ゴムネズミみたいに、難しくなりたい。なんちて。
子供のころから、中華屋(ラーメン屋に毛が生えた程度のクラスの店ですが)におけるレンゲの位置付けに疑問を持っていた。どう考えても食いづらいよね、あれって。麺をいったん受けて食べるときはまあ使えるといっていいけど、炒飯なんかだと扱いづらいったらありゃしない。最後の一粒まで綺麗に米を食いたい日本人としては、中国人はどうやって食ってるんだと謎であった。
その後大人になり、高級な中華料理店にいったり、中国の事情が少しわかったりして、あれ一つで全部まかなってるのは日本のラーメン屋とラーメン屋に毛が生えた程度のクラスの店だけだということがわかってきた。ウィキペディアの『散蓮華』には、こう書かれている。
日本で出回っているレンゲの多くは、もともとはスープをすくうサイズで、口に運ぶには大きく、深さもあり、チャーハンなどを食べるのには、あまり適していない。その一方で、中華文化圏のレンゲにはさまざまな形状・大きさがあり、たとえばチャーハン類が食べやすいよう、日本のレンゲより小さく深さも浅く作られたものなどもある。
そうなんです。様々な形状のレンゲがあるのです。ああそれなのに、日本のラーメン屋とラーメン屋に毛が生えた程度のクラスの店は、あれ一本で押し通すという明らかな手抜き、良くいっても研究不足なまま何十年も営業を続けているのです。いいのかそれで。いやよくない。そんなことでは中国政府の認証制度でハネられるぞ。わたしはここに、「チャーハンにはチャーハン用のレンゲを出せ運動」を提唱する。ラーメン屋とラーメン屋に毛が生えた程度のクラスの店は検討するように。以下余談。
わたし、ラーメン屋とラーメン屋に毛が生えた程度のクラスの店で、ビール、餃子、チャーハンの三点セットをよく注文します。オッサンの黄金のパターンです。ところが、近頃のラーメン屋とラーメン屋に毛が生えた程度のクラスの店でそういう注文をすると、ビール、チャーハン、餃子の順番で持ってきやがる。馬鹿かと思う。商売人だったら、まずビールを出し、急いで餃子、しばらく様子をうかがいビールの追加を待ち、客が納得したようだったらチャーハンを出すという手順を踏むだろう。
そんなことで腹を立てるのも大人げないから、ビールと餃子を注文し、後からチャーハンを追加するようにしてるんだが、これだと、店の混雑具合によってはチャーハンがものすごく遅く出てくる結果を生むことになって、やっぱりちょっと腹立たしく思ったりするのであった。やれやれ。
さらに余談であるが、近所のラーメン屋に毛が生えた程度のクラスの店は、台湾人がやっていたのだがつぶれ、代わって北か南か不明の朝鮮系オーナーが居抜きで入った。そしてその店でビールを頼むと、お通し代わりにキムチが出てくるようになった。タダだから文句も言えないが、以前のオーナーの時のザーサイと違って、これがすんげえ不味いの。料理も全般的に味が落ちてしまい、私は行く店を一軒失ったのである。合掌。
まあなんちうか、オヤジが安心していける店がどんどん減っていってるような気がする今日このごろです。
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