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電気ストーブ−Memo
 店の傍らには、古い造りだが一応は電気式の、小さなストーブが置いてある。

 ストーブの上には、使いこまれた真鍮製のやかんが乗せられ、口から白い湯気を漂わせている。

 どうも、お湯を沸かせる仕組みになっているらしい……

 ……と思った瞬間、やかんが勢いよく、汽笛のような高い響きを店中に響かせた。

「どれ、お湯も沸いたみたいだし、休憩にするとしようか。」

 やかんの知らせを待ちわびていたように、店主が伸びをして、店の奥から出てくる。

「お茶を淹れるから、一緒に一服、どうだい?」

◆ * ◇ * ◆

ここでは、イベントレポートとか新刊の作成状況とか、サークルに関わること……

……だけではなくて(笑)、近況とか、音楽のこととか、つれづれごとを

ふと気が向いた時に書いていく、つれづれページです。

……普段全然気が向かずに、修羅場時だけ気が向きまくる可能性も高いですが(笑)


◆ * ◇ * ◆



サクラサク。−2003.01.22 (Wed)
昨年末から今年にかけて、このところ本の通販の申し込みが何件か続いて、
ほんのり嬉しかったりします。
イベントで直接手に取って頂けるのもまた嬉しいのですが、
買う方も手間がかかるのを承知の上で、それでも私の拙い本を欲しいと
言ってくださるのも、また古書店冥利に尽きます。
……通販自体が非常に稀なのもありますが(笑)。

また、通販のやり取りの中での手紙も、直筆で言葉を頂けると、
何だかほんわりと心に暖かくて、これは電子メールでは味わえない想いだなぁ、と想ったり。
また便箋や切手とかも、様々で面白いです。
クリスマスプレゼントまで頂いた時は、思わず胸のうちがじわっとしました、です。
この場でなんですが、本当にありがとうございます。

なので、私も文字を書くのは下手で、手紙を書くの自体は苦労するのですが、
便箋とか封筒を東急ハンズとかで選んだりするのが結構好きだったりします。
さらに、おまけに何をつけるかで楽しんだり(笑)

そんなこんなで、便箋が足りなくなったので、
Egg-siteにZabadakのライブチケットを買いにいったついでに、
雪や冬物の便箋がないかなぁ……と思って渋谷のLOFTに寄ったのですが……。

……なんと便箋コーナーは桜色一色(笑)
春向けの桜の花の便箋で、まだ睦月だというに満開状態でした……(笑)
雪のゆの字もなくて、さすがにびっくり。
これはやっぱり渋谷だから、流行りの移り変わりに敏感なのでしょうか……うーむ。

結局、シンプルな青のレターセットを買って帰りました、とさ。



隠しミニ目録カード。−2003.01.17 (Fri)
ちらほらと、おはなしの断片が浮かんでるのだけど、
まだ全く書く気になれない今日この頃。
しばらく、このまま冬眠させとこうかと思ってます。

電車の中で読む文庫本が尽きたので、
『いちばん初めにあった海』/加納朋子 を再読。
『ななつのこ』『魔法飛行』といった作品に比べると
ちょっと異色なのだけど、個人的には一番印象が強い作品。
『いちばん初めにあった海』『化石の樹』というふたつの中篇から成る本
なのですが、このふたつが全く語り口が違うのだけど、しっかり繋がってます。
片方は、原始の海、くすの樹。もう片方は、樹の化石に、金木犀の樹。
どちらも、ある意味で再生の話。

ミステリなので何か書こうとするとネタバレになるので、
全然紹介にも何もなってないのですが……。まあ、単なる近況なので(笑)。
『いちばん初めにあった海』のラストのひとことで、
電車の中で読みながらじわっと来ちゃったり……。

……涙もろくなったのって、やっぱり歳をとった証拠でしょうか?(笑)



一年の計は元旦にあり?−2003.01.09 (Thu)
元旦からの五連休は、大掃除と年賀状に追われてあっと言う間に過ぎてゆきました……。
新年からわたわたしてるところが、相変わらずというか、今年を象徴しそうというか(笑)
そんな中で、4日は新宿に出て展覧会を二つ見てきました。

ひとつは、紀伊国屋書店画廊でやってる、クラフト・エヴィング商會の
『a piece of cake』の展覧会。
『a piece of cake』は、ひとかけらのケーキみたいな、小さくてポケットに入る
くらいのささやかな本が、1ダース分集まった本(?)、です。
『ゆっくり犬の冒険』とか『ものすごく手のふるえるギャルソンのはなし』とか
小さくてささやかな本達が写真付きで載ってます。
で、この展覧会は、その小さな本達の実物が見れるという代物。

手作りのちいさくて可愛い装丁の本達は、手作り本好きにはたまらないものが
あります(笑)
これが、イベントで売ってたら絶対に買うのになぁ……(笑)
さらには、一緒にワインのコルクで作った小さな人形も展示されていて、
さらにコルクの犬とか、はさみや写真とかの小物が
また細やかに可愛く作られていて、じっと見入ってしまったり。
今週中くらいまでやってると思うので、紀伊国屋で本を買ったついでにでも
立ち寄って見ると、面白いです。

もうひとつは、ひつじ年記念ということで向かいの新宿三越でやっていた、
『STRAY SHEEP』の展覧会。
原画がずらりと並べられていて、ポーづくしです(笑)
良く見ると、何だか色鉛筆みたいなタッチで細やかに描かれていて、
ひとつひとつが、1枚の絵葉書みたい。
あのクオリティでアニメーションするのだから、
確かに一回5分くらいが精一杯かも、と思ったり……。
やっぱり、ポーとメリーが揃っている絵が好きです。
たまごとか、ロボットとかと一緒のポーも可愛い。

そして、グッズ売り場ではとっても危険でした。まさにポーづくし(笑)
4500円のポーのティーカップを買いたいという衝動を何とか抑えて、
クリアファイルと、寝ているポー一匹、あとは通販のお礼用の
チョコレートだけで耐え切りました(充分たくさん買ってるがな……)



仕事が始まってからの一週間は、一転して鬼のように時が経つのが遅く感じたり……
(……鬼のようにって何さ?)
気分的にはもう一週間分働いたつもりなのに、まだ木曜日? という感じです。
むむむ、お正月からこんなことでは今年が思いやられます……。

でも、明日を乗り切れば、晴れて土曜日の夜はざばライブ。楽しみ〜。
2X才最後の夜をZabadakの音楽で飾るのは、ちょっと感慨深いような。
でも、さすがにこの歳になると、齢を重ねるのもあんまり嬉しくない……(笑)
それよりは、掲示板の4周年の方が嬉しいです(^^)
取りあえず、フルメンバーで生の『子午線のマリア』を聴くのが楽しみです。
ちなみに席は1階8列25番と、ちょうど中央付近のなかなか良い席。
もしもライブに行かれて、気が向いた方は声でもかけてやってくださいませ。

明日は仕事で茨城県までドライブです。もうひとがんばり。





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Thanks to Az* for script