●字画のいい名前、悪い名前というのはあるのか?
人の氏名を使って占いをするときは、字画がよい、悪いと分類しますが、流派によって字画の出し方はまちまちで、占いの世界に共通の見方はありません。つまり世の中にはじめから字画のいい名前、悪い名前が実在しているわけではないのです。
このページは姓名判断(字画占い)のご紹介、ご説明ですが、「占いを信じてください」「かならず名づけに使ってください」ということではありません。名前の専門家の見方と、占いの答は、まったく関係ありません。占いにしたがう名づけは、やりたい人だけがやればいいことです。
基本は五つの足し算だけです
天格数(名字の部分) 人格数(名字の最後の字 + 名前の最初の字) 地格数(名前の部分) 総格数(氏名全部) 外格数(人格以外の部分) この5つの格数の吉凶をみるのが字画占いで、吉数が多いほど字画がいいということです。図では8、16、24が吉数です。つまり、字画のいい氏名、悪い氏名の2種類があるのではなく、吉数がいくつあるか、というランクのちがいだということです。 ★これは占いのご紹介であり、統計で証明された事実ではありません。占いが楽しい、というかたは、占いにしたがって名づけをしている、ということです。 ★格数の計算のしかた、吉凶の決め方、意味づけなどは、占いの流派によってちがいます。 |
● 文字の画数のきめ方がちがう たとえば広末涼子さんのばあい、 ●広は、辞典どおり 5 画だ ●広は旧字の「廣」にもどして15 画 ●涼は辞典どおり 11 画だ ●涼はサンズイだけ4 画に数えて12 画だ ●子は辞典どおり3 画だ ●子は画数に入れず、0 画とする というふうにちがうのです。 「漢字には画数の霊力がある」と言う占いの世界でも、画数(霊力)のきめかたはマチマチです。 ● たし算のしかたもいろいろある 1字名字や1字名前のとき ●外側に1を加える ●外側に1を加えない ●外側に1を加えるが総格数には加えない というふうにちがいます。 たとえば「弘」という1字名の場合、地格数は そのまま5画だと言ったり、もうひとつ1を加えて6画にしたり、地格数は1を加えるけど総格数には入れない、と言ったりします。 |
流派による足し算のちがい ○のついた数字は吉数 |
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● 天格数と人格数の相性、人格数と地格数の相性をみる流派もある これもやはり天格数、人格数、地格数の出しかたが流派によってちがいますから、広末涼子さんも、右の図のようにいろいろな答がでてくることになります。 |
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● どんな数が吉なのか凶なのか、どんな意味をもっているのか? これも流派によって、説明がちがいます。 わかりやすく1から30までの数の吉凶について、A〜Lの12の流派での吉凶を表にしました。 ◎は大吉 〇は吉 △は吉凶なかば ▲は凶 ●は大凶 (注)右の表にあげたもののほかにも、流派はたくさんあります。占いでは 「他運との組みあわせによって凶運に転じる」「忍耐と自重によって吉運を得られる」 といった表現も多く、そういうどっちつかずの言いかたをする流派は、この表には書きこめないのです。 (注)「どの流派でも悪いという数はさけたい」と言う人もいますが、そのまえに、格数の出しかたが流派によってちがいますから、「この流派で数えたばあいに…」と、やはりまず流派をきめなければならないのです。 |
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● 音を使う流派もある 字画のほか、名字と名前の音の相性をみる流派もあります。 そのなかでもさらに漢字を音読みにする流派と、じっさいのよび名でみる流派があります。 たとえば「広」の字は音読みでは「コウ」、実際は「ひろ」ですから、広末涼子さんの場合は、またもや右の図のように判断は分かれます。 |
音の相性の流派によるちがい |
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● 文字の画数の偶数と奇数の配列をみる流派もある 氏名の文字の画数を「偶数●」と「奇数○」に分けて、その配列で占う方法もあります。 ただし、広末涼子さんの広や涼の字は、流派によって画数のきめかたがちがいます。 そこでまた右の図のように判断は分かれます。 |
偶数・奇数の配列の流派によるちがい |
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● 五つの格数のどれを重視するのか? 人格数が大事だといったり、総格数が重要だといったり、女の子は地格数が大切だといったり、またど こか一つでも凶数があると不吉なことをヤマほど言ったり、これもさまざまです。 |
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● 戸籍とふだん書く字のどちらでみるのか? 戸籍が渡邊さんとか、渡邉さんで、ふだん渡辺と書いている人は、どちらで数えるかは流派によってちがいます。 |
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● 字画占いと、ほかの占いをまぜて使う流派も多い 字画占いと、図のようなほかの占いをまぜてつかう流派もあります。生年月日を使う占いとまぜた流派では、じっさいにお子さんが生まれ、その日時がきまらないと名づけの作業ができません。 |
字画占いとまぜる他の占い
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●だーれも知らない姓名判断 このほか姓名判断には、右のような、あまり知られていない方法もあります。 とくに流年法は筮(ぜい)の知識がないとわからず、むかしから秘伝中の秘伝とされていて、いま占いの業界でもほとんど知る人もいませんが、べつに知っていて自慢になるものでもありません。しかもどこから伝わったのか韓国の姓名判断の本にのせられたことがあります。 |
そのほかの姓名判断
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