小田急バス私設ファンクラブ・実録シリーズ

ムーバス、市内循環の常識を破る

=境・東小金井線試乗記=

 2005年5月29日に開業した、小田急バス担当のムーバス路線第3弾は、これまでのムーバスと少々経路が違います。一つは、起点こそ武蔵境駅ですが、路線の途中から完全に小金井市内に入り、終点は同市のコミュニティバス「CoCoバス」も来る東小金井駅になったこと。もう一つは、ムーバスとして初めて「循環系統」ではなく、両駅を結ぶシャトル便になったことです。例によって管理人は、開業日の第一便に乗車してきました。

 第一便の車は、境西循環線の際にも処女運行したC125号車。来賓、関係者を乗せて新路線を往復し、武蔵境駅に帰ってきたところです。これからいよいよ一般客を乗せての運行となります。

 停留所には「ムーバスとCoCoバスがつながった」という宣伝ポスターが張り出されていました。隣接市のコミュニティバスと同じ場所に乗り入れたのはこれが初めてではなく、三鷹市の赤とんぼバス(武蔵境駅南口〜調布飛行場)と境南循環線という前例があるのですが、三鷹側はほとんどPRもしないまま2002年11月に撤退してしまいました。コミュニティバスに対する考え方の違い、ということでしょうか。

 定刻通り、バスは武蔵境駅を出発。境西循環線の復路側と同じルートを、亜細亜大学南方面へ向かいます。途中の停留所でも乗車があり、市境を越えて小金井市に入ったころには、これ以上の乗車は不可能な状況。境西線のときよりも注目度は高いようです。

 東小金井駅に到着したC125号車。終点なのに、座っている人のほとんどが降りようとしません。このまま武蔵境駅に戻る人が大半なのでしょうが、小金井側から乗ろうという人は割を食ってしまいました。

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