排気ガスの毒性が軽油より低い圧縮天然ガス(CNG)を燃料にした初めての車両。閑静な住宅地を走る成06系統(成城学園前駅〜榎〜千歳烏山駅)の開設に際して新造され、4台が狛江営業所に在籍します。屋根に載った大きな燃料タンクが印象的です。(千歳烏山駅付近、2005年7月17日)
CNGバス見学リポート
552号車と型式は同じですが、こちらは通常の軽油仕様車で、車体も9メートル級。ホイールベースが長いので、大きさの割には広い室内を実現しています。狛江管内の中型車仕様路線で活躍、成04系統などにも入ります。(成城学園前駅西口、2012年9月6日)
エアロミディMJ系よりもさらに小さくなったMEシリーズ、花巻電鉄の馬づら電車を思わせると書いたら、年齢がばれるでしょうか。軽油仕様車は狛江に当初3台投入され、千歳船橋駅〜希望ケ丘団地、狛江駅〜宇奈根、仙川駅〜三鷹台駅の各路線で運行しています。このうち希望ケ丘団地線は2006年春、小田急シティバスに移管されたため、556号車と557号車が世田谷営業所に転出しました。最近はユニクロ世田谷千歳台店と千歳船橋駅を結ぶ無料シャトルバスの運用もあります。(千歳船橋駅前、2008年9月14日)
上記557号車と同時に入った車両。2004年1月、川崎市コミュニティバス実験運行のため生田営業所に貸し出され、2005年3月開始の玉川学園コミュニティバスでも町田営業所が借り受けました。その後、狛江営業所に戻り、世田谷区コミュニティバス(祖師谷循環)専用のラッピングバスに。2006年11月、ここが小田急シティバスの管轄になったため世田谷営業所に転属し、4度目の登録ナンバー変更となりました。車体の社名表示も「小田急シティバス」に改められています。(砧支所前、2009年2月8日)
南生田循環バス乗車記
調布市コミュニティバスの緑ケ丘循環線(仙川駅〜北野4丁目〜仙川駅)専用車「鬼太郎バス」です。作者が調布市民という縁で、車体は「ゲゲゲの鬼太郎」キャラクターでラッピングされました。ラッピングを取ると車体は銀色一色だけになります。(仙川駅前、2008年11月2日)
緑ケ丘循環線試乗記
こちらも緑ケ丘循環線専用のCNGバスで、仕様は559号車と全く同じです。鬼太郎バス559号車が燃料補給に行っている間は558号車が運用に入ります。(仙川駅前、2006年8月13日)
喜多見駅〜狛江ハイタウン線用に増備されたエアロミディです。小田急マテリアル仕様ながら黒サッシ、座席の色も同じで、前面の社番表記の位置が変わった程度。2005年3月から約1年間、玉川学園コミュニティバス用として町田営業所に常駐していましたが、現在は狛江に戻っています。写真は調布市コミュニティバスの運用に入っているところです。(三鷹市中原一丁目、2012年6月7日)
玉川学園循環バス乗車記
こちらも新車での配置は狛江営業所でした。2016年に町田営業所へ転出、玉ちゃんバスで1年ほど運用された後、武蔵境営業所へ移りました。ジブリ色になったC3012号車の後釜として、明星学園前行きの運用に入っています。(三鷹駅南口、2017年6月18日)
2004年4月から始まった専修大学生田キャンパスの受託輸送で、大学から移管したエアロミディです。社番は117以降、年式の順に付けられています。(向ヶ丘遊園駅前、2004年4月3日)
同じく専修大のローザ。2004年11月の世田谷区コミュニティバス(祖師谷循環線)実験運行では、この車が使用されました。(向ヶ丘遊園駅前、2004年4月3日)
祖師谷循環バス乗車記
町田市真光寺町にある霊園・葬祭場「町田いずみ浄苑」の送迎車です。2004年7月から約5年間、同苑と鶴川駅・若葉台駅を結ぶ特送運用を、町田営業所が担当していました。現在この送迎車は貸し切りバス事業者の鶴友商行が担当しており、ナンバーや塗装もそのままで同社に移籍しています。(鶴川駅前、2004年7月19日)