出生届はいつまでに出すの? |
![]() 出生届は24時間受けつけられますから、この期間内であれば、夜中に宿直の人にわたすこともできます。ですからお子さんの名前もそのときまでに決めたほうがよいでしょう。 なお外国での出産の場合は、3か月以内に届け出ることになります。 |
14日までに名前がきまらないときはどうしたらいい? |
![]() ただし、あまりに日数がたってから出しますと、期間経過通知という書類を書かされ、おくれた理由を簡易裁判所で審査されることになります。そして「たいした事情もない、ただの怠慢だ」と判断されますと、過料といってなにがしかのお金を請求されることもあります。 でもこれは、刑事罰の「科料」とはちがい、前科にはなりませんから、ご心配なく。 また、14日の期間内に出生届の子の名前の欄を空白のまま出し、14日を過ぎてから名前だけ書き入れる、いわゆる追完(ついかん)手続という方法もあります。この手続きをした場合は、書類としては不備でも期限内に出生届を出していますので、過料は請求されません。 ただ、この手をあまり安易につかうと、戸籍のなかにそのいきさつを書きこまれ、「名は未定」などと書かれることがあり、あとあとみっともない思いをすることもあります。 |
出生届はどこに出すの? |
![]() 1 親の戸籍があるところ(親の本籍地) 2 親の所在地(親の居住地、一時滞在地) 3 子の生まれたところ(子の出生地) ですから実家で里帰り出産になる場合も、3によって、そこの役所にも出せます。 ただし2の親の所在地というのは出張先や旅行先などを含みますから、じっさいは全国どこの役所でも出せるわけで、場所の規定など、あってないようなものです。 ただ万が一の手ちがいなどを考えれば、あまりとんでもないところで出さず、できれば親の本籍地か居住地で出したいものです。 なお列車や船舶での出産は、つぎの下車駅とか寄港地でできます。外国での出産は、日本の大使館か領事館に届けでます。 |
出生届の用紙はどこにあるの? |
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出生届はだれが出すの? |
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出生の届けでとくに注意することは? |
![]() 本当に注意しなければならないのは、役所に審査義務のないことがらです。たとえば、まちがった読み方の名前、男女をまちがえる名前などは、役所は何も言わずに受け取ってしまい、そのためとんでもない難点のある名前になってしまう、ということもおきます。役所が審査しないことこそ、すべて親の責任ですから、くれぐれも注意が必要なのです。 |
名前の漢字の読みかたに制限はあるの? |
![]() たとえば「美」の字を例にとれば、 音=ビ 訓=うつくしい 名乗り=うま、うまし、きよし、とみ、はし、はる、ふみ、み、みつ、よ、よし、よしみ であり、これらが名前では正しい読みかたです。美の字のばあいは、圧倒的に名乗りの「み」の読みかたが使われているわけです。 |
名前の漢字の読み方は親が決めていいんだ、と聞きましたが、本当? |
![]() そういうことは常識でわかることなので、わざわざ法律で決めていないのです。字の読み方まで法律でしばられないと正しく読める名前がつけられない、というのではあまりにおそまつな話です。 |
<専門家の失敗談> むかし執筆した名づけの本のなかで、ある名前にうっかりまちがったふりがなを書いてしまいました。読者のかたがその名前を役所に届けたところ、たまたま読みかたをきびしくチェックする役所で、出生届が受理されず、読者のかたと役所の両方からきびしいお叱りをうけました。「読み方はどうでもいい」などとは、専門家は口がさけても言えないことで、みっともないミスであり、ただおわびするしかありませんでした。 まじめな態度で読み方に注意していても、うっかりミスがおきるのです。ましてや「読み方はどうでもいいんだ」などという気持ちで名前をつくるのはあまりに危険です。くれぐれもあとで後悔のない名づけをしてください。 |
出生届に書いた名前をあとで訂正できる? |
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名前の読みかたはあとで変えられる? |
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出生届が受理されないこともあるの? |
![]() 1 母子手帳と印鑑をもっていくのを忘れる 2 名前に使えない字で、子の名前を書いている 3 医師や助産婦の証明欄が空白になっている(医師や助産婦がたち合わな かったときは、生まれていることをべつの方法で証明すればいいのです) 4 父母の生まれた年を西暦で書いている |