はんがーのっく日誌

はんがーのっく日誌・タイトル

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2000冬
めざせ!スペシャリスト   ナンバー1スポーツ
崩れる体力の三角形   目標 0km/月間
【祝】中日リーグ優勝   面白くなってきたマラソン
1999夏
1999春
1999冬
1998秋
1998夏
1998春
1998冬

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《11月号》

11/29(mon) めざせ!スペシャリスト

 少し前のことだが、プロテニスプレイヤーのボリスベッカーが引退した。ベッカーと言えば、強烈な弾丸サーブをひっさげて登場したデビュー当時のイメージが強いが、ちょうどその頃、テニス雑誌に村上龍のテニス小説が連載されていた。
 主人公の男がウィンブルドンを目指すのだが、彼は、サーブの練習だけ黙々とこなすのである。ラリーが全くできない彼は、確実にエースを取れるサーブを武器に、相手のダブルフォルトやミスで次々と勝利し、ついにウィンブルドンのセンターコートに立つのである。

 現在のプロスポーツの世界では、オールラウンダーでなければ、TOPに立つことは難しい。コンピューター等の導入により、相手の癖や弱点を調べ上げてそれに合わせた戦術で戦う。また、科学的なトレーニングによって自分の弱点を克服し、相手につかれないようにする。
 もちろんテニスの世界でも、サーブもストロークもボレーも全てが超一流でなければ、世界では戦えなくなっている。
 オールラウンダー同士の戦いは、接戦となることが多く、見ている分には面白い。
 しかしスポーツとして面白いのは、絶対にスペシャリスト同士の戦いである。
 少しの間もベースラインに留まろうとしないジョン・マッケンローと、絶対にネットに出ないビヨン・ボルグが、かたくなに自分のスタイルを貫いて戦うから面白いのである。

 スペシャリスト!バンザイ!くたばれオールラウンダー。
 

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11/13(sat) ナンバー1スポーツ

 東海地方の某スポーツ店が、スキー場に雪が降らなかったときのために保険に加入したというニュースが新聞に載っていた。12月中にあらかじめ指定したスキー場の積雪が10cmを下回った日数に応じて、保険金が払われる仕組みで、保険料は1000万円ほどになるらしい。
 このスポーツ店では、総売上の65%がスキー・スノーボード用品の売り上げを締め、さらにその25%以上を12月の売り上げがしめるため保険への加入となったとの事であった。

 このスポーツ店は、夏季であっても店の一角にスキー用品が並べられていて、かなりの売り上げをスノースポーツ用品がしめることは想像していたが、いささかこの数字には驚いた。
 ランニングや自転車はもちろん、テニスや野球。さらに”猫の杓子も”状態で最近急激に急激に競技人口を増やし、競技者の年齢の広さは他のスポーツの比ではないと思われる、ゴルフでさえ、その他すべてを合計してでさえ、スキー+スノーボードに追いつけないのである。
 これはバックに長野県・岐阜県のスキー場を控えている、中部での特異的な現象かもしれない。だがたぶん、全国でも楽しむ人口やスポーツ店やスキー場での消費を考えると、ナンバー1のスポーツといっても全く見当外れではないだろう。

 しかし、スキーをナンバー1スポーツだと考えている人は少ないだろう。動物園にいるライオンがどんなに大きくても、百獣の王ではないのと同じである。

     


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《10月号》


10/25(mon) 崩れる体力の三角形

 先月、大塚製薬の犬飼がマラソンの日本最高を記録し、今月モロッコのハリド・ハヌーシが世界最高を記録した。両記録とも初の、5分台・6分台と記念すべき記録である。
 以前は世界記録が樹立されると、全然関係ないにもかかわらずこっちまでうれしくなってきた。しかし、最近は少しもうれしくない。

 世界記録が更新されるということは、人類のトップの運動レベルが上がったということである。トップのレベルのが上がったということは、普通に考えればそのトップを支える三角形全体のレベルも上がったということである。当然底辺である私たちもレベルアップしていると考えられる。
 そこで単純な私は、世界記録の樹立は、イコール自分の体力のアップと勘違いしていたのである。

 しかし、毎年の厚生省の調査によると、日本人全体の体力レベルは、緩やかな下降線をたどっている。
 今までの体力分布を正三角形だったと仮定すると、きっと段々底辺が広く上に行くと極端に狭くなる、反比例のグラフのような形になってきたということに違いない。

 科学の進歩は、ますますトップの選手のレベルを上げるだろうが、反面運動しなくても、過ごせる生活が増えてくるだろう。するとトップの選手と一般の人の体力の差はますます広がり、正三角形から、ますます歪な三角形になってしまうのであろう。 
     


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10/12(tue) 目標 0km/月間

 最近、少しだけ仕事が忙しくて、走る時間がとれない。
 全然、時間がとれないわけではないが、生活のリズムが狂うと、思うようにトレーニングの時間がとれない。他の時間帯に組み入れるのは、新たにトレーニングを始めるのと同じように辛いモノがある。

 サボるのが2〜3週間をこえると、元々の時間に組み入れるのもしんどくなってくる。私の場合、夜早く寝られるようになっても、朝、起きるのが億劫になってくる。そこで無理矢理走ろうなんて考えると、ますますイヤになってくる。

 そもそも、いくらがんばったところで、たかが知れているのに、月間○○○km走るなどと目一杯の目標を立てたりするものだから、ちょっとサボると達成できなくなり、やる気をなくしてしまう。

 たとえば、今月はランニングで 300km走る。と目標を立てたとする。15日になって、50kmも走っていなければ、目標達成の可能性はほとんどない。すると、”まあいいや。来月がんばることにしよう。”と、今月末まで公然とおサボりする。

 しかし、そこで視点を変えてみる。ランニングで走ることのない、いわゆる普通のサラリーマンが、あえて目標設定したなら、月間 0kmである。つまり、普通のサラリーマンの目標に比べて、なんと!50kmも余分に走っているのである。
 しかも、この目標値には大きなメリットがもう一つある。それは絶対に目標を下回ることがないことである。つまり毎月プラス思考でいることができる。

 などと、当たり前のことを、大仰に書いてしまったが、ようするに気の持ちようで、どうにでもなるということである。来月ものんびり行こう...っと...(^^;)

※文書の流れから、”トレーニング”という言葉を使っていますが、私の場合そんな立派なものではありません...(^^;)


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《9月号》

09/30(thu) 【祝】中日リーグ優勝

 まず最初にお断りしておくが、私は野球はあまり好きではない。
しかし、今年は盛り上がった。妻や子どもまで、野球の結果を気にしていた。

 (私が盛り上がった)一番の理由は、マスコミの巨人第一主義である。どんなに、巨人が不利になっても、”メイクミラクル”とか、訳の分からない、単語を羅列しているアナウンサーや解説者にはうんざりしていた。
 今日からその、馬鹿らしいアナウンサーの戯言も聞かなくてすむ。

 ちょっと極端だが、”巨人=東京”である。中央に対する依存度の高さが巨人への一極集中型となってあらわれている。

 今までは、何度もかけ声だけで済まされてきたが、もうそろそろホントの地方の時代になってよい頃である。
     


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09/13(mon) 面白くなってきたマラソン

 セビリアの世界陸上は、男子マラソンの銅メダルと女子マラソンの銀メダルという結果だった。(※注:もちろんメダルは取れなかったが、素晴らしい結果を残した人はたくさんいた。ここではメダルという結果の意味に限定。)
 日本人選手への期待をあおりまくるマスコミを鵜呑みにすると、一時はトップに立っただけに、残念だったという気持ちが残るが、2人は本当によく頑張った。

 スパートの時期を間違えたと言う意見もあるが、結果論にすぎない。
 ”マラソンは35kmから”という言葉が示すように、一時期のマラソンは我慢大会の様相が強く、35kmまでは集団で走っていってついていけなった選手が徐々に脱落して、最後に残ったモノが優勝する。といったパターンが多かった。
 もちろんこれはこれで、マラソンの醍醐味ではあるのだが、毎回同じパターンではつまらない。

 マラソンを面白くする。そう言った意味でも今回の日本人選手達は、ホントにいい走りだったと思う。次回のオリンピックでも成績よりも記憶に残る走りを期待したい。

更新が滞っていました、申し訳ありません。
#誰も期待していないよ...とつっこまないように...(^^;)



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