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カルテの記載
5月17日・10日のみ

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5月分レセプト

傷病名
(1)左乳癌(2年6月12日より)
(2)変形性頚椎症(3年3月28日より)
(3)胸膜炎(癌性)(8年3月25日より)
(4)感冒(8年4月22日)
内服 102粒
353点

*...............................................................(1×31)
*...............................................................(2×31)
*...............................................................(6×20)
*...............................................................(7×20)
外用 38粒387 *..................................................................(3×2)
*...............................................................(9×33)
*モーラス10×14B 6枚.................(28×3)
調剤 31日93点 *調剤料 ..................................................(3×31)

注射
皮下筋肉内 1回2012点 *ピシバニール5KE 2瓶 ...............(2012×1)
その他 12回544点

*10〜13日
点滴注射....................................................(93×4)
*《点滴注射》
ハルトマンD液-ミドリ500N 1瓶.........(21×4)

《点滴注射》
フィジオゾール・3号500N 1瓶............(22×4)

処置
薬剤 4回554点
5回94点
*創傷処置(一日につき) 半肢の大部叉は頭部顎部
および顔面の大部にわたる範囲のもの......(49×1)
*酸素吸入...........................................................(65×1)
*胸腔穿刺.........................................................(220×2)
*酸素(単価23銭)..1300l..............................(39×1)
*イソジン液 10% 5N..................................(2×1)
*リドカイン「テイサン」1%3バイアル........(4×1)
*イソジン液10% 20N...................................(9×1)
*リドカイン「テイサン」1% 5バイアル.....(40×1)
............. 5回845点 *胸部 大角 1枚 .....................(169×5)
その他 5 1410点 *7日・21日
薬剤管理指導料.........................(450×2)

入院

入院料

入院時
医学管理料

特定入院料
・その他

870×31日間26970点

271×24日間..6504点

243×7日間.......1701点

.............................1426点

*夜間勤務等看護加算(I)a(46×31)
.............................................(46×31)
【入院中 外来】
理学療法(簡単なもの)6月以内.......(170×3)

食事

基準 I管理 2100円×31日間

国保 合計42,893点

母が入院した直後、主治医から「様子を見て退院。次の入院で化学療法」という説明を受け、化学療法はやめて欲しいと告げました。抗がん剤を大否定した私に呆れたみたいで、今回の治療の方法は全く説明なし。でも私は、抗がん剤は使うなと釘をさしてきたので、薬の副作用で苦しむ事はないだろう。胸水をとりあえず抜いて、息苦しさをとったら、癌の再発でたぶん明るい見通しのない患者だからとりあえずは一度すぐに戻してくれるだろうなんて考えました。

今の時代、例え少量でも患者やその家族が「使うな。イヤだ」と言ったものは、使うはずはない。患者の権利が騒がれ、輸血拒否する人の希望もこの時代医師は理不尽ながらも、それを受け入れなければならない。患者は消費者であり、病院側は提供者、一種のサービス業です。また、大阪回生病院は大学病院のような研究機関でなく民間病院です。
もしも、本当に患者や家族が否定した治療が必要であるのならば、医師は、患者や家族の勝手な思い込みを、しかり飛ばしてでも(?)その薬や輸血の必要性を説明すべきであり、同意を得るべきだと私は思っていました。また、この健康ブームで、患者はいろんな知識を仕入れ、お医者様には本当迷惑な時代になり、間違った知識も正しいと思い込んでいる事もあるんです。患者や家族は医学の素人です。その意見が間違いであるならば、ちゃんと納得させるように、カンバセーション、会話する技術も必要です。8年程前、取材で知り合ったカナダのスキーヤーの方が、元々癌研究所にお勤めだったという事で、今回の私の裁判の話を聞き、この治療で治せるという自信があったら話をしていたハズ。無理だから説明できなかったのではとおっしゃっていました。現在、その方は、肝臓癌を患い、昨年末に医師の友人が日本に多いため、日本で手術をしカナダに戻り、6月に検査のためにまたまた来日されるのですが、この裁判を妙に気にかけて下さっております。

一昔前なら、説明と同意なしに、医師はどんな治療でも行えたのですが、インフォームドコンセントが提唱され、患者の権利が強くなりつつある時代です。医療過誤訴訟が増えている今、いつ訴えられるかわからない時代に説明と同意なしに治療するなんてチャレンジャーだと思います。小娘に訴えられないと思ったのかな??

証拠保全して初めてわかったのですが、私が抗ガン剤は完全否定した3日後、シスプラチン(ブリプラチン)を注射していました。(答弁書には必要な薬は使うと説明したと書いていますが、そんな事言われていたら、私は絶対その薬の名前を聞いて副作用まで聞いています。(私は一応、ライターなんです。5年間結構、いろんな医師に会って、いろんな医学取材しているんです。薬の怖さを知っているので、取材で聞くように根堀り葉堀り聞いていたはずですから。)

母は入院してすぐに、風邪を引きました。しかし、すぐにその風邪の症状に対する治療はなく、随分たってこじらせた後に「葛根湯」を出してもらいました。これで私はおっかしいなーと思っていました。
そして、次は高熱。入院一ヵ月、風邪をこじらして、5月は特に高熱が出て何が何だかわかりませんでした。
私が、大阪に戻ろうとすると母は「あなたがいても熱は下がるというものではない。病院にいるから安心して仕事して欲しい。帰ろうか、帰ろうかって、私は癌なの??」と言われました。
告知していないって本当に辛い。。告知のタイミングって非常に大切だと私は思っているので、高熱で体が弱っている時に、「そうです。あなたは癌です」なんて言えません。
私の勝手な計画ですが、様子を見て退院してきたら、この時に癌の告知をして東京に一緒に来てもらおうと思っていました。私の東京のマンションは、母が自分で選び、自分自身がいつでも泊まれる所と、東京の一人暮らしにしてはちょっと広めのマンションに引っ越ししたばっかりだったから。 私は、とりあえず、抗ガン剤のような強い薬は拒否しているので、絶対に抗ガン剤を少量でも使っているなんて夢にも思いませんでしたので、なぜ、高熱が出るのかわかりません。母は、主治医に何を言っても交されると言い嘆き出しました。

とにかく、今回、母は癌の再発という事もあり、一日も早く東京の病院に転院させたいと思っていました。

また、この頃は、カルテも見ていないし、説明もされていないので、シスプラチンが使われていたり、ピシバニールなんて使われているなんて思っても見ませんでした。

答弁書には、、「シスプラチンについてもいわゆるガンに対する化学療法として使用したものではなく(その場合は整脈注射という全身の投与の方法である)胸水の発生貯留を防止するための胸腔内穿刺の方法により直接胸腔内の胸水発生部位に少量を注入したにすぎないのであって、使用目的や使用方法が異なりガンに対する化学療法として 用いたかの原告の主張は失当である。」や、「 2.二のうち冒頭の主張は否認し、1については被告F医師が 亡きY子に対する 治療行為としてシスプラチンが及びピシバニールを用いた事があること。 シスプラチンが抗ガン剤である事は認めるが、ピシバニールが抗ガン剤である との主張は否認する 」とか書いてありましたが、百歩譲って(全く譲る気はないですが)薬使うならその後の副作用の処置もしろよ!っていうのが私の言い分です。母は、「熱が出ても先生は現われてくれない、看護婦さんが処置をしてくれるだけなの」と不安がっていました。

母は高熱続き、私は東京でいろんな医師や栄養学の博士に相談しました。(主治医に対する信頼感が湧かず、できたらしゃべりたくない存在になっていたんです)

私が最も信頼している方に相談。私は、抗ガン剤のような強い薬は拒否しているので、絶対に抗ガン剤を使っていないはずと話しました。それなら、とりあえずは安心だという意見もありました。でも、なぜ熱が出るのかわかりませんでした。 そして、AHCCという機能性食品を戴きました。お医者様の中には、機能性食品なんて効かないと頭から否定される方もいらっしゃると思いますが、その頃母は食欲もあまりなく、一日に必要な栄養素も摂取できていません。AHCCというのは、ある大学病院で実際に使われ末期ガンの患者の生存率がびっくりするほど伸びたという事で評判になった食品で体内の免疫をあげる食品です。元気になりたいという母の気持ちの支えとして与えました。(その時は、健康な方が飲む量しか飲んでいませんでした。後にある薬剤師にちゃんとした分量を指導してもらったところ7月頃はびっくりするほど元気になっていました。これが効いたとは言い切りませんが心の支えはこれだった、これしかなかったと私は思います。)

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