(1) | 小集団ツリー
これは特性要因図を樹木の形に表し、「活動」の進め方やねらいをどのようにおけばよいか」をメンバーが過日ラベルに記入、これを目的、問題別に分類し、枝毎に整理していくといったやりかたです。 |
(2) | 五体図法
人間の五体を描いたシートに、頭、目、耳、心、手、足で、何を考え、どのような行動をしたか、それぞれカードに書き込み、整理して振り返るコミュニケーションの技法です。
人それぞれ優れていると思うところを期待カードを集めて考えあわせ、自らの行動、態度を気づかせる訓練にも活用できます。これは、田中明氏の発想がもとになっています。 |
(3) | ふれあいカード
小集団活動は、必ずグループ・ミーティングを重ねないとできないというのではなく、日常的に職場の問題や人間関係などについて築いたことをふれあいカードに書き込んでおき、これをリーダーや時間余裕のあるメンバーがシートに分類するやり方です。
サービス・販売関係の企業では、顧客サービスについて感ずいたことを書きとめ、サービス改善に役立てることができます。
また、このふれあいカードを上手にアレンジし、化めーべしんぶんにまとめてみるのも、一つの方法です。 |
(4) | 「昨日・今日・明日」シート
グループ活動をどのように展開してきたか、その推移をグループで考えるためにつくられたのが「昨日・今日・明日」シートです。
過去から現在に至る活動の流れを捉え、これからの進め方や活動の重点をどこに置けばよいかを検討する道具として活用できます。
グループ史をまとめていく楽しさを感じながら、グループワークを展開することが可能です。 |
(5) | サークルカレンダー
グループ活動の年間、あるいは期間計画をパート方やチャートを応用して、カレンダー風に仕上げるグループワークです。
各グループがカレンダーづくりを競い合い、小集団活動の雰囲気を盛り上げるのに効果的です。計画的に活動を進める手だてとしても生かせます。 |
(6) | ケース・スタディ
小集団活動を推進する過程で直面する問題を取り入れたケースを読み、ケースメモに登場する人物の立場に立って問題点、事実、原因、対策を記入します。そのあと、メンバーが自己のメモを順次発表し、グループで的確な問題の把握、状況の判断、対策の選択について討議します。
ケース・スタディには完全な答えがなく、メンバーは、討議の過程で、単純に思われた事実にも多くの問題が潜んでいることを知り、対策の選択についても発想を展開させていくことができ、問題のは握力、創造力、問題解決能力を鍛えることが出きるわけです。 |
(7) | 問題解決プログラム
通常使われる問題解決のステップをアレンジして、「問題合戦」(問題の発見)「事実への探検」(事実の証明)「急所探し」(原因の追及)「目玉つくり」(対策の検討)などのグループワークを進めていく方法です。
各ステップでは、QC、IE、VE技法などを生かしてスキルを身につけていくことが配慮された独特のグループワークとなっています。
ここに紹介したのは一例に過ぎませんが、このように、活動への興味、関心を高めながらグループのレベルを充実させていく手段を講じることことも、小集団活動を進めていく上で大切です。
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