プレイ中のゲーム(2003年下半期)

 

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         天使のいない12月   ふたごえっち   保母さんと一緒っ!〜双子とできるもん〜


保母さんと一緒っ!〜双子とできるもん〜 (PCゲーム Windows98/ME/2000/XP TinkerBell/Cyberworks)

プレイ開始 2003−12−21
プレイ終了 2003−12−24

主人公「佐々木 祐二」(ささき ゆうじ 名前変更不可)は、「まつのみ園」に務める保育士。つい最近までは新米保育士だったと思っていたが、先輩保母さんが寿退職することとなり、後任の保母さん二人が新たに入ってくることで、先輩保育士にクラスチェンジ(笑) で、その後任の保母さんというのが、園長「結城 千鶴」(ゆうき ちづる)の娘で、主人公と兄妹同然に育った、結城 未弥(ゆうき みや)と、結城 真弥の双子姉妹だった。おっとりのんびり、少し控えめで几帳面な姉の未弥ちゃんと、明るく元気いっぱい、そしてちょこっと不器用でがさつ(笑)な真弥ちゃんは幼い頃とちっとも変わらない雰囲気で主人公の元に抱きついてくる有様。(笑) そんなわけで、主人公も彼女らを子どもの時の気分の延長で、「可愛い妹」扱いをするのだが、彼女らとていつまでも幼いわけではなく、主人公を兄としてではなく、一人の男性として意識してきていた。元々幼い頃から主人公のことが好きだった二人。意を決して未弥が主人公に愛の告白、目出度く結ばれるも、そのことを知った真弥もまた、主人公に愛の告白、未弥には内緒でやはり関係を持ってしまう。

「兄妹」から「恋人同士」、それも双子姉妹同時と言う、にっちもさっちもいかない三角関係の始まり。果たして、その沙希に待つ展開は如何に・・・

 

本作はCyberworksの一ブランド、TinkerBellのリリースした作品。最近ゲームの情報に疎くなってきているので本作のことは事前にはノーチェックでした。(^^; しかしながら沙希にプレイしていたゲーム仲魔より「双子丼あり」「母娘丼あり」、挙げ句「園児も喰える」(ただし限定あり)と言う情報をGETしたんで、本作をプレイすることと相成りました。(笑)バキ プレイ前は「保母さん」という言葉から、なにげに子どもを暖かく見守る大人の女性というインパクトがあったのですが、新米保母さんである未弥ちゃんや真弥ちゃんて、ロリフェイスにぺた胸な幼児体型なんだよね(笑) 良いトコ歳が離れたお姉ちゃんが、幼い弟妹達の面倒を見ていると言う風にしか見えません。(爆笑) ろりが入ったメンツなら、双子姉妹の保母さんに十分すぎるほど萌えられるでしょうな。(笑)

ユーザーインターフェイス

かなり不満あり。まず起動が非常に面倒。CDの起動exeをクリックしてメニューを出し、そこから起動するという形式を取ります。おそらくはコピー対策の一環なのでしょうが、CDレスプレイが不可なのはまだいいとして、この煩雑さはなんとも(^^;。デスクトップにCD内の起動アイコンのショートカットを手動で作ればいいのですが、それなら最初からインストールの時児童・・・もとい、自動で作って欲しいかと。 セーブ&ロードは随時行えますが、いちいち「システム」をクリックしてメニューを出し、その中の「セーブ」を選択するという動作が必要なのが、私のようなものぐさ者には面倒です。クリック一発でセーブ&ロード出来ると嬉しかったですね。セーブデータにはサムネイル形式の画像、及びテキストが表示されるんで、どの部分のセーブデータなのかは一目瞭然。この点は評価できます。しかし、最新セーブデータの部分にロックされてこないため、ロードする時、わざわざ最新データ部分までスクロールをしなければならず、この点でも面倒。もう少しこのあたりのインターフェイスの作り方を工夫して欲しいですね。

既読MSGスキップ機能は搭載。バックスキップ機能もあり、ボイスの再生も可能。スキップ速度は十分なものがあり、また選択場面で、一度選択した選択肢は色違いで表示されるのは親切。このあたりには不満はありませんね。

起動の時、お約束の注意事項が出るのですが、千鶴さん、未弥&真弥、園児達のバージョンあり。それぞれ味があってなかなか笑えるのですが(笑)、エンディングからオープニングに移行する時にまた注意事項が出て来るというのはやりすぎでは?(^^; まあ確かにヤバげなゲームのため、しつこいくらい注意したいというスタッフの気持ちも分からぬではないですけど。(ぉ

オマケ

CGモード、音楽モード、回想モード、そして声優モード。特筆すべきはCG鑑賞でしょうか。CGをクリックするとその時のシーンでの女の子の気持ちを語ってくれます。ゲームは主人公視点ですから、女の子視点でのコメントは嬉しいでそ(笑) 回想シーンも、いきなりえっちしーんからではなく、出だしの部分までキチンと表現されるので、自分でわざわざ名場面集を作る手間が大分省けてきます。

BGM

PCMによる演奏。音楽担当はTriodesign氏。出来はと言うと・・・悪くはないが、良くもないと言うところ。保育園(ぉ が舞台なだけに、園児達のこいぬのようにチョロチョロした雰囲気や、ゆったりとした曲、元気の良い曲、時にしっとり、しんみりとした曲と、バリエーションはキチンと揃っていますが、いかんせんインパクトが弱いです。(^^; 少なくとも私の琴線に触れる曲はただの一曲、ゲーム開始児のトップ面で流れる主題歌「Happy Sunday」のアレンジ曲だけでした。 この主題歌も、メロディーはわたし的には十分及第点クリアする出来なのですが、歌い手の声のパンチ不足が致命傷。(^^; もっと元気良いヒロインの女の子達らしく、元気良く、かつ力強く歌って欲しかったですね。

CG

唯々月たすく氏原画によるCG。ろりろりで、実に「萌え」を表すCGを描いて下さってますな。(笑) ゆ〜ちゃん☆一押しのCGと言えばやはり、「スモックを着た未弥、真弥せんせえ」の図ですかね(爆笑)バキバキバキ 体に合わないスモック来ているから、ぱんちゅ丸見えなのがまた嬉しく、激しく恥ずかしがる未弥ちゃんに萌えるわ、園児達と一緒になって遊び回る真弥ちゃんに萌えるわと、とにかく素晴らしいシーンでした(笑)

ボイス

ヒロインのみフルボイス。未弥、真弥姉妹の、主人公に甘える時の幼い声と、保母さんとしてのしっかりとした女性としての声の園児分け・・・もとい、演じ分けは見事としか。千鶴さんの艶っぽい声も、熟女萌えのメンツには嬉しいんじゃないでしょうか(笑) 園児の、りなちゃん、あかりちゃんの舌っ足らずなセリフの演技もまた秀逸。あまりに可愛くてぎゅーーーーっと抱きしめたくなる衝動に駆られたこと一度や二度じゃありません。(笑)

*抱きしめるだけだぞ。ホントだぞ。間違っても「喰いてえ」なんて思ってないぞ。(お

いあホント、声優さんの演技は実に巧いです。声の部分でも十二分に萌えさせて貰いました。(笑)

えっちしーん&シナリオ

本作は、園内でひたすらヒロインの女の子達を喰いまくるシチュエーション萌えなゲームという側面が強く、シナリオ・・・と言う部分がやや弱いため、一緒に評価することとします。いあ別に、えっちしーんばかりではなく、ちゃんとしんみり、しっとり系のストーリーも、あることはあるんで。ただそのシリアス部分長続きしないんですわ。(^-^; 例えば、幼い頃の思い出深い、姉妹の母親の手作りの紙芝居・・・と言う、しっとり系のいい話の後で、その紙芝居を心を込めてやろうとしている未弥ちゃんに悪戯しまくる鬼畜主人公の姿があったり。(爆 ほんっっとに年中発情しとる主人公やのぉとプレイCHU!に叫んだぞあたしゃ(笑)

このゲームでは、主人公は既にヒロインの女の子達からは好かれまくっており、言ってしまえば「登場時から既にフラグが立っている」と言ったところ(笑) 現にゲーム序盤からいきなり双子姉妹両方とも関係を持ってしまい、未弥ちゃんにはな・い・しょ・な三角関係と言うちょっとやばげなシチュエーションからスタートですし〜(笑) 女の子達は主人公にベタ惚れなので、主人公の変態的なえっちの要求にも、口では拒みつつも体の方は・・・と言う状態。 いあ〜この主人公、とにかく変態。お迎えのバスの中で、園児達の目を盗みつつ未弥ちゃんにいたずらして、感じすぎた未弥ちゃんがおもらしするわ、園児達の面倒を見ている時、またまた園児の目を盗んで未弥ちゃんをいたずら、感じすぎた未弥ちゃんがおもらしするわ・・・園児がおもらしするならともかく、保母さんがおもらししたらシャレになりません罠。(笑) 他にも園内でみんなに見られるかも知れないと言う緊張感の中のえっちしーんてんこ盛りであり、未弥ちゃん、真弥ちゃんへのイジメ系のえっちで満ちあふれていると言っても過言ではないです。(笑) 羞恥プレイ、露出プレイ等、いたぶり系好きな方なら凄く嬉しい展開でしょうな。(笑)バキ

エンディングは、未弥エンド、真弥エンド、千鶴エンド、姉妹丼、母娘丼、園ジぇるずと盛りだくさん。選択によってらPONエンドもありと、孕ませ願望強い方にも対応(笑) ただ、私個人の感想はと言うと、ゲームのタイトルと、ゲームの性格を考えれば、個別キャラエンドと言うのはトゥルーぽくなかったですね。そもそも修羅場という場面を意図的に除外しているようで、主人公が一人の女の子を選んでいるというのに、選ばれなかった側があっさりと引き下がるというのが、ちょっと気になったモンで。特に双子姉妹が母親の千鶴に主人公をとられる形となる千鶴エンドで、双子が何の抵抗もなく主人公と千鶴との間を認めるなんてどう考えても変でしょうが。(笑) 双子姉妹が、主人公を兄として好き・・・と言うことならば、千鶴さんが主人公と結ばれても、兄が父に変わっただけで受け容れやすいと思われますが、ゲーム冒頭でそうではないと言うことで、二人が主人公と肉体関係に及んだはずなんですから「矛盾してます!」ってトコですな。(お と言うわけで、個別キャラエンドでは多少修羅場を見せても良かったんじゃないかなと。

対するに、丼シナリオは満足そのもの(笑)バキ 姉妹丼エンドはエピローグが中途半端で物足りないものがありましたが、姉妹丼に突入する展開は納得のいくものでありました。母娘丼は、双子姉妹とその母親三人を同時に戴いちゃう展開。当事者四人とも、家族の絆に植えている部分があったりするんで、その部分が暴走してのハーレム誕生と見ることが出来ますねえ。私自身、これまた納得のいく展開だったモンで、一押しのシナリオとなりました。(笑) 今まで他のゲームで丼シナリオを堪能してきましたが、本作の母娘丼ほど、私の琴線に触れたものはそうそう無かったです。と言うわけで、本作はこの母娘丼をGETするためにプレイして欲しいですな〜(爆笑)

園ジぇるずエンド・・・見ましたが・・・制作側の僅かな良心が、えっちでやることの限定と、園の制服があまりスモックらしくないデザインという点で見受けられます。(ぉ ゲーム起動時にしつこいくらいアナウンスされる「登場する人物は全て18歳以上」というこの言葉。ストレートに信じるなら、毎日毎回母親のお迎えを貰ったり、授業の合間に「おひるね」の時間があったり、男女混合で身体測定したり、あげくかくれんぼで「タマゴルール」が適用される18歳以上がいるわけですかい!(笑) なんぼ大人の幼児化が著しい昨今とは言え、ここまで幼児化されたらハッキリ言って怖いぞ。(笑) 納得できるとすれば、「18歳以上」というのが、いわゆる地球歴ではなく、水星歴での表示だと言うこと。これなら納得いきます。(笑) 水星の公転周期は地球の88日ですからねえ。まあいずれにせよ、ソフ倫コードにパンジージャンプを挑む勇者がまた一社出現と言うことで。(ぉ やりすぎぬ程度に頑張って欲しいですな。(笑)

未弥、真弥双子姉妹のろりろり体型に琴線鷲掴みにされた上、母娘丼展開のあまりの素晴らしさに、さくっとハマリゲームに登録するゆ〜ちゃん☆がいましたとさ。(笑) ろりっ気少しでもある方なら、是非本作をプレイして欲しいですな。(笑)

 

さて、以下は簡単に恒例キャラ別ネタバレ付き感想でも。ネタバレがあるんで、気にされる方は読み進めないでくださいませ。

 

 

結城 千鶴

未弥、真弥双子姉妹の母親で、まつのみ園の園長を務める女性。主人公とは親子ほどの歳が離れてる上、主人公を小さい頃から世話してきたこともあり、立派な大人になった今でも、園の子どもたちを同一視することしばしばというのは、ある意味仕方がないでしょうな。(笑) おっとりとした天然ボケの見受けられる女性ですが、ふわっと包むような雰囲気のある人であり、彼女こそが「保母さん」というイメージに相応しいかも。未弥、真弥の二人では、歳が離れた弟妹の面倒を見るお姉さんというイメージ抜けませんしねえ。(笑)バキ 彼女は巨乳の持ち主で、貧乳萌えの私好みというわけにはいきませんでしたが、キャラクター自体は好きですね。(笑)

 亡くなった旦那さんに今でも思いを残している・・・と言う設定が余りに中途半端なのが残念。主人公への想いと亡夫への思いの葛藤という部分はほとんど見受けられず、見方によっては単なる淫乱熟女に見えてしまうのが非常にいたかった(^^;。 双子姉妹が主人公を男性として好きだと言うことを知っていながら、主人公と結ばれる琴に対する後ろめたさも無くはないにせよ弱いのも大減点。設定としては実に美味しいものがあるのに、生かし切れなかったのは惜しいばかりです。

 

結城 未弥

双子姉妹の姉。少し恥ずかしがり屋で、引っ込み思案な女の子。主人公を「お兄ちゃん」と呼んでくれるのでわたし的には好感度高し(笑)バキ 仕事中にもうっかりとそう呼んでしまうことがあるのが玉に瑕か?(うひ 恥ずかしがり屋さんと言うことで、羞恥プレイにはまさにうってつけの人材(笑)バキバキバキ 実際、主人公の「スモックを着せてのえっち」では本っ気で恥ずかしがっていて、プレイしていて私も背中がゾクゾクしていたくらいで(笑)ガス 妹の真弥ちゃんに比べると、えっちに対してはやや控えめな女の子ですけど、別にえっちが嫌いな訳じゃないので、そこを突いた言葉嬲りのえっちもまた濃し(笑) 大人しげな甘えっ娘だからこそ、そう言うプレイが映えるのだな〜と妙に納得してしまったゆ〜ちゃん☆でありましたとさ。(笑)

未弥ちゃんは、主人公が真弥ちゃんとも肉体関係を持っていることには気づいてない。母親譲りの天然ボケの成せる業なのでしょうが、考えようによっては彼女をないがしろにしてると言われても仕方がないわけであり。その意味ではちょっと可哀想な立場に置かれてる女の子っすね。(^^;

 

結城 真弥

双子姉妹の妹。姉の未弥とは対照的に、活発で元気いっぱいのオーラをガンガン出す娘(笑) 主人公への挨拶が体当たりというのは、やられる方はたまったものじゃないようですが、傍目で見てる分には楽しいですな。(笑) 主人公への呼び方は「ゆう兄ちゃん」なので、「お兄ちゃん萌え」属性としては少し弱いのですけど、あたしも「ゆうじ」なモンで、トントンと言ったところでしょうか。(笑) 天然EVS(ぉひ 

えっちに対しては姉の未弥よりずっと積極的で、羞恥プレイを楽しむという点では弱いです。沙希ほど述べた「スモックプレイ」でも、自分からガンガン着替えていきましたし。だけどこのケースの場合、園児のおままごとで主人公が園児の旦那さん役をやったことに対する嫉妬心の成せる業なんですよね。あんなちっちゃい(体が・・・ですよ?(ぉ)女の子に対しても嫉妬する可愛い女の子、真弥ちゃん。正直琴線触れましたね〜(笑)。極度のくすぐったがり屋さんであり、くすぐるのが好きな私としてはとても嬉しい女の子かと。(笑)バキ 

姉の未弥ちゃんが主人公と肉体関係を持ったことにいち早く気付き、遅ればせながら自分も告白、やや強引に自分の気持ちを通した彼女。姉への思いと主人公への想いの板挟みになってもおかしく無い展開だったので、切ない系のゲームであれば、良い役割を演じたことでしょうね。残念ながらそう言う展開には至りませんでしたけど。(^^; 少しでも良いからそう言う部分を見せて欲しかったなと思うところしきり。

 

双子丼エンド(ぉ

こういう双子ものには当然あってしかるべきトゥルー系エンド(ぉ 沙希ほど真弥ちゃんの項で述べた「姉に対する想いと主人公に対する想い」の別の意味での発露がこれでした。(笑) 真弥ちゃんは姉の未弥ちゃんが好きだし、主人公のことは勿論好き。だから姉の未弥ちゃんにも、主人公のことと一緒に自分も好きになってくれれば、三人で仲良くやっていけるじゃないかと言う真弥ちゃんの提案に、さくっと乗る鬼畜主人公(笑) いあ、私であっても乗るけど。主人公の言う通り、願ってもない展開だから(笑)バキ 無論これって欺瞞なんだよね。真弥ちゃんが未弥ちゃんを「好き」なのは、「Like」の可能性高いし、真弥ちゃんが主人公を「好き」なのは「LOVE」。どちらも「好き」だけど、中身が違う。そこを敢えて強引に「LOVE」で統一させて、近親レズに男が混ざり・・・と言う展開に持っていくことを、女の子の側から言わせる主人公ってやはり鬼畜ですなあ。あたしも見習いたい鬼畜だけど。(こらこらこら〜 無論、真弥ちゃんが未弥ちゃんを好きなのが「LOVE」であれば何の問題もないんだけどね。(笑) ただゲームCHU!ではどちらなのかが今ひとつ不明なモンで。まあ私としては結果オーライだから良し、なんですけどね。この関係をずっと続けていきたいと思うから(笑)バキバキバキ

姉妹丼エンドへの展開は納得のいくものでありましたけど、エピローグが中途半端なのが残念。「いつまでもずっとこのまま・・・」というエンディングは今まで他のゲームでもよく使われている陳腐な展開ですし、この終わり方だと、未来にもしかして破局があるのでは・・・と言う一抹の不安を覚えるんで。ただスタッフが「丼エンド」としては不完全体であり、次の「母娘丼」こそがトゥルーエンドであると言う暗喩を込めてると言うのなら、この展開でもOKですが。 いずれにせよ、このシナリオでは萌えきれなかったと言う事実は否定できませんでした。

 

母娘丼(ぉぉ 

あたし的トゥルーエンド。少なくとも私にとっては、これこそが真なるシナリオであり、それ以外は別の宇宙の世界のお話と断言しても良いです。(笑)(ぉぃぉぃ 姉妹愛の感情をLOVEへの同一視を、さらに母娘の愛にまで拡張。姉妹レズ&母娘レズに男が混ざり・・・と言う、私にとってはこれ以上ない展開が本シナリオです。(笑) ただここで透けて見えるのは、千鶴さんと、その双子娘の切ない事情。千鶴さんは夫を失った後、女手ひとつで「まつのみ園」を運営していかねばならず、二人の娘を面倒見る時間的余裕に乏しかった。未弥も真弥も、そう言った理由で、母親に甘える琴への遠慮があり、その寂しさを埋めていたのが、幼い頃に二人の面倒を見ていた主人公だった。だから二人の主人公への想いを構成する要素の一つには明らかに「父親への思慕」的な部分もあるわけで。千鶴さんが主人公に対して男を感じた段階で、主人公は息子であり、愛する男でもあり。そうなれば未弥&真弥にとっては、主人公は愛する男であると同時に、兄&父親でもあり。千鶴、未弥、真弥は、夫そして父の死により失った家族の絆を主人公の参加によって再び取り戻したわけになりますな。だからえっちしーんも、子どもが母親に甘える図にエロティズムの要素を加えたものとなり、まるで実の家族同士で、えっちに耽っているかのようなインモラル度MAXな展開。加えて母娘同時らPON。いあ、萌えなきゃ嘘というものでしょう。(ぉぃぉぃおひ!

エピローグは、主人公と、それぞれの女の子達との間に生まれた娘が、まつのみ園に入園する日を描いて終わります。千鶴さんとの間に生まれた娘って、双子姉妹の間に生まれた娘とは、母親から見れば叔母と姪なのに、父親から見れば姉妹。複雑な関係ですな(笑) 昔、「ぱらパラ」というゲームで、母親と、その二人の娘を三人とも戴いちゃう展開がありましたが、そんときは朝昼晩とえっちを三人の女の子から求められるモンで、主人公は「ボクは死ねるかも知れない」なんて弱音吐いていました。それに比べれば、この作品の主人公は精力絶倫で結構なことです。(笑) 

 

園ジぇるず

まさかこんなちっちゃい(しつこいようだが体が)女の子を喰える時代が来るとは・・・・。ど〜考えても保育園児の、りなちゃんとあかりちゃんを主人公が喰っちゃう展開。さすがにスタッフは挿入はまずいと判断したか、あくまでもし〜し〜し〜んとフェラシーンのみの展開ですが、外見保育園児の女の子とエッチなことをする・・・と言う外道な保育士を描いても良いものなんでしょうか?(建前モード)

小さい頃は、同性だろうが異性だろうが関係無しに、とっても仲良しなお友達と「けっこん」したいと思うものらしく、りなちゃんとあかりちゃんもおっきくなったら、「けっこん」したいらしい。だけど、女の子同士は結婚できないので、二人で大好きな主人公と結婚すれば、りなちゃんもあかりちゃんも一緒にいられると・・・子どもとは見えぬ深い思慮の持ち主。成る程、二人が18歳以上であるという確かな証左でした。(ぉひぉひぉひ〜

まあ、幼女のし〜し〜し〜んに欲情するダメすぎ保育士が主人公であった・・・と言う段階でちょっと引き気味だったのと、私にとっては沙希の母娘丼のインパクトの方が強かったので、園児とのえっちの描写・・・と言うショッキングな展開であるにもかかわらず、思ったよりは衝撃は来ませんでした。ちょっと勿体なかったかな・・・バキ もっともりなちゃんもあかりちゃも、えっちしたタイプと言うより、慈しみ抱きしめたいと言う衝動を駆られるタイプの女の子なモンで、例え母娘丼のインパクトが無かったとしても、本シナリオに萌えることはなかったでしょうなあ・・・・(建前モード


ふたごえっち (PCゲーム Windows98/ME/2000/XP ホチキス/FrontWing)

プレイ開始  2003−12−02
プレイ終了  2003−12−07

学生最期の夏休みだというのに、特段の予定を立てていなかった主人公、春日 葵(かすが あおい 名前変更可)。そんな彼の元に田舎に住む伯父から手紙が来る。「頼みたいことがあるから顔を出してくれないか?」 ただこれだけ。 主人公の住む町と、伯父の住む田舎は距離が離れているため、こんな短い手紙で呼び出すのはどうかとも思うが、片親の彼の面倒を、田舎で数年間居候させてくれることで見てくれた伯父の頼みとあってはむげに断れない。それに当時一緒に暮らしていた従妹の双子、「里崎 みい」「里崎 ゆう」の二人に久方ぶりに会いたいと思ったこともある。

久方ぶりに帰郷した葵を、双子姉妹は彼女ららしい無邪気なやりかたで出迎える。久方ぶりの田舎を二人の案内で廻った後、伯父の家に。そこで再会した伯父の肝心の頼みとは・・・「娘達の勉強を見てやって欲しいんだ」 言いにくそうだったので何事かと思ったが、思いの外簡単な頼みだったので、一も二もなく引き受ける葵。所がこの「勉強を見てやる」というのがくせ者で、実は伯父夫婦は海外旅行で長期家を空けるつもりであり、二人の面倒を見させるつもりで葵を呼び出したと言うことで。(笑)

双子の両親がいない、葵と双子姉妹だけの生活。そんな開放的な生活の中、可愛らしい双子姉妹につい「えっちな悪戯」をしてしまう葵。幼さ故に悪さをされているとは思わぬ二人故、葵もついつい悪戯がエスカレートしてしまう。果たして葵と双子姉妹の関係はどのような進展を見るのであろうか。

 

本作はフロントウィングがリリースした作品。かの有名な「はじ**」シリーズを彷彿させるような、どうひいき目に見てもノ|\学生にしか見えない双子姉妹に、自分に好意を持ってくれていることを良いことに、いろ〜んなえっちな悪戯をしかける・・・と言う非常に羨ま・・・げふんげふん、もとい、鬼畜な主人公に天誅を下すが為に本作を購入、プレイするに至りました。メーカー曰くに、コンセプトは「いたずら」であり、「ふたごいたずらADV」なんだそうな。(笑)

ユーザーインターフェイス

十分満足できる出来。セーブ&ロードは随時行え、セーブ箇所にはサムネイル形式の画像および、そのシーンのコメントが自動で記載され、またユーザーの独自のコメントを付加することも可能なので、どの部分のセーブデータかは一目瞭然。セーブ箇所も49と十分な数。既読MSGスキップ機能は勿論、行数に制限はありますがバックスキップ機能も搭載。ボイスリピートも出来ます。また、クィックセーブ&ロードがあるので、イベントCGの差分をGETするには便利だと思いますね(笑) なお、本作には「絵日記」モードというのがあり、こちらでは、主人公の視点ではなく、双子の女の子達の視点を、絵日記風に見せてくれます。しかも女の子のボイス付きで読み上げてくれるという。女の子達の主人公に対する幼いなりに切ない想いが見えてる部分があったり、子どもらしい無邪気なはしゃぎっぷりがあったり。 主人公がばれてないと思っていた悪戯がしっかりばれているあたりなどは、結構笑えたり(笑) 

オマケ

CGも〜ど、回想も〜ど、音楽も〜どの三つ。このあたりは定番ですね。なお、回想も〜どには、エンディングも記載されてますんで、エンディングでのえっちも堪能できると(笑) 

BGM

BGMはPCMによる演奏。可愛らしい双子の女の子を描写するBGMだけあり、明るい感じの曲でまとめられてますね。曲は10曲で、主題歌が一つ。調子っぱずれの歌いっぷりの主題歌はなかなかの出来ですが(笑) BGMの方はと言うと、それ程私の琴線に触れるものはなかったですね。(^^; シーンを良く表す曲であるとは思いますが、10曲だけしかないのが災いして、同じ曲だけ延々と聞かされるような感じを受けたのがマイナス。 残念ながらBGMの面でプッシュする部分はありませんでした。

CG

空中 幼彩氏の原画によるCG。実に可愛らしい絵でございます(笑) ヒロインがろりろり双子姉妹「だけ」と言うこともあり、ろりなエロCG満載。つるぺたな胸や、邪魔な毛など全くない股間など、ろりの要素はとにかく充実。(笑) 立ち絵でも泣いたり笑ったり照れたり怒ったりととにかく表情豊かなのは勿論、またたきやら目を潤ませるやらと、かなり描写に凝ってます。 最近のソフ倫コードの緩和を反映してか、タテスジと*に沿ったモザイクだけなので、えっちしーんで興ざめすることはないでしょうな。(うひ 因みにろり系ゲームには必ずあると言っても過言ではない、し〜し〜なシーンで、おしっこにモザイク掛かっていません。その筋なら狂喜乱舞?(笑)

ま、し〜し〜はともかくも、ろりな使徒達に対する萌えは十二分に与えられるろりろりなCGであると言えましょう。(笑)

ボイス

ヒロイン達だけではなく、サブキャラ達も喋るフルボイス。(除、主人公) 活発だけど実は泣き虫な双子の姉、みい と、引っ込み思案でおとなしいけど、実は結構芯がしっかりしている双子の妹、ゆう。この二人の役を見事に声優さんは演じきっていますね。子どもらしい無邪気なしゃべりと、☆学生がそんなえっちな声出して、いけないんだ〜☆と、右脇腹の浪漫を痛いほどに回転させてくれる声と言う二面性に違和感全くなかったし。(笑)

えっちしーん&シナリオ

本作は、主人公と従妹の女の子達とイチャイチャし、あまつさえ女の子達にえっちな悪戯をしちゃうのが目的のゲームなので(ぉぃ シナリオと言えるほどの濃いシナリオはないです。従って2つまとめて評価することにします。

まず本作は、「はじ**」シリーズとは違い、いきなり女の子とのえっちしーんを拝めるわけではなく、最初は女の子との萌えシーンの連続、例えば机に向かっている女の子の胸元が見えて、まだ未成熟な胸のポッチがちらっと見えてしまったりとか(笑) 女の子のお仕事を手伝っていて、ぱんちゅが見えてしまったりとか、そう言うほのぼのとしたえっちしーんの連続から始まり、次はいよいよ女の子達に悪戯。逆上がりをしている時にお尻をなでたり、風邪を引いた時の看病の時に、いろ〜んなトコを触りまくったり、野外で女の子をし〜し〜させるとき、そのシーンを凝視するのみならず、女の子の大事な部分を触ったりと、とにかく女の子の幼さにつけ込んで羨ましい鬼畜な行動のオンパレード。女の子と恋人同士になれた時には、えっちもOKとなり、やたら放尿シーンの多い女の子や、アナルッ娘がいたりと、かなり凝ったえっちしーんもあるわけで、そう言う方面の要求にもしっかり答えてはいますが、メーカーが自ら「ふたごいたずらADV」と銘打つように、えっちな悪戯の描写がメインの本作です。(笑) 妄想の中で、いたいけな女の子にあ〜んな琴や、こ〜んな琴をしたいなと、あくまでも「妄想の中で」やっている人にとっては、本作はまさに琴線触れまくりの作品でしょうな。(笑) 

双子の女の子とえっちな関係になるわけですので、当然(こら ですが姉妹丼シナリオもあるわけで。で、コレは内緒だけど、孕ませエンドもあったり・・・。まだ赤飯炊いたばかりの女の子にそゆ琴する背徳感がまた・・・
因みに本作はあくまでもハッピーなテキストのみであり、切なさや鬱など、そう言う負の感情を呼び起こす展開は一切ありません。確かに双子の片方を可愛がると、もう片方が焼き餅を焼きますけど、だからといって修羅場になるわけでもないので、攻略している女の子以外の方への後ろめたさ・・・みたいなものとは無縁です。それを「安心してプレイできる」と取るか、「物足りない(ぉ 」と取るかはプレイヤー次第でしょうね。

それにしても・・・このゲームの女の子達、どう見たってノ|\学生。得意な教科で「算数」なんてのがあったり、自由研究でひまわりやら朝顔やらの観察日記。小難しい和歌を勉強するシーンをくっつけて、登場人物は大人だよ〜ってな、とりあえずのアリバイ工作やってはいますけど、いつもの小うるさい「登場人物は18歳以上」というアナウンスもなく、ろりな女の子とぴーざーがーやって、あまつさえ孕ませをやっているという妄想の方が説得力を増すわけで(ぉひ 正直「妄想の中で留める」良識派の方にだけプレイをお勧めしたい作品ですな。私は良識派の最右翼と自認してますので、当然この作品はハマリゲームに登録でございます。(笑)

 

そいじゃ、かる〜くみい、ゆうの双子姉妹についてのネタバレ感想でも。ネタバレあるんで気にされる方は読み進めないでくだされ。

 

里崎 みい

主人公の従妹の双子姉妹の姉の方。勉強はやや苦手だけど、スポーツは得意な、実に活発な女の子。えっちに付いての知識は全く疎いが、それでもお年頃にさしかかっていることもあり、激しく興味津々(笑)。明るくて活発な女の子ではありながら、意外に泣き虫な面もあり、劇中でも泣いてお強請りすることしばしば。姉妹丼シナリオでは、一番最初に主人公とえっちする時は自分だと頑なに泣きながら主張するシーンは、彼女の意外なナイーブさを見せつけられましたな。甘え方もゆう以上に上手で、引っ込み思案なゆうちゃんがちょっと損に感じますね。(^^;

体が冷えると、おしっこが近くなる体質のせいか、とにかくし〜し〜のシーンが多いのには嬉しかった(笑)バキ 裸や放尿シーンを見られて感じる露出狂の気もあるようで、いわゆる羞恥プレイを楽しめる女の子のようです。(お 主人公そこまで濃いえっちに目覚めてなかったのが残念で・・・バキバキバキ

 

里崎 ゆう

主人公の従妹の双子姉妹の妹の方。勉強が得意だけど、スポーツはやや苦手、特に水泳はてんでダメ。可愛いすくぅるみじゅぎ(旧型)を来てくれるというのに勿体ないことである。(/_;) 引っ込み思案で、いつも遠慮がちに主人公にお強請りしたり甘えたりとする女の子だけど、意外に芯は強いようで、姉よりも大人びている感がある。えっちについては意外と知識があり、いわゆる耳年増(笑) 姉妹丼シナリオでの姉妹レズシーンでは、巧みにえっちでのリードを取る当たり末恐ろしい逸材であるとゆ〜ちゃんは感じました・・・。

お尻の穴を弄られると悦ぶアナルっ娘で、シナリオによっては、前の穴より沙希に後ろの穴をロストバージンする展開も。姉以上にえっちにはどん欲なようであり、エンディングの一つには、えっちに溺れる彼女というシナリオもあるくらい。そんな彼女にやや引き気味の主人公ってやはりヘタレかも・・・。

 

姉妹丼(お

上手に二股掛けを成功させると、夢のような展開「姉妹丼」シナリオに突入します。ただ、もともと切ない系シナリオにするつもりはなかったためか、二人のうち、どちらを選ぶか・・・と言う悩む暇が殆ど無いんですな。みいもゆうも、「お兄ちゃんが二人とも好き」という事実にむしろ喜んでいる有様だし。(^^; 普通なら例え姉妹であっても、否、姉妹だからこそ恋人の共有など出来ないでしょうから、奪い合いのシーンを、適度な切なさで描くとか、二人とも元々レズを思わせるほど仲が良すぎる・・・てな感じにして、兄の共有を説得力持たせるとか、もちっと納得のいく姉妹丼シナリオへの突入であって欲しかったですな。

シナリオ突入時の不満は多々あれど、その後は満足そのもの。みいを無理矢理な感じで前を主人公、後ろをディルドー付けたゆうとで3Pプレイするわ、仕返しにと逆にみいがゆうをバイブを前、主人公が後ろで襲うわと、いたいけな(あくまで外見)な女の子とハードなえっち。右脇腹の浪漫が光速回転しすぎて時間が遡行するところでしたね。(ぉぃぉぃ 極めつけは中出し連発すると見られる、二人ともお嫁さん&らPONエンド。主人公の伯父の余りの寛大さ故に、重婚が認められている国に移住した三人。みいもゆうも腹ボテ状態で3Pえっちする主人公の絵はなかなか壮絶なものが。(ぉひ もし生まれてきた子どもがえっちだったら・・・もしかすると禁断の(以下略)が見られるかも。みいもゆうも、えっちに対するタブーがあまり見られないんで。(ぉひ


天使のいない12月 (PCゲーム Windows98/ME/2000/XP Leaf)

プレイ開始  2003−11−14
プレイ終了  2003−11−16

主人公、木田 時紀(名前変更可)は、とある学園の二年生。毎日を無気力に怠惰に過ごしている。生きるのも面倒なら死ぬのも面倒。他者とは肉親も含め最小限度の付き合いに留め、決して深みにはまろうとはしない。悪友の霜村 功とはそれなりに付き合っているが、彼の薦めである女の子との恋愛は全く耳を傾けぬ有様。口うるさい実妹木田 恵美梨(きだ えみり)の存在がそうさせているようだが。

そんな彼だが、ひょんな琴で引っ込み思案で目立たないクラスメートの女の子「栗原 透子」(くりはら とうこ)と成り行きで肉体関係を持ってしまう。別にお互いのことが好きだったわけでもないのに。そしてこのことが、他人との交流を極力避けてきた主人公の生活に変化をもたらすこととなる。透子の親友で幼なじみの榊 しのぶ(さかき しのぶ) 主人公と同じ二年生で、物静かで上品な雰囲気をもつ須磨寺 雪緒(すまでら ゆきお) 功の彼女で、主人公達の後輩、恵美梨の友人 葉月 真帆(はづき まほ) そして主人公のバイト先の先輩職員で、年上であるが普段の言動が頻繁にお茶目な麻生 明日菜(あそう あすな)らとの人間関係が成立・・・。

セックスの快楽と肉体的な繋がりのみで結ばれただけの主人公と透子。そしてその回りの女の子達との交流が、無気力だった主人公にどのような道を示すのであろうか・・・。

 

本作は、今更説明の必要もないメジャーブランド、Leafのリリース作品です。と言いつつも、私のLeaf作品のプレイは「こみっくパーティ」以来遠ざかっていたんだよなあ。(^^; 今回この作品をプレイする気になったのも、絵師に、みつみ美里さんを起用していること、後、ゲームジャンルがADV形式であり、プレイに負荷が掛からないこと、そして何より「切ない系」のゲームであることが、久方ぶりにLeaf作品に身を投じることに繋がったという。(お

 

ユーザーインターフェイス

しばらくプレイしないうちに、ずいぶんと凝った作りになってますね。十分に満足な作りです。セーブ&ロードは随時行え、セーブ数は40カ所。セーブした場所のCGをサムネイル形式で表示しており、またその時のセリフも見えるようになっているので、どこの部分のセーブデータなのかは一目瞭然。また既読MSGスキップは無論、MSGバックスキップ機能も搭載。しかもバックスキップ機能には、声のリピートが出来るばかりかCG表示も一緒にバックスキップ出来るという有り難い機能付き。さすがに無制限にバックは出来ませんが(^^; 声も絵も同時に楽しめると言うのは、私のようにシーンを繰り返し見たい人には嬉しいモンで。

そう言えばLeafと言えば、「派手なバグ内包」で有名だったですが、今回は目立ったバグは無いようですね。(ぉ 前のこみパの時は酷かったからなあ・・・(しみじみ

 

オマケ

CG集、シーンリプレイ、音楽集、そしてシナリオフルコンプした時に出てくるボーナス。ボーナスの内容はひ・み・つ(お 凝ってるな〜と感心したのは音楽集。マウスカーソルをウィンドウの下の方に持っていくと、曲リストがフェードアウトして、背景CGがついて、しかもそこに雪が降っている演出やってるのですよ。画面の下の方に曲名も記して。こんな凝った演出をしてくださっているのに、ちょっと気が利かないなと思ったのは、お気に入りの曲を数点チェックボックスにチェックを入れて、そしてリピート演奏を有効にした場合、プログラムがアクティブになっている場合は問題ないのですが、他のプログラムの後ろに隠れていたり、最小化させていたりすると、曲が切り替わった途端にBGMが鳴らなくなってしまうことですね。しかも再度アクティブに戻しても、曲自体はすでに前に進んでしまっているため、途中からの演奏になってしまうと言う。(^^; 私はゲームレポを書く時は、そのゲームのBGMを聞きながら書くことが多いモンで、この点が本当に残念でした。窓がアクティブになってなくとも、BGMの演奏が続くようにして欲しかったなあ・・・

 

BGM

PCM音源による演奏。Leafは昔から音楽には定評ありましたが、今回もその期待を裏切らない出来です。いや本当に良い出来でした。サウンドトラックが出たら多分買うだろうと思えるくらい。全てのシナリオで共通するのですが、クライマックスでは雪が舞うシーンがあり、そこで流れる曲「それでも誰かを好きになる」。いや〜これが本当に感動的で。シーンの素晴らしい描写と、そして曲の秀逸さのコンビネーションに私もノックアウトされてしまったようで。(笑)

 

CG

前述の通り、みつみ美里氏、そしてなかむらたけし氏キャラクターデザインによるCG。このお二方のキャラデザだけに、文句ない出来と言えます。しかしやっぱりみつみさんの絵は良いのぉ。(/_;)(笑) 妖精の雰囲気を持つ雪緒ちゃんのCGは、みつみさんのイメージ一番多く出ているんじゃないでしょうか。無論他の女の子のCGも秀逸ですけど。ただ残念なのは、後述しますがえっちしーんでのCGが使い回しが多いんですわ。(^^; 折角えっちしーん多く用意して貰ってもこれでは魅力が半減。(^^; 画竜点睛を欠くというのはこう言うのを言うのでしょうなあ・・・

 

ボイス

本作品は、男を含めてフルボイスです。声優さんの演技力は実に秀逸。女の子達の個性あるキャラクターを生き生きと演じてますね〜。と〜ぜんえっちしーんの煩度もまた・・・(笑) 男性陣も手を抜かない演技で、ゲームの雰囲気を盛り上げること見事でしたね。

ただ残念なのは、折角主人公の名前をデフォルト名でプレイしても、主人公の名前の部分を女の子達が呼んでくれず、無音になってしまう点。せめてデフォルト名のときは呼んで欲しかったですね。実際名前を飛ばされてしまうために、セリフのとぎれが発生してしまい、違和感がどうしても発生してしまいましたんで。

 

えっちしーん

キャラクターによって差はありますが、一人4個くらいのえっちしーんあります。ただメインヒロインの透子ちゃんにはなんと9つ(笑) ただし前述の通りCGの使い回しが多いのですが。(^^; 一番少ないのは真帆ちゃんの2つ。これはシナリオ上やむを得ないトコで。(^^; えっちしーんの尺は短めで、またそれ程濃いえっちしーんというわけではありません。まあ主人公はちょっと前までは童貞だったわけだし、そんな凝ったえっちを知っていようはずもないのですが。(笑) ただ、えっちの経験少ないクセに透子ちゃんとお尻でえっちしようというのはさすがというか何というか。透子ちゃんは嫌がっているみたいだけど。(笑)バキ 因みに・・・最近ソフ倫が規制をゆるめたという噂が立ってますが、この作品のえっちしーんを見るとさもありなんと思うわけで、モザイクが薄め。(笑) みつみ絵で、エロティックなCGを見られるわけで嬉しいことしきり。(笑) まあ暴走さえしなければ・・・(ぉぃ

 

シナリオ

「天使のいない12月」というタイトルから推測される通りの切ない系のストーリー集大成のゲーム。いやもぉドロドロのシナリオ。(^^; ストーンヘッズ/CODEPINKの「SEXFRIEND」と同じく、心よりも先に躯の繋がりを持ってしまった男女が、次第に躯だけの繋がりでは満足できなくなり、満たされぬ想いを抱く切ない系のストーリーな訳ですが、冒頭の透子ばかりか、他のヒロインシナリオの場合は、その女の子ともそう言う関係になってしまうわけで。だからドロドロのシナリオも当然なわけですが、加えて女の子は一部例外を除き、みんな大なり小なりトラウマ&コンプレックス持ちで、しかもえっちについて妙に真面目揃いと来ているため、プレイしていて「そんな琴そこまで悩むか普通(^^;」とか「そこまでこだわるか普通(^^;」と思わされることしばしば。よそのゲームならこういう「変わった女の子」は精々一人二人くらいでしょうけど、このゲームはヒロインのほとんどがそう言うタイプ。 よ〜もこういうタイプばかりの女の子を集めたモンだと感心致しました。(笑)バキ

女の子がそうなら、主人公も決して埒外に非ず。何事にも無気力で、達観or諦観しきった怠惰な少年と思わせながらも、実は決して達観してるわけではなく、自分への自信のなさの裏返し・・・と言う所は理解しやすいでしょうが、とにかくこの主人公もこだわる。自分の正直な気持ちを頑として認めようとしない、頑固者と言っても良い。青少年特有の潔癖さと、その原因になりがちな視野の狭さが見受けられます。えっちした女の子に対して誠実であろうとする自分の態度も、「女の子の悲しい顔を見て自分の気持ちを傷つけたくない」という偽善の気持ゆえと自虐的に語る彼のセリフからして、彼の潔癖さが分かる訳であり。そう言う自虐的な態度や、女の子に対する優柔不断な態度から、正直「ヘタレ」の称号持ちであることに疑いの余地はないと思いますが、そんな彼にプレイヤー自身の過去を投影して感情移入出来るか、投影するが故に反発し、傍観者モードになるかで、プレイヤーの態度は真っ二つに割れそうですな。後、ヒロイン達の性格を受け容れられるか否かで、本作を絶賛するか敬遠するか・・・も決まりそうで。 正直本作は癖がありすぎるキャラクター多すぎるが故に、プレイヤーを選ぶゲームであると思いますね。ええ。(^^;

青少年である未熟さ故に、体を重ねること、人を好きになること、絆を求めること、それらの意味を理解しきれず悩む男女の、その不器用さを描いている本作。その不器用さは5人のヒロインそれぞれの形で表されてます。その中でもっともホッとするシナリオは、やはりトゥルーヒロインと目される透子シナリオでしょうか。上記のテーマをもっとも忠実に描写していると思います。ただ残念ながらちょっと尻切れトンボなイメージを拭えませんが。(^^; 対してちょっと納得しづらかったのは、しのぶシナリオ。しのぶの性に対する潔癖さは、思春期の女の子にはありがちなのでそれはいいのですが、彼女のその後の狂乱ぶりには付いていけなかったところがあったので。(^^; 同じく雪緒シナリオも、雪緒が心を閉ざす切っ掛けとなったことが、余りにも些細に思えてしまったのが残念で。 真帆シナリオ・・・シナリオ自体の完成度は彼女のシナリオが一番かも。主人公とは別の意味で不器用なカップルの破綻が痛々しく、また主人公との関係すらも、これまた不器用すぎて二重の意味で痛々しいが故に、トゥルーエンドがバッドエンドっぽいのが切ないですけどね。(^^;  明日菜シナリオ・・・ヒロインの中では最年長であるためか、もっとも人間的に安定しているように見える彼女も、実は心には満たされぬ渇望が・・・。痛々しいが故に感じる同情こそが、もっとも彼女を傷つけると言うジレンマのストーリー。彼女のシナリオもまた完成度の高いものであると思います。ただ・・・彼女と主人公ってその後もうまくやっていけるのかしらんと。(^^; 将来に対する不安がそこはかとなく感じるシナリオ故に、彼女のシナリオもまたすっきりとしたハッピーエンドとはほど遠いわけで・・・。

妹erを自認する身としては外せないキャラ、「木田 恵美梨」(笑) 主人公の実妹なので、ソフ倫ある限り残念ながら喰うことは不可能ですが(/_;)とにかくメチャ可愛いです。(笑) 主人公にからかわれて「〜じゃないモン!」と大きな声で叫んだり、主人公から犬のぬいぐるみをプレゼントされて「わんわんの縫いぐるみ〜」と無邪気に喜ぶシーンなど、彼女の幼さまるだしのし〜んが私の右脇腹の浪漫が以下略(お こんっっっなに可愛い妹なのに、主人公が彼女をいじめるから、彼女も主人公に反発して「バカ兄ぃ」だの「死んでしまえ」だのとにかく口汚くののしられる有様ですが。(/_;) もっとも口では色々罵詈雑言ぶつけられてるとは言え、実際はそれ程兄を嫌っているようではないようで。それが祥子に、主人公が透子と別れるシナリオだと、落ち込んでいる主人公を彼女なりのやり方で慰めようとしたり、犬を引き取る羽目になった主人公に、彼女がタイミング悪い冗談をかましてしまい、マジ切れした主人公に思わず本気で泣いてしまったりするあたり、なんのかんの言っても仲がいい兄妹なんだなと。罵りも一種のスキンシップなんでしょうなあ。 だけどよもや妹とあるものを巡って奪い合いをする羽目になろうとは思いませんでした。(涙 あげく主人公に取られ、妹から憎悪の目で見られるなど。妹をこよなく愛する私が、なんで妹と闘わねばならんのじゃい!(/_;)(爆笑)

まあ、恵美梨ちゃんの琴は横に置くとして(お 切ない系のストーリーが好きな私としては、本作はかなり良い線行きましたね。残念ながら、癖のありすぎるヒロイン達への感情移入が、ちっとばかりし辛かったのが災いし、ハマリゲームに登録する程のハマリ度は無かったですが、プレイして損のない作品に仕上がってると思います。少なくとも切ない系のゲームを好む人にはお勧め出来ますね。あと、みつみさんのファンなら問答無用(笑)バキ

 

さて、以下は恒例、ネタバレ付きキャラ別感想でも。ネタバレあるんで気にされる方は読み進めないでくださいませ

 

麻生 明日菜

主人公のバイト先のケーキ屋「維納夜曲」(うぃーんやきょく)でアルバイトしている女子大生。因みにそこのパティシエの巣鴨 文吾の姪。(正確には彼の嫁さんの姪) かる〜いノリで冗談をかます、明るいおねーさん。(笑) ヒロイン達の中では一番の年長のせいか、精神的に一番落ち着いた感じを受けた。少なくとも表面上は。主人公の人生相談役を演じること多く、彼女より年上のはずの私などよりずっと大人に見えるってのは悲しいかも。(/_;)(笑) それにしても実践的な試験対策というのには笑えた。アレは私も高校時代に無意識のうちにやっていたから余計笑えたんだろうけど(笑)。

明日菜さんは、主人公に対し一目惚れに近い状態で恋に落ちていた。あのかる〜いノリで幻惑されて気づかなかったけど。大人の女性からの庇護を受けて安らぎを受ける主人公とはごく普通の幸せなカップルになるかと思っていたのに、彼女には外見からは想像も付かなかったトラウマがあった。幼い頃から両親から放置されて育った環境による、愛情の渇望。求める側ではいつも裏切られていたが故に、求められる側に廻ってやろうという強迫観念に近い感情。成る程。巣鴨夫婦のような理想的な人たちですら彼女を救えなかったわけです。私は正直、守る側、与える側に廻るのを好むために、彼女の愛を求めるのは難しいみたいで。キャラ的には透子に次いで気に入っているんだけどな〜(/_;) 因みに透子シナリオでは、彼女は透子とは恋のライバルになるわけで。透子シナリオでは彼女の心の闇は記されてはいないので、主人公への保護者役を完璧にこなしてましたな。 こんな良い娘二人も同時に惚れられるなんぞ、つくづく主人公が羨ましいわけで。(お

主人公は自分自身を、自分が望む形とは違う人間を演ずることで、明日菜さんの気持を受け止める。だけどそれは平均台の上を歩む不安定さと同一なわけで。一応ハッピーエンドとは言え、すっきりとはしてない、ちょっとほろ苦いエンディングでしたね。(ぐは

 

須磨寺 雪緒

主人公と同じ学園に通う少女。主人公より数日遅れで「維納夜曲」のバイト仲間となる。別にお金持ちの家で育っているわけではないのだが、上流階級を連想させるような上品な身のこなしをする、幻想的なお嬢様風の女の子。そんな彼女故か、下級生の女の子からは人気が高く、主人公の妹、恵美梨に至っては、恋愛に近い感情を持っている。 他の女の子のシナリオでは全く分からない彼女の内面。それは主人公以上の厭世観を持ち、自らの死を肯定的に考える、平たく言えば自殺願望のある危険な女の子でした。(^^; 上品な身のこなしも、他者との交流を拒絶する見えない壁を作るための処世術。自らの心は壊れていると主人公に伝え、彼女が自殺願望を持っている琴への口止め料として自らの肉体を主人公に提供することで、主人公との繋がりができあがる。

正直自殺願望など一度たりとて持ったことのないゆ〜ちゃん☆としては、自殺願望を持つ娘に付いてはどうしても否定的に為らざるを得ず。別に宗教にかぶれている訳じゃないが、私は自殺に対しては激しく否定的な価値観の持ち主であることも手伝い。主人公の場合は面倒で死を選ぶことはない、と言う建前があるが、実際は死ぬのは怖い。それを隠すための格好付けをしているだけだが、私にしてみればそんなのは当然のことであり、別に恥でも何でもない。 むしろ彼女のようにやたらと死にたがる方がよほどアレな訳で。「彼女が死にたがる程の重大な理由」ってなヤツに何例かの心痛い理由を想像してしまい、正直その理由を知るのが怖かったりしたのですが、その理由というのが、長年家族同様に可愛がっていた愛犬の死によって、死に別れることの怖さに耐えきれず、自分の心を閉ざしていたというオチ。それを知った直後は正直脱力したモンです。「そんな理由かよおい!」と(^^; いや、多感な少女期、かつ感受性の強い女の子故に、そう言う他者から見れば些細なことでも、当人には重大な心の傷になるというのは否定しませんし、現実に自殺をする子どもたちにもそう言うのを聞き及んでおりますので、非現実的というわけじゃないのですが、何もゲームで現実を投影する必要もないわけだし、プレイヤーに対してもう少し納得感の行く理由付けをして貰いたかったと思いますね。(^^;

それにしても・・・まさか彼女を巡って、妹の恵美梨ちゃんと争奪戦を演じることになろうとは思わなかった。(/_;) 私の理想的展開としては、妹と同級生がレズ関係にあり、で、主人公が二人とも戴いちゃう、即ち「自分の彼女と自分の妹二人ともお嫁さん」的展開を期待していたのになあバキバキバキバキ 現実は別に恋人同士でもないのに、雪緒ちゃんと体を重ね合わせる兄に対し、嫉妬、そして憎悪の目を向ける恵美梨ちゃん。(/_;)  何が悲しゅうて、妹と女の子を巡って相争い、あげく妹からは憎まれ、「お兄さえいなければ・・・」なんて琴を言われねばならないのだよ。(/_;)

もっとも、主人公と雪緒ちゃんが屋上から飛び降りる琴による心中を実行に移したと聞いた時、恵美梨ちゃんは泣きじゃくっていたそうな。恵美梨ちゃんって、なんだかんだ言ってもお兄ちゃん思いの良い妹なんだよね。(/_;) それだけが救いだったなあ・・・

 

葉月 真帆

主人公の悪友、霜村 功の彼女。主人公や功より一年後輩。主人公の妹、恵美梨ちゃんの親友。ラクロス部に所属し、とても快活な女の子。この作品のキャラにしては珍しく、トラウマもコンプレックスもない、ほぼまともなキャラクターですな。ただ男女関係に理想を求めすぎ、体の繋がりよりも、心の繋がりの方を重視したいと思っている。そんなところが、健全な青少年であるが故に、えっちしたがる功とのすれ違いを生み、ついには破局に繋がってしまうわけで。ただ主人公とのつき合いがそんなに強くなければ、真帆ちゃんの方から折れて、功との間が決裂することはなかったんじゃ無かろうかと思うところ大。(^^; 真帆シナリオ以外のシナリオだと、真帆ちゃんと功君は別に破局なんかしてませんからね。結局主人公との出会いが、女の子を不幸にしてしまっているのかしら。考えてみたら雪緒ちゃんだって、主人公と出会わなければ自殺を実行したりはしなかっただろうし。死を妄想することはあっても。主人公との出会いが、彼女をあそこまで暴走させてしまったのだとすると、やっぱ主人公って女の子にとっては疫病神?(ぉひ

真帆ちゃんにとっては、主人公は功に次ぐ存在。あくまでも弐番目に好きなだけ。しかも主人公が言うように、好きと言っても兄妹の好きとほぼ同じであり、肉体関係を求めているわけではない。そんな彼女と主人公が肉体で結ばれても、心の繋がりが出来る訳じゃない。好きになれる訳じゃない。処女を失ってそのことをようやく分かった真帆ちゃん、哀れですな・・・。

弐番目がいつまでも弐番目でいるか、それとも真帆ちゃんの中では功の琴が終わって、主人公の琴が一番になるのか。心が大人になった時その答えが出るのでしょう。ただ今現在ではただの仲のいい兄妹同様の男女。とてもハッピーエンドとは言えず、バッドエンドと言っても良いシナリオでしたね。プレイしていてどうにもやるせなかったシナリオでした。(^^;

 

榊 しのぶ

透子の幼なじみで、透子や主人公達のクラス委員長。気が強い性格で、透子の琴をを巡って主人公と反発すること多し。ただ面倒見のいい性格なので、クラスでの信頼度は高いようで。一見優等生で非の打ち所のない女の子に見えて、実は「透子に為に尽くす」と言うことに生き甲斐にしており、そしてそれだけを自らの拠り所にしてしまっているため、本来はもっと上の学校に進学できたものを、敢えて透子のレベルに会わせて学校を選んだという暴挙も平気で出来てしまう。透子を支えているつもりで、実は透子に支えられている、自立できていない女の子と言う意外な面を持っている。 彼女のそんな致命的に弱い面をさらけ出すのは、このしのぶシナリオと、そして透子シナリオのみ。まあこの二人のシナリオ以外では、透子はしのぶを頼るしか無いわけだから、しのぶの脆弱さが露見することはないのでしょうが。

透子が、男に抱かれていて、よがっている所を覗き見てしまい欲情してしまった自分を、その性に対する潔癖さ故に認められず、自傷行為、いわゆるリストカットに及んでしまうしのぶ。それを防ぐために、償いと称して主人公に自らを陵辱させるしのぶ。正直この狂乱ぶりには数歩引いてしまったところがあり。(^^; リアルさに欠けるとかそう言うことではなく、私がそう言うキャラクターに対して免疫がないだけなんでしょうけど。(^^; それにしても、透子ちゃんから「し−ちゃん」と呼ばれているからって、し〜し〜おもらししーんを見せて戴けるとは思わなかった。(爆笑) いつもの強気な彼女はどっかに行ってしまい、か弱い女の子になってしまったしのぶに対して萌えること萌えること。リストカットとかそう言う狂乱シーンを除けば、結構可愛いトコある女の子でありましたね。(笑) それにしても・・・あれほどSEXについては拒絶反応が強かった彼女が、「ご飯食べてオ○○ーして寝るだけ」なんてセリフ吐くようになるとは・・・女の子は変われば変わるのねえ・・・(ぉぃぉぃ

罰と称して、好きどころか嫌いな主人公に抱かれるしのぶ。だけど、本来主人公はそんなに悪い性格ではないし、これでも人付き合いに対しては律儀な方。嫌っていた時には見えなかったそう言う部分が、付き合っていくウチに見えてきて、抱かれれば抱かれるほどどんどん主人公に惹かれていったんでしょうな。透子を助けられなかったばかりか、自分の手で自分自身を主人公に惚れさせてしまう自爆行為で、透子の好きな人まで奪おうとしているしのぶ。元々潔癖な彼女には辛すぎる展開だったでしょう。(/_;) 年少故の浅はかさと言うには余りの・・・

しのぶにとって、透子というのは生き甲斐。感覚的には透子の母親というのに近いのかも。彼女を見ていると、子どもに親離れされてしまった母親の姿によく似ているから。特に透子シナリオで、透子がしのぶに対し長年持っていた心の澱をぶちまけた時の彼女の反応なんかが特にそう見えます。透子が主人公に抱かれることを望んでいると、しのぶが主人公に伝えた時、主人公はそれならお前(しのぶ)が抱いてあげればいいと茶々を返す。しかししのぶは透子を「恋人」としては見てないんですよね。見ていてくれれば、しのぶと透子の3Pも可能であったでしょうに・・・バキバキバキ

 

栗原 透子

本作のトゥルーヒロイン。主人公のクラスメート。榊 しのぶの金魚のフンと揶揄されるほど、しのぶと四六時中べったりの女の子。勉強も運動もなにも得手とするものが無く、まさにコンプレックスの固まり。それ故に、誰かに必要とされたいと言う想いが強く、主人公と成り行きで肉体関係を結んでしまってからは、彼との肉体関係に拠り所を求め、主人公に必要とされたいと思い、健気に主人公に付いていこうとする。因みに典型的なメガネっ娘です。(爆笑)

ハッキリ言って健気すぎの彼女、正直に告白しましょう。妹の恵美梨ちゃんを除けば、彼女が一番萌えた女の子です。(笑) 何度他の女の子のシナリオで、彼女の情にほだされ、本来のシナリオからコースアウトして、透子セフレエンド?に突入したことか。(笑)バキ いあだって、あそこで彼女の想いに答えられないようじゃ男じゃないって(ぉぃぉぃ

頭のいい、他の女の子達とは違って、彼女の場合は感情の流れが分かりやすいんですよね。最初は体を求められるだけの、主人公にとって都合のいい関係で良かった。自分を女の子として役立ててくれるだけでそれで良かった透子。だけど主人公と付き合って行くに連れ、それだけでは満足できなくなった透子。他の女の子のシナリオでは、おとなしかった彼女とはまるで別人であるように激しい調子で自分だけを見て欲しいと、他の女の子を見ないでくれと懇願するように。体だけの繋がりでは満足できず、心の繋がりも欲した透子。体の繋がりが先になっただけで、人を好きになっていく過程をゆっくりと歩んできたのだから当然の帰結な訳であり。

対するに透子シナリオでは、初めから主人公も透子以外の女の子とは関係を結ぶつもりはなかったわけだから、順調に恋を育むのかと思えば・・・「自分と透子は体の繋がりだけ」と言う言葉の呪縛にウダウダとこだわる主人公に唖然とするゆ〜ちゃん☆がいましたとさ。(^-^; 透子ちゃんもそんな主人公に引っ張られてしまって、自分の気持ちを分からなくしてしまっているし。つくづく主人公は疫病神やのぉ・・・(お 透子の携帯にひたすらメールを送る主人公。実際は彼女の携帯は、しのぶの手の中にあったわけで、透子に向けたメールの内容は全てしのぶに筒抜け。そのことを忘れる主人公も大概ボケだけど、だけど、しのぶが言う通りだよね。本当に透子とは体の繋がりだけを欲しているというのなら、嘘でもつきまくって、彼女を抱けば済むこと。それが出来ないと言うことは、主人公にとって透子はもはや恋人にしたい女の子以外の何者でも無くなっている。そんな分かりやすい関係なのに、主人公が妙にこだわるために、わざわざ自分から迷宮に入り込んでいるんだからねえ・・・困ったモンです。(お 当て馬役になってしまった明日菜お姉さんが余りも気の毒・・・

透子シナリオのクライマックスは、しのぶのちょっと悪趣味な計らいによって、主人公と透子の心の触れ合いが始まる所で終わってます。それは妥当な締め方だとは思いますが、主人公と透子ちゃんが再会した後の展開が尻切れトンボに感じさせたのは減点ですね。(^^; お気に入りのキャラだけに、もう少しボリュームが欲しかったですが・・・


すくみず 〜フェチ☆になるもんっ!〜 (PCゲーム Windows98/ME/2000/XP Circus FETISH)

プレイ開始  2003−10−15
プレイ終了  2003−10−23

主人公、嶋野 加奈太(しまの かなた 名前変更不可)は、とある学園に通う二年生。学園の校舎が火事で焼失してしまい、プレハブ校舎が出来るまでの数週間、同じ系列の学園である、私立女子学園・藍山学園に彼の義妹、嶋野 真帆(しまの まほ)と共に編入されることとなった。因みに彼は県内では名が知れた水泳選手。編入沙希の学園でも練習と言うことで屋内プールで練習することとなり、話の流れで水泳同好会に入ることとなる。水泳同好会には、幼なじみで、とある理由からちょっと最近疎遠になっていた松下 梨香(まつした りこ)、体は小さいながらも存在感抜群な先輩石橋 媛(いしばし ひめ)、品行方正な学級委員長なれど、実は・・・な荒谷 鈴江(あらや すずえ)、スク水番長なる、存在の有無からして謎に包まれた人物に心酔し、自分もスク水番長になろうとしつつも、現実はへっぽこな岩崎=コナ=麗華(いわさき こな れいか) そして水泳同好会の顧問を務める、美人なのだが体育会系らしくがさつさが目立つ臨時雇いの講師 宮田 葉菜(みやた はな)らがおり、彼女らをコーチすると言う役も仰せつかることとなる。
さて、我らが主人公、加奈太は・・・実は筋金入りのスク水フェチであり、水泳部に入ったのもスク水を堪能し、スク水の女の子にモテたいが為という、ちょっと表沙汰には出来ない理由があった。(お 不純な動機なれどその努力が実り、今では県大会決勝に進めるかどうかと言うレベルまでは上がっていた。 そんな彼故に、女子校の水泳同好会に入る・・・と言うのは、実は彼にとっては天国そのもの。何せ周り中スク水の女の子だらけ。ある程度有名人と言うこともあり、女の子達からの評価は概ね良好。真面目なフリをしておけば、スク水を堪能し放題なのだから。(笑)

かくして、加奈太の期間限定ながらスク水パラダイスな時の幕を開ける。彼はどんな女の子とラブラブなストーリーを作り上げていくのだろうか・・・。

 

本作は、水夏やD.C. ダ・カーポで有名なCircusの分派、Circus FETISH(サーカス フェティッシュ)のファーストリリース作品ですね。名前の通りスク水フェチな主人公のゲームをリリースしてきました。(笑) しかもフェチなのは何も主人公だけじゃなくて・・・(以下沈黙) 私はスク水フェチという訳じゃありませんが、スク水を着た女の子がらぶりぃに見える程度にはスク水が好きだったので、本作をプレイすることとなりました。(うひ 同じようにスク水フェチ御用達なゲームは、WAFFLEの優遇接待も該当しますが、こちらの販促グッズになんと本物のスク水をもれなく付けてくると言う荒技の柳の下のドジョウを狙ったか、本作でも限定ながらDVD版でスク水を着けてきました。柳の下には何匹もドジョウはいたようで、こちらも短期間で完売。世の中終わった人は一杯いるんだな〜とつくづく実感致しました。(ほろり

 

ユーザーインターフェイス

いくつかの不満点あり。まず既読MSGスキップ機能が無いというのは何とも。(^^; CTRLキーを使えばスキップは出来ますけど、こちらは強制スキップなので、読んでないMSGまでスキップしてしまう危険性も。セーブ&ロードは随時行えますが、それを行うのにいちいちオプションメニューから行かなければならないと言う煩雑さがあり、またセーブデータのコメントを付けることも不可。セーブした日時しか分からず、ゲーム中の時間すらも表示されません。セーブデータにマスコットキャラを貼り付けることが出来るので、それでもって誰のキャラのセーブデータかを判別するのが精一杯です。バックログの参照はボイス付きで可能なのは評価に値しますが、章が変わるとバックスキップ機能が働かなくなるのはどうしたことか。(^^; なお本作は、一度クリアすると出現する「あらすじモード」というのがあります。これは章ごとに大まかなあらすじを表示することで大胆にスキップする機能であり、本作はかなりシナリオが長い作品と言うこともあり、かなり高速にスキップできる本機能は便利であると言えましょう。ただ問題は未読の部分までもあらすじで表示してしまうのですよね。(^^; これでは結局強制スキップと何ら代わりがないわけで。しかも章が変わるごとにあらすじで読むかどうかの選択肢が出現してくるところが非常にうざい。あらすじモードを使うかどうかを設定で決められるようにすれば良かったんじゃないかと思います。 あらすじモードは折角の良いアイディアなのですから、どうせならもうちょっとシステムを練っておくべきでありましたね。(^^; 

オマケ

Hシーンリプレイ、CGモード、音楽集と標準的な用意。シーンリプレイは、えっちの前後もキチンと再生してくれるので有り難いですね。(何が?)

BGM

PCM音源による演奏。出来は・・・これがまた良いんですよね。BGMが31曲もある上に、ボーカルは4曲。後述のCGがあまり芳しくないのに比して、音楽の充実さは目を惹くところがあります。基本的に楽器数の少ない軽めの曲が主なのですが、ギャグシーンやシリアスシーン、ほのぼのシーンや緊迫シーンなど、それぞれのシーンを盛り上げる曲が出来が良いというのはとてもいいモンです。因みに私が好きな曲は「labyrinth suite」(梨香のテーマ) 「graduation」 そしてボーカルでは「泳・げ・な・い」です。この歌、ラストのシリアスシーンで多用されているのですが、これがまた劇中の雰囲気に良く合っているんですよね。挿入歌としての任務を完璧にこなしていると言えましょう。(うむ

CG

ちのちもち、かゆらゆか、秋蕎麦各氏による原画。正直に言うと、パッケ絵の可愛らしさに購入したところも多いだけに、絵の部分では失望させられるところが多かったですね。いあ、イベント絵とかはとても綺麗でいいんですよね。ただ立ち絵の部分の完成度が低い。キャラの顔の部分が雑な描き方をされているのは見ていて非常に悲しかったですし、表情の種類が少ないために、例えば真帆ちゃんの立ち絵での泣き絵がギャグもシリアスも一緒というのは無いでしょう。(^^; 後、これだけボリュームのあるゲームにしては、絵の数も少ないのではないでしょうか。イベントCGが少ない上、無理に使い廻すから、CGとシーンが一致しない部分もしばしば。 ただスク水フェチ御用達ゲームを意識しているだけに、スク水の描き込み具合はさすが。「優遇接待」ほどではないですが、例えば競泳スク水を着用している時、サポーターがスク水越しに見えているとか、サポーターを着用してない時、ムネのポッチがスク水越しに見えてくるとか(笑)バキ スク水のしわの寄る描写とか、立ち絵の部分からちゃんと見えるようにしているのは流石ではあります。

えっちしーん

スク水フェチの主人公がやるえっちしーんですので、全えっちしーんがスク水着用。全裸のえっちしーんなんぞありませぬ。(お。 まあこの辺は当然ですよね。(笑) そればかりか女の子達がやる一人えっちまでもがスク水着用という(大爆笑) まさに、スク水フェチの、スク水フェチによる、スク水フェチのためのゲームであると行っても過言ではないでしょう。(ぉい えっちのシチュエーションも豊富で、かつ濃い物が多く、えろげ〜の面目躍如。(意味不明) 惜しむらくは沙希に述べたCGの難がココでも出ていて、CGの使い回しが多いと言うこと。テキスト主体で楽しむ方にはそれ程気にはならないでしょうが、ココまでスク水に凝ったゲームなのですから、せめてえっちしーんのCGくらいは手を抜かないで欲しかったなあ・・・(^^;

シナリオ

本作は、見かけのライトな雰囲気にそぐわぬ、膨大なシナリオがウリとも言えましょう。あらすじモードを使わない通常のプレイの場合、1プレイに6時間ほど掛かります。その膨大なシナリオを使って、ギャグシーン、ほのぼのシーン、そしてしっとりとしたシリアスな、切ないシーンを描いております。また加奈太のスク水フェチぶりを、スク水フェチ御用達の店「ブルコン」の中の店長、そしてそこの唯一の店員「フェチ子」らとの会話の中で浮き彫りにされてくるわけで。(笑) いあ、彼らの会話は本当にタメになりますよ(笑) スク水に関する蘊蓄やら、スク水フェチの心理分析、スク水フェチ故の悲哀、実体験じゃないのかと身に詰まされてくる話を聞かされ、思わずウンウンと頷いてしまうことしばしば。加奈太がしばしば言う、「世の中スク水以外の水着なんぞ無くなってしまえばいいのに」等というセリフに思わず頷きそうになってしまった自分が許せなかったり。(ぉひ ま〜とにかく、スク水フェチな使徒達なら同志を見つけたような気分になるんじゃありませんかね?(お

登場する女の子達も実はスク水が好きみたいで。折角海に行くというのに、揃いもそろってスク水で行くんだもんな〜(笑) でも、だからだよね。主人公、嶋野加奈太は隠し事が苦手のようで、付き合っていく女の子達全てに、加奈太のスク水フェチぶりはばれていきます。それでも女の子達に嫌われずに済むのも、彼女らがそう言うのを許せる下地があるからなんで。スク水フェチの加奈太が見つけだした、ホンの数週間の短い夢のような夏。自分の性癖を理解してくれる女の子達との熱い夏。スク水に特段の思い入れのない使徒には奇異な世界でも、スク水スキーな使徒達には何物にも代え難い仲間の絆ですね。

無論問題点はなくもないです。まずこの作品、女の子二人ずつ一つのシナリオを共有する形を取ってます。だから実質3つのシナリオになるわけで。それは良いのですが、中には媛&鈴江シナリオのように、共有させる必然性に疑問符を付けざるを得ないほど、接点の少ないシナリオもあるわけで。媛シナリオでの鈴江は、彼女がトラウマ持ちであることを示唆しておきながら、彼女のそう言う部分を見せることが無く、その為彼女を冷たいと感じさせる描写になっており、鈴江シナリオに於いては、媛の存在感が希薄そのもの。(^^; 鈴江シナリオ自体は私好みのシナリオだけに、この点が玉に瑕な所となりましたね。 また私が実に惜しいと思ったことは、本作のメインヒロイン格、真帆・梨香シナリオ。とある事件が切っ掛けで疎遠になったものの、遠ざけていたのは主人公だけの方で、梨香の方はあの事件の後もずっと前の通り、いや、それ以上に加奈太のことを思っていた・・・と言う、幼なじみの恋愛の王道を行く梨香シナリオについては文句どころか賛辞しかないのですが、問題は真帆シナリオ。主人公がスク水フェチになったきっかけの描写や、何よりも真帆シナリオのみで明らかになる、加奈太と真帆の余りにも悲しい過去、これらがあることからも、真帆シナリオこそがトゥルーシナリオであろうと推察されるわけですが、前述の重い設定を提示しておきながら、その設定を生かし切れないシナリオになってしまっているんですよね。(^^; それが故に真帆のことを諦めなければならないとする主人公の感情に、プレイヤーである私が付いてこれず置いてけぼりを喰らってしまい、真帆も梨香も傷つけた加奈太には罵声を浴びせるしか無くなったという。(お

トゥルーシナリオ(?)での残念な点は確かにありましたが、それでも全体の中の僅かな瑕疵。スク水大好きな使徒達にとって暖かい世界を見せてくれた作品。ゆ〜ちゃん☆一押しのゲームとなりました。(笑) スク水フェチな使徒なら本作プレイは必須。またそれ以外の人も、スク水フェチな人が織りなすギャグを純粋に楽しんでくださいませ。単なる属性ゲーに留まらない本作品、一般な人も楽しんで貰いたいです。と言うわけで「ハマリゲーム」登録〜

 

さて、以下は恒例ネタバレ付きキャラ別感想。ネタバレ付きなので機にされる方は読み進めないでくださいませ。

 

宮田 葉菜

女子校、藍山学園にて体育教師を務める。もっとも教師の免状を持ってないため臨時雇いの講師だそうな。この辺の設定で?と思いました。(^^; と言うのも、教師の免状というのは、教職の資格を取れる大学等で、単位を取得できれば誰でも取れるはず。彼女は一応体育系の大学出てますから、キチンと免状貰えているはずなのですが。公立校の教師になる場合は、都道府県の教育委員会に雇われる必要があり、雇われた段階で公務員となるわけで。常勤か、一年単位の雇用となる非常勤の身分の違いはありますけど。でも藍山学園は私立校のようですので、その意味で言っているとも思えないしなあ。(^^;

ま。それはそれとして(ぉ 彼女、体育会系の女の子らしく見事にがさつ。男と見まごう如く。(^^; 部屋は散らかり放題、洗濯物は溜め放題。この洗濯物溜め放題の部分で、後でえっちな事件に繋がるわけだけど。(笑) しかし、がさつでちゃらんぽらんに見える彼女ですけど、その実、しっかり真面目に教師をやろうと努力していました。生徒が自分に対する態度で他の教師にお咎めを喰らい、そうさせてしまった自分に自己嫌悪するシーンや、現実逃避をしているコナに対して、敢えて厳しい態度で接する彼女は立派な先生だったと思います。

それにしても体育教師でありながら、実は泳げないとは驚いた。(^^; まあ彼女の不審な態度から多分そうだろうな〜とは思いましたが。元々運動神経はいいから、加奈太の指導でメキメキ上達していくシーンは見ていて気持ちよかったですが。(笑) それよりも、葉菜ちゃんがスク水フェチであるという点にももっと驚いた。まあ彼女の不審な態度から多分そうだろうな〜とは思いましたが。(爆笑) 女の人が、スク水を着た女の子を涎を垂らしながらじーっと見てるシーンって、普通の人なら引くのでしょうけど、私は「女の子同士マンセー」な使徒なので全く無問題。(笑)  もっとも葉菜ちゃんはスク水が好き、なのであって、別に女の子が好きな訳じゃないけど。(ぉ

加奈太との水泳コーチを介して育んできた愛情。思いが通じた後の加奈太への甘えぶりは見ていて萌えました。(笑) エピローグで明らかになるところでは、葉菜ちゃんって、甘えん坊ぶりは、あの真帆など比較にならないくらいらしい。(笑)  でも出来ればそう言う甘えん坊なところをもっと見せて欲しかったなりと。(お 無論それなりには見せてくれましたが。真帆が横にいるというのに、甘えた声を出してくるわ、洗濯物を溜めすぎ、替えの下着が無くなって代わりにスク水を着たら欲情してしまい、学校内でありながら、しきりに加奈太を求めようとするドスケベぶりといい(爆笑) わたしは基本的には年下が良いのですが、こういう甘えん坊で可愛い年上の女性も全然OKです。(大爆笑)

因みに彼女、生徒じゃないのでスク水は着ないのですが、えっちの時に、琴もあろうに旧スク来てくれるんですよね〜(爆笑) 元々プロポーションが良いので旧スク向きの体じゃないのですが、葉菜ちゃんは学生達とそれ程年齢差がある訳じゃないので、旧スク着ているのを見ても、違和感を感じることはなく、むしろそのミスマッチに萌えました。(笑)

石橋 媛

なりはちっちゃいなれど、実は3年生なので水泳同好会では一番の年長者。他は真帆が1年で、後は全員2年ですからね。因みにメイン水着は旧スクで、しかも赤スク。媛ちゃんバージョンとでも呼びましょうか。(ぉひ 石橋家はスクール水着を作る会社を経営しており、彼女はそこの社長の令嬢なので、基本的に世間知らず。ついで言うと石橋家の本家はヤ○ザだったりして。で、姐さんでもあるわけですな〜(ぉい 子どもっぽい言動でとてもそう言う風には見えないけど。 それにしても彼女のCVって、とらいあんぐるハート2の美緒と一緒なんですね。プレイしていてイメージかぶりました。行動パターンもなにげに似ているし。(笑)バキ

媛シナリオでは、鈴江シナリオと共通部分があるわけで。クラス委員をも務める一件真面目人間の鈴江は、実は露出狂の気がある淫乱娘で、写真投稿雑誌に自らの痴態を投稿したり、あげくAVビデオにも出る始末。その鈴江とえっちすることとなった加奈太。初めは興味津々だった媛も、鈴江とえっちする主人公に、いつしか嫉妬がらみの悲しみを感じる。媛の成長を描くシーンでこういう展開は望むところなのですが、惜しむらくは鈴江との修羅場シーンにはならなかったことかな。(ぉぃぉぃ だって鈴江だって加奈太のことは満更でもなかったのですから、加奈太を巡った三角関係になってもおかしくないのですから。鈴江自身処女であり、加奈太と初えっちした後は、色々と思うところがあるでしょうに、えっちが終わったらさっさと加奈太を置いて帰宅してしまうあたりが、鈴江が冷たいと感じてしまったところもあり。元々鈴江というキャラクターは好きなだけに、こういう冷たいところは見たくなかったゆ〜ちゃん☆であったモンで。(/_;)  正直こういう作り方をされると、媛と鈴江を絡める必然性に疑問符を付けざるを得ず、結果媛のシナリオにも感情移入を妨げられることになったのは残念です。 スク水SMえっち、それも媛がMであるというシチュエーションには萌えましたけどね〜(笑)バキ

 

岩崎=コナ=麗華

名前の通り、ハーフの女の子。ただ作中ではハーフという設定、全く使っていませんけど。(ぉひ このゲーム世界では、私たちの世界で言う「サンタ」「口裂け女」「トイレの花子さん」とかのような、いわゆる存在が「伝説」「正体不明」なキャラに弱い者の味方となる「スク水番長」なるものがいて、彼女はその存在を信じ、あこがれ、自らもスク水番長の格好をしている。そればかりかスク水番長の同人誌まで出して、「とらのあな」にもその同人誌を置いている始末。(笑)で、スク水番長のコスプレするくらいだからさぞや強いのかと思えば・・・へっぽこそのもの。(^^; しゃべりも「みずいろ」の日和と一緒だし。(笑) 

メイン水着は競泳スク水。ハーフらしく彼女もスタイル良いので、競スクがよく似合います。(ぉ ただ彼女、学校内ではもとより、外でもこの格好の上に学ラン着た状態なんだよね。よく今まで襲われなかったなあと。(^^;

私もプレイしている時は、てっきり彼女がスク水番長の「コスプレ」をやっているものとばかり思っていたのですが、彼女は実は真面目に「スク水番長」になろうとしていたわけで。すでに高校生(推定)になっている女の子の考えることではなく、自分の殻に閉じこもっていると他の教師から思われているとしても仕方がないことで。本当のことでありますし。スク水の上に学ランを羽織っただけという、目の毒な格好でその辺歩き回っていながら、誰からも襲われたことがないと言うのも、ギャグゲーのお約束というわけではなく、単に運が良かっただけという。(汗 正直彼女の暴走ぶりはHPによればスタッフの手に余っていると言われるだけあって激しすぎ。(^^; プレイヤーである私も付いて行きかねて置いてけぼり喰らいましたし。そもそもこの「スク水番長」という設定が突飛すぎて無茶すぎ。(^^; しかも「スク水番長」に関する説明が不足していたため、スク水番長についての情報が詳細まで分かったのは、コナシナリオに入ってからと言うのも問題多すぎ。コナって意味不明なコスプレをしていると思えるだけで、感情移入削がれますから。(^^; その意味でコナのキャラメイク失敗しているような気がしてなりません。(^^; クライマックスで、本物のスク水番長が格好良く登場、結果として加奈太とコナの縁結びをすることになったシーンはそれなりに感動したんですけどね。

色々問題あったシナリオではありますが、セーラー服とスク水合体のセラスクには素直に萌え(笑)バキ

 

荒谷 鈴江

加奈太が編入したクラスの委員長を務める女の子。学園での彼女の姿は真面目そのもの。だけどその実、写真投稿雑誌に自らの痴態を投稿するわ、ブルコンに出入りしてAVビデオに出演するわと露出狂そのもので、それで居ていまだ処女という訳が分からなくなってくる女の子(笑) メインスク水は彼女らしく凝っていてマリーナOバックスク水。今では生産中止になった背中がOバックになっている競スクらしいですな。彼女の雰囲気を良く出している水着だと思います。

彼女自身、色々な面を持っていることを称して「さいころの目」に例える。真面目な彼女も、淫乱、そして露出狂な彼女も、荒谷静江という一人の女の子を形成する面の一つに過ぎないと。確かにそれは事実でしょうけど、人に誇れぬ面を持っているが故に、素直に加奈太を「好きだ」と言えぬ辛さ。それが故に「セックスフレンド」でいましょうという言葉に繋がるわけで。ストーンヘッズの「SEXFRIEND」でも似たような展開がありましたね。加奈太のなにげなさを装った求愛も悉くはねつけられる切なさも。(^^; しかし・・・さすが淫乱を自認するだけあって、えっちしーんも多い。メインヒロインたる真帆&梨香の倍以上あるんだからな〜(笑) スク水来て一人えっちし、鈴江の愛液がたっぷり染みこんだスク水を加奈太に渡す。で、加奈太はそのスク水で何発も抜いて精液まみれにして、その性器まみれになったスク水を静江が着てみんなの前で泳ぐと。この一連のえっちしーん、正直あたしゃ絶句しとります。(^^; あげくサポーターをわざと着用せず、ムネのポッチがモロ見えになった状態で水泳の測定会に出て、みんなの注目を浴びるわでド変態ぶり全開。スケベな女の子は好きだけど、ココまでされるとさすがに言葉失いますね。(笑)

媛シナリオでは本番前のインタビューでは淡々と答えていた静江。静江シナリオでは、主人公にはインタビュー収録時には居ないで欲しいという。正直な自分を語るつもりなので、主人公が居ると恥ずかしいからと。これが後の伏線に繋がるという設定には唸らされました。自分自身にどうしても素直になれぬ彼女の精一杯のインタビューの名を借りた加奈太への愛の告白だったとは。えっちの濃さ、ボリュームと言い、シナリオの重みと言い、本作品の中でもっとも出来の良いシナリオであると思いますね。ええ。彼女自身の露出狂となった理由に付いての言及がなかったことが残念ですがね。媛のお目付役、雅野や布条が彼女を見てさくっと見抜いた彼女氏自身のトラウマについて語っていたので、劇中で明らかになると期待していたんですがねえ。まあ、露出狂になっている人というのは、「自分を見ていて欲しい」という願望が強く出てるって琴なので、彼女の家庭環境見ていれば何となく想像は付くんですけど。やはり言葉でのだめ押しが欲しかったトコなんで。

 

松下 梨香

加奈太の幼なじみで、かつ互いが初恋の相手。(笑) しかしながら加奈太が梨香の家から盗んできたスク水を使って自慰をしているところを梨香に見られてしまい、そのばつの悪さで加奈太は梨香と合うのを避けていたという、ど〜にもフォローしがたい状況にあった。(笑) 因みに現在の彼女のメインスク水は新スクと競泳スク水。ムネのでっかい、巨乳の幼なじみ、梨香ちゃんにはぴったしなスク水ですな〜。もっともムネのでっかいのが災いして、泳ぎがどうにもうまく行かないと言う困ったところがあるようですが。(^^; 

梨香ちゃんは小さい頃からずっと加奈太のことが好きでした。「あの事件」の後でも、遠ざけていたのは加奈太の方だけで、彼女自身は加奈太のことは好きなままで居たようで。それどころか、あの事件で梨香に対してもスク水フェチの要素を付けてしまい、スク水を着てでないと一人えっちで気持ちよくなれなくなってしまうと言うとんでもないおまけ付き。(^^; 加奈太一筋で好きで、加奈太のスク水フェチを見抜いていて自分自身もそれに染めてしまうと言う、健気な女の子の天然色見本な彼女。後述の真帆シナリオでは、その健気さMAXもおど。敢えて自分が身を引くことで、加奈太の真帆への想いを再認識させるんですからね。なんで君はそこまで加奈太に尽くせるんだとプレイしていてやるせなくなるくらい。(/_;) ただでさえ幼なじみ属性が付いている私が彼女を愛おしく思わないはずがありません。(/_;) ムネのでっかい琴なんてちっとも気にならないくらい彼女が気に入っていまいました。(笑) エッチの時でも、加奈太の趣味に合わせて旧スク着て来ると言うサービス精神満点ぶり。葉菜ちゃんの時ともかぶりますが、むねのでっかい彼女に旧スクというのも、ミスマッチがなかなかいけるわけであり。(爆笑) 

彼女のシナリオは、真帆ちゃんのシナリオと共通。幼い頃からの思い人という点で、幼なじみと妹である梨香ちゃんと真帆ちゃんの二人が共通の舞台に立つのは当然のことでしょうね。加奈太の不甲斐なさが目立つ真帆シナリオに対し、梨香シナリオについては、クセがない反面少し平板なシナリオだったかも知れませんけど、幼なじみの王道を行くシナリオであったと思います。 真帆ちゃんの加奈太に想いをキチンと昇華させていましたし・・・ね。

 

嶋野 真帆

主人公、嶋野加奈太の義妹。体つきも幼ければ、心も幼い身も心もろりろり少女。典型的なブラコン少女であり、幼い頃からの口癖は「お兄ちゃんのお嫁さんになる」 まさに妹erにとっては垂涎の存在です。メインスク水は旧スク。真帆ちゃんみたいに可愛い女の子には、旧スクが本当によく似合うので、旧スク以外の水着を着るなどと言う事はあってはならぬ琴だと、私、ゆ〜ちゃん☆は加奈太同様思います。(こらこらこら〜

真帆ちゃんは、梨香ちゃんを姉のように慕う。梨香を避けていた加奈太が再び昔のように付き合うようになったのも、真帆ちゃんの想いあってこそ。真帆ちゃんと梨香ちゃん、そして加奈太の三人がいつでも一緒に行動するこのときは、加奈太にとっても至福の時だったでしょう。だけどそんな時が永遠に続くはずもなく。いつまでも子どもで居られるわけがない三人、 真帆ちゃんのスク水着用しながらの一人えっちを、梨香ちゃんと加奈太が見てしまった時、子どもだと思っていた真帆ちゃんが、体がもう大人の女となっていることを否応なしに気づかされるわけで。互いを異性として認識した時から、至福の時は終わりの始まりを迎え・・・二人ともお嫁さん等という不埒な夢を抱いていた私としては、非常に切ない展開でありました。(/_;)バキ

真帆ちゃんが加奈太を男として意識し始めてからの、彼女の行動の大胆さには驚かされることばかり。(^^; 脱いだ下着をわざと見える場所に置いたり、スク水を加奈太に見えるように干したり。加奈太が真帆ちゃんのスク水を使ってヌイた後、真帆ちゃん、そのスク水を再度着用して一人えっちに耽る・・・。兄の名前を呼びながら。どう見たって疑いようもなく、真帆ちゃん、加奈太を誘惑しとりますわね。(^^; あとでやはりそう言う意図があったことが判明してますけど。それにしても・・・なんでそこまでやられて加奈太、真帆ちゃんにだーーーっ!てやらなかったのか実に不思議でございました。(ぉ 文字通り、手取り足取りの水泳レッスンを、恥ずかしそうにしながらも、それでも喜んで受ける真帆ちゃんや、スク水パラダイスで息子(ぉが元気になりすぎ、無意識のうちに股間に手をやる主人公をみて、自らの股間をぬらす真帆ちゃん・・・ 真帆ちゃんがそこまでやっているのに手を出さないお前は一体何モンだ!(ぉ>加奈太

同好会のメンツで海に行った日。真帆ちゃんは加奈太に自らの気持ちを告白する。幼い頃からずっと加奈太が好きだった真帆ちゃん。幼い頃の戯れ言だったはずの「お兄ちゃんのお嫁さんになる」は、今でも戯れ言でも何でもなく、真帆ちゃんの本心であることを。ここで、加奈太の悲しい過去がプレイヤーに明らかに。加奈太にはかつて「志帆ちゃん」という実の妹がいたという。海へ行った帰り、交通事故によって、彼の母と共に帰らぬ人となった・・・。
彼自身も大怪我を負い、退院できた頃は既に妹と母親の葬式は終わってしまっていた。志帆ちゃんをとても可愛がっていた彼は、志帆ちゃんが死んだことを信じることが出来ず、暫く彼女の姿を求めて探し回っていたという。何という辛い過去でありましょうか。私が聞いたところでは、葬式をする理由は複数あり、一つは死んだという事実を周囲に知らしめるため、ひとつは死んだ人の魂に、自分が死んだことを分からせるために、そして一つは、周囲の人間に、その人が死んだことを実感させるため。葬式に出ることも叶わなかった加奈太が、志帆ちゃんの死を信じられないのは当たり前のことでしょう。まして信じたくもない辛すぎる現実など。そんな時に現れた、死んだ志帆ちゃんにそっくりな義理の妹、真帆ちゃん。加奈太が失ったはずの妹を再び取り戻すことが出来たような気持になったことは想像に難くありません。真帆ちゃんが義理の妹でありながら、実妹の要素を感じるが故に、真帆ちゃんの求愛に対してインセストタブーを感じて受け容れがたい加奈太の気持が理解できるわけで。ここら辺の設定は見事としか言いようがないです。

ただ・・・このゲームの欠陥なのでしょうが、加奈太って、夢の中で真帆に対して性的な願望を見せているんですよね。それに対してなんら罪悪感を感じないで居ながら今更・・・と言う気持がありましたし、海からの帰り、真帆との交際についてブルコンの中野店長に相談して、心の重荷を取り払っておりながら、梨香ちゃんのアプローチに乗った途端、「真帆は妹」といきなり方向変換されてもね〜。(^-^; ラストの方で、その方向変換が、梨香の気持ちを受け容れることで「嘘をつきつづけられる」と思ったが故の行動だったと真帆ちゃんに詫びているわけですが、そのことはあたしもプレイしていてすぐ分かってました。分かっていても、違和感を感じずには居られなかったわけで。結局「説明不足」なんでしょうね。志帆ちゃんを失った時の絶望から真帆ちゃんとの出会いの頃の回想シーンを入れて、加奈太の複雑な心境をプレイヤーにもシンクロさせるようにすべきであったように思います。折角ここまで分厚い設定とシナリオを作っているのですから、やるならそこまでやるべきでありましたね。

梨香ちゃんとの初体験の時は立った加奈太の息子も、以後は全く反応せず。加奈太が心から欲しいと思った女の子の体じゃなかったから。あれほど好きなスク水を着ている梨香ちゃんが痴態を見せているというのに、ぴくりとも反応しない。 だのに、真帆ちゃんがスク水好きな主人公のためなら、普段からずっとスク水を着ていると宣言し、スカートをめくって実際にスク水を着用しているところを見たとたん、息子がビーンと反応。梨香ちゃんでなくとも、加奈太が本当は誰が好きなのか一目瞭然ですな。(^^; 潔く身を引き、中途半端なまま放置された躯の火照りを、シャワーを浴びながら自らを慰め、そして嗚咽する梨香・・・加奈太の不甲斐なさを思いっきり罵倒したくなった一瞬でありました。梨香ちゃんの余りの健気さに、正直激しい切なさを感じたモノです。

主人公が梨香のスク水を盗んで、性のはけ口にしたのは、たまたま梨香のスク水が、真帆のスク水と同じモノだったから。真帆への想いは兄妹故に認められることではないと、当時の加奈太は思っており、真帆と同じスク水だったから欲情したのではなく、スク水が好きだから欲情したのだと自分を騙した琴から始まった加奈太のスク水フェチ。そこまでも真帆のことが好きだった加奈太。真帆への愛の告白が、自分の息子の立ち具合ってのは正直かなり下品なやり方だったと思いますが(^^; まあ当人同士がよいのならそれで・・・(ぉ  兄妹から恋人になった二人が、幻の白スクでのえっちに励むシーンには心洗われましたよ(笑)ガスガスガス にしても・・・えっちを「お尻の穴」でやるものと勘違いしているとはぶっ飛んだ。(^^; 真帆ちゃんて天然入った女の子だけど、学校でのお勉強は良くできるんだよね。学校のお勉強と、えっちのお勉強は違うという琴でしか・・・

エピローグ・・・他の女の子にはないぶっ飛んだエンディングでしたな。そんなことあるわけないだろ〜。会ったら嬉しいけどさ〜(笑)


優遇接待〜孤島の極楽へようこそ〜 (PCゲーム Windows98/ME/2000/XP Waffle)

プレイ開始 2003−10−05
プレイ終了 2003−10−13

主人公、大見 陸(おおみ りく 名前変更不可)は、ある時交通事故にあった男を助けた。その男は助けた時になにやら意味深な琴をもうろうとした意識で口走っていたのだが、とりあえず手持ちの携帯で救急車を呼ぶ陸。実はその男は、とある学園が持つ孤島にある水泳部合宿所の管理人をしており、学園側から男の代わりに管理人を引き受けてくれないかと請われる。ちょうど仕事場を探していた陸にとっては渡りに船の提案であり、また陸自身、かなりディープなスク水マニアであったこともあり、断る理由を見つけるのが難しかった模様。(笑) そんな彼が赴任早々管理人室の押入の中に隠してあったビデオを見て呆然としてしまう。中にあったビデオは4年間に渡る、水泳部の女子生徒に対する陵辱の数々を記録したものだったから。陸が助けた、前任の管理人は、少なくとも四年間はこの様な不埒な行動をしていたにもかかわらず外部には漏れていなかった。陸もうまく立ち回れば、彼と同様、スク水を着た女の子達を陵辱し放題と言うことに・・・。 そのような妖しい妄想に囚われかけた陸は慌ててその妄想を頭から追い出す。人の道に背くことは出来ないと。だが一度まかれてしまった種はそう簡単に排除できるはずもなく、ゆっくりとではあるが、陸の中に己の欲望を満たそうとする衝動が育っていった。合宿にやってきた4人の女の子達が、陸好みの女の子であったことが背中を押して・・・

本作は、ソフトハウス「Waffle」がリリースした作品です。正直この作品をプレイする前は、このブランドのことは全く知らなかったのですが、スク水、ブルマと紺色の第一人者の御方の薦めで購入、プレイと相成りました。(笑) 私自身、スク水に対する属性は僅かながらもありましたし、当時、ソフトハウス直販で買った場合、リアルスク水がオマケで付いて来るという琴もあったため、スク水に対する学術的興味も購入の後押しになったことも否定できず。 因みに某巨大掲示板では、肝心のゲームの感想よりも、オマケのスク水の感想の方が遙かに多かった・・・と言う笑えるような実話があります。(爆笑) ソフトハウスのスタッフも複雑な気持ちだったようですね。(笑) まあ営業戦略的には大成功だったんでしょうけど。(ぉ<スク水オマケ  蛇足ながら販促イベントで女の子が実際にスク水を着てチラシ配りをやっていたのだが、その時着用したスク水をアンケートはがきを出したユーザー限定で、メールでの申し込みがあった者に対して抽選でプレゼント!と言う、ある意味終わった企画もありました。で、その応募総数は・・・なんと1692通!。世の中終わった人は一杯いるんだな〜とつくづく実感。え?あたし?ああ、あたしも一応出しましたよ。仲魔が出せ出せとうるさいので、ネタの一つと言うことで(笑) ええ、あくまでもネタの一環と言うことで。(うむ

で、このゲームの特徴としては、やはり「スク水に対するこだわり」これに尽きますね。スク水の質感、特にスク水が水に濡れた時の描写のリアルさは凄い。スク水の半脱ぎや、女の子の体のスク水の形が残る日焼けとか、とにかくスク水に関わるCGの描写はそれはもう見事なモンです。 「ズームUP」「スケスケ」機能により、スク水をなめるように鑑賞すること、そしてスク水を透けてみせる琴も可能、ソフトハウスにアンケートはがきを提出することで、立ち絵でもこれらの機能を使えるようにするプラグインが貰え、CGの鑑賞を更に楽しめるおまけ付き(笑) トドメはスクール水着辞典。スク水関連の用語がテキストに朱文字で記されており、そこをクリックすると自動的に辞書に映るという親切設計(笑) あたしもスク水関係については初心者なモンで(ぉ この機能にはずいぶんと助けられました。(笑) とにかく、スク水マニアの、スク水マニアによる、スク水マニアのためのゲームですな。(笑)

 

ユーザーインターフェイス

合格点ですね。MSGスキップ機能は設定で未読のみ、オールスキップと選択でき、バックログ参照も行数限定ではありますが可能。無論ボイスも再生可能と至れり尽くせり。セーブ&ロードは随時行え、セーブ箇所は6*5の計30個あり十分な数。残念ながらサブタイトルや、サムネイル形式の画像の添付という便利機能はありませんが、ゲーム内での日時は明記されますし、女の子達の、陸に対する好感度などのステータスの表示もあるので、とりあえず分かりやすいかなと。ただエフェクトに凝るのは良いのですが、その為少しばかり操作がやりにくくなっている点が減点対象。
因みにプログラムの安定度、私の環境ではお世辞にも良いとは言えません。何度もプレイ中にプログラムが強制終了され、プレイがパアにされたことがありました。(爆 私の環境だけだったのかも知れませんが、これからプレイする方はこまめなセーブを行い、ハードとソフトの相性を確認した方が良いかと。

オマケ

CG鑑賞、えっち鑑賞、水着・体操服鑑賞、音楽鑑賞の計4つ。この中で水着・体操服鑑賞は、女の子達の立ち絵でのCGを女の子別にサムネイル形式で表示がされ、クリックすると大きく見えるような仕様となっています。版脱ぎとか下着姿、全裸などもあり、まさにCG鑑賞を、立ち絵漏らさずくまなく出来る仕様ですね。(笑) ただ惜しむらくは、立ち絵での表情が全部一緒なのでちょっとその辺が醒めてしまうかも。(ぉおい

BGM

PCMによる演奏。Sentive氏による作曲です。雰囲気を盛り上げる良作だと思いますね。とくに陵辱中のいや〜んな曲の出来は余りにはまりすぎ。(ぉ 私の好むなごみ系の曲は余りないため、一押しと言える曲がなかったのが残念ですが・・・(ぉ

CG

緋色雪氏原画によるCG。基本的にろり系の可愛いイラスト(笑) 特筆すべきはやはりヒロイン4人が先生も含めてもれなく貧乳というトコでしょう。(大爆笑) その貧乳の女の子のCGの描き込みぶりが、あたしのように貧乳こそ正義の面々には嬉しい出来だと思いますね。(笑) スクセラ(スクール水着の上にセーラー服を重ね着する)など、かの「み○み美里」さんも好きなシチュエーションもありますし、とにかくスク水マニアの見たいCGは網羅されてると言っても過言ではないでしょう。(笑) スク水 ブルマ セーラー服の三種の神器しっかりあるし(爆笑)

ボイス

ヒロインのみボイスあり。ただ冒頭とえっちしーんのみのボイスで、一般的なシーンでは声無しと言うのが寂しい。おそらく予算の都合上なのでしょうが、なかなか上手な声優さんを使っているだけに、フルボイスでないのが残念ですね。(^^; まあえろげなんだから、えっちしーんだけに声がありゃ十分だろうがと言われればそれまでなんですが(お 実際えっちしーんでの演技は上手そのもので、特にろり系のボイスの持ち主「美乃」(よしの)役の松永亜夜さんの演技には右脇腹の浪漫が廻りましたね〜(笑)バキ 

えっちしーん&ゲームシステム評価

いつもですと、えっちしーんの後にシナリオを評価してますが、本作はひたすら陵辱ゲーでシナリオ部分が薄いため、この形での評価とします。

本作のゲームシステムは、一日を午前、午後、夜間と分け、さらにそれぞれを一時間*4つに細分、その中で「仕事」をして女の子達の「信頼」を高め、その信頼度に応じて「ネタ収集」が可能となります。そして「脅迫のネタ」が集まれば「脅迫」して「凌辱」すると言う形を取ります。女の子達は合宿中にそれぞれの仕事を分担しており、そこと重なるように仕事をしていけば女の子達の信頼度が上がっていきますし、また行動の選択で、その場所に女の子がいる場合はそのCGが表示されますから難易度は低いですね。食事の準備と風呂の準備を忘れないようにしなければ好感度が下がることもない(除、陵辱)気軽〜に女の子の陵辱できるゲームであると言えましょう。(こら

ただ、ゲームシステム上、??となることがしばしば。例えばネタ収集で女の子の秘密(おねしょ レズ 一人えっち等々)を知っているにも関わらず、その秘密故の女の子の不審な行動に疑問符を着ける主人公って健忘症か?(ぉひ 陵辱者となった主人公は、しゃべりも考えもまさにヤクザになっているのに、仕事をしている時はほのぼのとしているし、二重人格ですかい(^^;(笑) 他にも陵辱した後に「ネタ収集」をやる場合、陵辱をした後は信頼が0になってるために、ネタ収集が失敗すると言うのも不自然極まりなし。陵辱をした後のネタ収集の扱いはキチンと設定しておくべきでしたね。 ゲームシステムの出来はまだまだ未成熟と言えるでしょうね。(^^;

本作は基本的に陵辱ゲーのため、えっちしーんはその大部分が陵辱シーン。ほのぼのしているのは、女の子の一人えっちしーんとレズシーン、後は放尿シーン覗き(ぉひ!くらいでしょうか。しかも本作は「陵辱」が主であり、「調教」という部分がないため、女の子はえっちしーんではひたすら恐怖、苦痛、恥辱に耐えている有様。調教によって女の子を快楽に溺れさせ、従順な牝奴隷にする・・・と言う展開はないため、加虐志向の強い使徒にはともかく、そうでない方には女の子に対する感情移入はし辛いでしょう。(^^; 

そうは言うものの、陵辱に対するある程度の耐性がある人や、陵辱命!の終わった人(ぉひならば、スク水を着た女の子との様々なシチュエーションによるえっちしーんを楽しめることは疑いないでしょうね。(笑) スク水、ブルマ、セーラー服の三種の神器を使ったえっちしーんの種類はてんこ盛りであり、加えて強制放尿シーンやら、レズ真っ最中の女の子達の中に乱入、3Pに強制突入やらのオプションの存在は、濃いえっちを求める人の期待に添うものじゃないかと(うひひ 

主人公はスク水マニヤ、それも筋金入りであり、スク水の歴史やその材質の琴やら、まさにマニヤの称号を持つ者に相応しい実に細かい知識の持ち主。スク水おんりぃというわけではなく、ブルマーやセーラー服への造詣も深く、一般の人が見れば、彼の言動は引くでしょうな。(ぉ 私は少しばかりであってもスク水属性あったから受け入れられましたが・・・。スク水は貧乳の女の子にこそ相応しい!と言う、彼の持論には、あたしも思いっきり頷いてしまったという。(ぉ またそれだけに彼が持つ悲哀・・・スク水やブルマがこの日本から消えようとしている現実に対しても共感が持てるわけであり。最近のスク水にはスパッツ型という、ガワから見れば大正時代に逆戻りしたようなダサイ水着が増えだしているようで。ブルマもスパッツという色気もへったくれもない物に置き換わろうとしてるわけであり。そんな現実に対する怒りが、主人公を陵辱の外道に追いやったと言え・・・る訳がね〜 こんなヤツがいたら余計スク水ブルマの衰退に拍車をかけるではないか。(爆 男の獣欲をあおる危険な衣料ということで。獣欲の発散は、くれぐれもゲームの世界だけに留めてほしいモンである。<スク水ブルマフェチたち

ゲームシステムの未完成さ、陵辱オンリーで調教の部分が無く、ダーク系ハッピーエンドとも言えるものがないと言う部分が私に「ハマリゲーム」に登録させるだけの魅力を提示してはくれませんでした。しかしながら、本作のスク水に対するこだわりは本物であり、僅かであってもスク水に対する想いがある使徒ならば、本作をプレイするだけの価値はあるでしょう。特にマニヤを自称するならプレイは必須。(笑) 属性持ちに対しては何があってもプレイすべき作品という評価を、私、ゆ〜ちゃん☆は本作に下します。(笑)


After...(PCゲーム Windows98/ME/2000/XP Ciel)

プレイ開始 2003−09−15
プレイ終了 2003−09−21

主人公、高鷲 祐一(たかわし ゆういち 名前変更不可)は、霧ヶ杜学園3年生。入学当初から自分でワンダーフォーゲル部を作り、親友である滝谷 紘太郎(たきや こうたろう)や、我孫子 慶生(あびこ けいしょう)らと活動、卒業後の春に穂高縦走を計画する。 そんなおり、祐一の腐れ縁な幼なじみで、喧嘩するほどに仲がよい汐宮 加奈美(しおみや かなみ)、祐一の妹で、ぐうたらな祐一に変わって両親不在の家の家事一般をすべて引き受ける、引っ込み思案だけどとても優しい女の子高鷲 渚(たかわし なぎさ)、紘太郎の幼なじみで、クールなイメージが漂う女の子貴志 陽子(きし ようこ)らが、ワンダーフォーゲル部に強引に入部してきた。山は男の世界と入部を渋る祐一ではあったが、  結局入部を認めざるを得ない状況に。 学園三年目の夏に男子三人、女子三人の計6人となった部。その短い期間を思い切り楽しむ彼ら。祐一を含むみんなが、この楽しい時がいつまでも続くとそう信じていた。そんなことは決して無いというのに・・・。

本作はジャニスの一ブランド、Cielがリリースした作品です。このブランドは結構前から活動してますが、私がプレイしたのはこのAfter...が最初ですね。風の噂で実妹限定付き(またかい)ながら喰えると言う情報を聞きましたので、本作をプレイすることと相成りました(笑)。 ただ、情報をもっとキチンと入手しておけば、本作が「寝取られ系」のシナリオをも含む鬱ゲーと言う琴を知っていたのにねえ・・・(吐血

ユーザーインターフェイス

十分合格点の出来。MSGスキップ機能は搭載しており、バックスキップ機能もあり。初期バージョンではスキップが遅いと言う問題がありましたが、修正パッチを当てることでこの問題をクリアしています。デフォルト設定では既読MSGのみのスキップですが、設定で未読MSGも飛ばせるように出来ます。セーブ&ロードは随時行え、セーブ領域は標準では20個。使い切ると10個ごと新たに登場。メーカーのページに寄れば最大100まで登録できるそうなので、十分すぎる余裕がありますね。しかもサムネイル形式の画像も表示され、また独自にコメントを付けることも出来るため、どこのセーブデータなのか一目瞭然で分かる親切さ。欲を言えば、バックスキップ機能に声の再生が出来るようになれば完璧でしたね。

オマケ

CG集、音楽集、シーンリプレイとここまでは標準的なモノ。ただシーンリプレイはえっちしーんのみならず、一般的なイベントシーンも含む点が好感度高いです。一般イベントでも萌え萌えなシーンが多数ありますので。例えばクリスマスでの渚ちゃんの告白シーンとか(笑) ただ問題は選択肢が文字だけで絵があるわけではないため、「どの部分のシーンリプレイか判別しづらい」という部分があるのが画竜点睛を欠いてますね。(^^;

他にAnotherStoryがあり、これは誰かのシナリオをクリアした時でてくる選択肢です。詳細はネタバレになるので書きませんが、主人公、祐一の運命を変えることになってしまった事件の張本人「学文路 聡」(かむろ さとし)の視点から見たストーリーです。このシナリオで祐一の視点からでは分かりにくかった聡達、成年者達の関係が明らかになるわけで。聡の良心の呵責も。加奈美、渚、陽子のあたし的萌えキャラのらぶらぶし〜を見られるわけではないのですが(ぉ ストーリーに厚みを増すこと疑いないため、面倒がらずプレイすることをお勧めしますね。

BGM

PCMによる演奏。出来は良いですね。プレイしていてシーンを盛り上げること実に多かったです。ただ残念ながら私にとっては、一押しと言える音楽はなかったですが。(^^; 本作が凄いと思ったのは、主題歌を含むボーカル曲が8つもあるという琴でしょうか。キャラごと、かつエンディングごとにエンディング曲があるようなので、そう言う方面にリキが入っているというのは、音楽好きな私には嬉しいことであります。

CG

Tony氏原画によるCG。私が好むろりろり系のイラストでは無いため、右脇腹の浪漫が光速回転したわけではないのですが(笑)可愛い女の子を描いてくださってる現実に代わりはありません。制服にエプロン姿の渚ちゃんを見た時魂を引き込まれそうになりましたから。(爆笑) 他にも渚ちゃんのすくみず姿も堪能できましたし、文句ない出来ですね。(笑)ドカ まあすくみずはいいとして(ぉ 背景もなかなかよろしい。特に冬山の頂上でみた星空(天の川)の描写はいいですね〜。そのシーンでのヒロインは加奈美ちゃんでしたが、ああいう綺麗なところで女の子と一緒にいるというのは人生最大の幸福じゃないでしょうか。(/_;)

ボイス

ヒロインはもとより、男を含むすべてのキャラが喋ります。喋らないのは主人公だけですね。しかも演技力は男も含め文句ない出来。ボイスにここまで力を入れているあたり、非常に好感が持てます。一番萌えられた声はやはり渚ちゃんですね。(笑) 兄に対する想いの告白「あたし・・・ずっとお兄ちゃんに食べて欲しい」というセリフは、食べると言う意味を別の意味に取ってしまって右脇腹の浪漫が光速回転したくらいで(爆笑)ガスガスガス いあ、渚ちゃんにしてみれば、その意味でも間違ってないと思うぞ(笑)>その辺

えっちしーん

本作は純愛系のストーリーなのですが、えっちしーんも十二分に濃い出来です。(笑) まずヒロインとのえっちしーんの数が多い。ヒロインのシナリオの数だけありますし、一シナリオの中でもえっちしーんが複数存在するわけですので。またえっちしーんの長さも十分。ねちっこく表現していますし〜(笑) えっちに溺れる女の子の表現がまた秀逸。陽子ちゃんなんかあのクールな外見がまるで嘘のようで・・・(笑) いずれにせよ、「えろげ〜」としての力も標準以上に持っていると断言致しましょう。(笑) ただし・・・純愛系の本作ではありますが、実は寝取られ陵辱シーンも存在。そう言うえっちしーんが好きなら別に良いのですが、そう言うのが嫌いな人は、そう言うシーンがあることを覚悟の上でプレイしてください。いきなり見せつけられるよりは、あらかじめ心構えがあった方がいいでそ?(汗

シナリオ

本作は二部構成のストーリーです。第一部では三年夏から卒業まで、そしてそれ以後の話を第二部として。第一部では学園卒業を間近に控えた、おそらく彼らにとっては一番楽しかった時をギャグを交えて描写し、女の子達との心の交流を深めていく、甘酸っぱいラブストーリーと言ったところでしょうか。中学なり高校なりで学校生活をクラブや友達とのつきあいで萌^h燃えた琴がある使徒達ならば、この部分を読んで懐かしさを感じたことでしょうね。別に女の子とのエピソードがなかったとしても。(爆 そして祐一の運命を変えることになってしまった事件が発生、その後はファンタジーを交えた心痛いストーリーが待っているわけで。これが第二部ですね。プレイ前にも「第一部はいいのだが、第二部がちょっと・・・」という声が聞こえてないわけではなかったのですが、実際にプレイして納得。思い切り鬱ゲーでしたからねえ。しかも私の一押し、渚ちゃんには寝取られ&陵辱シナリオあるし。妹erになんか恨みでもあるのか〜とプレイしていて絶叫したくなったくらいですから。(吐血 
この構成方法はアージュの「君が望む永遠」以来お馴染みとなったヤツですが、本作ではあの作品ほどには涙を流すことはなかったです。しかしながら君永には及ばずとも、目が潤むポイントがあったのも事実。泣きゲーとしての評価は悪くないモノであると考えますね。

しかしながら惜しいと思える部分もあり。加奈美シナリオにおける聡の存在感が今ひとつ弱く、折角のカルネアデスの舟板的なジレンマが弱く感じたところですね。AnotherStoryでその部分を補完してはいましたが、出来れば本シナリオの方で描ききってくれたら・・・と思います。他にも陽子トゥルーエンドがどう見てもバッドエンドにしか思えない作りであったこと。確かに愛する人が一番喜ぶ選択肢を取ることが本当の愛情だといえるのでしょうが、だからといってあれではねえ・・(^^; なんとか主人公をも幸せに出来なかったのかと、プレイ後自問自答すること暫しでした。

本作では、珍しくえっちしーんで主人公の顔が見えるタイプ。それは別に良いのですが第二部ではそれが故に賛否両論となりそうな作りですね。(^^; ネタバレになるんで詳細は書きませんけど、主人公の容姿に感情移入すればするほど、好感を持てるキャラならともかく、反発を覚えるキャラの顔が見えるとあっては感情移入大分削がれるでしょう。(^^; テーマがテーマだけにちっと難しい部分があるのは承知してるんですけどね。(^^; 

一押しと言うには、パンチ力が極々僅かに足りないように思えた本作でありますが、その足りない部分をキャラクターの魅力が埋めてくれたのも事実。(笑) 特に実妹との恋愛を描いてくれたポイントはあたし的には大きかったですね。(爆笑) と言うわけで本作はハマリゲームに登録〜 妹er、とりわけ実妹に拘るメンツなら是が非でもプレイすべき作品と言えましょう。(笑)

さて、以下はネタバレ付きキャラ別感想でも。ネタバレ満載なので気にされる方は読み進めないでね〜

 

 

 

 

貴志 陽子

主人公の親友、滝谷紘太郎の幼なじみの女の子。クールなイメージが強いためか、初めのうちは取っつきにくい雰囲気ありますが、でもやっぱり紘太郎に恋する女の子だったんだな〜と思える部分が見えるたび嬉しくなってしまった私。(お クールに見える彼女が、えっちの時には乱れまくるそのギャップ、とりわけバッドエンドへのシナリオながら、祐一を待ちきれず部屋の中で一人えっちに耽るシーンなど右脇腹の以下略(笑)  

妹属性にはやや劣るとは言え、幼なじみ属性が強いと自認するゆ〜ちゃん☆としては、紘太郎とくっついて欲しいと言う感情の方が強く、主人公に心惹かれていった陽子ちゃんを見て嬉しい反面、切なさも感じるというちょっと複雑な気持ちになりましたね。(^^; 表向きの態度では、紘太郎にとっては陽子は単なる幼なじみであり、昔の惰弱だった自分ことを知り尽くされると言う弱みもあってか少し苦手としているように見えたのですが、口や表向きの態度ではそういっても、心の奥底では陽子ちゃんの琴を真摯に好きだった・・・と言うのは傍目ではバレバレなわけで。当事者の片割れである陽子ちゃんは、実は自分の想いが通じているのにもかかわらず通じてないモノと諦め、優しくしてくれる主人公の方に心惹かれたと、つまりは「失恋の痛みを新しい恋が癒す」と言うパターンとなったわけですな。あの事故さえなければ、陽子ちゃんと主人公は想いを二人で育てていったことでしょうね。紘太郎のことは良い思い出と言うことで昇華して・・・。

祐一があの事故で死んでしまい、紘太郎にすがるしかなくなった彼女。まさかその紘太郎の肉体に祐一の魂が入り込んでるとは思うはずもなく。祐一と紘太郎、陽子が好きなのはどちらなのかと、陽子は無論祐一もやきもきする展開は予想出来ました。言ってしまえば「君が望む永遠」の逆パターンなんですが、うじうじと悩むしかなかった孝之とは違い、陽子の方は割に悩まず、紘太郎と祐一、二人への想いのうちどちらかを選ぼうとはせずある意味開き直っている所は、やはり女故の強さでしょうか。(^^; 基本的に二股掛けの女には反発するあたしなのですが、陽子の場合はそれ程腹が立たなかったのも、陽子の気持ちに同意できるからでもあり。祐一のことは確かに好きでしょう。だけど幼い頃からずっと好きだった紘太郎に対しての想いがそうそう消えるはずもなく、祐一が死んでしまった後は、紘太郎しか彼女には遺されている人はいなく、しかもその紘太郎の肉体には祐一もいるとあっては、選べというのが酷というモンです。陽子にしてみれば、祐一と紘太郎の二つの魂が融合して、二人の想いが共存出来る道が一番嬉しい展開であることは、彼女自身のセリフでも明らかでしょうな。

本来ならそう言う理想的な展開に行くはずだったのがそうならなかった理由。紘太郎がなぜか自分の肉体に執着せず、このままでは魂が融合するどころか紘太郎自身の肉体から追い出されると言う事態。ここら辺の展開がどうにも私には納得のいかないモノでした。実は好きだった幼なじみの女の子が、自分の親友と結ばれてしまった、自分が身を引くことで幼なじみが幸せになれるのなら・・・と思ったにしてもです。紘太郎の自分自身の肉体への執着の極端な薄さの理由をもう少し分かりやすく表現してくれればもっとこのシナリオを評価できたのですがね。

それにしても・・・陽子シナリオはトゥルーもバッドも救われない。(^^; 結局親友を押しのけ、消滅させてしまい、その罪悪感に苛まれながらバイクを陽子とタンデムで運転中、事故を起こして二人とも死亡するバッドエンドのどうにもやるせない気持は勿論、主人公の方が身を引いて消滅して、陽子と親友の幸せを優先したトゥルーエンドの方も、バッドエンドじゃないのかと半ば本気で思ったゆ〜ちゃん☆です。(^-^; いあ、確かにこの展開の方が、陽子も紘太郎も幸せでしょうね。愛する陽子と大事な親友の幸福を優先するのは、人一倍お人好しの祐一なら当然取るであろう道でしょうから。綺麗事を言えば、愛する人と親友が幸福になることこそ、彼自身の幸福なのでしょうから。 だがあたしゃ主人公である祐一の方に感情移入しているわけであり。彼の幸せになる道筋を見せてほしかったなと言うのは、プレイヤーとしては当然の欲求でしょう。(^^; 魂の融合で二人の人格を併せ持った一人の人格に生まれ変わると言う展開を期待していた私にはちょっとやるせない気分でしたね。 どうやら祐一は陽子と紘太郎の間に生まれたたこどもとして転生するようで、一応それで救いを持たせたつもりのようですが、あたしゃ基本的に「転生して幸せになりました」と言う展開をハッピーエンドとしては認めない(無論例外はあり)主義なモンで。(ぉ

 

汐宮 加奈美

主人公、祐一の幼なじみにて本作のトゥルーヒロイン。実際彼女のシナリオは安心して読んでいられます。陽子や渚には彼女らを思う別の人間がいるわけで、彼女らとのシナリオだと必然的に彼らとバトルすることになりますからね。加奈美ならその点は心配がないですから。(ぉ 唯一犠牲となるのは学文路聡ただ一人ですが、彼にしてみれば人の命を奪ってしまった良心の呵責から解放されると言う側面もあるので、ある意味救われている部分もありますからね。こういう考え方は良くないと分かっていますが。(^^; 

加奈美シナリオは幼なじみ属性持つ身としては実にシンクロできたシナリオでした。他人に冷やかされた時にはただの腐れ縁と言い切るも、でもその実お互いのことが好きで、言葉にせずとも互いの気持ちが引かれあう。初めて結ばれた時、互いの「好き」という言葉で互いの気持ちの誓約とする。幼なじみの恋愛の王道ですな〜。えっちしーんでは加奈美にリードされ気味なのが祐一らしいと言えばらしいけど(笑)、リードしたいと思う私にはちょっと不満かな。(笑)バキ 卒業式の日、家に誰もいないから・・・と自室に誘う加奈美ちゃん大胆やのぉ(笑) お約束なセリフだけど、それだけに可愛らしさ倍増。(笑)

父親をマッキンリーで失っている加奈美。故に祐一がワンダーフォーゲル部を立ち上げようとした時は激しく反対。加奈美の父親の琴はすっかり忘却の彼方だった祐一にはなぜそこまで怒るのか分からなかったが・・・。山の魅力というのでしょうか。私は登山と言えば学生時代の登山学習くらいしか知らないのですが、確かに頂上を極めた時の充実感は爽快なものがありました。山の頂上から見る見晴らしの素晴らしさも。登山家のやる登山に比べるべくもない感動ではあるでしょうが、それでもその感動の一端を共有できたのではないかと思います。父親が愛した登山を、自分もまた行ってみることで、祐一の魅せられたものに対する共感を得、また自分の限界を悟り祐一の穂高縦断には同行しない加奈美。祐一と価値観を共有できた一瞬であったのに、その後の悲劇を知る身にはやるせなくせつない展開でした・・・。

祐一の穂高縦走中に起こった遭難事故。その事故の原因を作った学文路聡。彼に対して恨み言を少なくとも表向きには吐露することがない加奈美。それどころか聡の良心の呵責に対して配慮する彼女。ほんっとに健気で大人な女の子だったのね。主人公とバカやっている彼女とはまるで別人です。無論聡に対する恨みの念が全く無いはずもなく、冷たい態度は如何ともしがたいですが。しかし・・・このときの聡に肉体の中には、主人公、祐一の魂が入っているんだよね。被害者なのに加害者として糾弾を受けねばならない不条理。特に私の一押しキャラ、渚から怨嗟の言葉を投げかけられた時は正直ダメージきつかったです。(^-^; まさか聡の体の中に祐一の魂が入っているなど言えるはずもなく、言いたいことも言えないもどかしさは私も共有するところでした。

自分の軽率な行動で、祐一達を不幸に陥れた良心の呵責から、聡は自分の肉体を祐一に提供、自分は消滅することを切に望む。だがその余りの自分自身の肉体への執着のなさが、逆に彼が思うような展開に持っていけなくすると言う皮肉な事実。魂が融合して祐一でも聡でもない、全く別の人格になってしまう危険性が高まってしまう。祐一には失いたくない絆、加奈美との絆があるが、聡にはそれがない。だけど聡に対して失いたくない絆をもつ人は存在するわけで。彼の婚約者、美雪や、彼の父親がそう。聡が自分の肉体に執着しないことは、彼の事情から理解は出来るにせよ、そう言った彼の周りの人の彼に対する想いの部分をもう少し本編の方で見せることが出来たのなら、聡と祐一のカルネアデスの舟板的葛藤も見られたわけだし、一押しシナリオとなったことでしょうに。この辺が残念ですね。

焦りすぎた祐一が加奈美をレイプしてしまうバッドエンド。いくら魂が祐一でも、肉体は聡。加奈美にしてみれば恋人を奪った男からレイプされたようなもので二重の屈辱でしょう。ただ事前に祐一から「聡の体に祐一の魂が入っている」という事情、完全に信じぬまでも聞かされている琴が、彼女の感情を複雑なものに。レイプされていたにもかかわらず、体は感じてしまっていた。祐一以外の男に抱かれて体が感じてしまったという罪悪感から、「聡を祐一として扱うしかない」と言う加奈美の心情の描写は、バッドエンドながら見事と感嘆しましたね。レイプされた女性の心情の描写が心痛かったですけど。(汗

トゥルーヒロインらしく、ハッピーエンドが二つもある加奈美シナリオ。聡がルーやサイファに頼んで、彼の魂を転生させることで、祐一に聡の肉体を譲り渡す展開と、一度は祐一と聡の魂が融合、まったく別の人格として記憶を失った祐一らが、再び加奈美の琴を穂高の山で彼女と再会した時に思い出す展開。私としては後者の方が好みですね。正直泣けましたし。(/_;) ただ聡の琴を好きな美雪の琴を考えれば前者の方がより大団円的な展開なのですが・・・。

因みに蛇足ながら、穂高登山の時、渚ちゃんをフォローする慶生を見て「人が留守にしている時に妹にちょっかい出すなゴルァ!」と思ったのは当然のことである。(笑)

 

高鷲 渚

主人公、高鷲 祐一の実妹。ええ、実妹デスとも。彼女が喰えると言うことで本作をプレイした私であります。(笑) 登場したての頃、制服姿にエプロンな彼女を見て、朝食より沙希に渚ちゃんを食べたいな〜と思ったのはナニも私だけではないでしょう(笑)ガス

引っ込み思案で言いたいことを言えない女の子だけに、守ってあげたいと思わせる部分がホントに大きく。しかもお兄ちゃん大好きブラコン少女で、子どもだと思っていたのに、自室で兄を想って一人えっちに耽るとあっては、彼女を恋人にしないのは人の道に背くと言い切りましょう。(巨大勘違い野郎) それにしても・・・いくら泳ぎが苦手だからって、海に行くのにすくみずはないでしょすくみずは。(笑) いあ私だったら大歓迎だけどさ(大爆笑) しかも割に祐一もマニヤなようで、妹のすくみず姿に女を感じているし。おお同志よ(笑)ガス

腐れ縁の加奈美とは違い、割に渚は自分の兄に対する想いを伝えるシーンが多いですね。ただ、実の兄妹だけにストレートな告白が出来ないのが切なかったです。(/_;) クリスマスの夜、主人公からプレゼントされたドイツ製の料理器具に喜ぶ渚の告白「あたし・・・ずっとお兄ちゃんに食べて欲しい」「ずっとこのまま・・・お兄ちゃんと一緒に暮らすの。」「それで・・・お兄ちゃんにあたしの料理、食べてもらうの」主人公じゃないが、このセリフがナニを意味するかなんて分からないヤツはいないでしょう。(/_;) こういう遠回しの告白しかできない彼女が健気で愛おしくて・・・(/_;)

正月。せっかくの目出度い日が、渚にとっては最悪の日に。暴行魔に襲われかけたところをかろうじて祐一達に救われる。慶生の様子が変であったけど、あの時は私も、彼が渚が襲われているところを見ながら、身がすくんで動けなかったそのばつの悪さを誤魔化していたのかと思ってました。 恐怖がさめやらぬ渚の為に、手をずっと握ってあげる祐一。これも良いシーンですけど、私なら一緒におねんねするね。(ぉ いあ、いやらしい琴抜きでさ。(笑) 妹を子どもの頃のように抱きしめながら寝てあげれば、渚ちゃんの恐怖も大分薄れると思うんで、こっちの方が私としては嬉しかったの。(/;)

兄に恋する妹が言うお約束のセリフ。誕生日プレゼントを買いに渚とデート?しているときの、祐一の腕をとって組んだ渚が「こうやっていると、恋人同士に見えるかな?」 こんな萌えなセリフ妹から貰っていながら、なぜ「どこから見ても兄妹だろ?」なんてセリフがでてくるんだよ!(^-^;>祐一  チェスのコマで、祐一をルーク、自分をクイーンに例えた渚。兄妹であるが故に恋人同士にはなれない自分たちを悲しげに比喩する渚を慰める術がない祐一には歯がゆさを感じるシーンでありましたね。私ならソッコーで(以下沈黙)バキ

卒業式の後、主人公は渚へ愛の告白。無論ストレートに愛していると言えないのが切ないですが、言葉を上手に使って、告白と全く同じ意味のセリフにした祐一って実は結構やるモンだなあと。(笑) しかし、誰もいないとは言え、校舎内で兄妹でキスをするなんて良い度胸しているなと。 誰にも秘密にしなければならない関係なのに、誰かに見られたらどう言い訳すんだい。(笑) 本来ならその後家に帰ってえっち三昧の日を送るはずなのに、無粋なソフ倫コードの存在がそれを許しません。(/_;) 何とかこの辺の規制を緩和して欲しいよなあ・・・(ぶちぶち

さて、今までは慶生の琴は敢えて余り触れないようにしていたのですが、これからはそう言うわけにも行かないので。(ぉ 渚に恋をした男は、祐一の親友の一人、我孫子慶生。しかし彼は渚シナリオではイヤなヤツぶりを発揮しまくっているんだよねえ。(^^; 陽子シナリオでもその一端を見せてはいたけど、渚シナリオではイヤなヤツぶりMAX。紘太郎や祐一にコンプレックスを持っていた慶生。それについては同情の余地もあるし、入院の時の慶生の扱いをみれば、彼のざらついた感情も理解できなくはないです。入院中ほとんど自分を見舞ってくれる人がおらず、しかも自分は大部屋。友人の紘太郎は個室で、しかも陽子がつきっきりでいてくれているというのに。自分が勝てないと思っていた祐一が、自分の体の中にいないと生きていけないと言う状況になって、初めて優越感を感じたものの、自分が想っている渚は自分には全く目もくれず。ブラコンの渚が、兄の死で少しは自分を見てくれるかと思っていた慶生にしてみれば面白くはないでしょうね。しかし、自分の体を共有する形で、まだ祐一が生きているにも関わらず、そのことを伏せて祐一が死んだのだから自分を見てくれと渚に強引に迫る慶生の姿は、誰も評価はしてくれないでしょ。(^^; 渚寝取られ&陵辱シナリオで分かる事実に、正月の暴行未遂事件が、実は慶生が仕組んだことだったと言うのがありますが、如何に自分に渚の気持を向けさせようと焦っていたとは言え正当化できることではないでしょう。あの事件では渚の心が傷つきまくりだったのだから。慶生が渚を陵辱した部分でも殺してやりたい位なのに、渚をほかの男に襲わせる展開には、如何に狂気に蝕まれていたとしても彼を許せる範囲を異次元まで超えています。 他の女の子狙いの時ですら、渚にちょっかいを出す慶生には良い感情が無かっただけに、ココまでイヤなヤツを演じられるともう手の施しようがありませんね。  口に出すのさえ疎ましいバッドエンドの展開を見せつけられたゆ〜ちゃん☆が、「妹erになんか恨みでもあるのか〜」とスタッフを罵倒したとしても人として当然のことではないでしょうか。(ぉ

渚トゥルーエンドでも、加奈美シナリオのようにすっきりとしたハッピーエンドとは言えない状況。如何にイヤなヤツだったとは言え、慶生の犠牲の上に成り立った幸せですからね。まあ最期の最期で、狂気から解放され、祐一の親友として死んでいった慶生・・・と言う展開には少しは救われましたけどね。兄妹のままでは結ばれることがなかった祐一と渚。祐一が慶生となることで、兄妹の絆を失ったことで、結婚が出来たわけです。その意味では慶生は恩人な訳ですね。ただ、同じく実妹との恋愛をも扱っている「ALMA〜ずっとそばに・・・〜」での、十崎 由衣のセリフを至言と考えるゆ〜ちゃん☆にとっては、失った兄妹の絆を、結婚という方法で取り戻しただけと言う見方も出来るわけで。(^^; まあ私がひねくれているだけでしょうけど(笑) ただ、なぜか慶生の体の中に祐一の魂が入っていると言う琴を、加奈美が知っていたわけで。その上で渚と祐一の兄妹婚を祝福する加奈美。欲を言えばこの辺もう少し膨らませて欲しかった。加奈美だって祐一のことは好きだったはず。兄妹の結婚というモラルに反した行為を見て、嫉妬も入って三角関係になれば、私としては嬉しかったもんで(笑)ガス

渚や祐一が、兄妹の道ならぬ恋に堕ちた一つの要因に、両親の長期に渡る不在と言う側面があるでしょうね。両親の不在について不満を吐露する主人公に、その寂しさが滲み出てましたし、まだ精神的には大人になりきってない渚にしても同様でしょう。ただ、渚は方は祐一が一緒にいてくれていればそれで満足し、寂しさを感じることがなかったようですが。意外に思ったのは、子どもだと思っていた渚が、なぜ兄のことをココまで好きなのか、自分自身のその想いの理由をしっかりと自覚していると言うこと。慶生との会話の中でそのことが示されてますね。成熟と未成熟の共存も、渚の魅力の一つなのかも知れません。

両親不在と言うことと、回りの人間の誰にも気づかれて無いということもあり、渚と祐一の禁断の愛は、背徳感というものとはほとんど無縁でしたね。唯一事情を知っている加奈身も、敢えて二人の仲を裂こうとは想わなかったようだし。それはそれで二人にはハッピーなのでしょうが、禁断の愛にはやはりクリアすべき障害がないとつまらないと感じたゆ〜ちゃん☆でありました。(ぉ


恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの (PCゲーム Windows98/ME/2000/XP CAGE)

プレイ開始  2003−08−31
プレイ終了  2003−09−06

主人公、「志木 春人」(名前変更不可)は下に三人の弟妹がいる、とある大学生。 ある時一番上の妹「志木 千夏」(しき ちなつ)の部屋から喘ぎ声が聞こえてくる。気になって部屋を覗くと自分を想って自慰に耽っている妹の姿が・・・。それまではごく普通の兄妹としか想っていなかったが、その光景を見た時から、兄妹とは別の感情が主人公の心の中に芽生えていく・・・。そしてその気持ちは、弐番目の妹「志木 美冬」(しき みふゆ)や、外見女の子の様に可愛い弟「志木 秋巳」(しき あきみ)らへの想いもまた変化させていった。兄弟妹間の思いを越えてしまった四人の感情の行く末は・・・?

 

本作はろりげ〜の大家(笑)「RUNESOFT」のセカンドブランド「CAGE」がリリースしたゲームっす。無闇に長ったらしいタイトルを読んで字の如くな本作、妹erを自称する身としてはプレイしないはずが無く(笑) またRUNEのセカンドブランドだけあってろりろりなCGですからねえ・・・。本作のリリースが決定した瞬間から、私がこのゲームをプレイすることはもはや宿命と言っても良かったでしょう。(ぉぃ ただ一抹の不安が。CAGEって過去の作品にも「ショタキャラ」を混ぜ込んでいるんですな。(w CAGE初期のゲーム「純愛GirL」では不意打ちを食らって感情の整理に少々手こずりました。(笑) 今回は最初から弟と明記しているので心の準備は出来ていましたけど、それだけに攻略に躊躇せずにはいられなかったという側面も・・・。その躊躇い故に、更なる苦悩に苛まれることになるわけですがね・・・(ぐふ

ユーザーインターフェイス

十分満足できる出来ですね。MSGスキップは既読スキップ、もしくは無差別スキップを設定で選択でき、バックログ参照もボイス付きで可。ゲーム設定が細かくできる仕様で自分にあうカスタマイズが可能になってます。セーブ&ロードも随時行え、40カ所のセーブ領域があり、またサムネイル画像付きなのでどこのセーブ部分かが一目瞭然。しかもクイックセーブ&ロード機能も搭載。本作は1プレイが短い割に異様に難易度が高いため、これらの機能は有り難いっすね。CAGEオリジナル設定「妹」「兄」等に「義妹」「義兄」とルビを振る機能も健在(ぉ。デフォルト設定ではONになっているので、ソッコーでOFFにしたのは人として当然のことでしょう。(爆笑) 

オマケ

CG集、音楽集、えっちしーんリプレイ。必要にして十分な構成。えっちしーんリプレイはかなり細かく載せているため、えっちゲーとしての機能は十分な物がありますね。(笑) それにしても・・・ゲームタイトルも十分長ったらしいですが、BGMの題名まで長ったらしいんですな。(爆笑)例えば・・・「ライバルがいるの……ちょっとだけ私がリードしているかな?なんて。でも油断は大敵。お兄ちゃんてば自分で思うより結構もてるんだゾ?」 しかもその長ったらしい題名通りの曲のイメージだったりするから尚笑えます。

BGM

PCMによる演奏。出来は及第点ですね。ただ突出した出来とは言えないので、作業中のBGMとして使える程ではないですね。私としては。(^^; それと曲が9曲しか無いというのはちょっと物足りないです。まあ1プレイの時間が短いゲームなので、あまり曲数を多くする必要もないのでしょうが。ただ前述の通り「タイトルが無闇に長い」という特徴はあります。笑いのネタとしてはまあいいんじゃないかなあと。(笑) 

CG

うろたん氏原画。ハッキリ言って超ろりの可愛いイラストですね。(笑) ろり好きの使徒になら文句ない出来じゃないでしょうか。 ただイラスト自体には問題がないのですが、色塗りがちょっと淡い為に、口と鼻がよく見えず表情の変化が分かりづらいのが困りもの。色塗りが淡いのも、ゲームの雰囲気を表す物でしょうからそれはいいんですが、それに伴う不都合の部分はちょっと考えて欲しかったかなと。しかし・・・でてくる女の子みごとにぺったん・・・だね(爆笑) 一番年長の千夏でもようやくふくらみかけ・・・と言ったところだし、一番年少の美冬にいたっては言うに及ばず。(笑) ランドセルにリコーダーまんせ〜(爆笑)バキ

ボイス

ヒロイン(秋巳含む)のみフルボイス。父母は声無しです。まあお二方は千夏シナリオ以外ではほとんど活躍しないので・・・。(ぉ 演技は及第点と言ったところですね。秋巳クンの演技が上手過ぎでなお苦悩が増したという(^^;(笑)バキ キャラクターの性格そのままの長姉が幼い口振りで、末娘の美冬が大人びた口調という縁起は良くできているようですね。勿論喘ぎ声も・・・(うひ

えっちしーん&シナリオ

本作はタイトルそのまんまの、えっちしーんを楽しむゲームであり、シナリオは勿論存在するのですが、えっちしーんの要素が濃すぎ、正直シナリオの薄さが気になる・・・と言う所が強いため、二つを統合して評価します。まずえっちしーん・・・ハッキリ言って濃いです。(笑)えっちしーんの為のゲームなんですから当たり前でしょうが(笑) し〜し〜やおもらしはもとより、ア○ルセックス、ちょっとしたSMプレイ、体操着、すくみず、制服ふぇち、ニーソ靴下付き足コキ、極めつけはショタと。よ〜もこれだけCD−ROM壱妹のゲームに詰め込めたモンだと感心します。(笑) テキストに「義理」とつけているだけで、実際どのような経緯で義兄妹となったかが描写されていないので、義理の兄妹とは言っても表向きだけで、なにげに実の兄妹っぽいです。(ただし秋巳については冒頭で義理の兄弟を示唆)  ですから近親相姦のタブーに苛まれながら密かにえっちにはまるシチュエーションの描写はなかなかのものです。 ただ兄妹の中での恋愛という、本来なら許されない関係に対し、その他の妹たちが止めるどころかむしろ勧める程、理解が良すぎるため、そのタブーが持続しないと言う欠点がありますね。(^^; 禁断の愛はやはり止める人がいないと面白くないよね。(ぉ

ゲームプレイ冒頭で、兄を想いながら自慰に耽る千夏・・・と言う所から始まる本作ですので、誰のシナリオに入るにせよ、千夏からえっちするという展開となります。で、千夏以外の女の子と結ばれると言うことは、必然的に千夏を振ることになるわけで。妹の誘惑に乗った兄というシチュエーションは情けなくはあれ、喰った以上は最期まで責任取れよなと思う私としては、千夏シナリオ以外の主人公は正直ヘタレとしか思えませんでしたね。(^^; 千夏も恥ずかしい方法で誘惑するほどに兄のことが好きでありながら、あっさりと諦めすぎ。姉妹間の修羅場を見たかった身としてはこのあたりは物足りなさを否めませんでしたね。(笑)バキ

各々のキャラのシナリオでは純愛系のシナリオですが、ハーレム系のシナリオだと鬼畜系ですな。(^^; まあ妹三人(秋巳含む)を全部お嫁さんにしようとするその行動が鬼畜じゃないとは言えないですけど。(笑) ただ正直このシナリオでは思ったより右脇腹の浪漫が廻らなかったのも事実。(^^; 主導権を千夏に取られるわ、妹たちの「はじめて」を沙希に千夏にとられるわと、主人公が情けなさ過ぎるから故なんですが。(お とは言え、乱交ぶりの濃さはすばらしく、特に秋巳くんの「ナニの付いている女の子」という部分を生かした所は素晴らしい。姉妹丼の新境地を見つけた気分ではあります。(笑) ただ、主人公と妹たちは義理の兄弟でも、妹たち(秋巳含む)は実なのでは?それで乱交したらやばくない?(^^; ソフ倫の近親相姦の描写禁止は同性愛には適用されないようだけど、秋巳クンは精神的にはともかく肉体的には男の子。精神が女の子ならOKなのかな?
また鬼畜と言えば、主人公は妹たちとのえっちにのぞみ、言葉嬲りも行っている。その中でちょっと違和感を禁じ得なかったのが、ア○ルをさす言葉である「ケツ穴」。余りにも下品すぎて女の子にそう言う言葉を言わせるのは止めて欲しかったぞ。(お>主人公。 下品すぎる言葉を女の子にいくつも言わせている所は、そう言うのを嫌う人にはちょっとマイナスポイントとなりそう。

本作のメインヒロインは千夏のようですが、どうもトゥルーヒロインは秋巳クンっぽいですね。(^^; まず他の妹たちが、千夏はちょっと気が強く、美冬が末っ子で甘やかされたところもあるせいか少し我が儘とややクセのあるキャラであるのに対し、秋巳クンは料理炊事等家事は万事OKで、かつ、素直に兄を慕ってくれる優しい女の子(ぉと、妹として一番理想的なキャラクターなんですなあ。女装した姿は女の子以外の何物でもなく、野郎とえっちしているなんて雰囲気はみじんも無し。良いトコ「ふたなり」の女の子というイメージでしょうね。世のショタ萌えの使徒達が彼女(ぉに心奪われる理由がよく分かります・・・。(ぐふ  せめて「ふたなり」の女の子であったなら、遠慮無く彼女(ぉに対して萌え〜☆と言えたのにねえ・・・つくづく女の子専用機な、一般人な自分が悔しい。(ぉひ

本作は初めから妹&ろりしょた萌えの使徒達に向けたゲームですので、それ以外の人がプレイすることは考えなくても良いでしょうね。で、その属性所持者にとっては本作をプレイしない理由を探すのが難しいでしょう。(笑)  故に本作は「ハマリゲーム」に登録でし。(笑) 色々と細かい不満はありますが、右脇腹の浪漫を光速回転させてくれた実績がありますし〜(爆笑)


僕と彼女とココロの欠片 (PCゲーム Windows98/ME/2000/XP MilkyKiss )

プレイ開始  2003−08−16
プレイ終了  2003−08−19

主人公、「日高 直樹」(ひだか なおき 名前変更不可)は、妹の日高 悠(ひだか ゆう)と父親の三人暮らし。三年前までは瀬戸内海にある、とある町に住んでいたのであるが、父親の仕事の都合で現在いる都会に引っ越してきた。同級生の宇佐見 響子(うさみ きょうこ)とその双子の兄、宇佐見 司(うさみ つかさ)とはバカもやる親友同士。(笑) 昔、母親を事故で亡くすという辛い過去がある直樹であるが、良い友人に恵まれたこともあり、楽しい学泉生活を送っていた。 そんなある時、父親が転勤で遠い外国に行くことに。学校のある直樹や悠を連れて行くことは論外であるため、父親は一人寂しく単身赴任する羽目に。こうして直樹と悠、兄妹二人きりの生活になった。

兄妹二人きりの生活。そんな中二人は互いを、些細な出来事の積み重ねでだんだんと異性を感じるようになり、ついには実の兄妹同士では許されない琴と知りながら結ばれてしまう。永遠の愛を妹である悠に誓う直樹。二人は許されない愛を他人の目を憚りながらも育んでいく・・・はずだった。 だがある時直樹は思いだしてしまう。自分は本当は3年前に死んでいたはずだったことを。それをとある女の子からココロ(命)を分け与えられることで蘇り、今を暮らしていることを。しかしこの状態が続くのも3年間のみ。それを過ぎるとココロを分け与えた女の子は死んでしまう。それを防ぐには、自分に分け与えられたココロを彼女に帰さなければならない。しかしそうすれば自分自身の命はない。 そのことを思い出した直樹は、矢も楯もたまらず電車に飛び乗り、自分の故郷に帰っていった。永遠の愛を誓った、最愛の妹を捨ててまで・・・

故郷で直樹を待っていたのは、従姉で、幼い頃、自分を弟も同様に可愛がってくれた榊 明日香(さかき あすか)。その明日香の旅館で世話になっている、病弱だがそれに負けないで頑張っている月代 まや(つきしろ まや)。小学校時代からの同級生で、直樹をなにかと(暴力的手段も含む(笑))助けてくれた白玉 杏子(しらたま あんず)。子どもの頃からずっと一緒に遊んできた中であるにもかかわらず、その出自は一切不明の少女、わかば。彼女らの中に、直樹にココロを分けた少女が居るのであろうか? またそうでないならどこの誰が彼にココロを分け与えたのか彼女らの中に知っているものがいるのであろうか。 直樹は自分の命が失われるのを承知でココロを女の子に返せるのか、それとも・・・

 

本作はMilkyKissの第二作目にあたる作品ですね。MilkyKissはデジタルワークスの1ブランドのようで。因みにデジタルワークスはどうも北海道出身らしい(笑) 北海道でリリースしたゲームを東京で購入、宅配便でまた北海道に持ち帰ったゆ〜ちゃん☆ってばいったい(爆笑) まあそれはそれとして、本作の存在を知ったのは、とあるチャット内で。実妹と禁断の愛に落ち、あまつさえ肉体関係まで結んでしまうと言う、妹erなれば目を付けないはずのない本作の存在を、妹erを自認するこの私が事前に全く気づかなかったと言うちょっとショックな出来事があったりしたのは内緒である。(/_;) ただこのゲーム、妹erな立場からすれば、「永遠の愛を誓った、最愛の妹を捨ててまで、ココロを帰す旅に出た主人公」という部分からしてすでに主人公から置いてけぼりを喰らってしまって居るんですけど。(爆笑) 如何に大義があるにせよ、妹を捨てると言う大罪を犯した主人公の言い訳ぶりを是非聞かせて貰いたいなと考え、本作を購入するに至りました。(笑)

 

ユーザーインターフェイス

必要にして十分なものが揃っており、満足できる出来ですね。MSGスキップは既読スキップ、もしくは無差別スキップを設定で選択でき、バックログも容量制限付きではありますが参照可能。画像エフェクトのON/OFFを設定で変更できるなど実に細かく設定が出来る使用となってますね。セーブ&ロードも随時行え、200カ所のセーブ領域があり、またサムネイル画像付きでタイトルも自動で付く上、さらに自分のメモ書きをも添付できるなど、とにかくシステム自体にはなんらの不満点は見受けられません。ただ、私の環境ではフルスクリーンにした後、ウィンドウモードにに変更しようとするとマシンが勝手に再起動してしまいました。(爆 しょうがないのでウィンドウモードでのゲームをする羽目に。また、ゲーム途中のムービーがなぜか再生されないと言う不具合もあったり。以上の不具合があったことを報告しておきます。

オマケ

CG集、音楽集、えっちしーんリプレイ及びエンディングリプレイ。これも必要にして十分な構成。(笑) ただ後述のようにえっちしーんが薄いのと、音楽に既存の音楽のアレンジものが多いと言うこともあり、あまりお世話になることが無かったような気が。(^^; CG集の方はコンプしたかどうかの確認のためには使いましたけど・・・

BGM

Ogg Vorbisなる音声フォーマットを使っているようです。どんなものなのか知らないためネットでちょちょいとググって見ますと、ようはMP3のような音声圧縮コーデックのようですね。で、BGMですが・・・本作の場合、ビートルズの曲とか、グリーンスリーブスとか、民謡、童謡など既存の曲が多数を占めているんですよね。演出上の効果を狙って使う分には問題ないのですが、それにしてもちょっと多すぎ。(^^; 既存の曲の場合、聞く人の固定観念などの影響を受けるため、雰囲気に合ってないと感じる人が出やすいのでは? 私としては雰囲気的に合っているとは思いましたけど、新鮮みに欠けたというもう一つの方の問題点がどうしても付きまとってきました。私の個人的な要望ではあるのですが、やはりゲームを作る以上、オリジナル曲で勝負して欲しいんですよね。新しい曲に出逢うというのも、ゲームをやる楽しみの一つなモンで。

CG

原画は「かつま れい」氏によるもの。Natural 0の絵師さんですね。ただあの頃から大分経過したこともあるのか、絵の雰囲気が変わっているように思えます。(^^; 顔が横に潰れている様な絵を描いているし。(^^; またこれは、かつま れい氏の責任なのかどうかは分かりませんけど、立ち絵での等身がちょっと変。(^^; イベントCGの方はかなりましだし、シーンによっては好みの絵柄もあったりするので、全然駄目という出来ではないのですが、満足できる出来とも言えませんね。(^^; CGの方には余り期待しない方が吉かと・・・

ボイス

本作は主人公を除けば、男性も含めてフルボイス。少年時代に限って言えば、主人公にもボイスがあります。これはいいですね。キャラによって声があったり無かったりすると、やはり感情移入がある程度削がれますので、男性でも手抜きをしない姿勢には好感を持てます。声優さんの演技の方は・・・肝心かなめの悠ちゃんの演技がちょっとアレでした(^^; これはちょっと痛かったな。(^^;。他の女の子のは水準点をクリアしてます。女の子のえっちしーんでの喘ぎ声にも十分萌えられる水準であると言い切りましょう。(笑)バキ

えっちしーん

ヒロイン一人に一つのえっちしーん。例外はメインヒロインの悠ちゃん。彼女だけ二つあります。ですがえっちしーん自体があっさり目であるため、えっち目的で本作をプレイすると失望することになりそう。(^^;; 悠ちゃんと主人公は、実の兄妹とは言え恋人同士なのでえっちしーんの描写そのものはあるのですが、テキストだけでの描写であり、CGが前述の二つ以外には無いんですよね。仮にも18禁ゲームとして売り出されている以上は、これはちょっといただけないですね。(^^; 

 

シナリオ

本作のシナリオは基本的には一本道。なんと序盤、、中盤、終盤までほとんどが一緒であり、クライマックスのシーンでようやく攻略した女の子の独自シナリオに入る形になっています。つまりは共通シナリオがほとんどなんですよね。シナリオ自体は十分なボリュームがあるのですが、共通シナリオが多いが為にスキップを駆使するとあっという間にシナリオが終わってしまいます。この部分が本作のシナリオの薄さを感じさせる要因になっているのは否定できぬ事実でしょう。正直なことを言わせていただくと、ヒロインを6人も攻略できるようにした結果がこの事態を招いたのだとするなら、むしろ攻略可能なヒロインの数をメインヒロインの悠ちゃんと、後もう一人の女の子に絞るべきだったのではないでしょうか?(^^; 共通シナリオが多いと言うことは、欠点にあげる人は多くとも、利点にあげる人は皆無だと思いますが如何? そもそも妹に永遠の愛を誓ったはずの主人公が、妹、もしくはココロを分けた女の子以外の娘に恋に落ちる・・・と言う設定自体が厳しすぎなのですから。実際プレイしていても、悠ちゃんやココロを分けた女の子以外のシナリオだと、浮気な主人公に違和感が大きく、また二人のヒロインが可哀想で変な方向で切なく痛かったくらいだし。(爆

このレビュー序盤でも私が言及しているように、プレイ前からプレイヤーを置いてけぼりにするという稀有な素質を持つ主人公(笑) 思うに彼は直情径行プラス発作的という性格なのでしょうね。物事を深く考えもせずドンドン前に進んでしまい、進んでしまってから自分の行動を顧みる。こんな所でしょうか。お陰で妹も友人も振り回されっぱなし。迷惑かけ放題。そもそも主人公を激しく想って、主人公無しでは生きていけぬとまで言っており、実際捨てられたと思いこんだ妹が廃人同様の姿になっているのを見ておりながら、なんで妹から目を離せるかな〜と。(^^; 大体禁断の愛ってのは、なにかあったとしても誰にも助けを求めようがないんだから、相手は人一倍その関係が壊れることを恐れるはず。大事に思うのならそう言う不安を持たせるべきじゃないと思うのだが。(ぉ 他にも妹なり、他の娘なりと恋人同士になっておりながら、それでもココロを帰すときっぱり言い切るところなんぞ、主人公を慕っている恋人の立場を全然顧みてないとしか言いようがありません。いや〜かな〜り問題のある性格の持ち主な主人公と言わざるを得ません。(^^;  主人公はプレイヤーの分身にあたるわけであり、このような突出しすぎた性格を持つ主人公を据えてしまうと、プレイヤーの感情移入を妨げられる危険性が高いと考えられるのですけど。(^^;

主人公がこれなら、女の子、とりわけ悠ちゃんと響子ちゃんの性格も結構クセがあり。(笑) 悠ちゃんてば電波が入った言動はするわ、しかも粘着質だわと、並の妹erならまず引いてしまう性格。まあ粘着質の方は、彼女に秘められた切ない事情の成せる業のため許せることだし、そもそも私自身、粘着質の妹は大好きだから、私個人の方としては一向に問題はないんですがね。(笑) 響子ちゃんは異様にお節介焼き。悠ちゃんを実の妹のように可愛がっており、主人公が悠ちゃんをちょっとでも冷たくあしらうと、烈火の如くの怒り。冷たくあしらう主人公が悪いとは言えちょっと激しすぎる性格の持ち主ですね。響子ちゃんは。プレイ前に持っていた響子ちゃんのイメージが180度変わったくらいです。(^^; 

本作は太宰治の「走れメロス」をオマージュしているそうです。もし人のココロ(命)をあげたり分けたりすることが出来るのだとしたら、人はどういう行動を取るのか?と言うシナリオの原点に付いては画期的なものだと思います。しかしながら残念なことにその素材の良さを完全に料理し切れているとは思えないんですよね。(^^; まずシナリオごとで設定のブレがあり、あるシナリオでは関係者全員が助かっていながら、別のシナリオでは助かったのは一人だけ。助かる方法があるんだったらそれをやればいいじゃんと思わされてしまうと、折角の泣きゲーなシナリオも色あせてしまいます。プレイヤーに妙な葛藤を与えるくらいなら、全員助かるシナリオなど用意せず、いっそのこと切なさが残るもので統一すべきでは無いでしょうか。また主人公や女の子達の自己犠牲のシナリオに持っていくのは良いんですよ? ただ主人公や女の子達と、その他の人達との繋がりに付いての描写が弱いのが気になりました。例えばあるヒロインが自己犠牲の精神を発揮したとして、女の子自身の方は覚悟を決めているから良いとしても、女の子を苦労して育て、目に入れても痛くないほど可愛がってきた両親の立場はどうなるわけ?(^^; 人の命はその一人で完結してる訳じゃありません。その人の前後左右には、その人に関わる多数の人たちの繋がりがあるんです。その中でも太く大きな繋がりの一つが両親との縁というわけで。あるヒロインが犠牲となることを決心したとしても、そのヒロインの縁者の気持ちを考えれば、決心も揺らぐというものではないでしょうか。縁者の方だってそう言うことをすることに強く反対するに決まっていますし。そう言う葛藤をもう少し描写すべきだったのだと思うのですね。

本作のテーマのもう一つに「あすなろの木」というのがあります。あすなろは明日はヒノキになろうと努力する。その努力が例え無駄に終わったとしても、努力するその姿が美しいのだ、と言うあれですね。そのテーマに従うからこそ、何とか努力して、努力して、だけど結局叶わなかった・・・と言う切ない展開を主とするストーリーに仕上げたことは理解できます。ただ、とあるヒロインであったような、「うまく行った・・・これで助かるんだ・・・と見せかけて、結局駄目だった」という展開を見せるのは、どうか勘弁してください。(/_;)(笑) なまじ妙な期待をさせられ多分、その反動で奈落の底に突き落とされるような気分でしたよ。ええ。(げふふ

本作は着眼点はお世辞抜きで見事なものでした。ただ残念なことにシナリオの薄さからくる説明不足が致命傷となった所がありますね。シナリオを重視するゆ〜ちゃん☆としては、本作を無制限に勧める琴は出来ませぬ。よってハマリゲームに登録は致しません。しかしながら、実妹とのえっちありの恋愛(無論逃げ道はあり)を描写したソフトハウスの度胸は素直に褒めたいですね(笑)バキ 妹erなら本作のゲームはデフォとしたいです。(笑)

 

 

さて、以下は恒例キャラ別感想。ネタバレを含むので、気にされる方は読み進めないでください〜

 

 

 

白玉 杏子

回想シーンではまるっきり男の子(笑) 女だてらに空手をやっており、髪が男の子並みに短かったもので、余計そう見えるのですな。それが久方ぶりの再会では女の子らしい髪型をしているモンだから顔が分からなかったわけであり。つくづく女は魔物・・・(^^; まああの年頃だと、元気いっぱいの女の子の場合、男と女の区別が付きづらいということもありましょうが、見事な美少年ぶりを見せております。(笑)ドカ で、今はツィンテールが見事にチャームポイントになってますな。(笑) 主人公のことが好きだと言うことが、隠しているはずなのにバレバレというのも可愛くてぐっど。

彼女のモットーは、「運命と諦めず、無駄と知りつつ足掻く」 彼女はいつでもそうやって自分の願いを成就させてきたわけで。ヘタレな主人公に彼女の爪のあかを煎じて呑ませたいくらいでございます。(ぉ しかしこんな良い娘が主人公のどこに惚れたんだろう・・・余りにも情けないからこそ母性本能くすぐられた・・・と言うあたりが一番近いかな?(ぉぉ

彼女のシナリオを一番最初にクリアした私ですが、お陰でこのゲームが一筋縄ではいかないことをいち早く悟らされたわけであり。 だってねえ・・・みんなからココロ(命)を集めてきたことによって、明日香さんや悠ちゃんが助かるのだ・・・と普通は思うでしょうが。(^^; でも現実は二人ともココロを主人公に捧げることを選択してしまっており、今更引き返せないため行き帰りの役には立たなかった・・・なんて聞かされては「なんじゃそりゃ〜」と深夜にも関わらず叫んでしまった私を誰が責められるというのでしょう?(ぉぃ 結局二人は主人公の故郷の地を守る小さな神?の様な存在、わかばのような存在となっていつまでもみんなを見守っていく。それがみんなのココロを受け取って存在を失わずに済んだ二人の行く末らしい。これをハッピーエンドと言えるかどうかはプレイヤー次第なのでしょうが、私はやるせなくて仕方がなかったですね。いくら可愛いからって杏子ちゃんに浮気した主人公が許せなかったり(ぉひ

 

月代 まや

出ました。病弱少女。(/_;) 不治の病を患っており、本人には聞かされてはいないが、余命はもう幾ばくもない。悪いのですがこの設定を見た瞬間、彼女がどんな行動を取るか手に取るように分かってしましました。(^^; 生まれてすぐ捨てられて、施設で育った彼女。生まれつき病弱のため回りの人たちの世話をかけることがおおく、それが故に回りの人たちに対して必要以上に気を配るようになってしまった。そんな彼女だもん。好きになった主人公に対して「自分のココロを捧げる」と言い出すのは火を見るより明らかじゃないですか。(/_;) 

彼女は結局、自分の命を縮める琴を恐れず、夢だった祭りに参加することに。本来の祭りは既に終わっているため、彼女のためだけの祭りを、主人公達みんなが協力して開催することでその夢を叶えることに。このあたり本当に良いシナリオです。だけどこの祭りの中で、まやちゃんが自分のココロを半分ずつ主人公と明日香に分け与えるなどとは思いませんでした。まさに不意打ち。(/_;) 私が本当に好きな悠ちゃんや明日香さんが助かったのは嬉しかったけど、その代償がまやちゃんのココロでは・・・どうにもやるせませんでしたね。 

エピローグ部分では、主人公がまやちゃんを偲んで、遊園地に行っているシーンを描いています。最初は主人公が、まやちゃんを偲んでいるシーンでしたが、途中でまやちゃん・・・復活しましたか?悠ちゃんの時と同様に? それとも主人公のまやちゃんを偲ぶココロが生んだ心象風景? もし奇跡が起こったのならそう明記して欲しかったなあ。安心できたから。(/_;)

因みにまやちゃん、他の女の子のシナリオでは、心肺移植を受けるために渡米するんですよね。てことは・・・まやちゃんシナリオでは、まやちゃん、死ななくても良いのに死んでしまったことになるんじゃ。(汗 まあ、まやちゃんの尊いココロを主人公のために捧げているわけだから、どのみち心肺移植は無駄になるんだろうけど・・・(^^; 後、心肺移植って、私の知る限り米国で受けたりする場合数千万円単位の手術費が必要だったはず。かの国では公的保険制度はないモンで。 どうやってそんな大金工面したのだろう・・・と突っ込んでみる。(ぉひ!

 

わかば

正体不明の謎の少女。実は彼女は人ではなく、数百年前に主人公の故郷にあった村を守るために龍神の贄になった女の子。贄となって以後、彼女が植えたあすなろの樹と共にこの地の子どもたちを見守ってきた訳で。そう言えば私も聞いたことがあるけど、昔から子どもたちが集団で遊んでいる時、その中に一人だけどこの誰かか分からない子が混じっていると言う話がありますな。みんなはその子がいることを何の不思議に思わないのに、でもその子の正体は誰も知らない。そう言う妖精なり妖怪なりの話。結局彼女もその類だったわけですね。

美奈を見守っていく彼女が持つ、ある人のココロを別のある人に分け与える力。彼女が苦悩するとおり、この力でみんなが幸せになっているわけではなく、むしろ苦悩をもたらしているだけと見える部分がありますね。でも彼女のその力があったからこそ、主人公には死ぬまでの3年の猶予が出来たわけで。3年は短いかも知れないけど、だけど主人公はその三年を十二分に楽しく暮らせたわけで。なれば彼女がやったことは決して無意味ではないですな。そうきっちりわかばに言えた主人公は珍しくえらいと感じました。(お

わかばシナリオでは、主人公はあすなろの樹の中にわかばとともに入り込み、その後転生した姿で再び姿を現す。わかばはどうだったのでしょうね。主人公同様人として再び転生したのでしょうか?だとするなら悲しいながらもある程度はハッピーエンドと言えるのですが・・・

シナリオとしては悪くはないのですが、残念ながら主人公が悠ちゃんや明日香さんを差し置いてまで、なぜわかばに心惹かれたのか、その経過を描写した部分が薄いため違和感を禁じ得なかったですね。(^^; 過去のシーンでも、わかばとそれ程親しくおつきあいしている風でもないし、故郷に帰ってからも、わかばと話をする時は「ココロを分けた女の子に付いての話」 その程度のつきあいでどうしてわかばに心惹かれたのかな?(^^;>主人公

 

宇佐見 響子

主人公が都会に引っ越してきて以来の友人。ゲームを始める前の印象だと、少しおとなしめの絵が好きな少女・・・と言うイメージだったんですが、フタを開けてみると主人公をガンガンどつくわ憎まれ口はきくはとイメージボロボロに崩してくださいました。(/_;)(爆笑) でもそう言う表向きのフレンドリーなつきあいとは裏腹に、彼女は主人公のことが異性として好きだったわけで。素直になれないが故の憎まれ口とはまたずいぶんとお約束な。(笑)

どうも彼女は「年少者に対して限りない愛情を注ぐ」タイプのようですね。主人公が悠ちゃんに辛くあたった時に過剰とも言える非難をする所がまさにそう。主人公と悠に年頃の兄妹間では過剰とも言えるベタベタぶりを強要するかのような態度を見せるため、人によっては近親相姦を推奨するかと誤解されてますな。(^-^; ただ彼女が主人公を好きな以上、例え好きな人の妹ととはいえ、自分以外の女の子と性的関係を持って嬉しい女の子がいるはずもなく、響子が願う主人公と悠ちゃんの関係はあくまでも「仲がいい兄妹関係」でしょう。それをうすうす感づいたからこそ、主人公は自分と悠ちゃんの関係を彼女にもカミングアウトしなかったのだろうし。結局彼女は、自分と悠が三角関係にいたことなど知らなかったんでしょうな。知らぬは仏・・・(汗

クライマックス。主人公の考えがどうにも理解できなかった点。本当は悠ちゃんより響子の方に心惹かれてたと言う点はまあいいでしょう。永遠の愛を誓ったはずの妹よりも、更に大事な人を見つけたにもかかわらず、何故あっさりと「ココロを帰す」即ち、自分の命が失われても良いと言い切れるわけ?(^^; 死んでいく自分は良いかも知れないが、遺される響子の気持ちはどうなるわけ。(^^; そこを責める響子に躊躇する様子が見えない主人公は余りに自分勝手すぎるように見えます。 

結局わかばは、主人公と交わりを持ったことでこの地に迎えられた響子のココロをもって、かつていた世界とは全く違う世界に関係者を送る。主人公は響子や司と同じ地を故郷とし、悠ちゃんや明日香さんとは赤の他人。二人とも主人公に対して禁断の愛を抱いたことなど無かったことに・・・。響子との恋愛一筋に行けると考えればハッピーなのかも知れませんが、エンディングタイトルの通り、本来の故郷を失ったようなもので。すっきりとしたハッピーエンドとは少し届かないかも知れませんが、しかし誰も死んだ人がいないのでありますから、これはこれで良かったのでしょうな。しかし・・・とってつけたようなハッピーエンドなのが災いして、素直に喜びを感じなかった私は、ひねくれモンなんでしょうかね。(^^; こんな手で関係者を救えるのであれば、他のシナリオでもそう言う解決策を採ってくれよと(げふ

 

榊 明日香

主人公の二つ年長の従姉。そして本作のトゥルーヒロイン。物語は全て、彼女が瀕死の主人公を助けるが為に己のココロを分け与えたことから始まった。主人公に対し、彼が近親者であるが故の禁断の愛に密かに身を焦がし、主人公が彼の実妹である悠と恋人関係になっていることを知ってしまったその時、その秘めた恋心を告白してしまうシーンでこの私、すっかり明日香さんの虜となってしまいました。(/_;)(笑) だってこのときの彼女、凄く可愛いんですよね。二つ年上であることなど関係ないくらいに。いあ、二つ年上だからこそ、かえって可愛らしさ、いじらしさが光ったのかも知れませんね。と言うのも本作の場合、主人公に対して近親間の禁断の恋愛感情を抱いているのは悠ちゃんと明日香さん。明日香さんは主人公より年長だけはあり、近親者間の恋愛がいかに世間体が悪いかを熟知しており、それが故に苦しんでいたわけで。その告白が本当に切ないです。「想うこと自体が罪」と苦しみ、誰かにココロを覗き込まれたらどうしようといつも怯えて。対するに明日香さんよりずっと血が濃い悠ちゃんは幼さ故にか、それ程近親相姦に対する罪悪感を見せていません。まあ年齢は関係なく、世間体に対する二人の考え方の違いが出ているだけかも知れませんが。

主人公とはいとこ同士の明日香さん。血縁がある故にタブーに苦しんでいるというのに、その思い人は、自分よりも遙かに血が濃い相手と、即ち彼の実妹と結ばれてしまっていた。何という皮肉なことでしょうね。(^^; 実妹に対して恋愛感情持ってくれるのなら、従姉である自分に対してだってよかったわけだから。しかも自分の方がよほど救われる。いとこ同士は確かに障害が大きい。地域によっては完全にタブーとなっているところもあるし、そうでなくとも祖父母同士がいとこ同士だったなど、その家その家での事情がありますから。でもいとこ同士の場合、法律的には結婚できますからね。いざとなれば・・・と言うわけで。(お

主人公の初恋の相手だった明日香さん。何度も告白しようとして果たせなかった主人公。彼の方からの告白がもし成功していたなら、明日香さんの禁断の愛への苦しみから解放されたでしょうに。若しくはあの不幸な事故さえなければ、主人公と明日香さんは遠距離恋愛を育んでいたでしょうに。悠シナリオで明らかになる事実では、明日香さんはあの事故の前日、思い切って告白するつもりだったそうだから。自分の元からいなくなってしまう愛しい人に、せめて自分の気持ちだけでも伝えたいと思うのは恋する乙女としては当然のことでしょう。例え想いが伝わらなかったとしても、自分の元からいなくなってしまう人だから、気まずい想いをすることもないし・・・。つくづくハッピーエンドで結ばれて欲しかった二人でありました。(/_;) 

苦しい恋愛の体現者となった彼女。つくづく惜しむらくは、幼い頃の回想シーンでは、少なくとも私の目には、彼女の主人公への態度は、年少の弟に対して母親のように保護し可愛がる姉と言う形にしか見えなかったと言う琴です。多分主人公がメソメソしているシーンが多く、それを慰める彼女の姿しかインパクトがなかったからでしょうね。(^^; まあ主人公がメソメソしているのも、母親を失ったから・・・と言う事情があったりするんで、彼をせめるのは酷というものでしょうけど。(^^; 弟同様の男の子に、年長側の女の子が恋に落ちる経過、若しくは当時の彼女の心情をもっと多めに描写して欲しかったなとつくづく感じました。

キャラ的には妹の悠と同レベルに萌えているのですが、シナリオ的には一番受け入れ難いものでした。明日香シナリオだと、主人公と明日香さんはそれぞれのココロを、二人がもっとも愛し、大事にしていた女の子、悠に託し、二人は天に召されます。ココロの欠片を関係者全てに分け与えて。子どもの頃散々見た、「幸せの王子」とシチュエーションが似ているこのエンド、二人がやった行動が心中に見えてしまったせいか、プレイしてして本当にやるせなく感じました。みんなのココロの中に自分たち二人の琴がいつまでも残り、二人が愛し、大事にしてきた悠ちゃんは、自分たちのココロそのもの。肉体は滅んでも、ココロの中にはいつまでも二人が存在していると言う趣旨だったんでしょうけどね。いくら「努力している姿こそが美しい」という、あすなろの樹をテーマに据えているからと行って、悲しい運命をたどった二人にこんな痛すぎる結末迎えさせ、プレイヤーを鬱にしてどないせいっちゅーねんってトコですわ。(汗
他のヒロインでは救われている展開があると言うのに、メインヒロインたる明日香さんにはこんなエンドかい!とぼやいたゆ〜ちゃん☆でした。(ぉ

 

日高 悠

本作のメインヒロイン。私は彼女が実の兄である主人公と禁断の愛に落ち、あまつさえ男女の関係になってしまうと言う琴をきいてこのゲームを買ったわけであります。(笑)ガス ソフ倫は勿論、最近台頭してきたメディア倫でも血繋がりの3親等内の近親相姦は描写できないことになっているようなので、その辺をどうクリアしたのか・・・と言う興味深さも手伝い。ありがちなラスト付近での実は義理オチとか夢オチ等という手を使ってくるとは思えなかった訳ですが、確かに終始一貫実の妹でした。夢オチでもありませんでした。特に、明日香さんの告白の中でのセリフ「実の妹と結ばれていたなんて」というセリフで、完全に退路を断っていたと思ったんですよ。こりゃMilkyKiss会社畳む覚悟か?と思えば・・・なんと悠は母親を失った時の事故の時に一緒に死んでおり、今いる悠ちゃんは明日香さんが瀕死の主人公を助けようとした時に、その時に分け与えたココロの欠片が悠を思う主人公と明日香さんの気持ちによって、悠ちゃんの復活に繋げた存在だった。だから今いる悠ちゃんは明日香さんの分身であり、本物の悠ちゃんは、今でも冷たい海の底に沈んでいるのですね。その事実を知った時、どうにもこうにもやるせない思いに駆られたゆ〜ちゃん☆でした。(/_;) 愛しい妹が本当はこの世に存在して無くて、しかもいずれまた消えてしまうかも知れない存在だったとは。

肉体的にはともかく、精神的にはおそらくオリジナルの悠ちゃんなんでしょうね。またあの冷たい海の底にいかなければならないのかと悲嘆にくれる悠ちゃんのセリフからそのことが推察されます。ただ悠ちゃんの復活の元となった明日香さんのココロの欠片の影響を受けているようなので、完全にオリジナルの悠ちゃんと一緒ではないようですが。でも幼い頃の悠ちゃんは主人公にベッタリの妹だったようで、主人公を少なからず好きだったようですし、明日香さんは主人公に対して禁断の想いを抱いていたその影響も受けてか、悠ちゃんもまた主人公に対して、実の兄に対する以上の愛情を覚えてしまったようです。特に悠ちゃんの場合は、元々主人公のことが好きだったようでありますから、明日香さんの想いもプラスされて、激しい恋愛感情になったものとも思われますね。 悠ちゃんの存在に関する驚愕の事実、そして主人公に対する悠ちゃんと明日香さんの二人分の想い。これらの事情を考えれば、なぜ悠ちゃんが「お兄ちゃんに見捨てられたら、悠は生きていけない」と臆面もなく言い切れ、実兄に対して極端なほどの恋愛感情を持つのかが痛いほど理解できるわけで。 プレイ初期の頃は、恋愛感情以外の一般生活での電波入ったその行動ぶりにやや引き気味だったゆ〜ちゃん☆ですが、事実を知った時に激しいやるせなさと愛おしさを感じさせられました。(/_;)

悠ちゃんと主人公が初めて結ばれた後、主人公のセリフより毎日毎日えっち三昧だった琴が分かる。平日はもどかしいように帰宅してすぐ、そして休日は日がな一日。肌を重ねない日は一日たりとて無かったそうな。一番性衝動の強い年頃で、いつも好きな異性が実の兄妹故に一緒に住んでいるモンだから、いつもそばにいて、しかも親も不在で誰も彼らの行動を咎める人はいない、と言う環境では当たり前の有様ですな。(笑) そんだけえっちしまくっていてよくらPONにならなかったと感心するくらい。(ぉ で、そのえっち三昧のシーンをなんでCG付きで描写しないんだよ〜。(絶叫 せっかく18禁ゲームで出している意味がないじゃないかと。(/_;) 兄妹でのえっちと言っても、別にやることは普通の男女間のえっちと変わらないわけだけど、兄妹同士のえっちならばでのシチュエーションっちゅーモンがあるでしょうが。例えば子どもの頃を思い出しながらのえっち・・・特にお医者さんごっこの再現とかとか(ぉぉ えっちの薄さは数多くある欠点の中でもかなり大きな部分と言えるでしょうな。(ぉひぉひ

悠ちゃんは明日香さんのココロの欠片であり、悠ちゃんを愛するようになったのも、主人公は元々明日香さんの琴が好きだったから、その影をもつ悠ちゃんにも想いがいった結果。そう言う言う主人公のセリフには、言い訳じみた部分は多々あれども、まあとりあえず受け止めておきます。(ぉ 私としては、悠ちゃんは悠ちゃんとして好きになっていて、そして明日香さんもまた・・・と言う「二人ともお嫁さん」な感情と言うことにして欲しかったですけどバキゲシドカ  二人にとって大事な存在である悠ちゃんを救うために、主人公と明日香さんが犠牲になる道を選んだのは明日香さんシナリオと一緒でも、明日香さんが主人公を謀り、自分一人だけが犠牲になる道を選ぶのが悠シナリオ。明日香さんが愛する人が、自分のココロを受け継いだ愛する人の妹だったなら、二人を幸せにすることが自分の幸せと考えた明日香さんの気持ちは分からないでもないんです。ただ、明日香さんのご両親の気持ちはどうなるんで。(^^; 明日香さんを手塩にかけて大事に育ててきたご両親の気持ちは。いくら自分たちの甥っ子の命を助けるためとは言え、その代償として自分の娘の命では、親としては納得いくものではないでしょう。そう言う親に対する明日香さんの配慮が見えてないのと、明日香さんのご両親に対する主人公の後ろめたさの表現が今ひとつ弱かったように感じました。死に行く人とその他の人との繋がり、その部分の葛藤を省略すべきではないと思いますね。それをやってしまうと人の命の重みが感じられなくなる危険性もありますし、ましてや本作のようにココロという表現を使っているとは言え、人の命を物のように他者に分け与えるのがありの世界ではなおのことね。

明日香さんの死後、明日香さんのご両親から日記を託され、その日記がまた涙を誘います。明日香さんの主人公への想いが切なくて。幸せにしてやれなかったことが悔やまれて。数年後主人公と悠ちゃんの間に娘が生まれ、その娘には明日香と名付けられる。大方が予想していて、そして私も予想通り、娘の明日香は、死んだ明日香さんの転生でした。親二人の故郷に帰って明日香さんのココロが蘇ったかの如くの言動をする小さな明日香。明日香さんは幸せですよね?愛する男性と大切な女性を両親に持ち、そして再びこの世でかつての両親と巡り会えたのだから・・・。

 

蛇足その壱

それにしてもよく主人公と悠のつきあいを父親が許したなと。(^^; 戸籍の方をどうしたのは言及してないけど、実体はともかく建前は主人公と悠は実の兄妹でそ。(^^; 二人は法律上は実の兄妹だから結婚できないわけで。小さな明日香ちゃんは、兄妹の間で生まれた子と公式にはなるんですな。(汗 父親もそうだけど、親戚連中への説明をどうしたのかな〜と。

蛇足その弐

悠ちゃんが船の事故で行方不明になってから僅か数日余りで死んだことにし、あまつさえ葬式まであげるとは何事。(^^; 生死が不明になった人を死んだと見なす「失踪宣告」という制度は民法第三十条で規定されていますけど、通常の失踪では7年。悠ちゃんのように船の事故での失踪の場合は危難が去ってから一年。それまでは法的に死んだことには出来ないっす。まあ遺族?が死んだものと決めつけるのは勝手ですけどね。少なくとも戸籍を死んだと言うことで抹消することは出来ません。それにこういうケースの場合、例え国であっても強制的に死んだ物として手続きすることは決して認められません。どこかで生きているかも知れないと必死で願っている親族の願いを踏みにじることに繋がるからです。だから父親が認めぬ限り、悠ちゃんを法的にも死んだことにするわけには行かないはずなのに(お 主人公や明日香さんが怒るのも当然ですね。(おお


こころナビ (PCゲーム Windows98/ME/2000/XP Q−X)

プレイ開始 2003−07−27
プレイ終了 2003−08−08

インターネットにて「IRIS」(Imitated Rounder and Ideal System) 即ち「ラウンダー」という、ネット上に存在させるキャラクターを介してWEBをRPGゲーム感覚で散策する技術ができあがった、今よりちょっと未来。人々はネットをごく普通に利用するようになり、IRISを用いてネットでの仮想世界を楽しむ様になっていた。
主人公「今関 勇太郎」(いまぜき ゆうたろう 名前変更可)はとある進学校に通う少年。 親を喜ばそうと考えその学校を選んだものの、成績でクラスメートを蹴落とすことしか考えぬ級友達に嫌気がさし、今では学業への情熱も失い、赤点を取らぬ程度に勉強、クラスメートともろくすっぽ話すこともなくひたすらネットへ傾斜する、引きこもり直前の毎日を送っていた。

そんなある時、いかにも妖しげなメールが彼の元に届く。妖しげなメールに妖しげな添付ファイル。曲がりなりにもパソコンに詳しい彼はそんなデータを破棄しようとしたのであるが、なぜかそのメールを受信した途端、マシンは勝手に添付ファイルを実行してしまう。(汗 

そのプログラムは「こころナビ」なる全く新しいブラウザソフト。このブラウザを用いると、ユーザーはラウンダーと融合し、まるでインターネットの中を本当の世界のように動き回れるという夢のようなシステムであった。ナビゲーターを任ずる「コナ」という小妖精のような女の子とともに、勇太郎は人との繋がり、友達の大切さを再認識していく。 その過程の中、幼なじみの「倉持 小春」(くらもち こはる)や、勇太郎以上にネットに引きこもっている妹の「今関 凛子」(いまぜき りんこ)、ネット上で知り合いになったフィンランド人の少女「アイノ=ペコネン」、とある琴で知り合いになった神社の巫女さん「初瀬 みまり」(はつせ みまり) WEBで出逢った、「リュウヤ」と名乗っている勇太郎の本名をなぜか知っている謎のラウンダー「ルファナ」らと親交を深めていく勇太郎。彼は彼女らとどんな恋をしていくのであろうか。

 

本作品はQ−X(きゅーくす)がリリースした第二弾目の作品ですね。最近えろげ〜情報収集が甘い私でありましたので、その存在はほとんど知るところではなかったのですが、知人からの「実妹を(限定付きながら)喰える」という情報をGETしたので、さくっと買ったという(笑)バキバキバキ ネットで情報収集したところ、このソフトハウスも「実妹」というものに対して、ある種のこだわりがあるようで。処女作の「たいせつなうた 〜恋する夢歌姫〜」でも、実妹とのらぶらぶ〜が描写されていると聞きますし。残念ながらこちらの方は、私はプレイしてないんですけどね。(^^; 本作をプレイしてこちらもやってみたくなりました。(うひ
ゲームは恋愛ADV形式。メーカー表記だと近未来的(?)あったかHな純愛AVG となるそうな(笑)  

ユーザーインターフェイス
必要最低限度のものは揃ってます。が・・・不満も多いですね。(^^; 既読MSGスキップは勿論バックスキップも可能。しかしながらスキップの速度が遅すぎ。(^^; スキップしながらもMSGが読めるというのは悪い琴じゃないけど、急ぎ飛ばしたい時はイライラします。(^^; また明らかに同じMSGであるにも関わらず、フラグが立ったキャラのシナリオが違うというだけでスキップできない部分があると言う困ったところも。MSGスキップが遅い上にこれでは追い打ちというヤツですね。(^^;  セーブ&ロードは随時行えますが、その場所は20カ所と少し少な目。まあ後述しますが「共通シナリオが多い」という面もあるので、それ程必要とはしないでしょうけど(^^; またセーブの場所にタイトルを付けるところがないため、どの部分のセーブデータ化、実行しないと分からないと言うお約束な不便さもあり。 やはりこれからのゲームはセーブデータについての説明が必要だと思うんですよね。後、ゲーム起動ごとに音声についての注意事項が表示されるのはちょっと鬱陶しいですね。説明書かヘルプ等に記載するだけで十分だと思うのですけど。まあ本作は後述のように、今となっては珍しい「音声一部のみ」のゲームだったりするので、声が出ない部分がある!と言うクレームを貰うのを避けたかったという意図があるのでしょうけど。(^^; 
後、ゲームシステムなのですが、なにげに重いですね。(^^; ペンティアム2−400以上のスペックを要求してくるだけのことはあります。私はAthlonXP 1600+でプレイしていますが、それでもほのかに重さを感じるほどですから、ギガクラスに及ばないCPUのマシンだとプレイが辛いのではないでしょうか。(^^;

オマケ
定番のBGM集、えっちしーんリプレイ、CG集。本作は純愛系のストーリーの割にえっちが濃いので、えっちしーんリプレイがあるのは有り難いですな。(笑)バキ

BGM
PCM音源による演奏ですね。溝口 哲也氏による作曲。 出来はいい・・・のですが、私の感覚では出来不出来の落差が大きすぎます。(^^; いまいちな曲があったりする反面、しっとりとした雰囲気を醸し出す曲は実に秀逸。しっとり系の音楽のレベルを全体的に維持できていれば一押しBGMと推薦できるのに・・・。因みに私が好きな曲は「抱きしめて」「笑顔のぬくもり」です。

CG
原画は亜方 逸樹氏によるもの。瞳の部分の描写に少し特徴のある、とても可愛い絵を描いてくださりますね。(笑) 一番好きな絵柄は、立ち絵ながら妹の凛子が照れながら上目遣いで主人公を見る絵でしょうか(笑)バキ いあ、敢えて立ち絵を気に入ったCGに登録するのはデスね。このゲーム、立ち絵での表情描写が細かいんですよ。例えば、素顔→驚き→照れ→照れ隠しの怒り顔と動かしたりとか。萌えキャラのそう言う表情の変化を楽しめるというわけですな。ええ。(笑) 背景の稚拙さを差し引いても、CGに対する魅力は十分なものがありますね。

ボイス
 本作品は残念ながらフルボイスというわけにはいかず、一部のみ音声のあるゲームです。また残念なことに声優さんの演技はお世辞にも巧い方とは言えません。少し演技の堅さが見受けられますね。最近の私は声優さんの名前を良く知らないため(^^; 確たる琴は言えないのですが、声優になり立ての人か、さもなくば卵さん?(^^; 中途半端に声を入れるくらいなら、むしろ「サウンドノベル」と割り切ってサイレントで通した方が良かったようにも思えます。キャラクターが非常に魅力的なので、萌えな声を堪能したかったんですけどね・・・

えっちしーん
前述の通り、純愛系のゲームにしては濃いですね。(爆笑) 主人公、お前本当にちょっと前まではチェリーボーイだったのか!と思えるようなえっちのテクニシャンなのはお約束としておくとしても(笑) マスタ−とラウンダーのえっちで雰囲気が変わるのは本作ならばでの楽しみ方でしょう。(笑) 幼なじみの小春には、幼い頃のお医者さんごっこの再現・・・と言う、とても美味しい展開があるのもぐっど(爆笑)バキ 後、このゲームを始める切っ掛けとなった「実妹とのえっち」。確かにありましたよ。ええ。(笑) 無論ソフ倫の問題もあるのでストレートにえっちするわけにはいかないのですが、ゲームの世界観を最大限利用した、実に見事な規制逃れをやっております。(笑) これ欲しさに本作をプレイしても良いんじゃないかと本気でそう思えるくらいです。ええ。(笑)

 

シナリオ
本作は序盤と中盤がほぼ一本道であり、終盤の方でフラグの立った女の子達とのラブストーリーが進むようになっています。無論序盤〜中盤にも女の子独自のイベントはありますけどね。つまり「共通イベント」が多いというわけであり。(^^; だから初回プレイには結構時間がかかるのに、二周目以降はさくさくと進んでしまい、シナリオの薄さを感じさせるところとなっていますね。(^^; 
インターネットの世界をバーチャル空間として楽しむと言う設定は、オーガストの「バイナリィ・ポット」を彷彿させるところがあります。バイナリィ・ポットとは違い、こちらの方はまだ確立したシステムというわけではないですね。んで、ココロが純粋な人だけが云々というのは、コミック「電影少女」(桂 正和氏著) プログラムが人格を持ち、あげく実体化?してしまうところは、コミック「AIがとまらない!」(赤松 健氏著)を思い浮かべてしまいましたね。(笑) こころナビの正体については、とあるキャラをクリアすることでハッキリとするわけですが、あたし的には説明力が弱いように思えます。AIがとまらない!のように「実体化モジュール」というようなはったりを聞かせた方が良かったのでは?

後、これが致命傷なのですが、「主人公とヒロインの間に横たわる辛い現実」に対する回答への流れがすっぽり抜け落ちていると言うところ。例えば小春。幼なじみであるが故に、一度結ばれてしまうとえっちに歯止めが利かなくなってしまう。例えばアイノ。フィンランド人の彼女は主人公とは外国人同士。例えば凛子。主人公とは実の兄妹であり言うまでもなく禁断の愛。これらの困難に対してなんらの描写もせずにいきなりハッピーエンドに持って行かれましてもねえ。(^^; 本作では主人公が女の子達と結ばれるにあたって障害があるようにしているわけですから、その障害を何とかする過程の描写を外すのはルール違反じゃないのかと。(^^;

だけど、これらの欠点を補い余る程にキャラクターの魅力は実に凄い。可愛くて健気で、主人公への想いで一生懸命で。日本とフィンランドの距離などものともしないアイノ。霊感を失うことの恐れよりも主人公とを取った、みまり。 動物好きで、そして親思いの夢。主人公以外には隠しきれない、幼い頃からの主人公への想いを抱きしめていた小春。表面上はクールに兄妹の禁断の愛を受け止めているように見えながら、誰からも祝福されることのない愛に激しい切ない想いを抱いていた凛子。ラウンダーという存在故に、誰よりも真っ直ぐに主人公を好きと言えるルファナ。それぞれの女の子のシナリオをプレイしていけば、女の子達のそう言う想いがプレイヤーに伝わってくるでしょう。 身も蓋もない言い方をしてしまえば「キャラ萌えゲ〜」なのでしょうが、単にそう言い捨ててしまうには余りにも勿体ない作品なんですよ。ええ。(^^;

また、問題があるとは言え、実妹である凛子のシナリオは実に良いです。頑なな部分が少しずつ溶けていき、強がりながらも主人公に甘える凛子の姿を見て萌え狂わない妹erなどいないでしょうし、また一般人であっても、妹属性を付けてしまうなんて効果を期待できそうな。(笑)バキ 兄妹の禁断の愛が両親への背信行為であることを理解しつつ、自分たちの思いと両親への思いを両立せんと図る彼らの行動と言い、見るべき場所は実に多いです。

結論として本作は、絵師である亜方 逸樹氏のイラストに惹かれ、そのキャラに萌えたい人、そして妹属性の持ち主には無条件でお勧めできますね。設定、特にSF系にこだわりを持つ人、、シナリオ重視の人にはお勧めとは言いかねる部分があります。(^^; よってハマリゲームには登録はしませんが、繰り返し言わせて貰います。妹erなら絶対プレイだ(笑)

 

 

さて、以下は恒例キャラ別感想。ネタバレあるので気にされる方は読み進めないでね〜

 

初瀬 みまり

大阪弁の巫女さん(笑) 24歳なので主人公からすればかなり年上なのですが、年齢にそぐわぬ幼い部分もあったりするので、余り気にならないと言えばならないか。(笑) ハンバーガーショップでハンバーガーを頬張る彼女の姿を見て、彼女が年上だなんて思う人はいないだろうし(笑)バキ 驚いてお漏らしをしてしまうシーンもあったり・・・(笑)ガス

彼女のラウンダー「忍」は、彼女の意識と関わらない部分での活動をしているという設定のためか、こころナビとの繋がりが弱く感じますね。忍とのえっちしーんが、やおい系を連想させるのも、女の子専用機(ぉぃである私にはちょっとマイナス。(^^;(笑) むしろ、廃院となった病舎にいる少女の自縛霊をみまりさんの体の中に入れてえっちするシーンなど、霊能者ならばでのシーンが目立つあたり、彼女のシナリオは番外編的なイメージを感じました。

 

アイノ=ペコネン

フィンランドの少女。引っ込み思案で対人恐怖症である自分を変えようと、ネットを利用し始めたところを主人公と出逢う。主人公も言っていたが、初めてあった人物が主人公で良かったよね。(^^; あってすぐ「私と結婚してください」なんて言う娘だもの。(^^; まあ血が頭に上っていたんだろうけど。(^^; 両親から結婚を勧められているという事情から、幼い外見ではあっても、それなりの年齢に達している模様。それでも中学生より少し上くらいでしょうけど。(^^;

フィンランドの国情、歴史、そして言葉。スタッフはよく勉強していると思います。私は北欧系には一度は行ってみたいと思っていますので、アイノちゃんみたいな女の子がいたら是非紹介きぼ〜ん(笑)バキバキ(やめい

内気で気弱な女の子という表面上の雰囲気とは裏腹な、インターネットのバーチャルな空間のみならず、リアル世界でもフィンランドから日本へ主人公の元に押し掛ける程の行動力を見せる彼女。おとなしい娘ほど、思い詰めると凄い行動を起こすと言いますが、彼女を見ていると成る程と頷かされます。(笑) ジャパニメーションが大好きで、カラオケ屋で歌う曲もそれ系という、それでいて行動にオタク臭が感じられないと言う、オタク系の我らからすればほんっっっとに一人で良いから欲しいと思う女の子ですね。(/_;)(笑)  

 

仲手川 夢

主人公のクラスメート。自称不良だそうですが、クラスの誰も彼女を不良だと思ってない(笑) それもそのはず、不良らしい琴が全然板に付いてないし、そもそも悪いことをしたら死んだ時地獄に堕ちてえんま様に云々なんて琴信じるはずもない。(笑) ゲーム冒頭でクラスメートは互いに蹴落とすことしか考えてないと言う下りがありますが、彼女やナルミ、委員長なんかを見ていると単に主人公の考えすぎの様な気がします。(お

夢ちゃんが何故不良の真似事をするかというと、母親に付きまとう男を何とかするために、不良の娘がいると困ると思わせるためだという。親思いの彼女らしいと言えばそうなのですが、実際の所は、ストーカータイプの男にとって、相手の娘が不良だろうが何だろうが気にしないと思うな。(^^; むしろ丼にしそうな気も(ぉぃ その意味で彼女の行動は滑っているわけでちょっと見ていて痛いですね。(^^; 

彼女のラウンダーは、いぬ娘の絵描き「ラミュー」 あたし的には舞耶ちゃんに次ぐ萌え度の高いラウンダーです(笑) 夢ちゃんが動物好きだと言うことが分かっているため、ラミューが夢ちゃんのラウンダーだと言うことは想像は付いたのですが、夢ちゃん自身の絵が描ける・・・と言う要素がシナリオ上では余り出てないのですよね。夢ちゃんの父親が有名な俳優であったというのもなんかとってつけたような設定だし、彼女の設定って、何となく握りの甘いおにぎりみたい。食べるとぱらパラ(ぉ と崩壊していくような(^^; 

 

倉持 小春

主人公の幼なじみ。一般的なパターンとは異なり、朝に極端に弱い彼女を、毎朝主人公の方が起こしに行くと言う形になっている。(笑) んでこの娘、寝相が悪いのですな。百年の恋も一瞬に冷めるという言葉が似合うほどに。一般的には幼なじみというのは兄妹のそれに似ているため、あまり恋愛感情を抱かない・・・と言う話を聞いたことがありますが、主人公と小春の関係も普通ならそんなところでしょう。小春は寝相の悪いというみっともない部分を平気で主人公に晒してますし、主人公は主人公でそう言う部分を見ているだけに、彼女にたいし別に異性を感じているわけでも無し。本来ならただの仲のいい異性の幼なじみという関係であったはずの二人・・・。

しかし外側のそう言ったがさつさ満載の元気いっぱいな女の子・・・と言う姿をしていても、彼女実に可愛いのですよね。まず、主人公への想いを隠しているはずなのにあまりにもバレバレ(爆笑) 長いつきあいの凛子は当然としても、彼女とは初対面である、主人公の友人、ナルミ君にも一発で見抜かれる有様。(爆笑) 主人公は彼女の気持ちに気づかないのも、ひとえに彼が鈍感だから・・・でしょうね。(ぉ そんな不器用な彼女がひたすら自分の気持ちを隠さねばならないのは、結局の所、二人が「幼なじみ」だからなのですよね。 幼なじみとしての、擬似的な兄妹としての愛情なのか、それとも男女の愛情なのか・・・この世代ではなかなか分かりにくいでしょうし、なにより告白or想いがバレてしまえば、気まずくなって幼なじみとしてのつきあいすら出来なくなってしまう畏れ。幼なじみというのは近くて遠い存在なのは今も昔も変わらぬことなのでしょうね・・・。
彼女のラウンダーが文芸少女の舞耶ちゃんであると言うのは、(プレイ初期から分かっていたとは言え)かなり違和感があったものですが、がさつな外見とは裏腹の彼女の繊細な感情を考えれば当然のことなのでしょうね。思い出図書館という、小春が開いたHPも、つまりは愛しい幼なじみとの思い出を大事にファイルした自分自身を表したものという考えも出来ますよね。

主人公と小春が実は両想いであったことが分かり、二人は幼なじみから恋人へ。 だけど二人共自分の気持ちを抑えてきた期間が長かったためか、えっちの歯止めが全く利かず。(笑) 小春が寝ているところを悪戯し、あげくえっちに持ち込むわ、ラウンダーの舞耶ちゃんを巻き込んで、幼い頃にやったお医者さんごっこをやるわと濃すぎるえっちが満載(笑) しかも舞耶ちゃんはろりな外見だけに、いっそう危なさも漂い。(爆笑)ゲシ セルフモード(ラウンダーとプレイヤーが合体してない、ラウンダーが単独で行動している状態)の時にえっちしたらダメと小春がくぎを差すあたり、舞耶が自分自身とは全く違うキャラであるために当然と言えるのですが(笑) ただ小春がいない間に舞耶ちゃんとえっちしたいだろうなあ。私なら。バキバキバキ

こんだけえっち三昧だと、まだ精神的には幼い部分が多い小春ちゃんにしてみれば、主人公と恋人同士の状態でいることが怖いでしょうね。自分を見失ってしまいそうで。だから幼い頃に交わした、主人公が何でも三つだけ小春のために叶えると言う約束を使って、元の幼なじみに戻ると言うお願いは理解できます。幼い頃の約束というネタを使ってるところも良いです。ただ、その後どうやって再び恋人同士となり、そして結婚したのか・・・と言う過程をごっそりと省略されてしまっては感動しようがありません。(^^; 小春の設定にある「静電気発生体質」も結局の所使われない設定で終わっていますし、キャラもシナリオもいい材料使っているのに、その調理が半端で終わってしまったという良い例となっていますね。(^^;

 

ルファナ

本作のトゥルーヒロイン。彼女のシナリオこそが本作のトゥルーシナリオですね。彼女のシナリオで「こころナビ」の正体が分かるところと言い、ルファナがなぜ主人公のリアルネームを知っているのかが分かるところと言い。ラウンダーというプログラムの集まりに過ぎないキャラクターの彼女が何故人格を持つに至ったのかをウィルスとの接触によるものと、生命の進化のメカニズムとリンクさせるのはいいのですが、ただそれにしても強引な設定であることは否めませんね。(^^; こころナビを使ってネットに入っている時は、周囲の人たちはその人が現実世界にいないことを疑問に思わないようになっていると言うのも余りにもご都合主義的な。(汗 こんな都合の良すぎるプログラムがウィルスの感染によって偶然に出来るのか〜とプレイ中に叫んだのは内緒である。(笑)

まあそれはともかく、ルファナは自我を持ったばかりで、知識はあるものの子どもに等しい存在。ある程度歳が行っている外見とは裏腹に言動がお子さまなんですよね。こういう娘には子どもを育てる親の気持ちになると思うのですが、それと同時に異性を感じてしまうのも人のSAGA PLANETSでしょうか?(ぉ  でも主人公と一緒に「恋」「好き」という気持の正体を学んでいこうとする描写には好感が持てました。二人とも子ども故に不器用な恋愛。そう言う恋愛を見るのが好きなゆ〜ちゃん☆だからでしょうかね・・・。えっちしーんも濃いめ(笑) いきなり主人公を縛るルファナもルファナなら、お返しにルファナを縛ってえっちに至る主人公もアレですな。(笑) そんな若いうちから濃いえっちなんかやっていたら、そのうち・・・(ぉ

ルファナは純粋なラウンダーとしての存在であり、彼女のマスターとは主人公はなんらの接点はない。つまりは他のヒロインの時とは違い、ルファナシナリオの時の主人公は仮想人格に恋をしたことに。例えその仮想人格が本当の人格と何ら変わらないものであったとしても。妹の凛子とは別の意味で不毛の愛だったりするのですね。(^^; ただ彼女は他のラウンダーとは違い、実世界に出てこられる。だから普通の恋人同士になろうと思えばなれるわけであり、そう言う関係になるために主人公は、ルファナとの別れを切っ掛けにプログラムの勉強に勤しむ毎日を送るわけで。元々進学校に進むだけの頭を持つ彼のこと、いつかはそれが可能になると思ったのですが・・・他者の力を借りて無理矢理強引にハッピーエンドに向かわれたら、主人公の努力は一体(^^; 主人公のぼやきとプレイヤーの私のぼやきがほぼ合致した瞬間でした。(^^; 恋愛を成就させるには凛子と同レベルの困難さを必要とする設定なのですから、もうちょっとそのあたりの描写を練って、素直にハッピーエンドを享受させて欲しかったとつくづく思いました。(^^;

 

今関 凛子

主人公の実妹。因みに本ゲームは主人公の氏名を変更できるので、その場合は彼女の「今関」の名字も主人公の名字に変わります。で、彼女ですが、初期の状態ではいわゆる妹萌え〜のタイプのキャラクターではありません。他人に弱みを見せないクールな少女で、昔は素直で可愛い娘だったようですが、今では主人公以上のヒッキーであり、学校にもろくすっぽ行かない。一応ネットで授業を受けることの出来る学校に進学したようなので落第はしないようであるが、家族との交流ですらしばしば欠く有様なので、そう言う部分で親に心配をかけている娘である。どうも人間嫌いのようで、家族以外の男は特に嫌っている模様。こんな自分故に結婚する琴なんて無いだろうと少し自嘲的に言う所もある。まあ男を汚らしく思える思春期の女の子の良くある姿なのでしょうけど、そこまで人嫌いになった・・・と言う理由が説明されてないのですよね。結局プレイヤーの脳内補完に頼るしかないわけで。(^^; 本作の欠点である「説明不足」による弊害は、彼女のシナリオにも平等に存在しています。(^^;

しかしながら、主人公が凛子を大事にする程に見せる凛子の頑なさの氷解は見ていて嬉しくなってきます。(笑) 長年そっけない態度を取ってきたために、いきなり変えられないと言うこともあるでしょうが、クールさを保とうとしながらも、それに徹しきれない彼女。失われた兄妹の時間を取り戻す様は必見と言えましょう。

彼女のラウンダーは蘭煌 (ランファン)。語尾に「〜アル」とつけるニセ中国人風のキャラクター。(笑) 正直言うとラウンダーの彼女の方は余り感情移入出来てないです(^^; まあそれも当然で、ラウンダーの蘭煌とマスターの凛子とは別人格。しかもフュージョンしているときは、蘭煌でも凛子でもない新たな人格となっているからのようで。(^^; しかし、蘭煌が妹、凛子のラウンダーと知り、その彼女とえっちしてしまった主人公が、妹の気持ちを知って(つ〜ても、主人公のラウンダー「リュウヤ」に対しての想いだが)デートに誘う様はハッキリ言って妖しすぎ(笑)大体普段から妹とデーとしているわけでもないのに、いきなりアレだもん。 よく凛子、兄の誘いに乗ったよなあ。(^^; まあ結局、主人公の妹への自分の気持ちの告白が、意外にも受け入れられたから結果オーライなんでしょうが。(笑) 因みにデート中で、迷子のおもりをしていた凛子。正直言いましょ。凄く感動いたしました。(/_;) 子どもの世話が凄く似合っていたから。こんな可愛い妹を恋人にして、相手をらPONに出来ないなんて余りにも殺生なことですよねえ・・・(/_;)バキ

告白シーンで、凛子の聡さがよく分かります。主人公は自分のラウンダーが「リュウヤ」だと告白しただけ。でも凛子は、今までの主人公の行動から、主人公の自分への気持ちを察するわけで。その後の面接試験(笑)の有様は、兄の威厳丸つぶれですな。ど〜見ても凛子の方が大人にしか見えない。(^^; 面接試験の結果、あっさりと兄の愛を受け入れる凛子。クールさはこう言う時にも発揮してます。まあ正直、もうちょっとウェットな反応を見てみたかったのですが、ここでそれを見せなかったのは実は大正解だったようで。 クライマックスの方で凛子は、ネットオークションでウェディングドレスを入手する。口ではネタだと言いながら、兄の胸に飛び込んでいくそのシーン。凛子の切ない気持が良く伝わってきますよ。ええ。(/_;) 兄妹故に、周囲に祝福されることは決してない二人。だから真似事でしかない結婚式。それでも二人にとっては紛れもない結婚式だったんでしょうね・・・・。

凛子が主人公につきつけた、恋人同志となるにあたっての条件に、直接のえっちは無しと言うのがあった。ソフ倫の規定があるからなんて野暮な理由じゃなく(お 親バレの可能性は出来る限り排除すべきと言うのと、親不孝となることはすべきでは無いという、年齢にそぐわない余りにも冷静な判断の成せる業。こころナビを用いて、それぞれのラウンダーとフュージョンし、肌を重ね合わせる行為と、子どもの頃のように一緒に風呂に入り、妹の体を洗いながら愛撫、耳元で好きだよ・・・と囁くだけでイってしまう凛子。そしてPCカメラを介して互いに見せ合う自慰。これが実の兄妹である二人が出来る性交渉の全て。直接肌を重ねることは出来ないとは言え、精神的には十分でしょうな。ソフ倫の規制も、時には素晴らしい表現を生むのだと妙な感心をしてしまいました。(ぉ いあ、実妹とのえっちしーんで、ここまでやってくれれば私としては十分ですね。ええ。

人目を憚る禁断の恋愛とは言え、互いに育む愛情で幸せ一杯の二人、そんな二人を襲う突然の交通事故。主人公は凛子を庇い、交通事故に遭ってしまう。主人公が受ける輸血は基本的には血液センターのものを使うわけで、凛子の血液を使うわけではない。主人公の気持ちとしては、折角だから凛子の血液を自分の体に輸血してみたかったようであるが、近親者間の輸血は、GVHD(移植した臓器や血液が、移植された人の細胞を攻撃する反応)の危険があるからそれは出来ない相談。主人公はGVHDの琴を全く知らず、自分がもの知らずなだけかも知れないと思っていたが心配ご無用。GVHDなんて医療関係者の中でも知らない人が多いことです。(爆) 知っている凛子が凄すぎるだけ。(爆 ただこの描写、すごく意味深なんですね。直接肌を重ねることは倫理上出来ない二人。こんな時だからこそ、せめて血液のやりとりだけでもやり、直接触れ合いたい二人なのに、それすらも叶わないと言うこと。徹底的に二人を直接結びつけることを拒む運命を表しているように思えます。プレイして本当に唸らされました。このゲームのスタッフは、アイノちゃんのフィンランドの件と言い、このGVHDの琴と言い、よく勉強していらっしゃる。そしてゲームのネタに使っているわけですから。

本作はシナリオ的にはまだまだ練れてない部分が多く、凛子シナリオにも一部それが見受けられるのであるが、他のヒロインのシナリオに比しても、やはり凛子シナリオは見るべきものが多いですね。沙希に述べた結論のように、彼女のシナリオ狙いで本作を購入したとしても、少なくとも妹erなれば十二分に投資した費用に見合うものを得られると思いますね。

 


うちの妹のばあい(はぁと) (PCゲーム Windows98/ME/2000/XP イージーオー)

プレイ開始 2003−07−01
プレイ終了 2003−07−12

主人公「岩崎 達也」(いわさき たつや 名前変更不可)は、幼い頃に実父とは生き別れ、その後母が再婚することで岩崎 優香(いわさき ゆうか)という義妹が出来る。再婚までの母は苦労の連続であったが、母と義父との再婚によって得られた生活は幸せそのものであった。にも関わらず、元々病弱であった義父は病により再婚して後にすぐ死んでしまい、そして母も後を追うように・・・。両親に死なれてしまた達也と優香は、幼いながらも二人で一生懸命生きていこうと誓い合う。

そしてそれから年月が経過し、達也と優香はとある学園の二年生と一年生に。達也は幼い頃からずっと生き甲斐だった野球を辞め、無目的に毎日を過ごす。そして優香は幼い頃は兄、達也にベッタリだったが、難しい年頃に入ったか、兄を蛇蝎のごとく毛嫌い、またグレて警察のお世話になることも再三。そんな優香に心を痛める達也だが、もとよりそんな彼を顧みる優香ではなくなっていた。達也と優香とは兄妹とは言っても、血の繋がりの無い義理の兄妹。事あるごとにそこを突き、構わないようにそっぽを向く優香に、血の繋がりのない琴を激しく切なく思う達也であった。 そんなおり、珍しく優香に友達が出来、家に連れてきても良いかと達也にたずねる優香。一も二もなく賛成する達也であるが、優香が連れてきた女の子を見てびっくり。ある時妖しげな男に付きまとわれ助けを求められるも、結局救いきれなかった女の子であった。その娘の名前は「天童寺 菜々子」(てんどうじ ななこ) 妖しげな男とは何のことはない、執事兼彼女のボディーガード「セバスチャン」(笑)であった。達也を一目見て気に入った菜々子であり、そんな彼女と達也が仲良く談笑している所を見た優香はお冠・・・。
お隣に住んでいて、色々と世話になっており、また学園では達也の担任を務める「北川 純子」(きたがわ じゅんこ)も、達也に対しては単なる弟分や生徒として以上の気持を持っており、達也を巡る、優香、菜々子、純子らの気持が複雑に彩られる。 達也の優香に対する、妹としてだけではなく、一人の女の子としての想いはどのような結末を迎えるのか。また優香の兄、達也に対する本当の気持ちは?達也と菜々子、純子とのお互いの気持は?義理の兄妹の想いを切なく綴った恋愛アドベンチャーゲーム。

本作品はイージーオーがリリースした「お兄ちゃんシミュレータ」(笑)(メーカー表記) テーマが実に私の琴線に触れるモノであったため、プレイは必ずやると決めてはいたものの、積みゲが爆発している身故、もう少し熟成(ぉぃさせてからプレイする予定だったのですが、ゲーム仲魔の強力なプッシュがあったため、敢えて沙希にプレイすることに致しました。まあ私も妹erを自称する身であり、妹ゲーをプレイする琴に抵抗などあろうはずがなかったんですけどね?ただ私は忘れていたんですよ。ええ。強力にプッシュしている仲魔というのが、「鬼畜げえまあ」の称号持ちでもあると言うことをさ・・・(吐血

イージーオーはビジュアルアーツの一ブランドであり、当然ユーザーインターフェイスもビジュアルアーツ汎用のものを使ってると思ったんですが、以外にも独自のものを用意してきました。ユーザーインターフェイスは十分満足な出来。既読MSGスキップは当然搭載されており、ホイール対応によりMSGバックスキップ、それも音声付きで搭載。さすがにCGまでバックスキップはしませんけど、それまで望むのは流石に贅沢というモンでしょう。(^^; セーブ領域は100個もあり、セーブした場所の画像がサムネイル表示され、かつセーブした場所の最初の部分のMSGが表示される親切設計ぶり。これならオレ的名場面集作成も楽でしょう。一度シナリオクリアすると、ヒント機能、及び女の子の好感度一覧が有効となりますので、これらを参考にすることで、攻略も楽になろうかと。無論頼らず自力でプレイするも良し。 ゲームプレイを進めて行くにつれ、幼い頃のエピソードが色々と明らかになるわけですが、それが「お兄ちゃん年表」の中に記録されていき、達也クンと優香ちゃんの想い出に存分に浸ることが出来るわけで。しかもこれを全て埋めると、二人の未来をも見ることが出来るようになります。まさに至れり尽くせりのシステムですね。

オマケは定番のBGM集、えっちしーんリプレイ、CG集。えっちしーんは実に60も存在し、それぞれにちゃんとタイトルが付けられてます。もっともこれらのえっちしーんの半分近くがいわゆる「ダークサイド」のものであり(汗 しかもプレイの段階では達也視点のため見られなかったものもシナリオクリア後に追加されてます。詳細は後述しますが、女の子達との純愛らぶらぶシナリオだけを堪能したばあい、CG集も、えっちしーんリプレイ一覧もガラガラ空欄開きまくり。(汗 このあたりがこのゲームの一筋縄ではいかない部分が垣間見えるわけで・・・(汗

BGMはCD−DAによる演奏。出来は及第点ですね。突出した出来とは言えませんが、後々まで頭の中に残る良い曲であると思います。ただちょっと残念なのが、これだけ長丁場なシナリオな割に、曲数が少ないことでしょうか。(^^; OPテーマソングとか、EDテーマソングもないなど、音楽面では少し寂しい部分がありますね。まあ6800円と一般的なソフトより値段が低めに抑えられている分、やむを得ないところもありましょうが。

CG。原画及びキャラデザインは、風見春樹氏の手によるもの。おでこが少し広い等、ちとクセがある絵ですが可愛い絵ですね。(笑) 私が特に気に入っている部分はやはり瞳でしょうか。達也クンが朝おっきした時に、優香ちゃんが彼のナニをおしゃぶりしているシーン(爆笑)のくりっとした可愛い瞳が何とも言えません。(笑)バキ しかしこのゲーム、主人公の顔がハッキリ描写されているんだよね。一見優男。でも腕っ節は結構強かったりする。(お 顔は見るからに母性本能くすぐるタイプのようで、優香、菜々子、純子という可愛い女の子達をメロメロにすることが出来るのも分かるような気もします。(お

本作は優香、菜々子、純子のメインヒロインのみフルボイス。演技力は秀逸。特に優香役の涼森ちさとさんは私のお気に入りです。(笑) 兄に冷たい時の凍り付くようなセリフはもとより(汗 隠してきた兄への想いを吐露した時のセリフ・・・例えば「どうして・・・誰もかれも私のお兄ちゃんに・・・」「助けて!お兄ちゃん!」 余りの可愛さに一度聞いたらクセになります。(笑) 

えっちしーん・・・濃いです。(笑) 処女と童貞の組み合わせの割に。いあ、処女と童貞の組み合わせだからこそと言うべきか。(爆笑) 特に優香ちゃんの場合、兄に甘えたかったであろうに、それを無理して抑えてきた過去もあるのか、心を開くと別人のようにベタベタ(爆笑) 毎朝達也クンを、彼のナニをばっくんして起こす等、えっちぶりは最強モード。家でも学校でもひたすらえっちしまくる程、えっちにはまる兄妹というのも、実に風情があってよろしい(笑)バキ 優香ちゃん自身が、自分を淫乱じゃないのかと少し悩むほどのえっちへのはまりようですからねえ。これで妊娠しなかったらよほどの強運というモンでしょう。(ぉぃ  勿論他のヒロインの菜々子ちゃんや純子さんにも、濃いえっちは用意されています。菜々子ちゃんは後ろ・・・なんてのもあるし、スク水えっちなんてのもあり(爆笑) 純子さんは、こあいお姉さまモードなえっちもあるなど、凝ってる凝ってる(うひひ。 三人ともし〜し〜の描写もあるんで、そう言うのが好きな人の期待も裏切りません。(笑) ただ難を言えば、CGの使い回しが多い・・・と言ったところでしょうか。テキストが濃いので余り気にならないと言えばならないんですけどね。(^^; こう言うところでも廉価な所が顔を出しているのでしょうか・・・。

・・・と、本当はこういうラブラブなえっちしーんの紹介だけで済ませたかったんですがね(爆 実はこのゲーム、ラブラブなえっちしーんばっかしじゃないんですわ。らぶらぶな雰囲気を根こそぎ吹き飛ばす程のダークサイドシナリオ(裏シナリオ)の存在がありまして。しかもこれが全えっちしーんの半分近くもあるとあってはね。(^^; 本作には、超問題児「虎牙 猛」(こが たける)という男がおりまして、こいつが中学校時代の達也クンと諍いを起こしており、その琴が原因で達也クンを恨んでいるわけで。この男、ハッキリ言って心が逝かれておりまして 日本の人口の9割を自分の子孫で埋めてやろうなどと考えている。まあその気持ち自体は男の本能だから分からぬでもないですが(お 達也クンへの復讐に、彼の回りの女の子、即ち優香を筆頭に菜々子、純子を隙あらば自分のものにしようと画策してるわけで。達也クンが女の子達との絆をしっかりと結んでないと、ある時は言葉巧みに、ある時はナイフで脅し、ある時は薬を使って女の子を籠絡、ひたすらえっちのことだけを考える雌犬にしてしまうと言う。(汗 いわゆる「寝取られシナリオ」が存在するんですわ。(汗 しかもご丁寧なことに、ゲーム中の達也視点での描写は勿論、クリア後にはその寝取られシーンの女の子視点と、そして虎牙視点とそれぞれが回想シーンに追加され、寝取られの状況を、より克明に記されると言う。(滝汗

この寝取られシーンがまた痛い。特に優香や純子寝取られシナリオの場合、体は勿論心まで虎牙の虜にされ、達也クンを見る目はまるで汚物を見るかの如く。そらまあ達也クンは童貞であり、女を籠絡することに関しては百戦錬磨の虎牙に敵うはずもないのですが、えっちだけが唯一の価値となった雌犬状態の女の子にそんな事情を斟酌されるはずもなく。哀れ達也クンは自分の最愛の人を美奈奪われたあげく、自分のセックステクニックの稚拙さを女の子にバカにされる有様。私は最初達也クンに感情移入したままプレイしていたら、おねーちゃん寝取られシナリオで見事に自爆。本気で鬱が入ったくらいで。(汗 

余りの達也クンの情けなさぶりに、私は達也クンを見限り、虎牙の方に感情移入し直してとりあえず持ち直しました。余りに情けなさ過ぎる達也クンには、かえって感情移入を阻害されると言う幸運な点もありましたしね。(^^; やはり達也クンは強くて格好良くないとね(笑)  だけどそう言う裏技使っても、ダメージを完全に回避することは出来ませんでしたね。(^^; まして優香寝取られシナリオの場合、「兄との決別」がテーマとなるため、妹erを自称する身としては、虎牙の方に感情移入などしても全く無駄。ソウルクラッシュ(魂砕き)をマトモに喰らうようなモンでした。(吐血) えっちしーんは、純愛シナリオなどよりずっと濃く、かつねちっこい為、プレイしていたとき「詐欺だ!(/_;)」と叫んだくらいです。(笑) 

結論として、寝取られ耐性によほどの自信があるか、さもなくば寝取られ属性(ぉぃの持ち主以外の人は、裏シナリオは全力を持って回避して欲しいです。幸いなことに裏シナリオは普通のやり方では入ることが出来ず、攻略を必要(パラメータの調整がいる)であり、間違って入り込む可能性は低く、また、裏シナリオを見ずとも、ハッピー系のオマケは全部見ることも出来ます。お兄ちゃん年表も埋まります。私もそうなのですが、世の中「CG、えっちしーん完全制覇」にこだわるプレイヤーは多数いると思います。しかしながらそのこだわりを敢えて捨てるのも、鬱が入るのを防ぐ有効な手段であると思います。名誉ある撤退 まさにこの言葉を我が同志に捧げますね。ええ。(ぉ

しかし思うのですが、この作品に於ける「寝取られシナリオ」の存在意義っていったい何なのでしょうね。(^^; 世の中、自分の大切な女の子を寝取られ、自分の目の前で女の子がほかの男と腰を振っているシーン見て喜べる「寝取られ属性」なんていや〜んな属性の持ち主なんて早々多くはないと思うのですが・・・(汗 それともソフトハウス側のプレイヤーに対するペナルティ? 寝取られシナリオにはいるためには、当たり前ですが女の子に対して酷い選択肢を選ばなきゃならないわけで。そこまで女の子に対して行ったんだから、そう言う酷いシーンを見るのも自業自得だと言ってしまえばそれまでなんですがね〜(げふふふ

 

さて、意図せず沙希に裏シナリオへの心の叫びを吐露したところで(ぉぃ、正伝シナリオの感想でも。 このゲームは、別に寝取られシナリオを引っ張り出さずとも十分切なく、心の痛いゲームであります。まず主人公、達也クンとその妹、優香ちゃんは義理の兄妹です。本作に於ける「義理の兄妹」というのは、ソフ倫対策の実妹の代用としての義兄妹じゃありません。優香とは実の兄妹ではないからこそ、達也クンは心痛い想いをしているのですから。幼い頃は達也クンにベッタリだった優香ちゃんも、今は冷たい眼差しで兄を見る有様。確かに達也クンはナニかとすぐに謝るクセがあり、そんな情けないところがかんに障る所もあるでしょう。しかし達也クンが一生懸命優香ちゃんにコミュニケーションを取ろうとしても、優香ちゃんはそれに対して鬱陶しがるだけ。鬱陶しがるだけならまだ良いが、そのうち実の兄妹ではないことから、いつでも赤の他人になれ、いつか自分の元を去ってしまうのではないかと達也クンは恐れているわけで。達也クンにとっては、優香ちゃんは親が亡き後は血の繋がりの有無とは関係無しに、たった一人残された肉親なのである。それを失う琴への恐れから優香ちゃんに対してはれ物を触るような接し方しかできないのは人として仕方がないことでしょう。まして、優香ちゃんに兄妹の絆を越えた感情を持っているとあってはね。私がこの作品の一つ前にプレイした「ALMA〜ずっとそばに〜」での由衣ちゃんは主人公の実の妹でしたが、彼女は実の兄妹で兄と恋人同士になったことをむしろ喜んでいることのその理由を、本作の主人公、達也クンがが逆の立場から体現してますね。

傍目では兄に対して冷たい接し方しかしてない優香ちゃんですが、別に注意してみなくとも、第三者的な視点で見れば、実は優香ちゃんの冷たい態度というのはあくまでもポーズであり、兄の琴をいつでも気にかけていることが、ゲーム冒頭から一発で分かります。(笑) 怪我して帰宅すれば、嫌々そうな素振りを見せながらもしっかりと手当てしてあげたり、兄が他の女の子と仲良くしていると超不機嫌になったりね(笑) 何らかの理由があって、あえて兄を遠ざけようとしていると言うのが周囲には透けて見えるわけで、それは優香シナリオを読んでいけば明らかになるわけですが。 優香ちゃんが時折見せる、幼い頃と同じ甘えぶり。年頃の兄妹では最早やらないはずの手を握ったり抱き合ったり、頭をなでたりほおずりしたりと言う、子どもの頃には別に何の遠慮もなくやっていたスキンシップ。そう言うシーンを見せられて萌えないお兄ちゃんなプレイヤーは存在しませんよね?(笑)  

本作のヒロインは、優香というメインヒロインの他に、菜々子、純子という別のヒロインがいます。それぞれにキチンと落ちのついた、しっかりとしたシナリオが用意されており、シナリオの重みはメインヒロイン優香ちゃんと比して何ら遜色ありません。しかしながら私にとっては、優香ちゃんへの余りの感情移入のため、このお二方のシナリオはサイドストーリー的な感覚でした。(^^; そもそも優香ちゃんという存在がありながら、他の女の子に心を奪われると言う展開自体が私にとってはあり得ないことでしたので、お兄ちゃんたる達也クンの琴が大好きな優香ちゃんを見ていると心が痛くて仕方ありませんでしたね。(^^; 例外は優香ちゃんと菜々子ちゃん二人ともお嫁さんシナリオか(爆笑)バキバキバキ 優香寝取られシナリオで痛めつけられた心は、優香ハッピーエンド+優香&菜々子二人ともお嫁さんシナリオでどうにか補いがついたくらいで。(うひゃ 

結論としては、妹ゲーとしての出来は実に秀逸。2003年を代表する妹ゲーという評価は、決して的はずれではないでしょう。ただしダークシナリオの取り扱いは厳重注意。この点にだけ配慮して貰えるなら、妹er達には是非プレイして貰いたい作品であると、私ゆ〜ちゃん☆は考えます。当然ハマりゲームに登録〜☆

 

さて、以下は恒例キャラ別感想でも。ネタバレ付きなので機にされる方は読み進めないでくださいね。

 

 

北川 純子

達也クンのアパートに住むお隣さん。幼い頃から達也クン兄妹がずいぶんと世話になっていた。特に達也クンの両親が相次いで死去した後は、母親代わりと言っても良いだろう。優香が達也クンと同じ学校に入ったこの年に、達也クンの担任教諭として赴任。教員としてはしっかりとした仕事をするというのに、達也クンの琴が絡むと、トタンに子ども帰りして壊れると言う実に楽しい性格をしている。(笑) 知人同士であるとは言え、仮にも教師と生徒が学校で堂々と抱き合ったりしているというのに、それについて回りの生徒が「先生はときどき壊れるから・・・」とナニも言わないと言うのも、ある意味凄い認知ぶりだな〜と。(ぉ

実は彼女は、達也クンが幼い頃からずっと好きだった模様。達也クンが大人になったら彼のお嫁さんになると言う淡い希望を持っていたらしい。達也クンの母親がまだ生きていた時、彼女は純子さんが誰かに恋をしていると看破していたが、よもやその相手が自分の息子だとは思ってなかっただろうなあ。(^^; えろげ〜のお約束で、達也クンの年齢を明記できないため、そのあおりを食って純子さんの年齢も明記はされてないのだが、達也クンがまだ小学2〜3年の頃、純子さんは既に中学3年くらいであると推察され。これだけ年齢差があるにも関わらず、本気で達也クンに恋し、時には、達也クンの匂いが染みついた枕を、股に挟み込んで○ナニーしていたと告白するところからも、彼女は紛うかたなき「ショタ」の女の子である。(笑) 達也クンが幼い頃、彼の体、とりわけナニな部分を弄られまくっていた等というエピソードからも間違いは無かろう。(爆笑) 真面目そうな女の子なのに、ずいぶんとえろえろなんだな〜と感動致しました。いあ皮肉じゃなくて(笑)

彼女とのえっちしーんは、歳に似合わぬ幼い雰囲気を見せるえっちしーんと、怖いお姉さまを演じた上でのえっちしーんなど、バリエーションに富んでます(笑) 他にも感じすぎてしまっておもらししてしまい、恥ずかしさと嫌われるのではと言う恐怖から泣き出す展開も。(笑) そう言う展開が好きな私には堪えられぬ魅力がありましたね〜(笑)バキ 

忘れがちですが、彼女と達也クンの恋は、教師と生徒の禁断の恋。その部分が問題となって、卑劣な男性教師の罠もあり、結局ストレートにハッピーエンドというわけには行きませんでしたね。姿を消した純子さんをひたすら待ち続けた達也クンの一筋ぶりには頭が下がりますが、ただその間、優香ちゃんは黙って待っていたというのは私にはちょっと意外かなと。優香ちゃんは達也クンのことが好きなんだし、達也クンだって優香ちゃんのことは妹として以上に、女の子として好きなのは間違いないわけで。純子さんに去られて傷心の達也クンを慰める優香ちゃんと、いつのまにか・・・と言う展開もありだったんじゃないかな〜(鬼

寝取られシナリオ。感想読んだ人にまで鬱が移ったらアレなんで、文字を保護色にしておきます。(汗  読む時は反転させてくださいませ。 他の女の子のも同様。

一番最初におねーちん寝取られシナリオ見たわけですが、達也クン感情移入モードで見てしまったため、致命的なダメージを被りました。(^^; いあシャレにならないくらいの鬱が入って・・・。だってねえ、純子さんが子どもの頃からずっとお嫁さんになりたいと思っていた達也クンの目の前で虎牙に陵辱され、あげく体の方は感じてしまって号泣。痛々しいなんでモンじゃないし、性器を強酸で欠損した達也クンが退院した時、純子さんに再会した時の彼女の姿は、どん欲にセックスのみを求める雌犬状態。性器に不具合のある達也クンでは、性的に純子さんを満足させることが出来るわけがなく。そんな彼をバカにする純子さん・・・あんた鬼や。(吐血 純子視点では、達也クンに対しては贖罪の気持と複雑な葛藤があったことが分かるのが救いと言えば救いですけど、セックスだけが生き甲斐になった純子さんにしてみれば、最期は結局虎牙の女なんだよね。とてもじゃないが、達也クンに感情移入した状態ではとても魂が持たないモンで(ぉ 虎牙の方に感情移入をすると・・・妙に純子さんに腹立ってきたり。(ぉぃ だれのせいで達也クンがあんなになったと思ってんじゃあこの色ぼけ雌犬ぐあ〜

達也よぉ、オレ(虎牙)の子を身ごもった純子さっさとやるから、オレのいないトコで幸せになんな〜って感じになってくると、妙に落ち着いてしまったゆ〜ちゃん☆でした。(ぉい

天童寺 菜々子

お金持ちのお嬢様。(笑) オプションにボディーガード、兼、執事のセバスチャンがついてくる(笑) 執事と聞いて、セバスチャンと連想する達也クンも達也クンだが、自分のコードネームにそう付けるセバスチャンも相当なモンだな。(笑) しかし、LeafのToHeartってもうリリースされてからそんなになったんだなあ・・・(遠い目

実は、菜々子ちゃんは、天童寺夫妻の実の娘ではなく、セバスチャンこと、元和製大リーガー鈴木二郎の奥さんの産んだ子供。奥さんの浮気によって生まれて子どものため、セバスチャンとは血縁はないが、血縁とは無関係に、天童寺夫妻に貰われていった娘を見守るという、なかなか出来ないことをセバスチャンはやってるのですな。そう言う気高い人たちに育てられたからこそ、ああいう出来た娘さんに育ったんでしょうなあ。(/_;) 因みにこの出生の秘密が分かるシナリオにはいると、菜々子ちゃん、今流行のスク水姿で達也クンとえっちしてくださいます。(爆笑) お嬢様+スク水・・・何という美味しすぎる設定なんでしょうなあ・・・(じゅる しかもお嬢様だけに、えっちの知識は達也クン達以上に無し。言い年齢になっているというのに、子どもがどうやって出来るのかとかそう言うことの知識は全くなし。(ぉ 冗談で実演するから脱いでみそと達也クンが言えば、ホントに脱ごうとするし。(^^; 確かにこれでは私でも危なっかしくて放っておけない。(汗

お嬢様なのに、なぜか不良やっている優香ちゃんと友達に。雰囲気が達也クン達の死んだ母親の雰囲気に似ていると言うことで、優香ちゃんも惹かれたようですね。幼い頃に両親を失っており、家族の絆に飢えている優香ちゃんが透けて見えるので、その話を聞いた時はちょっと切なかったり。(/_;) だけど優香ちゃんが惹かれると言うことは、同じ弱点を持つ達也クンにも有効なわけで。ましてや、菜々子ちゃんが、優香ちゃんの幼い頃の雰囲気をも持っているとあってはね。シスコン故に、妹と雰囲気の似た女の子を好きになっちゃった達也クン、義理とは言え正真正銘の妹である優香ちゃん、そして菜々子ちゃんとのみごっっっっとに三角関係に入ってしまいましたな。(爆笑) 妹の友達というのは、私にとっては、妹、幼なじみにつぐ萌えなシチュエーションだったりするんですよね。(笑) 特にそれによって妹が焼き餅を焼くなんてのは最高(笑) 

菜々子ちゃんのキャラクターについては、無条件で萌えられるんですが、シナリオとは言うと、ちょっと痛かったかなと。(^^; いあ、シナリオそのものにではなく、優香ちゃんの扱いがね。 優香ちゃん、中学校時代の琴をネタに虎牙に脅され、付き合っていることにされてしまうわけですが、これって妹erたる私にとっては、優香ちゃんを寝取られたのと一緒(げふ おまけに脅されていたからとは言え、言ってはいけないことを優香ちゃん、達也クンに言ってしまうし。母親の命日に達也クンと一緒にはいけないという優香ちゃん。「どうせ親子とは言っても、血の繋がった本当の親子じゃないんだから」 こんなセリフ、私が聞いたら、やはり達也クンと同様優香ちゃんをひっぱたいていたと思います。 親子にせよ、兄妹にせよ、血の繋がりで全てくくられてしまうモンじゃないでしょう。大事なのは想いを受け継いだかどうか・・・なのだから。そのことは優香ちゃんはよく分かっていることだから、彼女を嫌いにはなりませんでしたが・・・。

寝取られシナリオ 

菜々子ちゃんの場合、寝取られたとは言っても、それは体だけの話で心までは虎牙に屈してはいません。さすがはお嬢様、気高い・・・と思ったんですが、その代償が子供が産めない体になってしまうなんてあんまりじゃないかい?(^^; それも達也クンの言葉だけの描写というのはちょっと違うんじゃないかなと。(^^; そもそもナイフ一本であそこまで良いようにされる達也クンや和樹クンっていったいなんなの(^^; 余りにも情けなさ過ぎると感じたのは私だけではないと思うぞ。

ただ、おねーちんや優香ちゃんの寝取られシナリオとは違い、エンディングに救いがあるお話だったのは良かったなと。達也クンが辞めたはずの野球に再び身を投じ、それこそ大変な思いでプロになったのでしょうな。再び菜々子ちゃんが主人公と逢えるようになるその時が来ることをひたすら信じて・・・。暗黒の中にも、少しは光が差してきたような気分でありました。 不妊症となった菜々子ちゃんにも、きっと何らかの方法があるんだと、超楽観的に考えるのもありかな・・・とも思ったり。

岩崎 優香

主人公、岩崎達也の、血の繋がらぬ妹。本作のトゥルーヒロイン。達也クンの母親と、優香ちゃんの父親が再婚したことによって、義理の兄妹となった二人。両親を早くに亡くしてしまった二人は、文字通り身を寄せ合って生活していたわけで。他に身よりのない二人にとっては、血の繋がりがないことなど無関係に、お互いがお互いを必要としていたはずでした。達也クンが、優香を侮辱した野球部チームメートの虎牙に殴りかかり、全治一ヶ月の大怪我させてしまって、その責任を取って野球から身を引くことになったその時までは。優香ちゃんを傷つけまいと、自分が野球を辞めた本当の理由を伏せた達也クン。野球をやっている限り、優香ちゃんを一人で寂しい想いをさせることになると考えたこともあって、彼としてはその時は取りうる選択肢の中ではもっとも言い選択肢を選んだつもりだったでしょうが、優香ちゃんにしてみれば、自分のために野球を辞めたのだと、自分を責めることになる以外の何物でもないわけで。兄離れして、兄の負担を少しでも軽くしなければ、兄がいなければ何も出来ない自分もダメになってしまうと、敢えて兄と距離を離す優香ちゃん。プレイしていた時から、何となくそんな琴じゃないかなとは思っていたんですが、いざクライマックスでそう言う二人の切ない事情を明らかにされてしまうと、不器用な二人の悲しいすれ違いは、切ないなんてモンじゃないですよね。(/_;) もっと早く、お互いのお互いに対する気持が分かっていれば、数年間も心痛い心のすれ違った生活を送る必要もなかったのに。(/_;)

達也君達の生活は、当たり前だが貧乏。親の遺していった財産を少しずつ取り崩して生活していかなければならないのだから当然ですね。例え子どもといえども、家が貧乏なら協力しようとすると考えるのは自然なことなんですよね。私も子どもの頃は、彼らのように余った給食を自宅に持ち帰って、自宅での食事にする・・・と言うことは良くやってましたから。(ぉぃ さすがに優香ちゃんのように洗濯する手間を節約するために、指定ジャージだけで登校と言うことはしなかったけどさ。(^^; そんなことをすれば、臭いと言うことでイジメの対象になってたでしょうし。(げふ あの頃の優香ちゃんは、きっといわゆる「みにくいアヒルの子」だったんでしょうね。(^^; 大きくなってホントに綺麗になったトコといい・・・ 優香がグレていた時、達也クンが野球を辞めて暇なのだし、アルバイトで日銭を稼ぐかと考えた時、優香のセリフが「家にいろ」なんですよねえ。(^^; いくら達也クンを突き放しているように見えても、本音では少しでも一緒にいたいという気持があることが透けて見えて、余計切なくなったモンです・・・

他の女の子のシナリオでは、単なる危ない逝かれた男の虎牙も、彼女のシナリオで彼なりの言い分というのが分かってくるわけで。まあ虎牙にしてみれば、自業自得とはいっても、1ヶ月も入院させられるわ、部は対外試合6ヶ月間禁止になっているわ、で、当の張本人は部を辞めて責任とったつもりでいるわでは、やり切れなくもなるでしょうな。和樹と同様、日の当たる場所にずっといた達也クン。その能力と人気に対する羨望と嫉妬。それと優香に対する密かな想いがねじ曲がった形で表に現れ、あのような発言に繋がったのでしょうが、他者にとっては言葉というのは出てきたものが全てですからねえ。そんな事情で、達也クンを恨むようになったというのは理解できないわけではないです。達也クンの短慮な行動が、優香ちゃん、虎牙、そしてナニよりも自分自身の運命をゆがめてしまったわけであり。達也クンの責任は余りにも大きいですな。だからって、虎牙の寝取られシナリオを楽しめるような気分には、とてもなれないけどさ(汗。

私がこのゲームに超はまった理由、それは、幼い頃の兄妹の思い出話が妙にリアルに描写されているトコなんですね。(^^; 夜一人ではトイレに行けない優香ちゃんにトイレまで付き添って行く達也クンとか、プロレス技を掛け合っていた時、達也クンが優香ちゃんに「電気あんま」をかけていたら優香ちゃんがぼーっとしていた・・・とか(笑)バキ お互いの陰毛をみせっこしたとか(笑)バキバキ ふくらみ始めた優香ちゃんの胸を、すげー、やわらけー、と感動詞ながら揉んでいたとか(爆笑)バキバキバキ そう言う思い出話を、優香ちゃんと微妙な雰囲気になった時にやってくれるモンだから、余計萌え萌えな気持になってしまってね〜(笑) 胸を揉まれるのも、キスをするのも、そしてえっちをするのも、みんなお兄ちゃんとやるんだと、半ば本気で信じ込んでいた優香ちゃん。だから達也クンが菜々子ちゃんと初キッスをした時、動揺して手が震えたままだったそうな。そこまで妹に思われている達也クンは、正真正銘果報モンというベキでありましょう。(/_;)

お兄ちゃんからアニキと変わり、そしてお兄ちゃんに戻り。優香ちゃんの達也クンの呼び方の変遷。お兄ちゃんと戻った時の優香ちゃんは、数年間のブランクを埋めようとするかのように、兄と毎日ベタベタ、そしてえっち三昧。(笑) その気持ちはよ〜くわかるぞ(爆笑) 小さい頃のように達也クンのナニをにぎにぎは序の口で、毎朝達也クンのナニをおくちにぱっくんして起こす・・・こんなにもえろえろになった妹・・・お兄ちゃんは取っても嬉しいぞ。(/_;)(爆笑)バキバキバキ 学校でも我慢できなくて誰もいない屋上でえっちする二人。その背徳的なシチュエーションがまたなんとも・・・(笑) これら全て「真説・うちのお兄ちゃんのばあい」で描写されてるわけっすが、寝取られシナリオで傷心の私のハートを癒すには十分なものがありました(笑)

寝取られシナリオ

このシナリオ・・・一番見たくないシナリオでした。(吐血 そもそも兄にぞっこんの妹が、兄以外の人に初めてを奪われる・・・と言うシチュエーション自体が私に許されるものではないもので。(お 虎牙に感情移入等という手で回避できる生やさしいモンじゃないですからねえ・・・ それにしても虎牙の優香ちゃんを籠絡するテクニックには見事なモン。(汗 菜々子ちゃん達と仲良くしていてる達也クンのために、疎外感を味わっている優香ちゃんの心の隙間に巧みに入り込み、家族というものに飢えている優香ちゃんの気持を上手に利用し、好意を勝ち取るトコなんざ参考にしたいくらい。(お 後は虎牙のセックステクニックで、優香ちゃんを性の虜にしてしまい、かつ子どもを孕ませてママになろうなんて囁くなんぞ、まさに悪魔の手引き。母親が眠るお墓の前で、破瓜の血を流す優香ちゃんなんてのはシャレにもなりませんわい。このシーン、血涙を流さずにはいられませんでした。

他の二人の寝取られシナリオなんぞより遙かにねちっこい優香寝取られシナリオ。兄の前で堕ちていく姿を二度に渡り見せつけられ、あげくエンディングでは、えっちの技術が全くない達也クンを軽蔑、罵倒する有様。優香から生まれてくる子供が男の子だったら、達也と名付けて、その「達也」に今度こそ優香を幸せにして欲しい(はぁと)などと述懐するにあたっては、虎牙の狂気がついに優香にまで完全に浸食したと言う良い証左ですな。考えてみれば、優香が子どもを産む頃は推定17歳。その子どもが性に目覚める頃は、年齢的にもまだ優香は若々しい綺麗なままでしょうな。そんな眩しすぎる母親に迫られる息子の「達也クン」は哀れとしかいいようが・・・(^^; まあ優香ちゃんがここまで崩壊してしまうのは、ゲーム選択肢を考えれば当たり前のことで。優香ちゃんを大事にしていれば、最悪でも次のエンディングにはたどり着けるんですから。優香ちゃんを蔑ろにしたプレイヤーの自業自得と言ってしまえばそれまでなんでしょうが、それにしてもそこまで妹erの傷口をえぐり取るようなシナリオを作らなくても良いのに・・・(げふげふ

まあ、達也・・・と言うその言葉に対する優香ちゃんのこだわりから、優香ちゃんにとっての本当の想い人はやはり「達也」なんだと言うのが分かるわけで。優香ちゃんにとっての「お兄ちゃん」としては、このシナリオの達也クンでは力不足なんですな。えっちの技術がどうとかじゃなくて、優香ちゃんを受け止める男としてね。そう考えれば傷口は少しは癒せる・・・かな。(お

虎牙にいいようにされてしまった優香ちゃんを、達也クンが最期まで見捨てなければたどり着ける、もう一つのエンディング。実はこのエンディング、激しく痛いのに、なぜか気に入ってしまったゆ〜ちゃん☆です。(汗 虎牙に騙されたという真実を知って達也のそばにいることが出来ない、相応しくないからと泣きじゃくる優香ちゃんに「優香ちゃんが優香ちゃんである限り、自分のそばにいるのに相応しい」となぜ言えんのだ(笑)>達也クン 「お腹の中に、あの人の子どもがいるの〜!」と絶叫する優香ちゃんを見た時は、「旅に出ます。探さないでください」とやりたい気分だったのですが(ぉ 虎牙の血を引いた娘「」がメチャ可愛かったので旅に出るの辞めました。(爆笑)バキ 

血の繋がらない妹と結婚し、そして血の繋がらない娘と、血の繋がった息子、一男一女を得た達也クン。血の繋がりの有無で、子どもたちを差別する琴は決してないと言い切れぬ自分に別れを告げる達也クン。そう。口で言うほど簡単な琴ではないでしょうけど、確かに親子関係は血縁だけで語れるものじゃない。思いが伝えられればそれでいいのだから。それを知ることが出来た達也クンは、自分の不甲斐なさで、優香ちゃんを傷つけた罪も少しは拭えたのでしょうね。しかしさすがはあの虎牙の血を引く桜ちゃん。元からファザコンの気があったとは言え、20過ぎて血縁関係がないことを知るや、母親から達也を奪い取ろうとするなんざ爆笑モンでした。(笑) このエンディングで全てが救われたような気がします。(笑)

 

優香・菜々子二人ともお母さんシナリオ(笑)

私にとってのトゥルーエンド(笑)バキバキバキ だってこれって、「妹魂」〜しすこん〜 と同じシチュエーションだし。(笑) 優香は血の繋がらない妹、で、菜々子は幼い頃の優香の雰囲気を持った女の子。シスコンの兄としては、「二人ともお嫁さん」にするのが当然と言うべきでしょ?(爆笑)バキバキバキ いあ、お嫁さんにする前に、「二人ともお母さん」にしちゃったんだけどさ達也クンは(爆

個人的にはもう少し優香ちゃんと菜々子ちゃんの、達也クンの取り合いの描写を多くして欲しかったように思いますね。いくら達也クンの気持を惹くためとは言え、二人でぱんちゅを脱いで、わんわんスタイルでお尻とあそこを達也クンに見せつけるなんて、ちょっと唐突すぎるような気もするんで。(^^;(笑) もし私がリアルでそんな琴されたら引き・・・いあ、引かないねえ。据え膳喰わねばうんたらで、さくっと喰っちゃうか(爆笑)バキ

妹を孕ませた上、妹の親友をも孕ませようとする達也クン。傍目で見れば「外道」以外のナニモンでもないですよね(ぉ だけどだからこそ背徳感もばっちり。(爆笑) 実に萌えるシチュエーションでした。(笑)バキバキバキ でもでも〜優香ちゃんも菜々子ちゃんも、家族の絆に飢えていると言う側面もあり、早く子供を作りたがっているとあっては致し方がないでしょうな。(言い訳モード) つ〜か、寝取られシナリオでもそうなんだけど、優香・純子・菜々子、この三人のヒロイン。家族の絆の欠損という共通点があるせいか、妊娠願望高すぎ(^^;(笑) 虎牙の様に、孕んだらポイ!とやるならともかく(こら 真面目にお三方とおつきあいしていくつもりあるなら、責任取るのも大変でしょうなあ達也クン。同情するよ・・・(笑)

 

木村 かれん

オマケシナリオで出てくる女の子。安浦(通称 ヤスさん)の娘。母親の名字を名乗らせているらしい。 実は木村・・・と言うのは、達也クンと、その母親の旧姓であり、優香ちゃんの父親と、達也クンの母親が再婚した時に、現在の名字になったとのこと。そんな偶然からてっきりかれんちゃんが達也クンの異母妹と思ってしまうのは無理からぬ琴ですね。(^^; 私としてはそっちの方が面白かったんですが・・・(ぉぃ

それにしてもソフ倫の縛りがあるからとは言え、130cm、27kgで、ぺたっ・すらっ・ひらっ・なスリーサイズの女の子が18歳以上ってことはないだろ〜(笑) 父親に対するベッタリぶりと相まって、絶対にノ|\学生であると断言するゆ〜ちゃん☆であります。(ぉい

因みに彼女とのえっちしーんも「逆襲のかれん」というおまけで見られます。(ぉぃ ストーリーは非常にやばい。達也クン、ぺどの魔力に侵されているし(汗 ああなったら人間としてお終いだよな〜と以て他山の石とするゆ〜ちゃん☆でありました。(ぉ

 

以下番外(ぉ 男性キャラもなかなか目立った作品なモンで(笑)

 

舞浜 和樹(まいはま かずき)

達也クンの幼なじみで親友にして、野球&優香を巡る熱いライバル。(笑) 一言で言えば本当にいい人。達也クンや優香ちゃんのことをいつも気にかけ、時には自分が損な役回りになることも厭わない。ノーマルエンドにて優香ちゃんが達也クンへの想いを断ち切れないとみるや、折角優香ちゃんへおつきあいを申し込んでOK貰ったというのに、敢えて自分から振った・・・と言う形で、達也クンの元に行くように説得するなんてのがまさにその極地ですね。ただ彼の気持ちも良く分かる。「オレは優香ちゃんが達也を見ている時に見せる笑顔に惚れたんだ」というその気持ち。「長い・・・初恋だったな・・・」というセリフが胸に長く響きました。(/_;) こんな素晴らしい友人は、早々見つかるモンじゃないぞ。うん。(ぐふ

妹はいないらしく、「妹」というものに対して過剰な思い入れがある模様。時たま見せる「妹とのらぶらぶ〜」な妄想に爆走する和樹君を見ると、まるで自分の姿を鏡に映しているような錯覚を覚えました。(笑) 無論私は彼とは違ってスポーツは全然出来ないし、ハンサムでもないし、ましてや長身痩躯でもないし。(滅

 

虎牙 猛(こが たける)

本作の裏(ウラ)主人公。(ぉぃ 中学校時代の達也クンとの諍いの琴で根に持ち、達也クンを取り巻く女の子を全て奪い、彼に復讐しようと企んでいる。達也クンが隙を見せて女の子との絆が脆くなったと見るや、卓越した誘惑技術を駆使してヒロイン達を寝取ってしまう。寝取られシナリオを見て激しい鬱に見舞われたプレイヤーは数知れず。(ぉぃ

ただゲームの随所で見られるように、本質的には悪い男じゃないようで。ど〜も彼も家族の絆に飢えてるフシがアリアリと。本人否定してるけど(お でも純子さんの説得を聞いて激しくむかついてる所からも、いわゆる「ひねくれてしまった少年」の典型的パターンじゃないかなと。(ぉぃ 因みに彼の野望は、日本の人口の9割を自分の子孫で埋めること・・・なんだそうですが、野生の生き物じゃないのだから、種付けしておけば後は勝手に牝が子どもを育てる訳ないんで。どうも彼は抱いた女の子が片っ端から孕む、スノーラディッシュバケーション(byオーバーフロー)の「止」那美の脅威の生殖力を持っているようですが、彼ほど頭が良くないようで、種付けする女の子を間違っている模様。(ぉ 孕んだ沙希から中絶されてるらしく、オマケで表示される彼のプロフィールを見ると、多数の水子に悩まされている有様だし(ぉ  

優香ハッピーエンドでのみ、虎牙と達也クンの間にナニがあったのかが分かるわけで、そして、真・うちの妹のばあい で、虎牙の本当の姿が明らかになる。他の女の子のシナリオでは、単なる危ない男という評価でしかないのが、このシナリオで彼の見方が変わってきた人もいるでしょう。彼にとっての不幸は、優香シナリオ以外では、彼の存在自体が浮いていると言うことでしょうね。(^^; 絵に描いたような単なる女の子を寝取るだけの存在とか、若しくは絵に描いたような単なるやられ役としてしか見えないのですわ。存在が薄っぺらいというか。(^^; 薄っぺらいと言えば、寝取られorハッピー系以外のエンディングに乗ると、彼の存在全然注目されてません。まさにとってつけたようなキャラと成り下がってます。こんな程度のヤツに、愛しい女の子達を寝取られたのか・・・と腹が立ってくるわけで。(ぉぃ 彼という存在を、もう少し上手に組み込むことが出来れば、ナニも言うことがなかったのですが・・・

 

岩崎 達也(いわさき たつや)

言うまでもなく本作の主人公。キチンと優香シナリオに乗ることさせ出来れば、優香ちゃんにとって「世界一のお兄ちゃん」になる男(笑) 幼い頃、実父に扼殺されかけ、あげく蒸発されたと言うシャレにならない過去がある上、折角母親がいい男の人と再婚し、幸せを手にしたというのに、義父も実母も病で早くに死んでしまうと言う、不幸自慢やらせたら右に出る者がいない男でもありますな。(^^; それでも優香という類いまれな可愛い妹を持ったと言うことは、彼にとっての唯一の幸福だったことは疑いの余地はないでしょう。(うむ 母親の約束を守り、幼いながらも妹の父親代わりとなって、妹を守っていくいいお兄ちゃんであったことも。

ただ現実問題として、小学校の子ども二人だけで生活していけるのかどうか。(^^; 私は世の中の全てを知っている訳じゃないので確たる琴は言えないのですが、大概こういうケースの場合は、親戚に引き取られるか、身寄りがない場合は施設に入るかの二つだと思うんですね。二人には身を寄せる親戚はいないため、必然的に施設に入所することになると思うのですが、教師や近所の大人達は誰もそう言う手続きをしようとは思わなかったの?(^^; 例え子どもであっても、家計のやりくりは賢い子なら可能ですけど、法的に単独では契約を結ぶことが出来ない未成年相手に、家の貸し借りとかの問題はどうしたのか。現在は純子さんが保証人になると言うことでクリアしていたようですが。亡き両親の財産は、節約を重ねて来たとは言え、小学生だった二人が推定高校生になるまで生活するに十分な程、大きなものがあったようです。まして主人公は、妹と一緒にいる時間を少しでも長くしようと(ぐれていた妹も、暗にそれを望んでいた模様(/_;) )アルバイトすらしてないのですから。そう言った財産の相続手続きは流石に主人公には手に余るでしょう。細かい部分が気になるゆ〜ちゃん☆としては、そう言う部分の曖昧さが許せなかったりします。感情移入を削がれるほどではないですけどね。(ぉぃ

達也クンは推定高校生。ですが性的知識については中学生以下です。(^^; 一応保健体育の授業は受けているので、生殖の仕組みは分かってはいるようですが、えっちの時、ナニを入れる場所が分からなくて、お尻の穴に入れようとした・・・なんてのは良く聞く話だからともかくとして(ぉぃ 膣口をみて「お尻の穴が二つある!」はないだろ〜(^^; しかも膣口から流れ出る愛液をみて「軟便が出ている」には流石の私も萎えました。(汗 どついた優香ちゃんの気持ちがよ〜く分かった瞬間でもあります。 (ぉぃ 高校生になって自慰をしたこともなく、ましてや精通も、女の子とのえっちの時が初めて・・・と言う、今時の成熟度の早い子どもにはあるまじき真っ青な設定、射精の感覚を尿意と描写するほどの究極のチェリーボーイぶりには、違和感ありまくり。(^^; 世の中の男の子の数パーセントにはそう言うこともあるようですが、余りに特殊すぎる事例だけに、リアリティに欠ける所大ですね。でもまあ、達也クンがそう言うすれてない男の子・・・と言う設定故に、童貞と処女の初々しいえっちしーんを拝めるという利点もあるわけで。(笑) 達也クンも女の子もなまじ知識がないだけに、えっちの快楽にどっぷり溺れるという。(笑) そう言う設定に萌えられる私としては、悪いことばっかりではないね。(笑) 

達也クンは、シナリオによって様々な進路に進んでいます。ノーマルエンドでは、優香ちゃんに、えっちを餌にされることで野球部に入部(笑)、再び野球の道に。菜々子ちゃんシナリオも同様。寝取られの方(血涙)では、なんとプロの選手に。純子さんシナリオでは、草野球。そして、優香ちゃんトゥルーシナリオでは、学校の教師となり、野球部の監督に。トゥルーシナリオの方が、自分が野球での主体になってないと言うのが他のゲームにはない珍しい点ですね。無論それについてはキチンと説明してます。野球をやっていた頃の彼は典型的な野球バカで、それが為に、優香ちゃんを寂しい想いばかりさせていたと。あまつさえ母親の死に目にも会えなかったと。だからこそ野球のための人生ではなく、人生のための野球をしたいのだと。言い分はよく分かりますね。野球選手とか芸能人って、仕事を優先しなければならないが為に、自分の家族には本当に寂しい想いをさせることが多いようで。かの王選手も確か奥さんの死に目に会えなかったと聞いています。だからこそ野球のための人生ではなく、人生を豊かにするため、そしてナニより優香ちゃんとの生活を大事にしていけるような野球をやっていきたいと言うことなんだって琴は。

ただ、人は能力に応じて社会に貢献すべきだと言う建前が、共産主義の赤い血が流れている(こらこら が故に好きな私としては(ぉぃ プロでやっていけるだけの力を持つ、選ばれし男である達也クンには、やっぱりプロ野球選手になって欲しかったなと。和樹君の言うように、「世界一のお兄ちゃん」と「世界一の野球選手」を巧く折り合いを付けてさ〜。無理言っているのは分かってるんだけど。(笑) その意味では、トゥルーシナリオよりは、ノーマルエンドの方が好みですね。ノーマルエンドでは、優香ちゃんは達也クンと兄妹で恋人同士になったにもかかわらず、相変わらず「アニキ」と呼んでいるし、えっちもコンドーム使用でいまいち萌える展開ではないなど(こら 萌え度が低いのは事実なんですがね。(^^;

お兄ちゃん年表を完成させると、達也クンのその後が明らかになります。優香と結婚する自分の姿をあの人・・・つまり、達也クンの実父にも見て貰いたかったと言う描写があります。誠に申し訳ないのですが、その部分私にとっては違和感大きかったです。(^^; と言うのも、いくら今自分が幸せだからといって、過去に自分を殺しかけ、あまつさえ自分と母を捨てた父親を許せるモンなのですか? 達也クンの回想シーンで出てくる彼の父親って、ろくな男じゃありませぬ。達也クンの母親をほとんどレイプ同然に犯し、それで身籠もったが為に嫌々入籍し、生まれた子供を酒に酔った勢いで殴りつけ、トドメは扼殺しかけ・・ですからね。虎牙のように、そうせずにはいられなかった・・・と言う部分の描写がない限り、達也クンが実父を許せる気になったと言う部分には、とても納得がいかないのですね。 もしその状態で尚、実父を許せるのだとしたら、達也クンは天然記念物クラスの超お人好しと言うことで。まあそう言うトコがあるのは認めますけどね。(^^; えっちの知識のなさと言い、こんなお人好しの所と言い、色んな意味で凄い人であります。(^^;>達也クン。


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