北朝鮮・朝鮮総連=朝鮮労働党日本支部と日本共産党
張成沢処刑に関する志位和夫の真っ赤なウソ
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『かねてから、北朝鮮を社会主義とは無縁の独裁専制体制と指摘』
(宮地作成)
〔目次〕
4、尖閣諸島領海侵犯+無法な防空識別圏の中国共産党と共産主義友党関係
〔関連ファイル〕 健一メニューに戻る
朝鮮総連を2000年党大会に招待=朝鮮労働党との友党関係回復
『北朝鮮拉致(殺害)事件の位置づけ』朝鮮労働党、日本共産党の反国民的犯罪対応
『北朝鮮拉致事件と共産党の意図的な無為無策路線』金正日擁護政策
志位は、2013年12月14日付赤旗に、北朝鮮張成沢の処刑に関する一言だけ、次の談話を載せた。
赤旗12月14日『北朝鮮、張氏を処刑』/あまりに異常かつ残忍/志位委員長が談話
「日本共産党の志位和夫委員長は13日、北朝鮮の張成沢・前国防委員会副委員長の処刑について、次の談話を発表しました。
わが党は、かねてから、北朝鮮を社会主義とは無縁の独裁専制体制と指摘してきたところであるが、今回の事態は、あまりに異常かつ残忍であり、とりわけ国際的な人権保障の基準に照らして、到底、容認できないものである。」
これは、志位が常套手段とする真っ赤なウソである。
〔真っ赤なウソ1〕、「かねてから」というウソ・詭弁
その年度をごまかした。実態は、正反対である。不破哲三が朝鮮総連を2000年日本共産党党大会に招待=朝鮮労働党との友党関係回復をした。朝鮮総連とは、幹部全員が朝鮮労働党員である。その本質は、朝鮮労働党日本支部である。結果として、日本共産党は朝鮮労働党との共産主義友党関係を結び、現在も断絶していない。
(朝鮮総連=北朝鮮の日本支部。総連幹部全員=朝鮮労働党党員)
林玲『「日本共産党史」から消された「朝鮮総連」結成秘話』1955年・六全協時点
中国共産党は日本共産党所属の在日朝鮮人全員離脱を指令→朝鮮労働党党員
朝鮮総連を2000年党大会に招待=朝鮮労働党との友党関係回復
赤旗報道は、2000年から2010年まで、朝鮮労働党との共産主義友党関係を続けた事実を証明した。2011年赤旗記事「80年代前半から北朝鮮との関係断絶中」とはウソ・詭弁である。「関係断絶」したという事実はまったくない。とりわけ、2005年の不破哲三による朝鮮総連50周年のあいさつは、ウソの証明となる。
彼は、朝鮮総連結成50周年記念パーティーに出席した。そして、6月22日毎日新聞記事にあるように、「祝賀メッセージを金日成・金正日の大肖像画の下で読んだ」。
東京都北区の東京朝鮮文化会館
「しんぶん赤旗」記事『不破議長の出席とあいさつ』5月25日
赤旗2000年12月20日『朝鮮総連指導部と日本共産党三役が懇談』
赤旗2001年 3月 4日『朝鮮総連議長の告別式に志位委員長が参列、献花』
赤旗2001年 5月26日『朝鮮総連大会始まる−志位委員長があいさつ−18年ぶり出席』
赤旗2002年 9月 7日『北朝鮮の建国祝賀宴−志位委員長が出席、朝鮮総連主催』
赤旗2005年 5月25日『朝鮮総連結成50周年にあたってのあいさつ−日本共産党中央委員会議長』
赤旗2010年 7月25日『日本共産党・鳥取県委員会−岩永書記長が朝鮮総連であいさつ−赤旗・民報』
赤旗2011年12月20日『北朝鮮問題で日本共産党』80年代前半から北朝鮮との関係断絶中?
〔真っ赤なウソ2〕、社会主義とは無縁の独裁専制体制と指摘
志位は、たしかに、2010年第25回大会頃から、北朝鮮を「社会主義をめざす国ぐに」から外した。現在、彼は、中国・ベトナム・キューバという一党独裁・党治国家=他政党禁止・人権侵害の政治犯罪国家・政党だけとの共産主義友党関係を続けている。
外したとは言え、北朝鮮を「独裁専制体制と指摘」などと、明言した事実はない。赤旗2011年12月20日における「80年代前半から北朝鮮との関係断絶中」記事も、根拠がない真っ赤なウソである。
とりあえず、ウソ談話を載せなければ、共産党支持率がさらに、激減するとの恐怖に震えたのか。
共産党支持率 時事共産党13年6月1.5%→8月2.0%→9月1.8%
→10月2.3%→11月1.6%→12月(最低)1.3%
赤旗は、2000年12月から、2010年7月まで、朝鮮総連=朝鮮労働党日本支部に関する記事6編を載せた。そこに、批判内容は一つもない。朝鮮労働党日本支部との共産主義友党関係事実を書いた。
Google『朝鮮総連と日本共産党』総連幹部と日本共産党との交流=朝鮮労働党との交流
それだけでなく、不破哲三は、朝鮮総連を批判した共産党員・萩原遼を除籍した。その経緯は、別ファイルに載せた。
不破・志位・市田ら3人独裁者は、拉致問題にたいする反国民的政治犯罪行為をしてきた。その経緯も、別ファイルで検証した。
そもそも、日本共産党は、拉致被害者家族と面会することをも拒否してきた。訪問したのは、国会議員集団に共産党議員一人が同行したという一度しかない。
日本共産党が『したこと』『しなかったこと』
北朝鮮拉致事件 |
やったこと |
やろうとしないこと |
1、日朝両党共産主義友党期 1945〜1970.3.31よど号事件 |
(この期間、拉致作戦は開始されていない) |
|
2、日朝両党関係決裂期 1970.3.31〜1996 1977・78「拉致作戦」開始〜 |
1988.1、宮本顕治が、大韓航空機爆破事件は、北朝鮮が起したと指摘 1987.8.8、橋本敦参議院議員の国会議員秘書兵本達吉が、党と橋本議員の了解の下に、拉致被害者調査、家族会結成に動く 1988.3、橋本議員が、兵本調査データに基づいて、まとまった拉致問題の国会質問を初めてした |
橋本議員の国会質問以外、何一つ具体的行動を起していない |
3、事実上の共産主義友党回復期 1996〜2002.9.17 |
1998.7.21、不破哲三は、中国共産党と共産主義友党関係を回復した 1999.1.12、不破哲三衆議院議員が、2回、国会で、無条件で日朝国交正常化をせよとの質問をした 2000.11.20、日本共産党は、党大会に朝鮮総連来賓招待・参加をさせたことにより、朝鮮労働党と事実上の共産主義友党関係を回復した 警察庁を呼んで、「拉致の証拠を見せよ」と要求した 2002.9.12、志位委員長は「拉致は疑惑の段階」と発言した |
不破国会質問は、橋本議員の拉致問題追及質問と決定的に異なっている。不破質問内容は、拉致問題棚上げ要求であり、その追及をしていない 警察庁を呼んだ以外、何一つ具体的行動を起していない |
4、金正日の拉致13人承認後 2002.9.17〜現在 |
橋本・不破2人の国会質問行動と内容の大宣伝キャンペーンを展開した。「しんぶん赤旗」「共産党HP」「全戸配布ビラ」数千万枚、「宣伝カー」千数百台以上で、共産党こそが拉致問題解明に取り組んできた政党と主張してきた |
「2人が国会質問をした」との大宣伝キャンペーン以外、何一つ具体的行動を起していない 1)、日本共産党の「朝鮮労働党の拉致犯罪批判の大論文」公表 ―していない 2)、朝鮮総連経由での朝鮮労働党への具体的要求つきつけと「公開質問状」発表 ―していない 3)、朝鮮総連の拉致事件への関与疑惑の独自調査団結成と調査開始 ―していない 4)、よど号グループの即時日本強制送還要求を、朝鮮総連=朝鮮労働党に突き付ける ―していない 5)、拉致被害者家族への面接調査と、家族会が行なっている署名運動への全面協力 ―一切していない 6)、帰国者5人の生活保障要求の政府への具体的提案 ―していない 7)、拉致議連 ―最初から参加していない |
『北朝鮮拉致(殺害)事件の位置づけ』朝鮮労働党と在日朝鮮人、日本共産党の反国民的犯罪対応
『北朝鮮拉致事件と共産党の意図的な無為無策路線』金正日擁護政策
4、尖閣諸島領海侵犯+無法な防空識別圏の中国共産党と共産主義友党関係
不破・志位・市田ら3人独裁者は、中国共産党と共産主義友党関係を結び、現在も続けている。中国共産党とは、一党独裁・党治国家を私的所有する政治犯罪政党である。それは、他政党禁止・人権侵害政党として、日本の有権者すべてに知られている。
ところが、尖閣諸島領海侵犯+無法な防空識別圏の中国共産党の国際的犯罪行為が急浮上した。日本共産党は、1998年以来、15年間にわたり、国際的犯罪行為政党と共産主義友党関係を続けてきた。不破哲三は、中国を3回も訪問し、「社会主義をめざす国ぐに」と賛美してきた。
(不破哲三と中国共産党との関係経緯)
『日本共産党と中国共産党との和解劇』1998年 wikipedia日中共産党の関係
加藤哲郎『「社会主義」中国という隣人』共産党一党独裁・民主主義以前の党治国家
共産党『不破哲三議長の中国訪問』02年8月 『学術講演「レーニンと市場経済」』02年8月
共産党『中国共産党との会談終了/日本の情勢について不破議長が発言』05年12月
新日本出版社『不破哲三102冊』『日中理論会談で何を語ったか』06年3月
日本共産党『不破哲三−「学術講演」内容』全文、06年5月訪問
しんぶん赤旗『不破所長−中国社会科学院で「学術講演」』06年5月記事
『不破規約共産党と尖閣諸島・ノーベル平和賞問題』中国べったり・3回訪問不破
高木純吉野川市議会議員『日本共産党を離党しました』2012年4月10日
「理論交流」=人権弾圧の中国共産党と友好関係、「一党独裁」容認と批判・離党理由、他の批判
しんぶん赤旗・不破哲三団長『第5回日本ベトナム両党理論会談始まる』13年12月16日
google『不破哲三 中国共産党』 『文化大革命 日本共産党』
google『中国共産党』ファイル多数
google『中国共産党のインターネット摘発・管理』
たしかに、志位和夫は、赤旗紙上においてのみ、尖閣諸島領海侵犯+無法な防空識別圏などの中国共産党の国際的犯罪行為を批判した。しかし、共産主義友党関係政党として、中国共産党や、日本の中国大使館に直接乗り込んで、犯罪批判・撤回などを要求したことがない。
日本の有権者は、志位和夫の腰が引けた紙上のみ批判のずるさを見抜いている。それが、2013年12月共産党支持率の急落に現れた。(1)安倍内閣支持率の47.1%への9%激落原因と、(2)日本共産党支持率の1.3%への急落原因とは、まったく異なる。
共産党支持率 時事共産党13年6月1.5%→8月2.0%→9月1.8%
→10月2.3%→11月1.6%→12月(最低)1.3%
それは、有権者が、国際的犯罪行為政党・中国共産党との共産主義友党関係政党・日本共産党にたいする拒絶感を表明した結果である。
以上 健一メニューに戻る
〔関連ファイル〕
朝鮮総連を2000年党大会に招待=朝鮮労働党との友党関係回復
『北朝鮮拉致(殺害)事件の位置づけ』朝鮮労働党、日本共産党の反国民的犯罪対応
『北朝鮮拉致事件と共産党の意図的な無為無策路線』金正日擁護政策