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電気ストーブ−Memo
 店の傍らには、古い造りだが一応は電気式の、小さなストーブが置いてある。

 ストーブの上には、使いこまれた真鍮製のやかんが乗せられ、口から白い湯気を漂わせている。

 どうも、お湯を沸かせる仕組みになっているらしい……

 ……と思った瞬間、やかんが勢いよく、汽笛のような高い響きを店中に響かせた。

「どれ、お湯も沸いたみたいだし、休憩にするとしようか。」

 やかんの知らせを待ちわびていたように、店主が伸びをして、店の奥から出てくる。

「お茶を淹れるから、一緒に一服、どうだい?」

◆ * ◇ * ◆

ここでは、イベントレポートとか新刊の作成状況とか、サークルに関わること……

……だけではなくて(笑)、近況とか、音楽のこととか、つれづれごとを

ふと気が向いた時に書いていく、つれづれページです。

……普段全然気が向かずに、修羅場時だけ気が向きまくる可能性も高いですが(笑)


◆ * ◇ * ◆



受かりましたv−2004.05.31 (Mon)
夏祭り、受かりました〜v
8/15(日)東-ポ04a、雪森古書店での参加です。

……となってくると、いよいよ頑張らなくてはならないのが、
ここのところ2連敗というふがいない結果に終わっている、新刊。
とりわけ、今回の夏休みは旅行にも行く予定なので、
ちょっと早め早めに進めねば、なのです。
南の島で、締切に追われてPCに向かってたり製本してたり(こら)
なんていやだものね。

ということで、後に引けぬように『moon song』の冒頭部(仮)をば。

    *

 深い蒼色のちいさな星間ラジオと、たった一行の書き置き。
 それだけをわたしに残して、ミチルは姿を消したのでした。

 まるで、厚い雲に隠れて見えなくなった、お月さまのように。


 ミチルはちいさい頃から、どこか不思議な輝きに包まれた子でした。
 さらさらしたストレートの、夜天のようにつややかな黒髪。
 同じように深い黒の瞳には、何処か猫のような気まぐれさをたたえていました。

 あまり他の子達とは交わらないのに、淋しそうでもなく、いつも明るく笑っていて。
 行動もどこか気まぐれで、しょっちゅう学舎を抜け出しては街を散歩していたり。

 そんなミチルが大好きなのは、うたをうたうことでした。
 空を見上げながら、夜の街を散歩しながら、音楽の授業で鍵盤を奏でながら。
 ミチルは、高く澄んだ誰よりも綺麗な声で、よくうたをうたっていたのです。

 たいていは、それは、この移民星では聴いたことのない、遠い何処かのうたでした。

    *

……でも、その前に、滞りまくったもろもろを何とかしないと……
(お待ちの方々、本っ当にすみません〜!)

今月は、本当に副業がわたわたしまくっていて。

おはなし書きやお礼やお返事だけでなくて、
例によってヨコハマに行ったり、個人的にとてもうれしいことがあったり、
クラフト・エヴィング商會の新刊を読んだり、ざばライブに行ったりと
いつになくいろいろあった今月のことも、ここに書くこともできない
ありさまだったのだけど。

そんなこんなで、歩みは遅くなっていても、
少しずつ動いてゆく日々にあわせて、この場所もゆっくり進めてゆくつもりですので、
ゆっくり気をながくして、遊びによっていただけたらなと、思います。


そろそろ、副業が落ち付きそうな気配……かなと思ってるのだけど、
気のせいじゃないといいなぁ(びくびく)



ヒトミ−2004.05.14 (Fri)
大方の予想通り(?)、GW明けに仕事が津波のように押し寄せて
わたわた中のこの頃です……。
例によって、いろんなことが滞りまくってますが、
心あたりのある方々は、気を長〜くしてお待ち頂けると幸いですm(__)m
梅雨が来る頃には、ちょっとは忙しさも落ち付く、はずなのだけど。

ええと、先週末はキャラメルボックスの『ヒトミ』を観てきました。
このお芝居、SPIRAL LIFEの音楽を全編に使っているのに加えて、
私が、はじめてキャラメルを知るきっかけとなった同人誌(笑)に
描かれていた作品、というのもあって、再演すると聞いて
ずっと楽しみにしてたのでした。

で、期待通り良かったです〜! 歳のせいか涙腺もゆるむ……
ヒトミ役の、小川江利子さん、声と演技が胸に響き刺さって(?)くる……すごい。
個人的に、キャラメルで二番目に好きな役者さんです。
一番は相変わらず西川"スヌーピー"浩幸なわけですが。

まだ上演中でもあるので、ストーリーのネタバレができないのですが
(ストーリーのさわりを知りたいかたはこのへんに↓
"http://www.caramelbox.com/stage/hitomi20..." )

例えば、風の流れ、空気の匂い、季節の移ろいを感じたり、
触れた手のあたたかさに、ふわりとあんしんしたりすること。

それは、普段はごくあたりまえのように思ってしまうのだけど、
世界や、人と繋がるための大切なアンテナであって、
いわば生きていることの、ひとつの証、なのかも、とかぼんやり想ってました(謎)。

だもん、仕事ばっかりしてアンテナを錆び付かせるわけには(そこかいっ


……キャラメルを知らない方には、まったく訳わからない電気ストーブで
申し訳ないのですがι まあ、リハビリも兼ねてということでご容赦を。



ごぶさたしてました−2004.05.05 (Wed)
何か前回えらそうなことを書いておきながら、
気がついたら一ヶ月もお店の時を止めていたわけですがι
ごめんなさい〜。


まずは、コミティア68で、雪森古書店のスペースに寄ってくださった方、
ありがとうございましたv
今回は、YOICHI君の「a small realm」との合体スペース参加で
ちゃんとお買物もしながら、のほほんとしてました。しかし蒸し暑かったなぁ…ι

この日、いちばんびっくりして、かつ嬉しかったのは、
お買物に出て、とあるサークルさんできれいなつくりの本を見つけて、
やったぁ、と買おうとしたら
「あ、雪森古書店の方ですか?」とサークルの方から声をかけて頂いたこと。

あまりに思いがけなくて、びっくりすると同時に、本当にすごく嬉しかったです〜v
だってスペースを出て、ひとりの読み手として訪ねた時に、そんな言葉を頂けるなんて。
(わたわたしちゃって、まともなお返事もできずにすみません…)

と、この時、「今日新刊はありますか?」と訊かれた時ほど、
今回新刊用意できなくて悔しいなぁ……と思ったこともありませんでしたさ(;_;)


そう、これだけお店の方滞らせていたくせに、新刊は間に合わなかったのでした(涙)
ここのところずっと、副業の忙しさのせいか疲れ目が酷くなって、
家に帰ると、ぼんやりページみたり、掲示板に数行つっこみをいれたり(笑)、
ごく親しい人へのメールを打つまでは大丈夫なのだけど、
ちょっと考えながら文章を打とうとすると、とたんに目の奥に疲れと眠気がきて
何も打てなくなってしまって、という状態が続いてました。

てなもので、電気ストーブすら止まるわ、いろいろとお返事が遅れるわと
新刊以外にも、いろいろと滞ってしまいました……本当にすみません……。
『moon song』、頭の中では9割5分おはなしができあがってるのに〜。

いままでも、時折一時的にそんな状態になることがあったので
もしも更新やお返事が全体的に滞っているようでしたら
「ああ、また疲れ目をいいことにぐーたらしてるな」と思って頂ければ幸いですm(__)m


で、そんな疲れ目のせいで、気分も沈んでいるかと言えば、
そこは楽天的なぐーたらオーナー、全然そんなことはなく(笑)
キルシェのライブをはじめて聴いてきたり(みとせさんの声が力強くてきれいだった〜)
久しぶりにアクションRPGにはまってみたり(これは余力があればまた後日書きます)
後は、ふにふにと、幸せな「ねこ曜日」の休日を過ごしたりしてました(殴)


と、「ねこ曜日」と言えば、久しぶりに本家『ねこ曜日』が聴きたくなって、
大学の後輩にもらった岩男潤子さんのMDをずいぶんしばらくぶりにかけてみたり。
『ねこ曜日』という曲は、谷山浩子さんが作って岩男潤子さんに提供した曲なのです。

 ねこ曜日 なにもしない ねころんで まどろむだけ

……てな詞の、何ともぐーたらで(笑)幸せな曲。 

……で、その『ねこ曜日』ともども、岩男潤子さんも久しぶりに聴くと
『18番街の奇跡』『手のひらの宇宙』とか、胸にくるなぁ……としみじみ。
思わず、その後輩が企画した、大学の学園祭での潤子さんコンサートを
思い出したりしてました。懐かしいなぁ。


……と、ほら、その気になれば鬼のように書けるじゃんか(笑)。
GWでだいぶ心身ともに休んだし、まずは電気ストーブあたりから
リハビリできればな、と思ってますv





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