夏祭り、受かりました〜v 8/15(日)東-ポ04a、雪森古書店での参加です。
……となってくると、いよいよ頑張らなくてはならないのが、 ここのところ2連敗というふがいない結果に終わっている、新刊。 とりわけ、今回の夏休みは旅行にも行く予定なので、 ちょっと早め早めに進めねば、なのです。 南の島で、締切に追われてPCに向かってたり製本してたり(こら) なんていやだものね。
ということで、後に引けぬように『moon song』の冒頭部(仮)をば。
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深い蒼色のちいさな星間ラジオと、たった一行の書き置き。 それだけをわたしに残して、ミチルは姿を消したのでした。
まるで、厚い雲に隠れて見えなくなった、お月さまのように。
ミチルはちいさい頃から、どこか不思議な輝きに包まれた子でした。 さらさらしたストレートの、夜天のようにつややかな黒髪。 同じように深い黒の瞳には、何処か猫のような気まぐれさをたたえていました。
あまり他の子達とは交わらないのに、淋しそうでもなく、いつも明るく笑っていて。 行動もどこか気まぐれで、しょっちゅう学舎を抜け出しては街を散歩していたり。
そんなミチルが大好きなのは、うたをうたうことでした。 空を見上げながら、夜の街を散歩しながら、音楽の授業で鍵盤を奏でながら。 ミチルは、高く澄んだ誰よりも綺麗な声で、よくうたをうたっていたのです。
たいていは、それは、この移民星では聴いたことのない、遠い何処かのうたでした。
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……でも、その前に、滞りまくったもろもろを何とかしないと…… (お待ちの方々、本っ当にすみません〜!)
今月は、本当に副業がわたわたしまくっていて。
おはなし書きやお礼やお返事だけでなくて、 例によってヨコハマに行ったり、個人的にとてもうれしいことがあったり、 クラフト・エヴィング商會の新刊を読んだり、ざばライブに行ったりと いつになくいろいろあった今月のことも、ここに書くこともできない ありさまだったのだけど。
そんなこんなで、歩みは遅くなっていても、 少しずつ動いてゆく日々にあわせて、この場所もゆっくり進めてゆくつもりですので、 ゆっくり気をながくして、遊びによっていただけたらなと、思います。
そろそろ、副業が落ち付きそうな気配……かなと思ってるのだけど、 気のせいじゃないといいなぁ(びくびく) |