「”手技のゆりかご”の紹介」

−”手技を大切にする運動”という形に向けた提案と活動−

 (植物文明そして日本文明の根幹をなすと言われる”縄文文化”を、活動の原点にしたいと思っています)
<LOHASは縄文から>
<縄文から未来をみる>

<手技のゆりかごが目指すもの>



−手技に集う出会いを大切に!−




−活動スタイル−

        
”アクティブLOHAS”というスタイルを目指して!
人を紡ぐ = 楽しむ  +  つ・く・る  +  エコ
   (育てる、採る、獲る...作る、造る、創る)


 手仕事を忘れた人が多いと言われ、職人技の継承が危ういとのことで、”ものづくり大学”の設置がされました。なんとかうまく行ってくれることを祈ります。
 モノ作りには、工場の大量生産、職人技による質の高い生産中量生産、作家によるアート系の一品モノの作品つくり、趣味人の工作。。。など、幾つかの形態が見られます。質の時代と言われていますが、デフレ基調が改善されていると言われ始めた今も、相変わらず安価なのもが全体として幅をきかせています。モノの在り方を考えるべき時代、と言われる背景にその様なことがあるのかも知れません。スローライフとかアクティブLOHASなどの流れがその基調にある様に思えます。

 モノの世界が、画一的な工業化にぶれ過ぎた傾向が心配で、使い手の意識から変えることが大切と思うものです。そこでまずは、自ら手作り品を愛用することを心がけています。夫婦で漆器や陶器を作っています。しかし、余りにも少数派であります。
 最近、若い女性が「和の手作り品」に関心を持ち始めたという記事を見かけました。良い兆候です。しかし、彼女たちの親の世代はどうなのでしょうか。気がかりです。兎に角、自分で手仕事を手掛けることから話が進むと考えての活動です。この場を、同じ様に思っている人と共有する出会いの場に出来れば幸いです。


<森のくらしの郷との連携>
目一杯汗を流し、少しお金を使って遊ぶ。スローライフは忙しい!

 A:郷の『開拓農民』として山小屋の建設を推進中。

100坪の土地を借用し、そこに山小屋を建設している。
斜面に立てるので、42本の束柱を赤松を伐採して切り出した。
その次は、ジャリを突いた上に束石を置き、束柱を立てて水平を出した。
さらに根絡みを強化し、小屋を建てていく計画である。
テラス用の松を製材し、土台の栗の木も加工してテラスを仮組み立て済み。
そろそろ、小屋材の刻みも進み上棟に向けて気合いが入るとこと。
将来は、縄文の竪穴住居を茶室としてプロジェクトを組んで立てる夢をもつ。
 B:高校生との交流;里山楽工
高校生を主体としたフリースクール(彩星学舎、埼玉県)の合宿に参加。
特に夏休みは、クラフト教室を開き一緒にモノ作りを楽しんでいる。
2005年は自然木の箸、2006年は、里山由来の栗を削り漆を塗って箸を制作。
2007年は、自然木クラフトにチャレンジ...結構難しいが面白い!
2008年は、箸と共にスプーンにもチャレンジした。  C:漆の植樹
2006年〜2008年と漆工芸仲間で漆の植樹を推進している。
鹿害が多く、その対策が結構大変である。
東京の漆仲間の参加を呼びかけ、継続的な活動を模索している。
 D:民家の改装
”森のくらしの郷”の拠点である古民家の改装・修理を推進中。
建築関係の学生との連携を模索している。...若者が遊ぶチャンス!
 E:大学生との交流;環境と福祉の融合
”森のくらしの郷”に集う大学生とクラフト関連プロジェクトを推進。
環境と福祉を学ぶの学生の現場体験と提案の支援からスタート。
2007年度は、「My箸」プロジェクト
2008年度は、始めて”インターンシップ”の学生を2名受け入れて活動。

<モノづくりの道楽にはまった、手仕事を愛する男の独り言>

 『自分で植えて育てた樹から器を刳りだし、自分で育てた漆を掻いて漆塗りで仕上げる。種を蒔いて育てた食材を使って調理して自作の器に盛り込み、同じく自作の箸で味わう。更に、自分達で育てた米で自酒が醸せれば、手作りのぐい呑みが生きてくる。』

 何か縄文時代に戻った感じがしないでもない。凝りすぎとのご批判は甘受します。しかし、太陽と大地の力を再認識しながら食の安全までを視野に入れ、ポストモダンの小力(スモール)生産とスローライフへの思いを組み合わせて、プロとアマ、シニアと若者の志(こころざし)をネットワークして行くことを考えています。自然環境と「用と美」の生活工芸文化を賢く結びつける姿が、結構スマートに思えてきます。「アートのあるくらし」、現代的なシニアの道楽の世界と見た!

 団塊の世代の人達が新しい時代のシニア像を創ってくれれるのでは? その様に期待する戦中派最後の世代としては、「何とか活動のを提供する事が出来れば」、というのが自分がお役に立てることへの本音である。

<”手技のゆりかご”の活動;方針と活動の場>
        「個々の活動に興味をお持ちのタスクフォース・メンバーを募集しています」

<木彫りの工房>
   ・キャビンの運営...当面はキャビンの建設から!
   ・木彫りの工房:器、ラブスプーンの制作(塗りはうるし)
   ・作品展示
   ・ラブスプーンの木彫教室...日本ラブスプーン協会と連携中
   ・フォレストガーデン/林間農業の試行:果樹、工芸材料、薬草・香草類(3層林)

<工芸サロン>
   ・プロ・アマの出会い・交流のコーディネート
   ・自分で工芸材料を育てて使う運動推進
   ・マーケティング関連イベント企画・開催
   ・交流イベント共同企画

<”うるわしの森”活動>
   ・”うるわしの森”管理・運営
   ・漆の植樹(道造り、開墾含む)
   ・工芸材料育成の企画:欅・栃、楮、麻・綿、柳・アケビの蔓など
   ・林間農業を楽しむ:雑穀・ベリー類と香草類

<工芸を通した”森のくらしの郷”との連携>
   ・里山楽工の開催
   ・場所、器の提供
   ・共同イベント参画;環境福祉に関連した高校生、大学生との交流

<自酒倶楽部の世話>
   ・”もりくら”の田圃で米を一緒に育て、県内の酒蔵でお酒を造る
   ・日本酒好きの会員募集を進行中

<シニア・ワークキャンプ>
   ・シニア/団塊世代の人と一緒に活動出来る場を構築
   ・”ゆりかご”では、有用材を育てる里山仕事と器・食に注力する
   ・更に、工芸材料の間で食材を育てる”林間農業”を楽しむ

”シニア・ワークキャンプ”のページにジャンプ



「ゆりかご」への思いを形に

”ゆりかご”に託す、手技に絞った幾つかの思いが、相乗効果を生めば幸いです。

ゆりかごとは、
 始めるところ
   ・森にアートを持ち込む。
   ・プロとアマのネットワーク化を模索し、新しい形のスマートなヒトとモノの関わりを探る。
   ・農・食・工・芸を手技の世界で結び付けていく。
   ・ネットワーク化/多様な連携に繋がる出会いの場を演出していく。
 育てるところ
   ・適正技術を適用した、小力(スモール)なモノつくりを目指す。
   ・プロとアマ、シニアと若者の新しい関係を育てる。
   ・若者の雇用のチャンスを拡げる力を育てる。
 ゆっくりと憩うところ
   ・スローな活動の中で、好みに合った質を醸成する。
   ・自然エネルギーの活用、セラピー的な利用を試みる。
   ・里山の環境を愛で、命・彩・想・創のハーモニーを奏でます。

Small Slow & Smart


ここから先は、お時間のある方と一緒に考えていくために用意させて戴きました。

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<日本の文化に関する考え方
 (以下は、プロの方にも是非ご一読頂き、コメントをお願いしたいでのす。)
<手仕事の意味を考える>
<人間復興の工芸を考察する>
<プロ・アマ連携による文化のモザイク化>
<「木の文化」>
<「里山文化」>