明治35年創業 民族の誇り地酒 情熱の酒屋

 籠屋 秋元酒店
     KAGOYA     
いらっしゃいませ。


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狛江でおいしい地酒を楽しむ会
image 籠屋(有)秋元商店

 
03-3480-8931

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 日曜祭日10:00~19:00
 電話受付 19:00まで
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 青森県 菊駒酒造

七代目三浦弘文目指
「風土」は風と土。どちらも伝える人間に

 「うまさけはうましともなく飲むうちに酔ひての後も口のさやけき」 この歌は名著『日本の酒』でも知られる坂口謹一郎博士が詠んだ一首です。「さやけき」は「明・清」の字を当て、はっきりと、爽やかに、冴え冴えと、などの意味があります。
 日本酒は嗜好品ですから、人それぞれの好みがあり、何をもって名酒とするのかの基準はありません。ただし、フランスのワイン、ドイツのビールなどと同じように、日本酒は古来から“国の風土が生んだ民族の酒”であることに違いなく、そこには何らかの普遍性があるはずです。その一つに「さやけき」世界は数えられるでしょうか。
 平成二十二年四月十四日、創業百周年を迎える蔵元「菊駒」の七代目となった三浦弘文社長も、二九歳の若さながら伝統の蔵ゆえに「不易と流行」の酒造りを考える毎日です。
 東京農業大学の醸造科学科を卒業し東京都内の大手小売店に就職して、五年半ほど酒類全般の流通やマーケティングに従事してみると、「風土」の風と土のように、もの造りとそれを伝えるのは別物だということが、はっきりと分かったと言います。
 「若い人は日本酒離れしているといいますが、離れたのではなく、台所に一升瓶が立っていたり、親父が晩酌したりしていた時代と異なり、身近に触れる機会が少なくなったのだと思います。また、出来米もその年によって違うので、同じ蔵元でも常に一定の味は出せません。大切なのは飲み続けても飽きがこないほど無心な酒で、なおかつ菊駒らしく使いこなし方も個性的にすること」とも語っています。
 「菊駒」の旨さの一つはM2酵母にあり、これは酸が少なくて芳香のあるのが特徴です。まさに「さやか」を生命にした旨みですが、爽やかな新社長の下、これからの冴え渡った酒造りが期待されます。(『菊駒』紹介パンフレットより)

■菊駒 純米【駒酔桜】 生貯蔵酒
青森 菊駒酒造
720ml ¥1,375(税込み) 1800ml ¥2,750(税込み)

今期の新酒を生のまま冷蔵貯蔵し、旨味を引き出しました。綺麗な味わいに仕立てています。少し温めて飲むのも良いですが、春の陽気に合わせて少し冷やして軽やかに飲むのもオススメです。東京はちょうど桜が終わり頃ですが、青森はまだこれから!なので他の蔵元さんよりちょっと遅めの春酒出荷です。原料米:美山錦60 日本酒度:+4 酸度:1.2 アルコール15% 
 ■菊駒 特別純米 夏 限定酒
青森 菊駒酒造
720ml \1,296(税別) 1800ml \2,593(税別)

青森県産の華吹雪と、同じく青森県産の華想いを使用したそれぞれの純米吟醸をブレンドしました、爽やかな酸味をベースに、お米のまろやかな旨味とほんのりある吟醸香が絶妙にマッチしています。口当たりの良い甘味がとてもクセになります!
原料米:華吹雪、華想い 日本酒度 +2 酸度 1.2
P3087393.jpg■菊駒 純米吟醸
  しぼりたて 生原酒

青森県 三浦酒造

青森県産華想いと華吹雪を原料とした純米吟醸の搾りたて生原酒。
弊社「純米酒 初しぼり」と比べ、丸みとふくらみのある吟醸香が特徴の新酒です。
原料米:華想い(50)

【季節商品】 1800ml 3000円720ml 1500円

P9248778.jpg■菊駒 純米 
     天高く駒こゆる秋

青森県 菊駒酒造
720ml 1365円/1800ml 2730円
じっくり一夏寝かせた旨味たっぷりコクたっぷりのお酒です。
菊駒らしいどっしりした味わいあるイメージはそのままで、さらに深み、厚みが増しています。
生のまま熟成させ、最後に火入れをしているのでとてもまろやかな味わいです。口当たりが柔らかくやさしい印象。
秋の夜長、少し寒い風が吹く縁側で高い空を見上げながら飲むには最高の酒かも!もちろんお燗がお勧めです!
原料米:華吹雪(60)日本酒度: 酸度: アルコール分: 1800ml 2730円720ml 1365円
P9248805.jpg■菊駒 純米 菊駒ちゃん
青森県 菊駒酒造
限定地酒「菊駒ちゃん」。このチャーミングな名前にびっくりされる方も多いですが、名前の通りとても愛着を感じ、馴染みやすい雰囲気を醸し出しております。味わいも、地元酒らしいしっかりとした米味を感じる旨味あるお酒。
毎日飲める晩酌酒としても楽しめる価格もうれしいですね。
冷やもおいしいですが、ぬる燗・熱燗もおすすめです。 1800ml 2200円
三浦現社長の高校のときの作文です。素晴らしい作文ですので是非お読み下さい。

「第6回水のエッセイコンテスト」最優秀賞
  ── 祖父の思い出── 
青森県立三本木高等学校 三浦弘文
   
 今年の夏、青森は梅雨明けもなく、毎日どんよりとした曇り空が続いていた。祖父が静かに息をひきとったのもそんな日だった。祖父の遺体は、祖父が隠居すべく手入れをしていた美しい庭がある別宅に安置された。冷たい体となった祖父が初めてそこで一晩をすごした翌日、私はその美しい庭で初めて「蛇」を見た。集まっていた親族は口々に「祖父の見送りに出てきたんだろう。」と言った。いつからか雨が降り始めていた。
 私の家は明治時代から造り酒屋を営んでおり、「蛇」は「水の神様」の使いとして、また「酒の神様」として大切に考えられてきた。敷地内に水が数カ所から湧き出しており、一番奥にあるその場所に「水神様」を祀っている。酒造りにも、そして家で使う水もすべてこの水が使われているのだ。
 「命はこの水なんだ。」
 小さい頃から祖父がよく口にしていた言葉だ。祖父はこの水をよく飲んでいた。それも家の中に引き込んだ蛇口から出る水ではなく、外の湧き水をわざわざ飲みに出ていた。同じ水なのに、と疑問を感じながらも、どんなに寒い冬の日でもその水を飲みに出ていく後ろ姿をよく見かけた。
 「いい酒を造る」これが祖父の信念であった。毎晩、利き酒をしながら晩酌をしていた。世間で評判になっている酒とできたばかりの「うちの酒」とを飲み比べるのである。「おまえもやってみろ。」と言われ、口にふくんだことがあったが、酒の味が嫌なだけだった。「わからないべ。」微笑みながら祖父はそれ以上何も言わなかった。
 私が小学生の頃、一度だけこういうことがあった。学校から帰ったばかりの私を祖父は部屋に呼んだ。祖父の前には日本酒の入った三つのコップが置かれていた。祖父は私に順番にその香りを嗅がせ、「どれが一番いい香りがするか選べ。」と言った。コップの並び方を変え、しばらくおいてからまた香りを嗅ぐということを何度かくり返した。私はその都度味の悪い酒ばかりを選んでしまった。最初に嗅いだものが一番良い香りに思えてしまうのだった。祖父はにっこりうなずき、「そうならないように訓練しないとな。」と言った。次にブランデーの入ったコップも加えて同じことをした。小さかった私は迷わずブランデーを選んだ。祖父は今度は少しきつい顔で私を見つめながらこう言った。
 「洋酒に香りでも負けない酒つくんないとな。」
 「いい酒を造る」──本当にこれが祖父の人生のすべてであった気がする。いろいろ 
な要素によって酒の良し悪しは決まるのだが、その中で昔から変わってはいけないもの、変えてはいけないもの、それがあの水なのだと思う。祖父は誰にも言ってはいなかったが、あの水に深いこだわりをもっていたのだと思う。だからこそどんな日でもあの水を飲みに出ていたのだ。祖父のあの後ろ姿は「水」を守っている姿だったのだ。  曇り空が晴れた夏の日、私は祖父の真似をして、外の湧き水を飲んでみた。ひんやりとした何とも言えない深みのあるいい味がした。私はこの家を継ぐべく生まれてきた。またそう言われ続けもした。いつの頃からか「そんなことがあってたまるか。」という何か釈然としない、反発めいたものにも似た気持ちを持っていた。高校三年生のこの七月、祖父の死に会い、モヤモヤとしたものが少しずつ取れてきた気がする。祖父の人生は本物であった。あったであろうさまざまな迷いを感じさせずいさぎよかった。それに比べて自分は・・・受け継ぐべきものは家だけではない。遠い昔から、自然の恵みの中で変わらずに流れているあの水を守っていくこともしなくてはいけないのだ。 祖父の死後、私は仏壇に時々あの水を供えるようにしている。仏壇の中の写真はあの時と同じように微笑んでやさしい目をしている。 「おありがとうございます。」 祖父がお客様に心から感謝していう声は店からもう聞こえてこない。もうすぐ実りの秋、今年も新しい米とあの水で新しい酒が造られるが、それを味わう祖父の姿ももう見ることはできない。ただ、蔵の中から湧き水が静かに流れる音が聞こえてくるだけだ。 祖父の戒名は、 『直心院章誉源水清流居士』という。心から水を愛し、酒を愛し、人を愛した人だった。祖父を心から誇りに思う。

明治35年籠屋商店 「籠屋」浪漫の酒と情熱焼酎       
かごや(有)秋元商店
201-0016 東京都狛江市駒井町3-34-3
電話 03-3480-8931 / FAX 03-3489-2044  E-MAIL: kagoya@houzan.com
営業時間:9:00~20:00(日曜・祭日10:00~20:00) 定休日:月曜日
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