爆笑)ガスガスガス

ただ、見ず知らずの男性をえっちに誘うと言う、一見奇怪な行動、あまりに年齢不相応な体躯に、死に至る

病魔ゆえ・・・と言うあまりな現実があるとはさすがに気づき得ませんでした。(/_;) 彼女を見ていて孝之クンが

自分自身の甘えに気づく・・・と言う展開には、納得できるものがありました。正直プレイ前は、遙と水月という

人がいながら、他の女性にちょっかいを出すと言う展開にキチンと表現できるかと言う不安があったので。

水月との別れが、水月との関係や、彼女の性格からして、ちょっとあっさりしすぎている点が気にならないわけでは

ないですが、遙とのことが穏やかに終わったことが、せめてもの救いでしたね。

天川さんと孝之の、あまりに、あまりに不器用な恋。蛍が生きている間に言えなかった言葉「愛している」

文緒さんがあまりの不器用な二人に心を痛め、そして号泣しながら故人を悼む姿はホントに痛々しかったです。

蛍シナリオで言うのもあれだけど、こういう文緒さんとのハッピーエンドもあれば良かったのに。(^_^;

 

他のキャラクターにはない、思い人との死別エンド。切ないけど、いいシナリオであったと思います。

蛍ちゃんに死んで欲しくはなかったけどね。(/_;)

 

穂村 愛美(ほむら まなみ)

主人公がかつて在籍していた白稜柊での下級生。そのころから彼のことを想っていたという。

想った人にはとことんまで尽くすその姿は慈母そのもの。主人公が彼女のことを本当に大切に想って

いたのであれば、ちょっとベタベタしてはいるけど微笑ましいカップルであったであろうに・・・

正直に言いましょう。このゲームで唯一、私があまりの展開に耐えきれず「傍観者モード」になったシナリオで

ございました。(ぐは だってねえ。展開がほとんどホラー映画そのものだし。優柔不断な孝之にしては珍しく

すぱっと別れを切り出すと、まなまな、彼を階段から突き落として足を骨折させ、拉致監禁し、策略を講じて

水月や遙、慎二との関係を断ち切り、ファミレスには勝手に退職届を出し、主人公を完全に孤立無援の状態に

してしまう。孝之が何を一番大切にしているかを熟知した上で、それをすべて奪い、精神的なよりどころを奪う。

しかもこれらのことを全部まなまなが自分でやっておきながら、傍観者のごとく同情の涙を流す。 はっきり

言いましょう。彼女、壊れています。(汗 結局あまりの仕打ちに孝之も精神的に壊れてしまい、幼児に退行し

壊れてしまったもの同志で、彼らなりの純愛を築きあげると言う、シナリオですからねえ。 ネットの海を泳いで

いると、そう言う孝之クンを惰弱と切って捨てる意見がありましたが、私はそれは違うと思いますね。

孝之は、他の女の子のシナリオで述懐していますが、友達が少ない。白稜柊時代は多くいた友達も、遙の

事故を機に自分の殻に閉じこもってしまい、友達が次々へと離れてしまったから。水月や慎二は、そう言う彼を

ずっと見捨てず見守ってきた貴重な「仲間」 ファミレスの仕事仲間も、自分の殻から脱してようやく築き初めて

きた大切な仲間。そう言ったものを根刮ぎ奪われたら誰だってショックは大きいと思いますが如何?

 

傍目で見れば確かに、まなまなが悪いように見えますが、だけど彼女をそこまで追い込んだのは、他ならぬ

孝之の甘えがあってこそ。まなまなは両親の愛を知らずに育ち、そう言う愛情に飢えていたわけで。孝之クンが

甘えていい対象ではなかったのね。悲しいことに。(^^; やっと手にしたかもしれない愛情を失うとあれば、あの

ような過激な行動をとるのは、まなまなの心の傷を考えれば無理からぬことではないかと思うわけで。(^^;

お互いの心を壊してしまって、その中で誕生した純愛。そう言うのもありかもしれませぬが、私自身としては

そう言う愛の当事者にはなりたく無いなあ・・・(^-^; まなまなはとても好感が持てる女性だけに、まっとうな

エンディングが欲しかったとつくづく思います・・・

 

玉野 まゆ(たまの まゆ)

主人公のアルバイト先の後輩。天然思いっきり入った女の子で、半端ではないドジな女の子(笑)バキ

一緒に住む祖父母の影響か、時代劇のせりふをよく使う女の子。底抜けに明るい彼女の、その明るさには

実は、事故で失った両親と兄への想いがあった・・・

今、彼女は少なくとも不幸ではないでしょうね。両親がいなくとも優しい祖父母がいるし。アルバイト先には

優しい先輩がいる。寂しい想いはすることはないでしょう。だけど、「幸せでなければならない」と思うのは

余りにも悲しいですね。確かに。(/_;) しかもお兄ちゃんっ娘だったと言う彼女が、お兄ちゃんに酷いこと言って

謝ることが出来ぬまま事故死とあっては・・・笑顔の中に込められた想いがあまりに痛すぎました。

こういう女の子に対する保護欲というのは、私の場合かなり強いものがあります。(ぉひ 

 

ただ・・・彼女とのハッピーエンドを見ると、一部傍観者もおどになってしまった部分があり。それは、遙ちゃんや

茜ちゃんに主人公が罵倒するシーンがあるのよね。私だったらぜ〜〜〜ったい出来ない行為なので。(吐血

ハッピーエンドでありながら、遙や茜、そして水月と非常に後味の悪い終わり方をするという、個人的には

ちょっと避けたかったエンドでありました・・・

 

大空寺 あゆ(だいくうじ あゆ)

主人公のアルバイト先の同僚。非常に口が悪く、かつ、態度も横柄。時にはその横柄な態度をお客にすら向ける

ことがあるという、とんでもない娘(笑) 口癖は「おまえなんか、ネコのうんこ踏めっっ!」「あんですと〜〜!」

まあお約束というか、主人公に対する悪態の数々は、主人公に対する愛情の裏返しだったわけで。主人公との

ドツキ漫才も、彼女と主人公にしてみれば、別の意味で心地よい触れ合いだったわけですな。(大爆笑)

プレイ中にそこかしこで見られる、彼女の照れるシーンが、正直とても愛しかったです。(笑) ちまたでも彼女の

人気が高い理由、実際にプレイしてみてよく分かりましたよ。ええ。 http://www.andesu.to/ と言う独自ドメイン

とってHP立ち上げる人がいるくらいだし(爆笑)

 

実は大空寺グループ総帥の令嬢であり、それにふさわしい教育を受けている為か、知識や見識はかなりあったり。

人を小馬鹿にするだけのことはありますわな(笑) あゆあゆが水月に啖呵を切る時のせりふはなかなか意味深い

所がありますね。あゆ曰く、あれは彼女自身の琴をも言っていたようですが、あれ言われたら水月の立場が・・・(^_^;

「どうせなら、合い鍵も投げつけるとかっこいいわよ」 負けました、このせりふには。(^-^;(笑)

 

余り良い終わり方ではない、水月との別れですが、遙との別れはもっと納得行かなかったですね。結局他に好きな

女の子が出来たことを言い出せず、その場を取り繕う言葉しか言えず、遙の父にも冷たいまなざしで見られる。(汗

あゆとのシナリオが今ひとつハッピーとは思えぬ理由がここにあったりします。 エンディングも中途半端でその後の

二人の姿が分からないし。まあ今後のことはプレイヤーの想像に任せる・・・と言うことなのかもしれませぬが・・・

キャラの魅力が大きかっただけに、シナリオ部分が残念でしたね。(^-^;

 

速瀬 水月(はやせ みつき)

本作品のメインヒロインの一人。登場早々いきなりぱんつを見せてくれるとは思わなかった(笑)バキバキバキ 

正直に言うと、第1章での女の子の好感度は、孝之とまさに一緒。水月に好意、もしくはそれ以上の感情を感じて

いました。孝之自身には気づいてなかったようだけど、第三者の目で見れば、水月が孝之のことを好きであることは

バレバレでした。だからこそ彼女の健気さに心惹かれたのでしょうか。クールに振る舞う中でこぼれ落ちてくる彼女の

切ない思いが伝わってきたから。 遙との間を取り持つため、孝之のお気に入りの場所に呼び出したときの悲しそうな

表情。悩んでいる自分の琴を心配して、遙とのデートを放ってまでも、相談に乗ってくれた孝之への熱い思い。 誕生日

プレゼントに孝之に指輪をおねだりし、無理だと思っていたのに買ってくれたうれしさ。 一見クールに見える彼女も

実は甘えたがりの寂しがり屋である・・・と言うことを雄弁に物語る、貴重なシーンの連続。こうして私は水月への想いを

募らせていったのでした・・・・バキバキバキ

 

# しかし、指輪にこだわる水月、寂しそうに見える水月にちゃんと気づける細かな気配りが出来る孝之なのに
# 自分を好きでいてくれると言う認識には繋がらないのね。自惚れのない奥ゆかしい性格なのか、それともただの
# ニブチンなのか・・・(笑)

 

第一章と第二章の水月って、別人のように感じたのは、私だけではないでしょうね。髪をばっさりと切ってショートにしただけ

ではなく、高校時代のクールな水月とはうってかわって、こびるような、甘えるような態度を見せる水月。 そう言う女の子は

私はもちろん好きだが、個人的には、やはり高校時代の彼女の方が良かったように思う。もっとも第二章の水月って、孝之

とつきあっていくうちに、隠していた本当の姿を見せているだけ・・・と言うところがあるから、どちらが・・・というのは野暮なの

かもしれないね(笑) ただ、高校時代のドツキ漫才コンビみたいな、そう、ホントに友達としてつきあっていた二人の関係が

懐かしさを感じるからそう思えるのだ・・・と言うことで。

考えてみたら、水月って、いっつも遙に先んじているんだよね。指輪をもらったのも、えっちを完遂したのもバキバキバキ

そして、妊娠するのもバキバキバキバキバキバキ(水月妊娠エンド) だけど、水月には孝之が自分を誰よりも愛していてくれる

と言う自信がない。 遙が交通事故で植物人間のようになったとき、廃人同様になった孝之を知っているから。 これはとても

痛いですわね。(^^; 「遙が孝之を見る目が怖い・・・信じ切っている澄んだ瞳が怖い」 水月の気持ちを偽らぬこの言葉、実際に

私がこういう言葉をもらったとしたら、私はどんな気持ちを抱くのだろうか。遠回りの愛情の吐露とみて喜ぶか、それとも・・・・

 

水月シナリオ以外での彼女への感情移入って、非常に脆い琴が分かる。(^^; と言うのも、孝之と水月の関係は確かに三年間も

続いていて、他者が入り込める余地など無さそうに見えるはず。だけど、プレイヤーである私たちには、その三年間・・・と言うのが

実感として湧かないのですよ。(^^; 第一章から第二章までの三年間、プレイヤーが自分で歩んでいるわけではなく、プレイヤー

も知らない歴史を刻んでいる孝之。それが水月への感情移入を削いでいることに気づいたわけで。 実際、水月シナリオ以外の

女の子のシナリオを進めていた時はもちろん、肝心の水月シナリオですらも、水月の側にいたいと言う主人公の感情に、完全に

シンクロすることが出来なかったし。 三年という、長い年月を一緒に過ごしていた水月と孝之。水月シナリオに於いては

過去の回想シーンでその重さを表現できるように埋めてはいますが、それでも不十分であったように思います。それに加え、

第一章の時の報われぬ恋の健気さ・・・と言うスタンスが第二章では恋が報われてしまったため無くなってしまったのが 

痛かったと自己分析していますが。(^^;<そう言うのを同情と言うんだよ(ぉ>あたし

 

水月シナリオは、 もちろん主人公「孝之」が、自分が側にいて欲しい女性を水月と選んだシナリオです。だけど、遙の

方により萌えている私としては、悲劇のヒロイン、遙のシナリオに見てしまったところがあります。(汗 実際このシナリオでは

水月の切ない想いよりも、むしろ遙の健気さ、気高さ、強さを示す、激しく切ないストーリーと取れますから。

実際私がこのシナリオをクリアしたとき、激しい切なさで鬱が入ってしまい、次の日仕事場でもテンションが下がりまくりで

難儀したくらいですから。(笑) だって、遙は何も悪くない。交通事故にあって、三年間も眠り続けてしまっただけ。

だのに、気づいたらいつの間にか、自分の思い人は自分の親友とつきあっていて、妹はすっかり大人びてまるで別人で。

三年後にいきなり放り出されてしまって、独りぼっちの気分であるのに、自分を支えてくれるはずだった人はもういない。

それでも、自分の気持ちを押し殺してでも、孝之と水月の間を認めて上げられる健気さ。あの夏、短いけれども楽しかった日々は

長い長い夢だったんだよと孝之に言って上げられる遙。これで心を動かされなかったら嘘でございます。(/_;) 

 

孝之にしてみれば、遙に対する想いは三年前に止まったまま暖め続けていた想い。水月に対する思いは、三年間のつきあいで

育ててきた想い。いずれも彼にとっては真実の愛であり、どちらかを選べと言っても選べるものではないであろう。遙の方から

認めてくれると言ってくれたから、その気持ちに甘え、あえて遙への想いを思い出に変え、水月との生活を選んだ。でも「友達」

として遙と一緒にいたかった・・・と言う孝之の気持ちは、おそらく嘘でしょうね。遙を離したくなかったんだと思いますね。

それが卑怯な逃げであると分かっても、とても私には彼を責められないでしょうね。なにせわたしゃいつだって・・・(ぉ

涙を必死にこらえ、笑顔で遙と「さよなら」をするクライマックスシーン。私も孝之と気持ちがシンクロし、目が潤んでいました。

二人の出会いのきっかけとなった絵本「マヤウルのおくりもの」 この絵本のことは後述の遙エンドですら、詳しく語ってはいません。

お別れの妖精マヤウルと、その妖精と仲良くなった少年が、遙と孝之に重なるという、設定の見事さに半ばショックを受けました。

認めたくない、認めたくないけど、自分の中でも、水月を選ぶことが一番良いことのように思えて仕方がなかったりしました。

この水月エンドが私の初プレイでのクリアだっただけに、このエンドがトゥルーエンドではないのかとほぼ本気で信じたくらい

出来の濃いシナリオでありました。 出来が良すぎるシナリオだけに、人を鬱にしてくれたんですねえ・・・(苦笑

 

私は、遙の方により強く惹かれてました。だから「好きなシナリオはどれか?と聞かれたなら、もちろん遙シナリオを選ぶでしょう。

だけど「心を打ったシナリオ」は?と聞かれたなら、やはり「水月シナリオ」を選ぶでしょうね。遙ちゃん不幸にした・・・なシナリオ

を推すのは正直痛いんですが(^-^;

だけど、こういう矛盾した気持ちを抱く遙萌えなメンツは、きっと私だけではないと思う・・・

 

エンディング後に流れる「むらかみはるか」作の絵本「ほんとうのたからもの」の朗読。「むらかみ」が結婚したから改姓したのか

それとも単なるペンネームなのか、それを見たとき、ちょっと切ない想いがあったのは内緒ですが(ぉ 内容を見て、ああ、遙

は水月と孝之のことを許してくれたんだなあとしみじみ感じました。「ほんとうのたからもの」 それは友達・・・

 

涼宮 茜(すずみや あかね)

メインヒロイン、涼宮遙の三つ下の妹。第一章では、小うるさい、ちんまいガキですが、だけど天真爛漫で

孝之を「お兄ちゃん」と呼んで慕ってくれました。 たぶん、そのころから私は

茜ちゃんに思いっきり心惹かれていたんだと思います・・・バキバキバキ またそれだけに、第二章で、その天真

爛漫さが影を潜め、主人公や水月に対し毒を吐く女の子に変わってしまったとき、孝之以上にショックを受けて

いたんじゃないでしょうか。(^^;>あたし  いや、確かに茜ちゃんがああいう風になってしまったのは、彼らの

せいであって、誰のせいにも出来ないんだよね。自分が大好きな姉が昏睡状態になったとき、姉の恋人の男と

自分が慕っている先輩の女性がくっついてしまったとあっては・・・二重の意味で裏切られたのであるから。

・・・と、主人公同様、私もそう考えていたんですが、実は違っていたのね。(/_;) 茜ちゃんは幼いなりに孝之

の琴を好きだったが、姉の恋人だったし、自分は妹として一緒にいられればそれで良いと思っていたのに、孝之は

姉の元を去っていった・・・。姉とともに、自分を捨てた孝之、そして、自分が得られなかった孝之の恋人の座を

水月があっさりと手にしてしまった琴に対する怒り、そしてなにより、水月が孝之にアプローチしていくのを黙って

見ていた自分が悔しかった・・・と言うことだったんですねえ。(^^; ちなみに茜ちゃんのこれらの一連の感情の動きを

水月シナリオで、茜ちゃんが主人公に告白しているのを聞いた段階で、居ても立ってもいられず茜ちゃんシナリオに

突撃してしまった、ゆ〜ちゃん☆でございます。(/_;)(笑) 普段なら萌えキャラは絶対後に回す私なのにこうまで

堪え性が無くなったのも、茜ちゃんのとる冷たい態度に正直かなりダメージを受けていたこともありまして。(^^;

だから、茜ちゃんが孝之に笑いかけてくれるようになったとき、マジで泣けてくるくらいうれしかったです。ええ。

 

よって、彼女のシナリオで好きなシーンを一つあげろと言われれば、まずは遙の見舞いに持っていく花束を茜ちゃんに

選んでもらうシーンを挙げますね。(笑) そのときに茜ちゃんが選んだのは真っ赤なバラ(笑) 花言葉に孝之が

詳しくないことを見越しての行動だけど、をいをい孝之、ホントに知らないのか?と私自身激しく孝之にツッコんだぞ(爆笑)

私も花言葉には疎いけど、それでも赤いバラの花言葉が「熱愛」だと言うことくらいは知っているわい(笑)

まあ、第一章で水月が孝之からもらった指輪を、ことさら左手の薬指にはめても何も言わなかった彼だもんねえ。そう言う

一般常識的なことを知らないってのはよく分かるけどさ(ぉひ

もう一つは、水月、遙エンドに入ったときの回想シーンで、中学生時代の茜ちゃんが、孝之と遙ちゃんの間に妖しい雰囲気

があったことを敏感に感じ取り、あったことを正直に言えと問いつめるシーン(笑) 実は茜ちゃん、キスをしたんだろうと

目星をつけていたのですが、二人はキスどころか、行くトコまで言ってしまって居るんですな〜(笑) 主人公もごまかしが

ヘタで、そのことを悟られてしまうし。真っ赤になって、アウアウ言う茜ちゃんが最高に可愛いです(笑)バキ でもその後の

「お兄ちゃんがお兄ちゃんでなければイヤ」・・・茜萌えの身にはとても嬉しく、そして切ないせりふですね・・・

 

茜ちゃんを思い人に選ぶと、当たり前ですが姉である遙に対する罪悪感に苛まれる彼女を見ることになります。(^^;

で、我らがプレイヤーも、孝之として、遙や水月を裏切っていくことに対する罪悪感、遙の側にいて上げられない切なさに

苛まれることになりますな。(爆 ホントに姉妹二人ともお嫁さん〜

と割り切れぬ変なトコでまじめな主人公はこれだから困るわあバキバキバキ

・・・っつーか、あるんだよね。そう言う二股がけのエンドが。(^-^; 「遙隠し妻エンド」と名打たれているエンドが。

ただ、とてもハッピーエンドとは言えぬエンド。さっきも言ったように、主人公は真面目で線が細い男ゆえに、そう言う図太さ

とは無縁だけに、茜ちゃんを騙していくことに激しい罪悪感を持っている。罪悪感を持っているくせに、遙との関係を断ち

切れない。そう言う弱さを見せつけてくれるエンドでした。私が思うに、おそらく孝之はそう長くない未来、罪悪感に押し

つぶされてしまうでしょうねえ。そして裏切られていることを知った茜ちゃんがどういう行動をとるか・・・孝之じゃないが

とても怖くて考えたくない(爆

しかし女は魔物。遙ちゃんにアソコまで魔性があったとは・・・(ぐふ

 

ちなみに私が一番最初に見たエンドは「茜妊娠エンド」。茜妊娠・・・といっても、茜が妊娠するのではなく、妊娠するのは

遙。 遙がまたいつ目覚めるか分からぬ眠りに入る前に、主人公と愛を交わしあった為に妊娠してしまい、その子供を

茜が自分の子として、孝之と一緒に暮らしていくと言うエンド・・・ラストで未だ眠り続ける遙の元に、その子供を連れてきて

子供が無邪気な会話をするのを聞いていたとき、激しい切なさを感じたモンです。(/_;) 茜ちゃん・・・自分が遙の代わり

になると言う・・・茜ちゃんとして孝之に愛してもらうのではなく、遙の代わりに愛してもらうのだと・・・

あまりに悲しいことを言うんだもんなあ・・・(吐血 勝手な思いこみなのだけど、このエンドだと、眠り続ける遙はきっと

ずっと目を覚まさないのではないだろうか。だって、茜が遙の代わりに、孝之の妻として、そして、遙の娘の母親として

やっていっているのであるもの・・・。遙は既に別に存在して居るんだもの・・・なんとなくそんな気にさせられてしまう

エンディングでしたね。

 

茜バッドエンドについては、深くを語りたくないですな(汗 事故に遭い、眠り続ける茜ちゃんの傍らで看病する主人公

遙ちゃんに冷たくあしらうシーンがあることも手伝い。(汗汗 わたし的に無かったことにしたエンドでした・・・

 

茜トゥルーエンド。遙ちゃんの「お願い、わたしの側にいて。一人にしないで」での悲痛な叫びを心を鬼にして敢えて

無視、茜ちゃんへの想いを受け入れる主人公。痛い・・・痛すぎるよ。(/_;) 修羅場を茜ちゃんを同席させることなく

自分一人で遙に別れを告げる主人公の優しさは認めるんだけどね〜。(^-^; 姉から恋人を奪うことになっても良い。

姉を傷つけてしまっても良い。普通こんなことを言う女の子って良い感情もたれないはずなのに、茜ちゃんが言うとなぜに

反発を感じないで素直に受け入れられるのであろう・・・彼女の人徳なのか、それとも私が彼女に萌えた故の甘さなのか。(ぉひ

その後頑なに茜ちゃんや主人公の見舞いを拒む遙ちゃん。そら当たり前ですよね。(^^; よりにもよって妹が自分の彼氏を

奪ってしまったのだから。こういうのはやはり他人より肉親からやられた方が、より怒りが強いであろうから。でも遙ちゃんも

分かっていたと言うことでしょうか。昏睡状態だった自分をずっと看ていてくれた彼女がいかに辛かったことを。

どれ程、茜ちゃんが孝之を心の支えにしていたことを。会うのを拒絶している間に、きっと彼女自身考えていたのでしょうな。

退院のとき、茜ちゃんを許したのがなによりの・・・。

ただ・・・私はこのエンドもハッピーエンドだとは思えないところが多々あり。(^^; なぜって、いくら遙ちゃんが茜ちゃんと孝之

の琴を許したとは言っても、自分の目の前で二人の姿をずっと見ているのは辛いでしょう。(^^; まして遙ちゃんと茜ちゃんは

姉妹。一緒に住んでいるわけだから、そのしんどさは他の女の子と孝之が結ばれてた時以上でありましょう?

昔のような、 無邪気に仲のいい姉妹に戻れることはもはや無いと思うわけで・・・(ほろり 結局、水月エンドでも孝之が言っていた

茜ちゃんが唯一心を落ち着かせる条件だった『姉さんの彼氏』には・・・もう戻れないんだ」 と言う言葉の通り、茜ちゃんに

とって一番幸せなのは、遙と孝之が元の鞘に戻る琴なのではないかなと思ったりすることもございます。(/_;) 遙シナリオ終盤で

孝之とバカやってじゃれている所を見ていると、特に感じますわ・・・

 

涼宮 遙 (すずみや はるか)

本作のメインヒロインの一人。そして、いろいろな意味でのトゥルーヒロインですね。すべてのストーリーは、彼女と孝之の

出会いから始まったのだから。 正直に言うと、第一章での、私の彼女に持つイメージってそんなに良くはなかったんですね。

孝之の心の動きが、気味悪いほどに自分の心の動きとしっかりシンクロしていたモンです。引っ込み思案すぎる彼女

、こっちから少し強く押してあげないとデート先も決められない。そう言う女の子相手では確かに気詰まりして付き合いづらい

でしょうな。主人公が感じる、うざったさがピンビン伝わってきたモンです。(^-^;

だけどね、彼女の良さとかそう言うのが分かってくるに従い、孝之と同様に彼女に惹かれまくること惹かれまくること。

ホントに大事にしてあげたいと思えるようになったんですよ。ええ。 ただ、プレイしていると、水月が実は孝之のことを

好きでいる琴が見えすぎるくらい見えていたので、その点ちょっと切なかったですが。(^^; 孝之の鈍さだけは、残念

ながらシンクロすることはなかったですね。(ぉひ

 

デートの待ち合わせに遅刻することさえなければ、遙が事故に遭うことはなかった。それは事実だけど、そこまで

彼に責任を負わせるのは酷というもの。でもそのことは、ずっと彼を苦しめてきた事実。 事故にあった可能性が

あるのを、必死に否定して現実逃避をしようとする孝之。その気持ち、私もよ〜く分かりますよ。ええ。(^^; 私が

尿管結石に再度なったときだって、そうでないと色々な屁理屈こねて認めまいとしてましたからなあ・・・(とおいめ

第一部の終了が、遙が交通事故に遭ったところで終了・・・まさにプレイヤーの私も「吐血」だったのですが、

こんなの、切なさの嵐の前触れにしか過ぎなかったのであると、プレイを進めるうちにつくづく思ったモンです・・・

 

今まで他のキャラクター攻略のため、遙ちゃんには意識的にそっけなく接してきた私。 この手のゲームでは

ごく普通の行動だったりするのですが、今回のこのゲーム、萌えキャラが遙ちゃんだった場合、その行動が

激しく痛いのですよ。ええ。(^-^; 中途半端な目覚めであっても、なんとか元に戻ろうとする無意識の気持ち。

その気持ちを後押しするのは、孝之を於いて他にはない。にも関わらず敢えて素っ気なくするわけですから。(^^;

何度も繰り返しになるけど、こんなに萌えキャラに素っ気なくすることに痛さを感じるゲームって初めてかも。

だから、最後に遙シナリオクリアのために、遙ちゃんに対して、自分の思うとおりに愛しさを込めた選択を

何の遠慮をする必要もなく選択していったら・・・いやはや彼女の反応が可愛いのなんの。(/_;) プレイしていて

涙ぐんでしまいましたわ。自分の気持ちを偽る必要がなかったモンで。(/_;) だけど嬉しかったのは、茜ちゃん

と遙ちゃんが同時攻略可能だと言う琴かしら・・・バキバキバキ<外道

 

完全に目覚めた遙。気づいたら三年も経っていて、しかも自分の恋人と親友が付き合っていることを知る。

天真爛漫だった茜はいつの間にか大人になってまるっきり別人のよう。知らない世界に一人で放り出された

状態の遙。それでも孝之と水月の間を認められる彼女はやはり強いですわ。水月シナリオの時もそうだった

けど。(/_;) だからこそ孝之が本当に好きな人が遙であることを自覚したときは本当に嬉しかった。遙の気持ちを

受け入れられた孝之の心が嬉しく、何度もそのシーンをリピートして見たモンです。 

遙ちゃんくらい悲劇のヒロインが似合う女の子もそうは居ない(ぉひ と思うので(^^; それ程痛いシナリオに

ならないと思っていたのですが・・・いやはや、泥沼ぶりは遙シナリオも決して負けてなかったのですね。(^-^;

 

今までは出来るだけ第三者的に冷静な態度で孝之にアドバイスをあげられた慎二が、よりにもよって三角関係の

一片を担うことになろうとは。 いあ、慎二が遙か水月のどちらかを好いている琴は薄々感づいていました。

第一章で遙と孝之が付き合うようになったとき、彼が見せた反応からもしかしたら遙の方では・・・とも思ったのですが

水月の方であるとはっきり分かったのは、まなまなシナリオの時。(^^; 水月シナリオの時は、孝之に対して

完全無欠なフォローぶりを見せていたので、気づくのが遅れたのですね。 結局水月シナリオの時は、慎二は

水月の気持ちを尊重し、彼女が幸せになれるよう一生懸命孝之にも気を配っていたわけで。その立派さはたいした

モンでございます。自分の幸せより好きな人の幸せを望む態度。なかなか出来るモンじゃないですぞ?

遙シナリオにおいては、自暴自棄になった水月が、見知らぬ他の男に身を任せる危険を感じた慎二が、いっそ

それくらいなら・・・と自分で水月を抱いてしまうと言うのは、よく分かりすぎる感情でありましょう。孝之には

残念ながらそれを責める資格がない。彼女を振ってしまっているわけだから・・・。だからと言って慎二がやった

琴は正当化されないあたり、慎二には辛い現実でしょうね。(^^; 結局慎二は、水月が幸せになることを一番

望んでいたわけで。孝之が遙を選んだりしなければ、水月の琴は良い思い出に昇華していくはずだったのに。

水月の時とは違うベクトルで、どろどろした展開になりましたね。(^^;

 

遙を選んでも良い、でも自分「も」好きでいてくれと懇願する水月。その気持ちは分かるんだけ・・・ど。(^-^;

不倫をする人(孝之の場合結婚はしてないから不倫じゃね〜けど)って、初めは日陰でも良いと思うモン

なんだよね。(^-^; だけどやっぱり人は好きな相手には自分だけを見ていて欲しいもの。だんだんと

自分が一番でなくてはイヤになるもの。そのことは孝之も、そして言い出した本人の水月も分かって

いること。茜ちゃんにその辺を追求された水月が風呂場で泣いているのは正直切なすぎ。(^^;

孝之は水月のことを嫌いになった訳じゃない。むしろ三年間愛情を育んできた愛しい女性。だのに

振らなければならない不条理さ。 最後にようやく孝之と別れる決心ついた水月も健気です。

 

水月エンドで水月を選ぶにせよ、遙エンドで遙を選ぶにせよ、複数ある真の想いのどちらかしか選べない。

あゆあゆの言うとおり。「どちらを選ぶかが重要なのではなく、選ぶこと自体が重要」至言ですな。

 

水月エンドとは異なり、遙エンドに於いては、ラストシーンはハッピーエンドそのものですね。友情は壊れぬまま

みんなが幸せな未来を得ている。そう、振られた水月もまた。ほろ苦いエンドが多かった本作で、唯一ホッとする

琴の出来るエンディングでした。 元々私は遙萌え〜な使徒なので、このエンドに不満があろうはずがないのですが

幸せすぎて、かえって信じられないエンドだったりするかも。ひねくれモンで恐縮ですが。(^-^;;;

例えて言うならD.O.の名作「加奈〜いもうと〜」のハッピーエンドに近いものがあるかも。あれも幸せすぎてその

幸せを信じ切れなかったからなあ・・・(ぐふ だから、だからあたし的ハッピーエンドは「遙シナリオ」あたし的

トゥルーエンドが「水月シナリオ」と言うところが妥当ですねえ・・・

 

いやはや、今年の年末になって、本当に一押しと言える良い作品に出会ったなあ・・・


リトルモニカ物語(PCゲーム Windows98/ME/2000 RUNE)

                                  プレイ開始 2001−11−19

                                  プレイ終了 2001−11−23

 

音楽と芸術の街と知られる、古い街「リトルモニカ」 子どもの頃生まれ育ったその街に主人公は帰り着く。

そんな彼を待っていてくれたのは、幼い頃別れた女の子「セリア」。孤児となった主人公を引き取ってくれると

言ってくれた音楽の先生である女性の娘である。残念ながらその女性は暴漢による攻撃で行方不明となり

結局その話はお流れになってしまったのであるが・・・。もしその話がまとまっていれば、セリアと主人公、二人

は兄妹になっていたであろうに。 現在セリアは、下の二人の妹「ティナ」「メイ」と共に、喫茶店「ル・コンセルト」

を経営している。そこに居候させて貰えることになった主人公。 女ばかりの家に住むことになった訳で、どんな

生活が待ち受けているのか。また彼が帰ってくる頃に前後して巻き起こる不思議な事件。その事件と主人公の

関わりは?そして美人三姉妹と主人公の恋の行方は如何に・・・という「タブロイドADV」(メーカー表記)

 

このゲームは、ろりろりの使徒には余りにもデフォな(笑) ルーンのゲームです。初期のFifthの頃から、やべえ

系統のゲーム作っていましたが、相変わらずのパワーのようで・・・(^^;(爆笑) だってねえ。長女のセリアは

まだしも、次女のティナはど〜みても推定13〜4歳だし、末娘のメイに至っては/|\学生(お

次女以下の娘は、えっちの琴なんか殆ど何も知らないし、メイなんか、男性機能のなんたるかすらも知らない。

こ〜んな女の子相手に「あ〜んな琴」「こ〜んな琴」

ヤってしまうのですぞ?右脇腹の浪漫がぐ〜るぐると・・・バキバキバキ

 

コホン、ま、それはそれとして(ぉひ このゲーム、タブロイドADVという形を取ります。第弐章から第五章の各章

ごとに女の子それぞれのシナリオがあり、それを選択していくことによってヒロインが決定していくと言う構成っす。

だから特定の女の子とのハッピーエンドに持っていきたいのであれば、章ごとに、その女の子のシナリオを選択

していけばいいわけで、難易度そのものは低いですね。ただおんりぃプレイだけでは、えっちしーんやCGを全て

見ることは出来ないので、フルコンプ目指す為には、ちょいと工夫がいる訳なんですが・・・(ぉひ

ユーザーインターフェイスはなかなか出来が良いです。MSGスキップ機能はありますし、行数制限はありますが

MSGバックスキップ機能もあり。 セーブファイルは20コと、ちと少な目ではありますが、もともとテキスト量が

それ程多いゲームではない為、女の子ごとの名場面集を作るのにそれ程支障は無いっす。クイックセーブ&

ロード機能も搭載。F&Cでお馴染みのアレっすね(笑) これらがボタン一つで執り行える親切さと、イベント

CGに入ると、操作パネルがコンパクトモードになってCGの鑑賞のじゃまにならないようにする等、プレイヤーに

対する配慮はなかなかの物があります。 ゲームのエフェクトも凝ってますし、Athlon500マシンランクのパワー

であれば、プレイにストレスを感じることはないでしょうね。

おまけはCG集とBGM集、そしてえっちシーンリプレイ(笑) えっちシーン終わった後の余韻もしっかりとやって

いるんで、かゆいところに手が届く作りと言えますね。(爆笑)

 

CGは、ルーンらしい、ろりろりイラスト(笑) 特にデッサンが崩れているというわけでもなく、なかなかに萌えられる

絵の出来ではないでしょうか。 ろりろりな絵が好きな人なら受け入れやすいんじゃないかな〜と(笑)

胸はぺったん系が殆ど(二人ほど例外あり(笑))なので、巨乳まにやな方には全くお勧めできませんが・・・(お

 

BGMはCD−DA、もしくはPCMとで選べます。ご自分の環境で好きな方を選ぶのがよいかなと。曲は音楽

をテーマの一つにしているゲームだけあって、クラシック系の曲が中心です。一押し!と言えるほど秀逸と

言うわけではないですが、十分琴線に触れる曲と言えますね。 雰囲気に良くあった曲作りをしていると

言えましょう。

 

えっちしーん・・・濃い。濃すぎます。(笑) こんないたいけな女の子相手にやっていいえっちじゃね〜よな〜と

思えること再三。殆ど犯罪じゃね〜かと思えることも再三(^_^;(爆笑) なにせ長女のセリアはまだしも、次女以下

の女の子ったら、胸もろくすっぽふくらんでいませぬ。末娘のメイに至ってはぺったん・・・でございます。

主人公との身長差も相当ありますし、それをみればよけいやばい雰囲気が・・・(笑)

こんな女の子相手に、えっちの快楽の虜にさせたり、言葉嬲りをやってみたり・・・外道な主人公だねえ(ぉひ

えっちしーん目当てだけで買っても、それ程ふところが痛まない出来なのではないでしょうか(笑)

 

さてシナリオ。このゲームは第一章と第六章が共通シナリオで、第二から第五までが女の子ごとのシナリオと

なっています。どうやら主人公が絡まぬだけで、女の子それぞれに起こっている事件は発生している模様。

従って、とある出来事の当事者となっているときは、その事情は勿論よく分かっているが、そうでないときは

ナニがなんだか分からないが、取りあえず解決した・・・みたいな扱いになっているわけですね。 こういう作り

方は悪くないと思うのですが、自分の所で起こっている事件と、他の方で起こっている事件がリンクしている場合

自分の方の事件が一件落着した理由が不明になっていると言う、ちょっといただけない部分があったり。(^^;

具体的には、妖精が行う「取り替え子」のエピソードね。自分が実の娘ではない琴に悩む少女・・・と言うせっかく

いいネタを使っているのに、結局ナニがなんだか分からないうちにうやむやのまま解決してしまいました。

感情移入がそがれることおびただしいです。(^^; 他にも、このゲーム唯一の悪人が、実は間抜けで憎めないキャラ

だと言うのは歓迎するとして(笑) ただ、その悪人と「リトルモニカ」の秘密、及び主人公が幼い頃この街を離れる

ことになったあの事件との関わりの部分が、余り深い突っ込みが為されぬまま、さらっと流されてしまったのは

非常に残念ですね。おかげでハッピーエンドまでが唐突さを禁じ得ませんでしたし。(^^;

プロローグを見れば分かりますが、ヒロイン三人のなかでトゥルーっぽいのは、幼い頃悲しい分かれを経験した

長女セリアっすね。 彼女との恋愛シナリオがこの作品では王道であると思えます。よって、ティナとメイと結ばれ

た場合は、姉から恋人を取ってしまったという罪悪感に悩まされることになります。その表現は勿論されているの

ですが、それがちょっと中途半端だったり。(^^; 普通自分の姉or妹と思い人がえっちしようものなら、もっと

派手な修羅場がありそうなモンですが、そう言ったシーンの表現は殆ど無し。正直拍子抜けでございます。

まあ基本的には、ハートフルな、コメディラブストーリーなので、そう言うハードな表現は不似合いなのでしょうが

三姉妹みんなお嫁さんなシナリオがなかったのは、ひっじょ〜に

残念なことでした。(/_;)(笑)ガスガスガス

 

シナリオの部分部分にはとても良い物を使っているだけに、それらを上手に融合させられなかったのはまさに

痛恨の極みかも。(^-^;  結局このゲーム、ろりろりな女の子に対する濃いえっち・・・と言う部分が突出して

優れているのに、シナリオ部分が今ひとつ・・・と言う、もったいない作りになってしまいました。(^^; 

故にハマリゲームに登録するには至りませんがしかしながら、あの独特の可愛いキャラのえっちしーん

見たさに本作をプレイしたとしても、時間の無駄にはなりますまい(笑) そう言う意味では、ろりの使徒には

プレイ必須の出来であると言えましょう(笑)バキバキバキ


秋桜の空に(PCゲーム Windows95/98/Me Marron)

                                  プレイ開始 2001−10−22

                                  プレイ終了 2001−10−30

 

主人公、新沢靖臣(名前変更可)は、とある学園に通う少年。 「何をしでかすか分からない」という

数々の伝説を残すほどの奇抜な行動が目立つ少年である。(笑) 本人曰くには、自称マッドサイエンティスト

の悪友「江ノ尾忠介」や、胸のサイズが三桁に行くと噂されるほどの爆乳の持ち主で、かつ主人公をも上回る

奇抜な言行の持ち主である尼子崎 初子(あまこざき ういこ)らの起こす騒ぎに巻き込まれているだけらしい

が、公平な第三者から見ても、決してそんなことはない。(ぉ 主人公が楽しい行動をするせいであろうか、また

顔もそこそこ良いせいであろうか、実は自分では気付いてはいないが、彼は結構女の子に好意を持たれている。

病弱で入退院を繰り返しているにも関わらず、そんな不幸をおくびにも出さない、外見はどう見ても小学生で

〜カナ?〜カナ?と語尾を二度繰り返すのが口癖(笑)な「楠 若菜」(くすのき わかな) (愛称 カナ坊) 教育

実習生で、一見落ち着いた大人の雰囲気を持つ女性ながら、実はいつもドジばかりの「ぽんこつ(謎)」と言っても

良い「小泉 ひより」(こいずみ ひより)(愛称 ひよ先生) 女子水泳部の部長で、主人公とは浅からぬ因縁があり

主人公と顔を合わせるといつもケンカばかりの「佐久間 晴姫」(さくま はるひ)(愛称 はるぴー) そしてお隣の

年長の幼なじみで、主人公の姉貴分であり、主人公を異常に可愛がり、子ども扱いをする「桜橋 涼香」(さくらばし

すずか)(愛称 すずねえ) らの女の子達に囲まれ、幸せな人生を送っていた。幼い頃、自分に課せられた運命に

より、いつか必ず己にやってくる破滅の日が来ることに密かに怯えながら・・・。

 

この作品は、新生ブランド「Marron」がリリースするビジュアルノベル形式のゲームです。年上と言いながら、けっこ

ろりが入っている涼香おねーちゃんや、とっても可愛い同級生カナ坊にココロ惹かれてプレイすることに相成り

ました。(笑)バキ 沙希にプレイしている仲間らの情報から、かなり手ひどいバグの存在が知らされていたので

正直プレイはドキドキモンでしたが。(^^; メーカーのHPに行っても、不具合報告が山のように。(汗 新生ブランド

だけに、色々と気が回らぬ部分もあったでしょうが、それにしてもコレは酷いと思いましたね。私のように真っ当に

プレイ出来た人も勿論いますが、ダメだった人も数知れず。なんぼルーキーとは言え、ちょっとコレは・・・

ゲームシステムが終わっていると言っても過言ではないだけに、厳しい評価が下るのはある程度やむを得ないでしょう。

 

ユーザーインターフェイスは、取りあえず一通りのものはあります。ゲームの任意の場所でセーブ&ロードが可能で

MSGスキップ機能も搭載。ただ、MSGスキップ機能は未読既読問わずなので、正直使いづらいかなと。(^^; 

珍しくMSG履歴参照が出来る(ただし行数制限あり)ので、少し飛ばしてしまったくらいならフォローは出来ます。

テキスト送りのスピードも変えられますが、正直ノーウェイト以外は殆ど変わらないかと(爆 少なくとも私の環境

(Athlon500+G450)であ。 正直ビジュアルノベル形式のゲームであるにもかかわらず、PCにかかる負荷は

相当大きいです。(^-^; Athlon500の力を持ってすら、マルチタスクがやりづらかった位ですので。

プログラマーさん、もう少し腕を磨いた方がいいと思う・・・(ぐふ おまけはCG集、BGM集、そしてオールクリア

後に見られるおまけシナリオ。残念ながらえっちしーんリプレイ機能はありません。まあえっちしーんの前に

セーブをして置いて、随時見るしかないようですね。(^_^; おまけシナリオは・・・まあホントにおまけシナリオ

っす。それ程心惹かれるものはなかったかな? あまり期待しないで見る方がよいでしょう。(^^;;

 

CGは、イベントCGの方はなかなかに可愛いですね(笑) ただ、トップのイラストや背景は、一気に数年

時間が戻ったような気分にさせられました。(^-^; 新生ブランド故、細かいところに目が行き届かなかった

かしらん・・・。

 

BGMはCD−DAによる演奏。女の子達のテーマ曲はなかなか良いものがあります。一番のお気に入りは

カナ坊のテーマっすね。カナ坊の可愛らしい部分が実に良く表現されています(笑) そのほかのBGMは

特筆するほどの魅力は感じられませんでしたね。悪くはないのですが正直荒削りな感じを受けました。(^^;

このゲームは残念ながらボイス無しです。まあ声がないからと言って減点対象にはいたしませんが、最近

の声があって当たり前な情勢とあっては、やや不利な販売状況になるんじゃないでしょうかねえ・・・(^^;;

 

えっちしーん・・・結構、いや、割と濃かったり(笑) 攻略できるヒロインは例外なく「はぢめて」なんですな(笑)

そ〜ゆ〜初めてな女の子に、主人公がちょこっと意地悪な琴をするモンだから、女の子泣いちゃうし。(^^;;

初めての女の子に、あ〜ゆ〜琴や、こ〜ゆ〜琴をすれば、泣き出すのも当然ですな。主人公自身も初めて

だから、ついAVビデオとかの影響を受けてしまったのか、それとも主人公自身に、そう言う素質があったのか(ぉ

 

さてシナリオ。このゲーム、某「鍵」の特徴をこれでもか!と言うくらい頂いちゃっていますね。(^^;(笑) 女の子

それぞれの口癖、例えばすずねえの「っっっっっっっっっっっっっっっっっっだぞ!」とか、カナ坊の〜カナ?とか。

そう言う口癖が、キャラの特徴を分かりやすく表現することに成功し易い為に、使うのでありましょうが、しかし

ながら、鍵の二番煎じのイメージを受ける危険性もあるわけで。まあ私はこの手の表現は好きなので、別に

構わないのですが。(笑)しかしながらついでに言うと、ストーリー自体も鍵系の某ゲームだったりします。某

ゲームとは逆のシチュエーションなんですが。(^-^; そう言ったところで、「をいをい、大丈夫か?」と思って

しまったのは事実。 ただ、シナリオの元は似ているとは言え、制作者さんの訴えたい部分はしっかりと表現

されていますので、全くのパクリとは言えませんけどね。(笑) 

この作品の一番のウリは、やっぱり超キレのいいギャグシーンではないでしょうか。(笑) 私、プレイしながら

大笑いすること数知れず。夜中だってのに(爆笑)バキバキバキ 例を挙げれば、すずねえの主人公の

甘やかしぶりや、子ども扱いされっぷり、また主人公と初子、主人公と忠介のボケとツッコミのノリのよさ、

いや、本当に大笑いさせていただきました。こういうノリのゲームはつくづく貴重だと思います。(笑)

 

主人公は、幼い頃の行動により、とある過酷な宿命を背負い、それが故に自分に思ってくれる人を不幸にして

しまう為、なるべく人との深いつきあいを避けようとしてしまう悲しみを背負っているが、彼の周りの女の子達も

また、悲しい定めを持っているわけで。主人公だけが癒されるのではなく、主人公との関わりで、女の子達も

また癒されていく。そして互いの運命を克服していくストーリーは秀逸と言っても良い出来だと思いました。

残念なのはクライマックスの切なさ大いに煽る展開に持っていきながら、ハッピーエンドに持っていくまでが余りに

急すぎること。プレイヤーの中には何がなんだか分からないまま・・・と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その部分がいわゆる「荒さ」を感じさせる故、本当に残念に思いますね。

まず秀逸と言っても良いストーリーと、腹を抱えるくらいに笑えるギャグシーン、ストーリー的には十分合格点を

楽々クリアできる出来でありながら、ゲームシステムがダメダメ故に、正直ゆ〜ちゃん☆も自信を持って勧める

琴は出来ません。(^-^; 高い確率で正常動作しない可能性があるゲームに、8800円も投資せよとどうして

言えましょうか。しかしながら、その点は笑って気にしない漢「おとこ」な人なら、また、不具合は根性や力業で

解決することに生き甲斐を見いだしている人(ぉひ であるなら、躊躇無くプレイをお勧めしますね。

マシンを複数持っている方なら、正常動作させられる可能性も増えるでしょう。 そう言った方々には是非是非

プレイして欲しい作品ですね。 

 

さて、以下はキャラ別ネタバレ付き感想。ネタバレイヤな人は読み進めないでね〜

 

小泉 ひより

へこんだときの「くしゅ〜〜」が口癖な、ドジでおまぬけな教育実習生。(笑)バキ 彼女を見て、「ひより」は

ぽんこつや、へっぽこの代名詞だったのかしら・・・と思ったのはきっと私だけではないでしょうな。(笑)

主人公の想像を斜め前に行くほどのドジっぷりゆえ、ろくに教育実習をこなせない彼女、主人公の力を借りて

毎日放課後の実習の練習。昔ひよ先生がいじめられっ子で、高校時代には悲しい思い出しかない琴は後に

知らされることとは言え、そう言う悲しみを越え、敬愛する先生の様になりたいと、教師の道を志願した彼女

の想いに主人公も知らずに共鳴した・・・と言う所なんでしょうか。

主人公の力添えがあったにせよ、ひよ先生の努力の末、マトモに授業が出来るようになる。そう言う努力を

認めてくれる主人公のクラスは本当にいい人ばっかりなんですねえ。 ひよ先生の運命の皮肉は、こういう

いいクラスメートに学園時代に恵まれなかったことなんでしょうね。(/_;) ひよ先生は、学園時代に主人公と

級友として出会いたかっただけではなく、きっと学園時代のクラスメートも、今の主人公達のクラスメートと

いっしょであればどんなに・・・と思ったことでしょう。きっと・・・

彼女のエピソードを補強する「子鹿」ちゃん。 正直言います。彼女を攻略できぬと聞いて血の涙流しました。(ぉ

小学生と明記していた為、喰えないことは想像できていたのですが、おっきくなってからでもよかったのに・・・バキ

主人公、結構子鹿ちゃんに厳しく当たるのよね。(^^; 私であればソッコーで交際の申し込みおっけーするものを

なんてもったいないオバケがでるようなことを・・・(/_;)バキバキバキ

 

あたしゃ年上の女性はちっと苦手なんですが(笑) しかしながら彼女だったら良いかな〜と思ってしまう。なにせ

見てないと危なっかしくて、思いっきり保護欲そそられますからねえ(^^;;(笑)

えっちしーんでは主人公、無茶しすぎ。(^^; 初めての女の子にア○ルぴ〜をするやつがいるかい(爆笑

執拗に後ろを虐めるし、いくら年上の女性でもアレじゃ泣き出しますわね。(^-^;

 

エピローグ、主人公が呪いを解かれ自分自身を取り戻し、ひよ先生とのハッピーエンド・・・と言う展開は、正直

何故にいきなりハッピーエンド??? 主人公の呪いは何故解けた?と疑問符だらけのシナリオだったのは

残念な琴でありました。(^-^; しかしまあ、すでに教師として活躍していながら、新米教師として同僚となる

主人公に、まるで幼子のように抱きついていくひよ先生の可愛らしさに免じて許します。(笑)

 

佐久間 晴姫

女子水泳部の部長。主人公曰く、胸がぺったんなので、抵抗が少なく、実にスイマー向きらしい(笑)バキ

こういう琴ばっかり言っている上、さらにお馬鹿な行動取る為、ケンカが絶えない。(笑) 実は彼女は

主人公がかつて心酔した、孤高のスイマー「真田武彦」の妹だったという。武彦の死により、その事実の

痛みに耐えられず、水泳の道から逃げた主人公。自分が好きな兄を越えるだけの力を持ち、兄の技術を

誰よりも深く身につけてきたにもかかわらず、それを放擲した主人公を憎んでいる・・・と言う、プレイ前まで

は想像もつかない縁があったわけで。この展開は見事だと思いましたね。晴姫は武彦から主人公のことを

よく聞かされていたそうな。主人公をずっと見ていた彼女は少なくとも好意以上の気持ちを持っていたことは

想像に難くありませぬ。だからこそ、武彦の死により、水泳から逃げた主人公に対しては「可愛さあまって

憎さ百倍」と言うところなのでしょう。 主人公の辛さを理解できて和解した後は、振り子の針が戻るように

主人公のことを好きになったというのは、理解し得る感情の動きですね。 因みに彼女を見ていると、ONEの

茜とKANONの真琴を足して弐で割った感じを受けました。(笑)

 

彼女のえっちシーン、し〜し〜(^-^;;;; だ〜から初めての女の子にやるプレイじゃね〜ってばさ(爆笑)>主人公

恥ずかしさのあまり、また嫌われてしまうと言うおそれの感情で泣き出すのはごく自然の感情でございましょう。(ぉ

 

彼女のエンディングもまた、ひよ先生同様、主人公にかかった祟りについては謎のままでした。故に唐突なハッピー

エンドへの移行にしか見えず、不満が残ったのは残念です。(^^;

 

尼子崎 初子

主人公といい漫才コンビを組んでいる、バストが推定三桁を行く爆乳娘(笑)バキ でも本人はでっかい胸が気に

いってはいないらしく、主人公が執拗にそのことを指摘するのは明らかにセクシャルハラスメントでございますね。(^^;

実は彼女は神社の跡取り娘で、自由奔放に行動できるのは高校生(推定)まで。卒業してしまえば神社の跡取り娘

として、婿を取り跡継ぎを生み、子を育てて・・・と言う線路が既に敷かれていた。それに反発するかのように学校

では奔放に振る舞っていたと言うココロの重荷の持ち主だったわけで。そう言う重荷を持っているなどとは外見から

は想像も出来なかっただけに、一瞬強い違和感を感じたモンですが、まあ人というのは見かけに寄りませんから・・・

初子と若菜は親友同士。でも何の皮肉か好きになった男性は同じだった。にも関わらず友情は壊れなかった。

お互いに応援するということで。 ラストでも初子の子どもをあやす若菜ちゃんがいるし。いいなあこういう関係って(/_;)

こういうケースの場合、友情って脆くも崩れる・・・と言うタイプのゲームを多くやっているせいか、この展開は結構

意外だったり(笑) お互い良い友達に恵まれた・・・ということでしょうね。っつーかこのゲーム、いい人が多いな(笑)

きっと学園の歴史上でも希有な程、いい人だらけなのであないでしょうか・・・

 

初子のえっちしーん・・・さすがの私もちょっとひいた。(^_^;;; 普通の時でも母乳が出る体質とは。えっちの間中母乳が

出まくり何だもん。また主人公も言葉嬲りをするしぃ。つくづく主人公ってサディスト(ぉ

 

初子のシナリオでも、主人公がどうやって失われた記憶を取り戻せたのかは謎のまま。初子は祟りの神を祭る神社の

巫女さんなのだから、少しは分かっても良さそうなんですけどねえ・・・まあえてして関係者自体も知らないと言うことは

よくあることで。仕方がないのかも知れませんが・・・(^_^;

 

楠 若菜

外見はどう見ても小学生。だけど実際の年齢は主人公と同い年というサギのような娘(笑)バキ

だけど実は私、子鹿ちゃんと並んで一番大好きなキャラであったりして(爆笑)ガスガスガス

このように小さな体で、いくつもの病魔と闘わなければならないのに、それをおくびにも出さずに笑っている

彼女。そう言う健気な女性に心惹かれないヤツは人間以外の種でありましょう(強引

何故か栗が大好きなようで。小さな体でそれを食べるシーンは確かにリスなどの齧歯類を連想しますね。(^^; ・・・って

余計可愛いじゃないか(爆笑 語尾に〜カナ?〜カナ?と「カナ」をつけ、かつ、二度繰り返す所も、めっちゃくちゃ

可愛いです・・・ああ、抱きしめてたかいたか〜いしてあげたくなるな〜ガスガスガスガス

しかしそれにしても・・・若菜ちゃんの母親も、年に似合わず童顔だったり。(^^; 母親同様きっと若菜ちゃんも・・・(ドキドキ

母子というより、どっちかっつーと、歳の離れた姉妹って感じですね。コレが鬼畜系のゲームだったら、母娘丼・・・って

ううん、やっぱり・・・なんでもないの。(汗

主人公が祟りの発動により記憶を失い、一時は若菜の元から消える。若菜にはその理由を知らされてない為、悲しみに

浸るわけですが、とある日に精神病棟の患者の中に主人公がいることを見つけ、喜んで抱きつくも、彼は最早、昔の彼では

なかった。若菜のそばを離れないと真摯に誓った彼はもういなかった。新たに若菜との人生を積み上げていこうにも、彼は

一度自分の視点から離れてしまった人物のことは覚えていることが出来ない。何度彼に出会っても、一度でも彼の視点から

外れてしまえば、もう若菜のことはリセットされてしまう。 若菜は主人公と共に人生を歩んで行くことは不可能・・・

すげえ・・・なんちゅう過酷な苦しみを二人に負わせるのでしょうね。(^^; こういう祟りをする神って本当に絶句するほどの

陰険さがあると思いませんか?なにもそこまでやらんでもいいんじゃないかと・・・(汗 シナリオライターさんもよくこういう設定を

思いついたモンです。(^_^;; まあギリシャ神話からもこういう陰険な報復を神々はやっているか・・・・(ぐふ

若菜にしてみれば、せっかく再会できたのに、かえって酷い状況でありましょう。記憶喪失というものが、本人も周りも不幸

にする・・・と言うことがよく分かりますね。(^^;

若菜ちゃんのシナリオでも、祟りのなんたるかは分からずじまい。しかしながら、他の娘達とは違い、若菜ちゃんも主人公も

互いに苦しみながらも、ようやく幸せを掴んだ・・・と言う展開のシナリオになっていますので、エピローグの薄さという問題は

比較的無くなっていると言えましょう。 やはり若菜ちゃんは特別な娘なんでしょうねえ・・・(ほろり

 

桜橋 涼香

主人公の家の隣に住む、姉貴分の幼なじみ。主人公にだだ甘で、超弩級の子ども扱いぶりを示す(笑) 本作のギャグシーン

の中で、彼女の主人公への甘やかしぶりによる笑いが占める割合はかなり多いです。(うひゃひゃ 一番笑えたのは

すずねえが用事があると言うことで主人公に待っているように言って置いたのに、主人公が言うこと聞かずにその辺を

ぶらついていたところ、校内放送で迷子の呼び出しがかかったところでしょうか。嫌がらせではなく、本気で迷子になった

と信じ切っている当たり、いかに彼女が主人公を子どもだと思っているかがよく分かるでしょう。(大爆笑)

正直こういうおねーちゃんだったら、一人で良いから欲しかったです。(/_;)(笑)バキバキバキバキバキバキ

ただこの二人、歯ブラシの共用をやっているんですが、実際の姉弟でそこまでやるのは珍しいのでは?(^^; なんぼ姉弟

でも、いや、姉弟だからこそそう言うのは共用しないと思うんですけどねえ・・・初子の「そこら辺の恋人達よりたちの悪い

琴をやっている」という台詞は私も全く同感でございました。(ぉ

 

品行方正で、文武両道だけど、人が三人以上いるところに行くとあがってしまい、妙な行動を取ってしまうと言う可愛らしい

所を見せる、すずねえ。しかし彼女自身が巨大なココロの重荷を持っていることは、若菜シナリオでほぼ気付いていました。

そう。何故主人公がここまで手ひどい祟りを受けることとなったのか。幼い頃のすずねえが軽はずみにも祟り神の象徴である

大水晶を持ち出してしまい、大騒ぎになってしまって今更戻すことも出来ずふさぎ込んでいるところを、主人公が代わりに

水晶を戻しに行ったが為に、彼女の代わりに、祟りにより大事な人を忘れていくと言う運命を背負ったことを。

自分のやったことが、好きな人を破滅に追いやってしまった。その贖罪の気持ちが、主人公に対するベタ甘な態度に

繋がる一つの理由になっていたんですね。 他の女の子達が主人公にかかった祟りについては、主人公が記憶を完全に

無くしてしまうまでは知りようがなかった事実を、すずねえはすでに知っている素振りを見せていましたので、私も気付いた

と言うところもありますね。その設定については見事だと思いますが、ただ何故すずねえ程のまじめな娘が、神社に

奉られている水晶を持ち出したりしたのか・・・と言う点については描写されてないんですね。この辺は説明不足に感じ

ました。まあプレイしていて色々と想像がつく琴ではありますが、しかしやはり制作者側からのアプローチがあった方が

こだわり派の私としては安心できたりします。(ぉ 

 

主人公が鞠音のお節介を敢えて受け取り、すずねえに自分の恋ごころを告白。私も鞠音同様すぐに受け入れてくれる

ものとばかり思っていました。だって他の娘のシナリオでのすずねえの焼き餅焼きぶりは凄いんだモン。(^^; 女の子に

よっては、あまりのすずねえの迫力にビビリまくりなのもいるし。 そこまで主人公を好きでいるなら、当然・・・と思って

も不思議はないでしょう。しかし予想に反して主人公の求愛に逃げ出すすずねえ。言われてしまえばそうでした。主人公

を不幸にした自分が、主人公の愛を受け入れる資格なんかあるのか?と言う悩み。それに気付かなかった私も

まだまだ青い・・・(げふ 他の娘達とは違い、なによりも主人公の運命に責任があるすずねえ。主人公が記憶を

失っていく様を見て、どんなに心痛かったことであろうか。そう言う心の痛さを描写する点は見事としか言えないすな。

  

主人公が記憶を完全に失い、最愛のすずねえの琴は勿論、自分の名前すら分からなくなって・・・すずねえは自分の

最愛の人を自分の前から失ってしまった。 その身を切り裂かれるような辛さに耐えられず、祟り神の水晶に自分の

記憶を奪ってくれと願い、それが果たされ・・・そしてモノローグの形で、何故に祟りが生まれたのかが、伝承を

語る形で明らかにされます。このようなストーリーを作ること自体、すずねえがトゥルーヒロインであることを明白に

語っていると言えましょう。 主人公のことを忘れてしまったすずねえは、年下の男と恋人となる。 かつて主人公が

記憶を完全に失ったとき、すずねえとの幼い頃の約束「およめさんにして」が最早守れなくなったが故に彼女に

願った琴・・・自分を諦め、他の人と幸せになってくれ・・・と。主人公とは別の男と恋人関係になったすずねえを見て

正直心が非常にいたかったです。(/_;) もっともその恋人というのが、すずねえよりずっと沙希に記憶を取り戻した

主人公であると言うことが分かった瞬間、大きくほっっっっっっっっっっっっっとしたゆ〜ちゃん☆がいましたとさ(笑)

だってやっぱ物語の中くらいは、最愛の人と一緒になって欲しいじゃん。それが叶えられたんだからねえ。

 

記憶を失うのが主人公側だ・・・と言うことで、最初のプレイでは某戦術の逆ONEというイメージが強かったのですね。

ONEでは、主人公の周りの側が、主人公の琴を忘れていくわけですから。 ただ忘れる側の主体がどちらか・・・で

ストーリーがこれほどにも変わると言う琴がよく分かりましたね。 周りが自分を忘れたなら、悲しむのは自分一人。

しかし、自分が忘れていくのは、自分だけではなく、周りの人たちにも激しい悲しみが振りそそぐわけで。そう考え

れば、今回の設定の方が、より切なさ、痛さを煽ると行っても過言ではないでしょう。 そのことを、トゥルーヒロインの

彼女のシナリオから十分に教えて貰ったような気がいたします。


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