はんがーのっく日誌

はんがーのっく日誌・タイトル

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2000冬
1999秋
1999夏
1999春
1999冬
1998秋
カウントダウン乗鞍   汗をかいてスポーツするおやじ   ドーピングで揺れるツール
デジタルとアナログ   無理のきかない体
W杯3連敗の楽しみ   負ける楽しみ   数学者は 50%の性格と知識
1998春
1998冬

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《8月号》

08/20(thu) カウントダウン乗鞍


 いよいよ来週末は乗鞍マウンテンサイクリングである。昔は、近場でもMTBの大会などが開催されていたので、年に何回かはレース(もどき)にも出ていたのだが、最近はレースらしいイベントは乗鞍だけである。
 昨年は、とある事情で直前に不参加になってしまったので、今年は申し込み書が届く前から楽しみにしていた。毎年シーズン当初には、乗鞍にベストな状態を作り上げるように、綿密な計画を立てる。しかしその思惑は、大会が近づくにつれて大きくはずれていく。

 その原因の一つに、地元の一大イベント”郡上踊り”がある。7月より30夜にわたって町の辻々で開催され、特に旧盆の4日間は”徹夜踊り”と称して朝の4〜5時まで、町の人口の何倍もの人で踊り明かされる。
 最近はさすがに徹夜で踊ることは無くなったが、それでもお囃子の音が聞こえてくると、なんとなく落ち着かない。さらに懐かしい顔も帰省していたりして、酒も飲むし夜更かしもする。おまけに駐車場係だとか早朝のゴミ拾いとかの、ボランティア作業にもかり出される。当然、自転車に乗る時間はほとんどない。かくして、8月最終週末の乗鞍マウンテンサイクリングは最悪の体調でむかえることとなる。

 と、まあ、貴重なトラフィックを使用して、言い訳は十分にしておいたので、とりあえず大会当日まではのんびりすることにしよう。
#一般的に、言い訳が増えるほど、おやじ度が増していく。


 ただいま、絶不調で、近くの標高300mの峠を登る元気もない。しかし、観光センター前に集まった 3000台の Bikeと 3000人の Cyclistをみると、不思議とペダルが回り出す。
 全国の坂馬鹿&山職人&峠マニアのみなさん。乗鞍であいましょう。


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08/10(mon) 汗をかいてスポーツするおやじ


 若いときは、夏の暑い日に、だらだらと汗をかいて、真っ黒に日焼けしてするのがスポーツだと思っていた。このホームページの伝言板には、”夏の暑いときこそ自転車のヒルクライムの季節。ダラダラと汗を流して、ヒイヒイ言って登るのが、ヒルクライムの真骨頂!”などと偉そうに書いたのだが...

 今年は比較的涼しいのに、陽の当たるところが辛くて仕方ない。スポーツするのではなくても、外に長時間いるだけで体力が消耗している。  これは、単に年齢のせいだけではないと思う。私の職場は数年前まではエアコンも無く、外を流れる川の音が唯一の爽涼感を味わえるものであった。しかし、現在はエアコン装備で、ネクタイをして仕事をしても全く苦にならない。
 一見超快適のような気がするが、思わぬ弊害がでてきた。考えもしなかった”冷え性”の症状であった。寝るとき以外は靴下が手放せなくなったり、ビンビンに冷えたビールが苦手になってきた。なんとも情けない話である。

 暑さに弱くなったのは決して年のせいではなく、クーラー病のせいだと考えるようにしている。
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08/03(mon) ドーピングで揺れるツール

 ’98ツール・ド・フランスが、ドーピング疑惑で揺れている。有力選手を数多く抱えるフェスティナのマネージャーが、ドーピング剤を大量に所持していて逮捕され、さらに選手のドーピングデータまでも発見され、チーム全員が事実上の失格となった。
 捜査の手は、他のチームにも及び、犯罪者扱いされたことに反発した選手たちが、第17ステージをボイコットした。

 自転車のレース(とりわけ約20日間にわたって 4000km近く走るグランツールと呼ばれる大会)は、非常に過酷で、レースの終了時まで体力を維持し続けることは一般の人間には到底不可能である。
 ドーピングというものが、世に知られるようになったのは自転車競技からだそうで、近年の超人的に高速化されたレースを見ていると、自転車レース界はきわめて灰色っぽい色に見える。

 ツールのドーピング問題は、nifty の、FVELO#10や、フィッツの伝言板でも、話題となっている。

 今回のツールのドーピングについては、マスコミやwebでは、2つの問題取り上げられている。一つは、ドーピングそのものの是非について。もう一つは、捜査の方法とそれがツールという舞台で行われたことである。
 前者については、いろいろ意見もあるが、 UCI でも、他のスポーツ界でも全面的に禁止されており、人の生死にも関わる問題なので、現時点では間違いなくNGである。
 後者については、ヨーロッパの自転車レース界では、普段事実上、ドーピングは、野放し状態になっていながら、(日本を除く)世界中がもっとも注目するツールの舞台で、最高パフォーマンスを持った選手たちを標的にしたことは、個人的には残念でしかたない。

 
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《7月号》

07/27(mon) デジタルとアナログ

 スポーツの勝ち負けを、決定するのには大きく分けて2つの方式がある。
一つは、マラソンや自転車のロードレースのように、単純にゴールに早く入った方が価値という方法。もう一つは、サッカーや野球のように、得点を競う方法である。
 得点を競う方法は、そのポイントは普通は整数値で、たとえば5対2のように表され、いうなればデジタル方式の採点である。両者の差も3点差であるとかダブルスコアであるとか、あとどれだけポイントをとれば勝つのか(逆転できるか)、比較的わかりやすい。
 しかし、マラソンなどの競技は、途中の差はある距離における両者の時間差などで表すことができるものの、コースが一定であるとは限らないので、得点差ほど明確ではなく、あくまで目安程度である。こちらはデジタル方式に対してアナログ方式である。
 この両者の違いは、勝敗が決定するタイミングに大きな差がある。たとえばバスケットで20対40のダブルスコアでリードされていて、残り時間が10分を切ったら、実際はほとんど逆転はありえないが、可能性としては無いわけではない。しかし、マラソンで残り5kmを切って、5kmの差(倍の残りの距離)があったらアクシデントでもない限り逆転は不可能である。
 これは、スコアがデジタルの整数だからこそである。どんなに惜しいシュートでも、入らなかったら0点で、たとえ惜しかったからといって0.5点はいることはない。同じように10本のシュートを打って、片方がすべて外して片方がすべて入れれば、あっという間に20点の差がつくのが、デジタル方式である。
 しかしアナログ方式は、どんなに調子が崩れても、0ということはない。キロ3分のペースで走っていたランナーは、(怪我等は別にして)どんなにオーバーベースでもキロ4分まで落ちることは無い。
 私がテニスで、ピート・サンプラスと対戦したら、0-6、0-6、0-6のゼロポイントのパーフェクトで終わるだろうが、チュグワネとフルマラソンを走っても、彼がゴールした時点で、0mということはない。すくなとも半分は走ることができる。
 いくら私がテニスが下手でも、サンプラスの0%の実力ということはあり得ないので、この点ではアナログ方式の数字の方がいくらか信用できる。

 つまり、デジタル方式は勝負の行方を見るのには適しているが、実力をあわすのは不適である。逆にアナログ方式は、勝負の行方より実力を表すのに適している。といったところであろうか。

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07/07(tue) 無理のきかない体

 暑い!本当に暑い!若い頃は暑くても寒くても平気で、夏でも冬でもそれなりに遊んでいた。しかし、年齢を重ねると(年をとったのではない)、寒い中で体を動かすのは億劫になり、暑い中で運動すると体力の消耗が激しい。この体力の消耗は夏に限ったことではなく、たまに調子がいいと思って若い頃と同じようにがんばると、その無理があとになって響いてくる。しかも、数日たってからあらわれることもあるので始末が悪い。
 同じような年齢の人を、スポーツに誘うと、ほとんどの人から”もう若くないから”という返事が返ってくる。つまり、”もう若いときのように無理が利かない体になっているから、スポーツなどできない。”という意味なのだろう。

 しかしスポーツは体力でするものではなく、まして無理をするのがスポーツではない。逆に無理をしない範囲で楽しむのがスポーツだと思っている。辛いのやイヤなのを我慢してまで、運動するのはまっぴらごめんだ。辛くなったら止めればよい。気分が乗らなかったら休めばよい。
 楽しむ気持ちを大切にして、楽しい範囲で運動をしていれば、”スポーツ=楽しい”という式が体にインプットされ、自然とスポーツする時間が増えてくると思う。

 無理のできない体になったと言うことは、無理をしないでスポーツを楽しむ絶好の体になったということである。
 全国のおやじ諸君、無理のきかない体で無理のないスポーツを楽しもう。
 

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《6月号》

06/29(mon) W杯3連敗の楽しみ

 Wカップ(もちろん今はサッカー)は、日本は残念ながら予選で3連敗し、決勝トーナメントへの進出は果たせなかった。世界のレベルから見れば、地区予選をやっとのおもいで勝ちあがった初出場のチームとしては当然の結果であったろう。しかし日本でテレビを見ているかぎり、日本は決勝トーナメントに出場できる確率が、かなり高いような錯覚に陥っていた。  アルゼンチンに 0-1 で惜敗し、日本のプレーを褒め称える記事がスポーツ紙の紙面を飾ったたときは、私もきっとクロアチアとジャマイカには勝つ取ろうと思い始めていた。  さすがに今さら、カズがいなかったから負けた。と、言う人は、いないだろうが、城と中田の不振やロペスや小野の投入の遅れを、敗因に上げる声が聞こえてくる。しかし、この3連敗が今の日本の実力なのであろう。
 ロスオリンピックで日本がブラジルに勝ったように、サッカーというスポーツは、番狂わせの多い競技らしい。今回、メンバーや戦術を変えて勝ったとしても、それは単に番狂わせの確率を高めたに過ぎない。 予選リーグの3試合に燃えた日本のサポーター達の期待も、”番狂わせ”への期待が以上に高まっただけに過ぎなかったということになる。
 次回の日韓共同開催のW杯では、真の実力での勝利への期待と共に観戦できることを望みたい。

#今回は結果にはつながらなかったものの、次回へ繋げることができた戦いぶりで、次回の期待を膨らますには充分な内容だったと思う。しかし、選手の帰国時の心許ない一部のファンの行動は残念以外の何物でもない...
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06/19(fri) 負ける楽しみ

 いろいろと異論はあるだろうが、本ホームページ”週刊アスリートおやじ”は、たて前は競技指向のページである。
#但し”たて前”であって、”本音(実態)”は別である。
 私は、スポーツは競う部分があってこそ楽しいのだと考えている。以前”TROPS”という言葉がつくられたことがある。いわゆるスポーツから競技性を取り除き、レクリエーション色を強く打ち出したもので、”SPORT”を逆に読んだ造成語である。また今年度、岐阜県で開催される”全国スポーツレクリエーション祭”は、”誰でもいつでもどこでも”を合い言葉に選択された、気軽に楽しめるニュースポーツの全国大会である。
 これらの種目は、競い合うことによって、除外される人をなくし、みんなが同じレベルで楽しめることを目的としている。私も何種目か試してみたことがあるが、どれもすぐに飽きて長続きしなかった。みんなでわいわいやることは、それはそれで楽しいし否定はしないけど、やはりそれだけではつまらないのである。
 なんと言ってもスポーツの楽しみは競うことだと思う。  しかし、競えあえば、勝者は一人だけしかいないし、勝者となるためにはそれ相当のトレーニングも必要となる。負けてばかりでなにが楽しいか?といわれそうであるが、スポーツで楽しいのは勝者となったときだけではない。負けたって、いや負けるからこそ楽しいのである。どこかのCMコピーにあったけど、
”勝ったからといってやめるわけにはいかない。負けたからといてあきらめるわけにはいかない。”
 というのがスポーツである。この言葉をよくかみしめてみると、負けた方が楽しそうである。勝ってしまうと次は”負けられない”となり、よくて±0、悪ければマイナスである。ところが負ければ”次こそは勝つ”と、プラス思考である。(結果としてさらにマイナスもあるが。)
 この負ける楽しみを知ってこそ真のおやじスポーツマンといえるだろう。
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06/02(tue) 数学者は 50%の性格と知識

 数学というと学問の中でもっとも理詰めで高度な知能を要するものの一つで、感情とか情緒とかいう類のものが入り込む余地のないものだろ思っていた。しかし、ある数学者に言わせると、”数学力は、50%の知識と50%の性格が決める。”ということらしい。その話しをある化学者に話すと、その化学者曰く、”面白い話しだ。でも、化学は90%は性格で、知能は10%だ。”と言った。
 そして、その話しをまたある医学者に話した。するとその医学者は、”面白い話しだ。でも、医学は、性格と体力が100%で、知能は必要ない。”と、言ったそうである。
(ここでは詳細を省くが研究者の性格が学問の成果にも影響があるという話しはなかなか興味深かった。)

 もちろんこの数字を額面通り受け取るわけにはいかないが、ちょっと自転車競技に当てはめてみると...
”トライアスロンは、50%の知力と、50%の体力。”
”マウンテンバイクは、90%の知力と運、そして10%の体力。”
”ロードレースは、100%の知力とアシスト、体力は必要ない。”
と言ったところだろうか?

 さらにランニングに当てはめてみると...
”ウルトラマラソンは、50%の知力と、50%の体力。”
”トラック競技は、90%の知力と、10%の体力。”
”駅伝競技は、100%の知力と伝統、体力は必要ない。”
となる???

#時にはこうして数字遊んでみるのも楽しい...
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