99’1.4〜1.30
- 1月30日 「ユー・ガット・メール」
- 試写会行って参りました。場所はなんとホテルでして、受けつけするといきなりチャペルにご案内されちゃって どうしようかと思いましたよ。でもって会場も宴会場。なんか違うよ・・いつもと。なんて 思いつつ、開演前に一生懸命ホテルの宣伝をしてらした間、しっかと寝てしまった私でした(笑)。
母から受け継いだ児童書の専門店「街角」のオーナーのキャスリーンと、その店の前に進出してきた大手 ディスカウント書店の重役のジョー。仕事上ではライバルで、ひょんなコトで顔見知りになってからは、 会うとケンカばかり。
2人とも、恋人はいるが(この恋人達がかなりのキャラクターものでおもしろかった)密かに、 「NY152」「ショップガール」というハンドルを使って、 Eメールで楽しんでいる。その相手が会うと嫌味の言い合いになっている相手とは気づかずに・・・さて、映画ですが・・・いやぁこれはもう、なんっていったらいいか。だーい好きなミュージカル 「シー・ラヴズ・ミィ」のリメイクでしょうがっていいたいわ。
゛手紙のあなた゛で始まった2人の恋が今回は現代のNYに、そしてEメールへと変って…
そもそも、この舞台自体が「街角」って映画の舞台化だったのよねぇ。そりゃそのまんま そっくりって訳じゃないけれど、起承転結がすべて同じだもの。
特に、薔薇の花を本に挟んで待ち合わせをするくだり…ジョーが相手がキャスリーンだと知った辺りなんて そのまんまよ。そのまま、しらんふりして話しかけて、けんかして帰ってきて、そのあと風邪 ひいた彼女のお見舞いに言って、お互いひかれてしまう…
うーん。もうこの辺り話しの展開に唖然として、一人で笑っちゃいました(^^ゞ。2人がひかれてた後なんかはもう少し自然になっていましたね。二人がそれぞれの恋人と別れるエピソードとか すっごく自然でよかった。でもね。あまりにもジョーのやってることが…
あの状態で、実は僕が「NY152」だと言われて果たして素直に「あなたで良かった…」なんて言えるんだろうか。 それほど、彼女が彼に惹かれていたってコトでしょうけどちょっと悪趣味とちゃうやろか?? 私ならからかわれていたような気がして仕方がないような気がするよ。メグ・ライアンはほんとこんなチャーミングな女性が似合うわ。あちゃーって後悔した顔が最高に可愛いの。 鼻かんでる姿までチャーミングに見えるなんてすごいわ。トム・ハンクスに関しては・・・ この方私どーもタイプじゃないんで、プライベートライアンみたいな映画ならともかく、恋愛物はちょっと …なんですよねぇ^^;。
しかし、ああいうディスカウントの本屋さん日本にもできたらいいのになぁ。 コーヒーが飲めてて、くつろけで広いの。日本の本屋のイメージって、図書館みたいに シーンとしていて、なんか立ち読みお断りなんて札顔に書いてあるようなおじさんが、 じっとにらんでるってイメージだもの。キャスリーンの店もすごく 可愛くて、子供が自由に遊んでいて子供の頃あんな店があったら、ずっとそこにいただろうなぁなんて思いながら見てた。
- 1月28日 「シルクスクリーン」
- 東京に行った日、2本の舞台を見る合間にちょっと素敵なものをみた。 芸術座からJRの線路に向かってちょっといったところにあった、ショールーム。
展示即売会をやっていますが、見るだけでもみていってくださいってな常套句に誘われてついふらふらと 入ってしまったの(笑)(どーも警戒心なくてねぇ私)。
こじんまりとしたスペースにたくさんの絵が飾ってあった。入り口に飾っていたピエロの絵を見て入って しまったのだけれど、中にも私の好きそうなものが…。絵とかってわざわざ見に行ったり なんかしないけれど、やっぱり美しいものはよろしいもんで…^^;。
そこにセールスマン現われて…ずっと説明してくれた。そこにあるものはみんな「シルクスクリーン」 というものだって話し始めて延々と(笑)。でも、シルクスクリーンって、ヒロ・ヤマガタや、 ラッセンの絵が有名になってから、耳にする画法ではあるけれど、あんまりよく知らなかったので、 得したよ。版画の一種だってことしか知らなかったんだもの(冗談でなく、シルクの布の上に描かれている のかなぁって思ったりしてたもの^^;)。
一色につき1枚のシルクの布を使い、刷る部分だけ残してロウを塗ってガードして、色をつけるのだそう。 そう思って回りを見渡すと、細かく色が使われているものが多くて、ひとめ見ただけで、 時間と手間がかかっていることが分かって気が遠くなった(笑)。
そして、絵の端に書いてある数字は刷った枚数と、そのうちの何枚目かを記しているとか、 油絵とは違って200年ぐらいはのままの状態で保存できるとかetc。
何人かの画家さんの作品があったみたいだけれど、その中でも「イレーヌ・メイヤー」 って人の作品が私は好きだった。かなり立体的に見えるよう。モチーフがちょっと変わっていて、 見方を変えるとグロテスクだったりもする。トランプがらせん状に巻いていて、そこから腕が出てたり …自画像とかってやつは、顔がいーっぱいあって…。なぜかそういうのに引かれた。
他にも、女性をかたどったかわいらしいのとか、抽象的な作品とか…あったのにね。
1枚100万円ぐらいの値がついていて、その金額に驚くと一生物だと思えば高くないという。 確かに消耗品じゃないしそう言われればそうだけれど…やっぱり世界が違うので、 そう言う具体的なお話になったところで辞退して帰ったきた。その人ホントに絵が好きなんだろうなぁって思ったよ。あれが゛仕事だから゛だとしたら、すごい人やわ。 帰り際きっとよく売っている人なんだろうねって一緒にいた友人は話していた。確かに・・ ほんのほんの一瞬だけれど、欲しくなったもの。
それが今だ尾を引いて…あっあぶな!!(笑)←かえへんかえへん、- 1月26日 「幻色江戸ごよみ」
- 宮部さんの「幻色江戸ごよみ」。はいつもの話とちと違う。うーんなんていうんだろうこういうお話。 江戸の町の中のこばなし。時代小説ってんですか…(おびに書いてあった)ほんと全然違うのよ。 なんで、こんなに違うものが書けるんやろうか??
くすっと笑えたり、背中がぞくっとしたり、ほっこりしたり…なにやら忙しい。江戸の町の人は生きていくのに 一生懸命だ。で、ちょっとした怪奇話が良く似合うわ。
人情味がある生活、人が純粋なだけにささいなことで騙されるし、人に惚れるのもものすごい一途。 何百年も前の話を書くのってすごいと思う。かなりいろいろなことを知っていなければ、登場人物が 自由に動かないだろうに…。半分は想像。でも、土台は架空のものじゃないからウソを並べるわけにはいかないしねぇ。12話ある話の中で好きだったのは、「器量のぞみ」と「まひごのしるべ」。「器量のぞみ」は 醜女と呼ばれていたお信が、゛器量がのぞみ゛で美形の家族に嫁に来てくれといわれる。 家族は、自分達の器量が悪くお信の器量がいいと信じている。それは、だんなの父親が好きで、 一緒になれなかった器量のよくない女性の祟りだったの…
祟りっていってもそんなコワイものじゃなく、ある日お信のところにでてきてもう祟るの辞めるっていうの。 でも、その祟るの辞めたらお信の顔が、ぶさいくに見えて追い出されないか心配してくれるの。 で、自分を成仏するかどうかはお信にまかせるって…お信は最初やっぱりおいだされるの怖くて、 そのままにしておいたのだけれど、自分の可愛い子供が同じように、美しい顔が美しくみえずに育ってきたのをみて 、決心するって話。もちろん、お信は追い出されたりしなかったんだけれどね。
この話しの何が好きって、祟っていた女性が、お信を心配して出て来たり、お信もおいだされるかもしれない からってしばらくはそのままにしておくところかなぁ。人間臭いよねぇ。
それに、祟るの(本人は意地悪っていうの)やめるから灯篭でも立てて成仏させてくれって… なんかおもしろいと私は思った(^^ゞ。電気とかなくて、夜が今よりももっと長くて…今は、人が生活する時間が多すぎてお化けも出てこないよ。 科学の進歩って自然の植物や動物だけでなく、見えない世界っていう世界に住む生き物も住みにくくしてるのかもしれ ないなぁってヘンこと考えちゃいました。
- 1月24日 「ソング&ダンス」
- 昨日「ソング&ダンス」の初日見てきました。年末にライオンキングに行った時に、23日が初日だと知って、 じゃ帝劇に行くんだからついでに見れるじゃない気づき半ば無理矢理行ってきました。
帰りの新幹線の時間があって、コールを待たずに一番に会場から走り去った白いやつは私です^_^;。失礼なやつで 出演者の皆様ごめんなさい。いきなり走って出てきたから、会場の係りの人にもびっくりされちゃったぁ〜 もう少し余裕もってチケット取っておけばよかったと後悔しました。 でも東京駅で時間余っちゃって…一人でムクレテタ(>_<)。
初日って雰囲気が違いますね。「エビータ」の時も初日で、あの時もやたら背広着たおじ様多くてびっくりしたけれど、 他の劇団員の方、浅利さんも一番後ろにいらっしゃっていたし、作家の赤川次郎さん、 軽部アナウンサーと…流石、東京なんですかぁ(笑)。ちょっと得した気分??はじめて入った四季劇場「秋」。春よりもまた一回り小さくて、舞台が近い。ストレートプレイとかするには いいのだろうなと思った。
モノトーンでまとめた衣装、簡素なセットとあくまでも、出演者の歌と踊りに重点を置いた舞台でした。
前半45分、後半60分。すごく密度濃かったなぁ。
ヴォーカルパート、ダンスパートと分けられた出演者。それだけにそつなく、素晴らしかった。 はじまりはやっぱり「アプローズ」で、「コーラスライン」「キャッツ」「ウエストサイドストーリー」「クレージーフォーユー」etcと迫力のダンスが 主の一部と「ジーザスクライストスーパースター」「スターライトエクスプレス」「オペラ座の怪人」「アスペクツオブラブ」「エビータ」etcと、 それぞれの歌唱力で押された2幕って感じで、日下さんの語りによって進められる。この語りが 重みとそれぞれの演目を自然に繋げてくれるの。でもちょっとばかしくどいと感じる事もあった。
今回のためにされたという振り付けは、キレが良くて気持ちがいい。帽子の使い方が憎いねぇ〜。 あんな踊りをあんな風に踊ってみたいなぁなんて 思っちゃいます。つくづくダンサーとして出ている方の体って、見るからに 踊れそうですごいって思っちゃいます。おっきいし、かっこ良い(^^ゞ。
個人的には2幕の方が入り込めた。好きな演目の歌だったり曲だったりするせいもあるねキット。
女性陣では、圧倒的な存在感がすごく、可憐な雰囲気を残しながら大女優としての貫禄がすごかった野村玲子さん。 この方の歌って、役者の歌だよねぇ。こういうコンサート形式のところよりも芝居の中での方がいいかなぁなんて 思いながら見ていたけれど、志村さんをしのんで歌った歌、最後の「アルゼンチンよ泣かないで」 には感動させられました。すごくかっこが良かったのが坂本里咲さん、踊りも素敵でした。あんまり 舞台みたことないので、「ライオンキング」ナラとか見てみたいなっ(キャスティングされてないのかな)。
堀内さんは、ソプラノの声よりもアルトの音域の方が私は好き。「ブエノスアイレス」が良かった。 「トゥナイト」はすごい声になっていて(変というのではなくすごい高いキーということ)、 難しい歌なんだなぁと再確認。同時に、宝塚の今度の舞台がますます不安に…^_^;。
早水小夜子さんはお初だと思うのですが、ほんまにポット婦人してらしたのかなぁなんて歌声聞きながらぼんやり考えてました 。優しいまろやかな声が心地よかった…(∩.∩)。男性陣では…石丸さんは、なんといっても「アスペクツオブラブ」の曲が、荒川さんは、「ラムタムタイガー」が良かったねェ。 女性の歌よりも男性のナンバーの方が個性的で、それぞれにあってるぞーって曲にはまっていた気がした。 (ヒロインってやっぱり似たとこあるしなぁ)。今井さんのあのおっきな体からでる太い声は、もうたまりませーん。 怪人みてみたい!!。芝清道さんの歌好きです。エビータの曲がよかったなぁ。
こうやっていろんなミュージカルのナンバー並べて聴いていても、私は「オペラ座」と「エビータ」の曲が ダントツに好きみたい。自分の中で血がさわぐもの。みんなそれぞれそんな曲があって、 いろんなところで楽しめる舞台だとおもう。
あと、スターライトエクスプレスの時の照明、オペラ座の怪人のシーンの幕の使い方が、すごく好きでした。
ちょこちよこ、挙げてたらキリがない。これだけのナンバーそろっていて、良くないわけないよねぇ(笑)。 贅沢な舞台でした。
- 1月12日 「おもちゃ」
- 「おもちゃ」の試写会でした。今年は、どうも映画で涙する年なのかしら…。よかったぁ〜 お勧めの作品です。
始まる前に、さんざん作品の説明を受けた。深作監督がどうの・・・とか、主演の宮本真希さんが賞をとったとか、 藤純子さんが賞とったとか・・・うーん。そんなこと見る前に説明されてもねぇ…。 試写会で何が嫌ってそれが嫌。できるだけ先入観なしで見たいの私。昭和30年頃、京都の芸者小屋で舞妓になるためにがんばる時子の姿と、 時子をとりまく女の人の生き方が潔くて、痛快だ。
貧しい家の為に、舞妓になろうとする時子。中盤すぎるまで時子は、ひたすら走って働いていた。 下駄をカタカタいわせて、もう人の先を読んで動く動くえらいよぉ〜^^;。何を考えているのか語らず、 ただ先輩のやることを驚いたように見ているだけ。 真っ直ぐみつめる大きな目がすごく良くその目を見ているだけで時子の意志の 強さが伝わってくる。それは最後まで…
ここの女性達は強かったぁ。昭和30年という時代もすごかった。パワフルなんだぁともかく。 賃金値上げのストライキや、売春防止法へのデモ行進人がバチバチ殴り合っていて怖かったぞ。 この試写会の場所が京都で、年配の方が多かったからきっと頭の中タイムスリップしていたんじゃないだろうか。
「騙される前に騙す」「お金の切れ目は縁の切れ目」とキッパリいいながらたくましく芸妓をつづける 姐さん達のパワフルな姿は気持ちがよい。
そして、なによりも感動させていただいたのが、女将をやっていた藤純子さん。
女将として凛と頑張る姿と、女の色気。そして時子に対する優しさ…。最後時子が部屋に入っていった後も ずーっとその場で座って待っている。まるで自分が罰を受けているかのように…時子を見ているよりも この方を見ている方が苦しかった。
時子を舞妓にさせるためのお金の工面のため、嫌な男に抱かれて帰ってきて、キラキラとした 時この目を見たときの顔etc。いくつもの表情にやられたようだ。
「おちゃずけが食べたい」風呂場でつぶやいたこの台詞に涙した私でした。最初の説明をちょっと馬鹿にしてきいていた私ですが、帰り際にいただいたチラシをみてびっくり 深作監督って「華の乱」を作った監督さんだったのね。あの映画すごくのめりこんだ覚えがあるの。 感覚的に好きなのかなぁ〜。
- 1月10日 「マイ・フレンド・メモリー」
- いやぁ〜びっくりしました。こんなに混んでいる映画館に行くのは久しぶりです。甘く考えすぎだったのですねぇ。 同じビルでやっていた「ジョーブラックによろしく」の方はまだ、満員だろうと敬遠していたのですが… 見て納得しました。日本人好きそこんな話し(^^ゞ。
頭は恐ろしくいいけれど、難病で思うように動けないケビンと、体がおっきくて頭が足りないって言われている マックスの2人が仲良くなって自分のいる場所(特にマックスが)を見つけて行く物語。
そんなに新鮮な話ではなく、ある程度は先が読めてしまうが、この手の話しは自然に感動してしまうものだ。 それだけじゃないしねェこの映画は、ちょっとしたスリルもあるし・・・(^^ゞ馬鹿にされつづけてきた2人が友人というものを得ることによって広がって行く世界。 外れものの2人がちょっとした英雄のようになっていく姿は痛快だ。 口を聴かず何事にも無気力だったマックスが、最初はケビンの言うままに嫌々動いていたが、 そのうちに、本当に楽しくなっていく様子が微笑ましい。 体の大きなマックスの肩車してもらって我が物顔に街を闊歩するケビンもイキイキとしている(最初は なんてえらそうなやつだと思ったの私)。アーサー王の伝説に魅入られて、英雄の騎士になろうとする のは男の子だなぁって思ってみていた。
一番うわぁ〜って思ったのは、この映画のポスターにもなっているシーン。はじめてマックスが自分の方から ケビンに何かをしてあげたいって衝動にかられ、行動を起こすところ。
ここで、こう来るぞってそれこそ見えていたにもかかわらず、その瞬間うわぁ〜って一瞬涙腺が緩んだ。 最後はねぇ…泣いている人いっぱいいたけれどあそこで泣きそうになった人ってどのくらいいるのかなぁ?? (あんまりいないかしら)
シャロン・ストーンがケビンの母親役で出ていた。あいかわらず足長いなぁなんて後姿をみて思ったりもしたけれど、 あんなに優しい表情ができるなんて…セクシーな役もっかっこ良いけれど、 きつい役やっている時よりもいい。ケビンが体育の授業にでれるように校長に頼みに行った後、ケビンに 向かって「体育の授業で死んだって泣いてあげない」って言ってずんずん歩いて行くの。なんかそのシーンが すごーくいいなぁって思った。馬鹿にせず、肩の力を抜いて見たら、なんか癒されるような映画でした。
しかし、この日本語題もう少しオリジナリティがあってもいいんじゃないだろうかね。って思っていたら どうも配給会社の方が、「マイ」シリーズとかってつけたみたい。 「マイ・フレンド・フォーエバー」「マイ・ルーム」って…もう後であたまの中ごちゃごちゃになるから やめてほしいわぁ〜(笑)
- 1月9日 「梯子の下の微笑」
- 館形比呂一ソロプレイ「梯子の下の微笑」に行ってきました。 バレエ以外の踊りのみの公演というのは、未知のジャンルでなかなか新鮮でした。もう少し小さな劇場で 見たかったですね。後ろ方の席だっので、顔の表情がみえないのがかなり残念でしたもの。
静寂の中の静かな動き。風がなびくように腕が震えている。息を呑むような緊張感が伝わり 息苦しかった…。こちらも、つばを飲む音が大きく聞こえ身動きできなくなった。
正直何を表現しているのかは、分かりませんでした。ちょっと難しいよ〜。 ただ、圧倒的な彼の世界に魅せられたと言う感じ。 どちらかといえば狂気の世界。あっちの世界に入っちゃって戻ってこないんじゃないかと思ってしまった。 もし、ちゃんと理解できちゃってたら…すごく疲れそうね(^^ゞ。自分で構成、演出、振付までやっちゃっているところを見ると かなりナルシストで、自分をいじめるの好きなのかしらん??。
しかし、なんておびえた表情が似合うのだろう…(笑)。(それが母性本能くすぐるのか、 私の隣にいたおば様方は、まるで母親のようになっていた…。それに圧倒された私(^_^;))帰宅途中、劇場で頂いたチラシの中に、公演のプログラム的なものが入っていてたのをみつけた。 曲の紹介、曲のイメージなどが書かれていた。これを先にみていれば、また違った楽しみ方が できたかもしれないと思うと、惜しいことをしたな。
2部構成で一つ目の「梯子の下の微笑」というのは、ファンタジー短編をイメージ、また二つめは「緋牡丹姫」 の世界だそうだ。赤い椅子は薔薇のイメージだったのかな。 細身の体も手伝ってか、女性が踊っているみたいだと思ってみていたが、あながち私の見方 も違っていなかったよう。
腕の動きが印象的で、関節が人よりも一個か二個余分についているかのように 自由に動く(*^-^)//パチパチ。しなやかだが、コキって音が聞こえてきそうで不思議。体もなんだか柔らかすぎぃ〜
この二つと「オール・バイ・マイセルフ」の曲にのってこちらは 躍動的なところを見せてくれた。ここは、かっこよかったです。体が自由に動いて気持ちがよさそうでした。 最後、座り込んでふっと肩の力を抜いた時の笑顔が、良かったです(∩.∩)。
約1時間20分、独りで踊り切るには、強靭な体力と精神力が必要でしょう。また機会があれば みてみたいなって思いながら帰りました。
- 1月4日 「フェイス」
- 年の初めには楽しいお話がいいね(^^ゞ。
6月に発売された邦ちゃんの98年度の1冊。その前の年の「ヘアメイク神井結の芸能界ミステリー案内」 の続編になっていた。
今回は、芸能界の大御所女優たちの美容整形をめぐっての世界。
どこまでがフィクションでどこまでがノンフィクションかは謎だけれど、きっとこういう世界が当たり前の ように存在していまうのだろうなぁ。なかなか興味深い。
実は、この本を借りる時、その友人と化粧品や肌のお手入れなんぞについて延々と、話していたので、 妙に生々しく読んでしまったの。重力の法則には逆らえないし、回復力は遅くなるし・・・ 回復しきれない部分は残ってくるし・・・あぁ〜お肌の曲がり角ってやつを過ぎちまった女性には、 なかなか切実な話題よね(笑)(もっとも整形とまでいく話は別だが)。 どーも最近誰とでもこんな話題になっちゃっているような気がする…^_^;別に顔でご飯食べているわけじゃない私達でさえこうなんだから、女優さんなんかはもっとたいへんだろうと 察する。
一昔前の女優さんの中には、誰が見ていても整形してますって顔の方がいらっしゃる。ここまで しなくても良いのに…って思う反面、人前にに出るからには美しくなければならないって気持ちが見えるようで、 非難する気にはなれなかった。
しかし・・・
この本に書いてあることがフィクションであるとすれば…恐ろしすぎる執念だ。その実態やオカルト映画 に近いものあるもの(笑)。この本を読んで、怒ってらっしゃる女優さんもいるかもしれないぞ。 あぁ…でも、怒るって言う人はまだまだなのかな、ここに出てくる大物女優はそんなこと超越しちゃっているものねぇ。 おそるべし芸能界(笑)、おそるべし女優魂ぃ〜邦ちゃんって本とに人が好きなんだなぁと、つくづく読んでいて感じるし、 登場人物に対する愛を感じるんだな。説教くさくないけれど、なんだか頑張れって一生懸命 突き進めって怒られているような気がして、今年はちょっと良い意味でわがままに貪欲になってみようかなぁって 思った。けどそんなパワーないなぁ・・・←これがイカンのね^^;
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