新湊市議会議員 菊 民夫 です。

平成17年3月予算特別委員会質問要旨

a menber of the Shinminato City Assemble Tamio Kiku


質問1
契約変更と随意契約の透明性についてお伺い致します?
 堀岡小学校グランドの補正予算9,061,000円て何?

 堀岡小学校の本館完成後、順次体育館・グランドと整備が行われています。
グランド整備は昨年9月2日に契約され引き渡しが3月25日と聞いております。 今議会に平成16年度補正予算が計上されたなかで、堀岡小学校のグランド整備に9百6万1千円が計上さ れています。会派での予算説明そして先の予算委員会での石村議員の発言で当局の苦しい答弁があったが契 約変更と随意契約に透明性が感じられない。
 県は海竜町15fの宅地開発を促進するため、公共残土で埋め立てられた地域(宅地)の土地の安定を図 るため、数年 載荷盛土を採用してきた。しかし堀岡小学校グランド整備の補正における状況(1000m3不 測)を鑑みると、未だ土地が安定していないのではないかと推察される。市が契約変更の対照とし今議会に おいて補正予算を計上した「契約時の盛土の数量減」を特に疑問視しているのである。又もう一つの考え方 は、測量時の盛り土の数量との食い違いに対して、天候に左右されているのではないかと推察される。測量 は9月発注前、施行は秋から冬にかけての気象状況が極めて悪い状況化にある。特に台風被害(降雨量多し) や高潮被害による地下水位の上昇や積雪による被害(降雨量多し)が想定される。水位が高くなるため、その 地下水をポンプで排水(地盤が下がる:安定)をすればどうなるか自ずとわかるはずである。
 予算に反対するものではないが、契約変更・随意契約・業務委託について順次質問をいたします。
  1. 学校建設費(堀岡小グランド補正 計99,631,000円) \9,061,000-。
  2. 予定価格が提示(設計図書と金抜き見積書)〜価格の根拠
  3. 土木事業としての発注か、建築事業として発注したのか!
  4. 引き渡しの日は!(契約H16.9.2〜H17.3.25)
  5. 補正予算の取扱について!
    (分離発注か又は変更契約・随意契約かの判断は何に基づいているのか)
  6. 過去の契約変更と随意契約の実績はわかるか!900万の契約変更は過去にない!
    ・H15.1 契約額576万円 40.0%(管工事) 20〜30件/年
    ・H11.1 契約額294万円 34.1%(塗 装)
  7. 請負工事の変更契約は認められる内容とは〜土木は認め建築は認めない!
  8. グランド造成部分は(21,960u=20,300u+1,660u)
    計画面積が2万300uとすると1000m3とすると「49ミリ」 範ちゅう内ではないのかと疑問が生じる
    今年は異常気象で台風による降雨量が多かったことや1月に入っての積雪量や(工事のポンプアップが原因)
  9. 契約金額と補正予算の内容は(遊具と1000m3)一部、分離発注すべきではないか!
  10. 建築工事設計変更事務処理について(H5.4.20)〜金額でも縛ってはどうか!(分離発注すべきもの)
  11. 費用対効果:現況測量費(50万円)と設計費(設計料150万円+本江グランド2268万円) 設計GL
  12. 随意契約による「IT関連」システムの構築の支出に妥当性があるかである。


 2003年7月に行われた岐阜県可児市の市議選。人口9万3千人・定数24で実施された電子投票の 「無効」の判決が名古屋高裁で9日に言い渡された。電子政府・電子自治体システムの構築に必要な各種の 要素技術に問題を投げかけた。 電子投票機の過熱でダウンして29カ所の投票場すべてが1時間23分トップした。その時の再下位との差 35票であった〜帰った人・二重投票した人・記録の失敗他。その主の原因は信頼(電子投票システム)し て随意契約をした事に問題が発生している。不明瞭な会計処理を行ってはならないと言うことである。
  1. 可児市が契約内容や契約金額の情報公開請求に応じなかった。
    理由は電子投票の実績のないムサシ・富士通と相場を超える金額で随意契約した裏事情があったとされる。
  2. 随意契約や委託業務(電算システム・清掃業務)等、不明瞭な会計処理を行ってはならない。
  3. 業務一式・・・毎年一定額の予算処理・常識を欠く事業の繰り返し・委託金額が通常より高いと認められるもの


質問2
 平成17年度の新年度予算に設計委託料が盛り込まれている
  合併を意識しての頭出し。コンテンツが見えてこない!

中央文化会館改修基本設計策定に1000万円が盛り込まれている。南部中学のような新規の事業設計ではなく改修工事に対してである。 費用対効果の面から見るとよほどのコンテツがないと盛り込めない金額であると思う。その改修の内容とは! 外壁の劣化!バリアフリ−化!トイレの改修!・・・建物内の改修・・・機能の充実でなないのか!・・・基本設計があれば実施設計がある(改修予算総額は!) ・・・コンテツをハッキリしないのでは!・・・劇場の機能・展示機能・図書館機能・埋蔵文化財の機能等の見直しはしないのか!
  1. 中央文化会館改修基本設計策定業務委託料 \10,000,000-
  2. 南部中学校増改築事業(基本設計と用地交渉) \10,400,000- 
  3. 過去本江グランドの基本設計(堀岡グランド整備測量)・・・費用対効果とは何!
    (設計150万+工事費2268万円 造成工事の伴う部分は測量費50万円!+工事費9057万円)
 

質問3
 海竜町第2期宅地造成事業について。

 昨日、産業建設委員会で「海竜町第2期宅地造成事業について」説明を受けたところであります。今日の 予算委員会終了後土地開発公社で理事会にかけられます。 地元の強い要望であり、新港開港にともなう埋め立ての補償事業の強い性格のものであります。昨年の9月 定例議会の予算委員会でも申し上げましたし、12月の代表質問での測量費50万円の補正についても県と の交渉事に対して海竜町の2期工事について県と市の住み分けも指摘したところであります。
  1. 土地開発公社での事業展開でポルボウザル方式に100万の予算計上がなされるがその主旨を明確に!
  2. 載荷盛土と矢板の状況について・・・公共残土の処理状況を調査せよ
    (載荷盛土での土地の安定について不安を感じる/堀岡小学校グランドや隣接の公園緑地は大丈夫か!)
  3. 提案型の実施が地元業者を圧迫しないか慎重に取り扱われたい。
  4. 近隣との売り出し単価の整合性についてどう思うか。
    優遇処置・海王町の売却・指定宅地収得事業・マイホ-ム支援事業の最後の年

     区画整理事業による販売状況   調査:塚本(都市計画課)14.12末
    地区名 販売開始時期 販売価格 造成数 売却数 残数
    片口高場南部 11年10月 126,740円/坪 201区画 76区画(36%) 134区画
    片 口 北 部 13年02月 114,000円/坪 152区画 4区画(3%) 148区画
    足 洗 東 部 12年10月 89,250円/坪 157区画 13区画(2%) 144区画
    民 間 開 発 14年12月 300区画
    726区画
       *上記は平成15年3月
    予算特別委員会資料

  5. 開発エリアの状況は(県有地の公園緑地も含むべきでないか:載荷盛土)〜多目的スペ−ス(商業施設)
  6. 新市「射水市」に移行しての宅地開発での不動産の動きを把持すべきであるが考えは!(H19.4売り出し)
    全国公示価格、富山8.1%下落率全国第2位。住宅地は48,200円! 富山新聞 2005.3.24

【参考資料・2004.09.14予算委員会での質問要旨】
 海竜町の住宅政策と学校施設のありかたについて
 学校プ−ル・旧体育館・緑地と公園の考え方。
    海竜町15f全体の開発行為のありかたと、新湊大橋との基本的なプロセスについて問う。
  1. 新築した堀岡小学校敷地に学校プ−ルは本当に必要か?
  2. 旧堀岡小学校体育館はどう扱うべきか?
  3. 堀岡小学校周辺の緑地・公園整備(手法)はいつ誰が整備すべきか?
  4. 新湊大橋を意識して、第2期宅地造成事業5.3fに商業施設用地1fを確保すべきではないか?
 1、堀岡小学校の本館完成後、順次体育館・グランドと整備が行われています。次は、学校プ−ル建設が地元要 望に上がるものと思っていますが、今年の水泳指導は海竜スポ−ツランドで実施されています。来年度以降
堀岡小学校と周辺整備 の学校プ−ルの在り方を問う。近隣に地の利を生かした天候に左右されない温水プ−ル(海竜スポ−ツラン ド)があり、夏場の2ヶ月余りの学校の水泳指導に対しプ−ル建設は本当に必要か?費用対効果(6,000万 〜9,000万)の面でも考える必要がある。私は学校プ−ルは必要ないと考える。学校の教育施設の在り方に 特色を持たせるべきであり、プ−ルに変わる教育施設を検討すべきと考える。

 2、新しい堀岡小学校体育館が竣工したことで、旧体育館を、地元では解体すべきとの声もあるが、建設当時 の実情を考えると社会教育体育館として残すべきと考える。当時、堀岡振興会は北陸電力の石炭転換にとも ない騒音と粉塵に対しての地元補償がなされた。補償内容の中で、地域振興対策費に『地域住民体育館』の 建設費1億円、『堀岡小学校の環境整備』に9千万を振興会を通じ市に指定寄付した経過があ。過去に、旧 小学校の体育館が地下水の汲み上げにより地盤沈下を起こし老朽化が目だっていた。当時の竹長教育長の意 見もあ、小学校の体育館と地域住民体育館(一般開放)の二つの機能を併せ持った新体育館建設(案)に地 元のPTA・体育協会・振興会が同意した。当時の小学校の体育館としては大きな規模になった。
 社会教育施設として整備していくには、普通財産として整備し、条例改正(新湊市立堀岡体育館)が必要 であ。新年度に向け速やかに移行されたし。又、管理は堀岡体育協会が行い1階の玄関右を事務所(体協事 務室)や2階部分の改修も含めて新年度予算に盛り込むべきである。
 
 3、堀岡小学校周辺の緑地・公園整備(手法)はいつ誰が整備すべきか?
都市再開発用地15fにどのように住宅を張りつかせるか大きな課題であった。当時、県の港湾課は『港湾 計画』の中で東西9.7fの開発の規模に難色を示していた。地元堀岡振興会は開港後、堀岡の人口減にと もない20f住宅関連用地の必要性を説いていたが、その理由付けができないでいた。その後、堀岡の旧市 街地の人口密度が非常に高いことを上げ、人口密度を押さえる為と称して隣接する海竜町に300戸1000 人の人口増を求めるため15f(現在)を港湾計画に正式に位置づけた。
平成5年3月に『新湊市東部地区都市整備基本計画』を作成し現在の海竜町15fに堀岡の夢を託したわけ である。第1期工事76区画を平成12年3月に売り出す迄に多くのプロセスを経てきたことは言うまでも ない。防波堤撤去を身のあるものにするため、平成11年に旧防波堤部分を臨港道路とし港湾計画に位置づ けされたことで、海竜町15fの南側の輪郭が決まった。当初のゾ−ニング計画では現在の小学校用地周辺 にセンタ−用地0.7f・集合住宅2fを配置する計画であり、公共用地(小学校他・・)は海竜町(戸建 て住宅)とは別とし、新たに5fを求めるものと前振興会(後藤・四間丁)から申し送りされていた。当時、 第一期工事の住宅用地が思うに進まず、振興会と県港湾課がギクシャクし、最後に東部出入り口の工事車両 をストップしてしまった。
堀岡小学校と周辺整備  私は、住宅用地の造成促進(県)と宅地張りつけの為の公共事業誘致(堀岡小学校移転構想)を持ち出し 振興会と県の両者痛み分けとした。小学校の建設促進するためには校舎敷地の確保を県に示すことが急務で あった。公共施設は第一期工事の東側道路で求めることとし、将来のセンタ−コアとして位置づけし、小学 校用地・幼稚園用地・公民館用地や、地域防災等も考慮し小さな緑地や公園を作らず全て公共施設周辺に集 約すべきとした。旧小学校は1.6fありその2.5倍の4f程度とした。小学校の敷地は校舎を北に配置 するか西に配置するかで敷地の体系が大きく左右されるものの、将来に遺恨を残さない為に南北の計画道路 を更に東40m(実質39m)余り振ることにした。西校舎で東グランドの計画がなされるとグランドの 100mの直線コ−スが取れなくなる可能性があることや、子供の増員により教室の増築が東側に余儀なく された時のことも考慮し、公共施設用地を4.5f(実質4.7f)と当初計画から0.5f増やしたので ある。よって、公園・緑地(D-1,2,3)は地域防災や環境の面からも今も なお県有地であり、15fの都市開発用地の集大成であり県が事業主体となって開発を進めるべきである。 この公園・緑地が完成して初めて海竜町15fの開発が完成したと言えるのである。 第二期工事の開発エリアに公園・緑地を含めるべきである。県と十分協議されたし。
 又、旧堀岡小学校グランドの取扱については当時、公共用地(新校舎)を海竜町に求めたことで、旧グラ ンド(1f)を海竜町の住宅用地代替えを助言した。今後、射水町自治会、地元堀岡振興会が中心となり結 論をだしてもらえるものと思う。

 4、新湊大橋を意識して、第2期宅地造成事業5.3fに商業施設用 地1fを確保すべきではないか?
第1期の造成地が完売し、第2期の事業化について、地元から県に要望され現在どのように推移しているか。 1期工事は県の住宅供給公社や建築住宅課等が事業主体に難色を示し、最後に市の土地開発公社が開発行為 を興し工事を進めたが、第2期の5.3fの開発は県がやるべきものと思うのだが現在、県との調整が何処 までなされているのか。又県と市との住み分けがどこまでなされているのかお尋ねをしておきたい
 聞くところによると、県は9月(17年3月完了:3,000万)に開発予定地の面積を確定するための測量業 務と県が施行する北側の外周道路の実施設計業務が発注されたと聞いている。特に指摘しておきたいのは臨 港道路東西線の東側の降り口(海竜スポ−ツランド)は騒音その他で戸建て住宅の開発が馴染まないと思う。 そこで、海竜スポ−ツランドや新湊マリ−ナ、ビ−チモデル事業が立地していることから、将来のにぎわい 創造のため5.3fの宅地造成事業の中に商業施設1f程度を含ませるべきと思う。将来の商業施設が住宅 建設促進につながると思うからである。
 1fの商業施設誘致には、堀岡漁業の養殖魚専門(トラフグ・ヒラメ他)の民泊組合を創設すべきである。

堀岡小学校と周辺整備


    調査資料
  • 緑地 1,646.41u
  • 公園用地 13,870.7u(公園D-2 4,392.10u/公園D-1 9,478.60u)  
    調査資料
  • 堀岡児童館 昭和55年10月竣工 建設費186,920,000円〜建設して今年で24年
  • 旧堀岡小学校体育館 昭和60年2月竣工 建設費204,650,000円〜建設して今年で 19年
    (堀岡振興会/PTAより建設の為160,000,000円の指定寄付・補助金無) 

  

(2005年3月18日 新湊市議会予算特別委員会室 CATV放送 所要時間30分)





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