店の入り口へ。

メニューへ。サークルのこと、イベント情報。現在販売中の本たち。
昔作っていた本たち。
いくつかのおはなし。つれづれメモ。掲示板。お気軽にどうぞ。

雪窓紅茶店(メインページ)へ。
電気ストーブ−Memo
 店の傍らには、古い造りだが一応は電気式の、小さなストーブが置いてある。

 ストーブの上には、使いこまれた真鍮製のやかんが乗せられ、口から白い湯気を漂わせている。

 どうも、お湯を沸かせる仕組みになっているらしい……

 ……と思った瞬間、やかんが勢いよく、汽笛のような高い響きを店中に響かせた。

「どれ、お湯も沸いたみたいだし、休憩にするとしようか。」

 やかんの知らせを待ちわびていたように、店主が伸びをして、店の奥から出てくる。

「お茶を淹れるから、一緒に一服、どうだい?」

◆ * ◇ * ◆

ここでは、イベントレポートとか新刊の作成状況とか、サークルに関わること……

……だけではなくて(笑)、近況とか、音楽のこととか、つれづれごとを

ふと気が向いた時に書いていく、つれづれページです。

……普段全然気が向かずに、修羅場時だけ気が向きまくる可能性も高いですが(笑)


◆ * ◇ * ◆



本の言葉と掃除と「よろこび」茶と。−2003.06.15 (Sun)

<あなたのことが、たぶんとても好きです。>

……というのは、おはなしとか考えていた時にふと思い出して、
妙にひっかかってる、何処かの本での言葉。

普通、こういう想いってのは心の中にあるうちは揺れ動いていても、
言葉にした途端に、はっきりと固まってしまうものなのだろうけど。
「たぶんとても」と、言葉で届けてもなお微妙に針がふれる心境というのも
あるのかもしれないなぁ、とか思うこの頃。

しかし、誰の本の言葉だったか……気になる(笑)。北村薫あたりかなぁ?
もしも知っている身内がいたら(身内でなくても可・笑)、情報下され(笑)。


とあるサイトさんの日記で書いてあった
「休日に、せめてCD1枚分の時間を部屋の掃除に費やす」を見習って
ここのところ実行中。(ただし、土日のうちのどちらか。弱っ・笑)
とは言え、CD1枚が大体45分として、うち20分くらいが
片付けようとした本を、思わず手に取って読んでしまう時間なので
あんまり進行しなかったりします(笑)。
「ファイブスター物語」とか「動物のお医者さん」とかが強敵(笑)。

で、平日に散らかす分で、結局プラスマイナスゼロになっちゃったり(笑)。
やっぱり掃除は、バッチ処理ではなくて随時処理でこなさないとだめなのね……。
……でも、私の部屋って、随時処理ができる状態にもっていくには、
一度システムの再セットアップが必要なくらい散らかってるからなぁ……(苦笑)

でも、じわじわとカタツムリのような歩みで片付いてきてるのがちょっと嬉しかったり。
今日はCD回りがきれいになって、嬉しいですv 次はMDかな。


手持ちの茶葉が尽きてきたので、たまっているレピシエ&緑碧茶園のサンプルに
手をつけてます。
サンプルには製品ナンバーしか書いてないので、たまってくると袋を開けてみるまで
どんな茶葉だかわからないのも、また一興(笑)。

今日飲んだのは、緑碧茶園のLF307というナンバーだったのですが、
緑茶ベースに桃(?)の花びらやその他色々な花の香りづけがされたフレーバーティ。
淹れてみると、ほんのりとした香りで美味しかったのですが、
いかんせんどんなフレーバーなのか良くわからなかったので(笑)
緑碧茶園のサイトで検索かけてみました。

で、LF307は、「よろこび」という名前の茶葉でした。
グリーンルイボス入りの、フレーバー緑茶……って、いまいちやっぱり判らず(笑)



隠し「目録カード」・その2−2003.06.08 (Sun)
土曜日は、一日中おふとんの中で過ごしてしまいました……(比喩ではなく・笑)
どうしてこんなに眠いかなぁ。
で、土曜日ぐっすり寝ると、ようやく日曜日は活動可能状態になるので(笑)
ダージリンを淹れたり、少しだけ部屋の掃除をしたりと、まったりしてます。

さて前回の電気ストーブにて、眠くて中断したミルリトンのことでも。
それにはまず『Think』のことをちょっとご紹介しないと、ですね。

「ミルリトン探偵局シリーズ」と銘打たれた『Think 夜に猫が身をひそめるところ』は
クラフト・エヴィング商會こと吉田夫妻の御歳13才の娘さん、吉田音さんの本です。
コバルトブルーの表紙にちょこんと黒猫が描かれた表紙と、「猫とホルンとビスケット」の帯
に惹かれてつい手に取ってしまった、私がはじめてクラフト・エヴィング商會に出逢った本。

何処かいつも考えているように見えるから、「Think」と名づけられた黒猫。
彼は、夜の猫だけが行ける場所へのお散歩の帰りに、いつもおみやげを持ってきます。
青い16個のボタンや、釘、ちぎれた楽譜の破片、などなど。
そのおみやげをもとに、果たして黒猫シンクは何処へ行ってきたのか、このおみやげの品は
何なのか、それを安楽椅子探偵の円田さんと音ちゃんが推理します。
もちろん、猫だけが行ける場所だから、いくら考えても謎は解けません。
謎を解かないまま、どこまでも考え続ける探偵、それが「ミルリトン探偵局」、なのです。

じゃあ、それが何故「ミルリトン探偵局」なのかというと、
それは音ちゃんのおかあさんが張り付けた「ミルリトン」という張り紙に由来します。
世界で一番おいしいお菓子「らしい」というミルリトン。
レシピもあるけど、作ってみて世界で36番目くらいの美味しさだったらしゃくである(笑)
そこで、いつかお店で見付けるまで忘れぬように、というのがこの張り紙です(笑)

食べたことのないミルリトンの味を想像するように、夜に猫が身をひそめるところのことを
推理して、いろいろなお話が紡がれる、それがこの「ミルリトン探偵局」シリーズです。


で、ここからは私のおはなし。
駒込の奥地に「トロンコーニ」という美味しいケーキ屋さんがあるのですが、
そこでケーキを包んでもらっている合間に、ふとお店の棚を見ると、
なんとそこに件のミルリトンが鎮座ましましているではありませんか(笑)。

見た目は、パイ生地で真ん丸く覆われた、焼き菓子です。
『Think』の写真で見たミルリトンは、舟型のパイ生地の中央にチャツネが乗せられてた
ので、この辺はちょっとローカルルールがあるのかも(笑)。
で、ふんわり湿りつつサクッとしたパイ生地の中に、アップルのようなソースが
ほんのりと甘酸っぱくって、中々の美味でございました。
お茶と一緒に頂いて、ほんのり幸せ。
世界で一番とはいかないかもしれないけど、36番目よりはもっと美味しいと思います(笑)
何より「ミルリトン」に出逢えただけでもちょっと嬉しかったり。


さて、友人とこの『Think』の話をしてて、ふと出たのが、
「そう言えば、音ちゃんももう十七歳ですね。」
……なるほど、確かに『Think』からもう4年経ってるから、十七歳か(笑)。
でも何か音ちゃんとというと、ずっと十三歳のような感じで、あんまり実感わかなかったり(笑)。
そもそもクラフト・エヴィング商會のことだから、果たして「吉田音」さんは
実在するのか……それすらも微妙かも(『クラウド・コレクター』のことがあるし・笑)坂口安吾と山下達郎が好きな十三歳の娘さんって、ちょっとすごい(笑)

この音ちゃん自身も、ミルリトンのように解けない謎でもあります。

その「ミルリトン探偵局」シリーズ、今年中に3作目が出るという話もあって、
今から楽しみだったりします。



サクラサク−2003.06.05 (Thu)
夏祭り、受かりました〜!
日曜日(3日目)東V-59a 雪森古書店 です。
零細サークルなのに、奇蹟の三連続当選。すごいっ!
(で、コミティアで落選するのもよくあるパターン・笑)
ちなみに創作(少女)ジャンルでの参加です。
今回は隣に創作(少年)ジャンルが併設してあるのが少しコミティアっぽくてよい感じ。
(逆の隣の暑そうなジャンルが困りものなのだけど・苦笑)

落ちたら、沖縄の海にでも潜りに行く計画でも立てようかと思ってたのですが……
今年の夏休み、新刊作りで明け暮れたら、もうスキューバ機材の付けかた忘れそう(笑)
でも、当選通知が来て、ちょうど肩鳴らしのおはなしが書きあがって、と
お膳立てはできたので、ぼちぼちおはなしの構想を仕上げて、書きはじめないと。

そうそう、近所のケーキ屋さんでミルリトンを見つけて、買ってみました。
「ミルリトン」と言えば吉田音ちゃんの『ミルリトン探偵局』……
ですが、今宵は眠いので、この辺で。





<< Prev  * ◇ * Next >>  

Thanks to Az* for script