貯蔵庫:小人の茶葉納品帳


2001年の納品帳

2001.05.20 さくら さくら


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tea2001.05.20 の納品帳・さくら さくら

文章を書くリハビリも兼ねて、久しぶりに納品帳です。

なんだか、この春は何時になく副業(本業はこの店らしい(笑))が忙しくて、ゆっくり季節の移り変わりを楽しむ時間もないまま、気がついたらあっという間に初夏になってました。

いつも見に行っていた、近所の飛鳥山の夜桜や、谷中の桜を見に行けなかったのがちょっと残念。
それでも新宿御苑でお花見できたし、そう言えば満開の桜の中、雪も降ったっけ……。

……と思いかえしていると、普段、桜って、春が訪れて咲くまではみんな楽しみに見ているのに、散ってからはあんまり思い返すことって少ない気が……。


……そこで、今回は慌しいさなかに飲んでいた、桜のお茶を振り返ってみました。
と言っても、全然数がないのですが、ふと今年の桜を思い返すきっかけにでもなったら少し嬉しいです。

今年のさくら。
3年分のサクラティのラベル。 まずは、相変わらず今年も飲んでいました、サクラティことレピシエの「サクラ」。

過去の納品帳を読み返してみると、サクラティのことを書いていたのがちょうどこの店が新装開店した頃なので、かれこれ3年前だったり。何だか懐かしい。

サクラティの詳しい説明は3年前の納品帳に任せるとして、ここではちょっとだけ。

セイロンティに桜の葉が入ったフレーバーティなのですが、最近珍しい香りや強い香りを売りにしたフレーバーティが増えている中で、相変わらずの、控えめに微かに漂う桜の葉の香りがほっとさせてくれるお茶です。


あとは、遊佐未森さんのオフィシャルページをふと見に行ったら、未森さんのメッセージの中にこのサクラティが出てきて、何だか嬉しくなったり。

そしてこの「サクラ」の弟分として、この春発売されたのが「サクラ・ヴェール」。
同じ桜の葉でも、こちらは桜の緑茶です。

丸い缶を開けてみると、サクラティより桜の香りは控えめで、見た目も、茶葉も桜の葉も緑色なので、一見普通の緑茶と同じようにもみえます。

で、半信半疑で淹れてみると、最初の一瞬に湯気と一緒に、ふわっと微かな桜の葉の香りが。
何だか、桜湯みたいで、ほんわりとしてしまうお茶です。

これで、和菓子(特に桜餅!)があったら、もう言うことなし。
桜の咲く頃の季節って、何だかちょうど和菓子や緑茶とか、和のものがしっくりくる季節なのかもしれません…(今はもうアイスティの季節に近いけど(笑))

サクラ・ヴェール。もう残り1、2杯分……
ウェルカムティ。花びらをそのまま入れてみたのだけど、見えるかな? もう一つ、桜の葉のお茶を。
小さな桜色のラベルに、可愛い絵が描かれた丸い缶は、吉祥寺の紅茶屋さん「カレル・チャペック」のウェルカム・ティ。
「ウェルカム」って、桜の花を歓迎しているのか、春の訪れを歓迎しているのか、何だかいい名前。

このお茶も桜の葉がブレンドされているのですが、プラスして、塩漬け(?)のちいさな桜のような花びらのチップが。

特に、ひと房分くっついているの花びらを透明のハーブティポットで淹れると、少しずつお茶の中で小さな花が開いていくのが見えて、何だか桜がつぼみから花を咲かせてゆく季節を思い起こしてしまいます。
味・香りはレピシエの方がやや上な気もするけど、その分、見ていて楽しいお茶なのです。

と、結局今年はこれだけ。

最初は、今年の春はもっといろいろなサクラティを探してみよう、と思っていたのだけど、それはまた来年の桜のためにとっておくことにします。
レピシエのサクラシリーズは5月中までの販売なので、もしも飲んでみたかったらお早めにどうぞ。

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