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電気ストーブ−Memo
 店の傍らには、古い造りだが一応は電気式の、小さなストーブが置いてある。

 ストーブの上には、使いこまれた真鍮製のやかんが乗せられ、口から白い湯気を漂わせている。

 どうも、お湯を沸かせる仕組みになっているらしい……

 ……と思った瞬間、やかんが勢いよく、汽笛のような高い響きを店中に響かせた。

「どれ、お湯も沸いたみたいだし、休憩にするとしようか。」

 やかんの知らせを待ちわびていたように、店主が伸びをして、店の奥から出てくる。

「お茶を淹れるから、一緒に一服、どうだい?」

◆ * ◇ * ◆

ここでは、イベントレポートとか新刊の作成状況とか、サークルに関わること……

……だけではなくて(笑)、近況とか、音楽のこととか、つれづれごとを

ふと気が向いた時に書いていく、つれづれページです。

……普段全然気が向かずに、修羅場時だけ気が向きまくる可能性も高いですが(笑)


◆ * ◇ * ◆



8周年によせて?−2006.04.18 (Tue)
気がつくともう桜が咲いては散ってゆく〜。
副業でわたわたしている間に、あっという間に時間が過ぎてゆくこの頃です。ううむ。

数少ない読書時間(昼寝時間ともいう^^;)である通勤電車の中で、
ここのところ読んでいたのが『神戸在住』の8巻です。

桂っちも大学4年になって、卒業制作をはじめとして慌しくなってきた模様。
おはなし全体の流れも、大学2、3年の頃の初期の巻よりも早くなった感じです。
実際大学4年になると、急に時間の流れが加速してゆく感覚があるので、
そんな感覚も含めて、『神戸在住』を読んでると、何だか自分の大学時代のことが
ぼんやりと想いおこされたりします。
(そういえば、桂っちは就職活動はしてないなぁ……)

他にもこの8巻は、高校時代の友人の結婚、弟の成長と家を出る予感、といった未来への移りかわり、
逆に東京の生家を訪ねて祖母のお墓参り、神戸で暮らし始める際のことと、過去の追憶、
……といったエピソードが収められており、
はからずも(あえて?)時間の流れを強く感じさせる一冊、だなと思ったり。

……で、今度はおもむろに1巻から読み返したりしてます。


と、そういえば掲示板の書き込みで気づいてみれば(笑)、この雪窓紅茶店も4月で8周年を迎えました。
お店の方は、全く時間の流れが停滞しているのですが(殴)、
そんな中でも変わらず遊びに寄ってくださる皆様に、感謝です*

ここを新装開店した8年前は、ちょうど大学を卒業して副業(しつこい)を始めた頃。
想い起こしてみると、少ないながらもいろいろなお客さんが来てくださったり、去っていったり、
いろいろあったりして。
須藤真澄さんの『アクアリウム』(かな?)……で、居酒屋の親父さんが言っていった台詞を引用すると、
「うん、なかなか面白ぇ商売だと思うね。」
……といった感じです。


お店だけでなく、ぐーたらオーナー自身も気がついたら8年間の間に、
2X年間ずっと住んでいた「東京都北区の都会のエアポケットのような小さな町」から離れて
「神奈川の西のそれなりな町」に移って相方さんと暮らし始めたりと、いろいろなことが起きてたりして。
(「カウンター」の記述が変わってないのはご愛嬌・殴)


……とか言っていたら、今度は相方さんとの間に「授かりもの」ができて、
夏には、このぐーたらオーナーが「おとうさん」になる模様、です。


……時の流れって、はやいなぁ(遠い目)。


そんなこんなな雪窓紅茶店ですが、かたつむりのような歩みでも、
在り続けることには意味があるかな、と思える間は、変わらずここに店を開けていますので、
今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m


実は予定日が、ほぼ「夏祭り」と同じ日程……。さすがに参加できんわなぁ(^^;



働け店主。−2006.02.28 (Tue)
へごへごと(?)副業が忙しくて、ふにふに気味のこの頃です……。
前回電気ストーブを更新してからもう2ヶ月近く経ってるし。
掲示板やらもろもろも、滞ってしまってます……。
今なおこのお店に遊びに寄ってくださるお客さんには、もはや慣れっこになってそう……。
(↑ちっとは申し訳なく思え)

なので、職場の昼休みを利用して、ちょこっとずつ近況でも。

こういった逆境や修羅場には、「働け庭師 休まずKING」ってことで
やっぱヒラサワかのう……
……ということで、iPodに平沢進のアルバムをいくつか突っ込んで、
残業時や通勤時に聴いてます。
(少しずつiPodとVaioが、うさんくさいヒラサワボイスに侵食されてゆく・笑)

最近出た新譜『白虎野』では、『Σ星のシダ』とか『白虎』あたりが割とお気に入りです。
(しかし、曲名からしてうさんくさい・笑)
『Σ星のシダ』は、中盤のおどおどろしいボーカルから、一気にサビで妙な爽やかさで
突き抜けて歌い上げるところが非常に変(笑)。
『白虎』は三味線(?)のベンベンとした音をバックにした、スローテンポの格好良い曲。

ただ、『白虎野』はmixのせいか、ボーカルの音量が少し小さくて沈んでいて、
歌と詞が頭に入りづらいあたりがちょっと難点……。


……ほーら、こう書いてみると、やっぱりうさんくさい(笑)。

……加えて、曲調とか詞とかも全然違うのに、何故かZabadakとかの「それ系」(?)の音楽が
好きな人で、結構平沢進も聴く人がいたりするのは何故なのだろう(^^;


助手を上野洋子さんが務めた平沢進のラジオ番組、というのが遥かな昔に放送されていた
らしいのですが、非常に気になります(笑)。


あとは、須藤真澄さんの『庭先案内』を読んでいたり、とか。
さすがに『子午線を歩く人』あたりの頃の鋭さはないけど、
いかにも須藤さんなファンタジーで、安定した作品、という印象を受けました。
読んだ感じはちょっと『ナナカド町』あたりに近い、かなぁ。
アメリカ育ちで伝法なしゃべりをする女の子がかわいいです。

……それにしても須藤さん、相変わらずジジババ話好きだよなぁ(笑)。


以上、ねむねむなお昼休みに、つれづれさだだ漏れで書いてみました。
ほとんどの人はついてこれまい(笑)。



とか言ってるうちに、もう仕事始め……−2006.01.04 (Wed)
早いよう(T_T)
てか、今年の国民の祝日って、土曜日に重なりすぎさね……
とカレンダーを眺めてため息をつくこの頃です。

話は変わって、もう昨年のクリスマス前のことになるのですが、
鎌倉の歐林洞での、遊佐未森さんのコンサート『Pianoel』に行ってきました。
昨年のことを話すと鬼が怒るかもしれませんが(?)
せっかくなので、その際のレポなど。

取りあえず、記憶の片隅から曲目をば。
<第一部>
1 .エニシダ通り
2 .Diary
3 .合歓の木陰で
4 .春の雨
5 .あけび
6 .潮見表
7 .桃色の雲は

<第ニ部>
8 .蘇州夜曲
9 .Pie Jesu
10.君の手のひらから
11.クロ
12.素肌
13.オレンジ
14.roads to nowhere

15.ミラクル


歐林洞は、鶴岡八幡宮の裏へ坂道を上った先になる、
まるで大正時代の洋館のような、瀟洒な雰囲気の洋菓子屋さん。
今回は、そんな洋菓子屋さんの2階の小さなホールで催された、
未森さんの地元鎌倉での、100人くらいの小さなコンサート、でした。
(……情報を得て、チケット発売当日必死にイープラスにアクセスして、
取ったチケットの整理番号がぎりぎり99・100番だったり^^;)

構成もピアノとアコースティックギターのみの、
ほとんど弾き語りみたいな形式で、ピアノを弾く未森さんが近くに見えて
嬉しかったです。
クロのこととかを話す未森さんのMCも、なんだかのんびりした感じで(いつも?)。

曲目は『Diary』と『潮見表』が嬉しかったなぁ。
新曲の『春の雨』もよい感じでした。


さらに嬉しかったのは、第一部と第二部の間にお茶の時間があって、
紅茶やシャンパンに、お茶菓子のケーキがふるまわれたこと*

洋梨のフレーバーティと、パウンドケーキを美味しく頂いて贅沢気分、でした。
お茶、50g売りとかがあれば、お土産に買って帰ったのだけど。



さすがに独り身時代よりは行く頻度は減ってはいるけれど、
やっぱりライブやコンサートはいいなぁ、と思わせてくれた、
心地のよい音楽とお茶の空間でした*

……またやってくれるといいなぁ。鎌倉って、東京に出るよりも近いし^^;





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Thanks to Az* for script