玄 関 口 【小説の部屋】 【交響曲の部屋】 【CD菜園s】 【コンサート道中膝栗毛】 【朝比奈一本勝負】

過去のひとこと (2001年後半版)


 2001年の7月から12月にかけて書いた「ひとこと」を並べています。よろしければ読んでください。

12月30日
 《 訃報 》
 朝比奈隆御大が29日の午後10時36分に逝去されました。
 謹んでご冥福をお祈りします。

12月24日
 クリスマス・イヴという訳ではないのですが、2日連続の“ひとこと”です。
 
 レコ芸を立ち読みしたんですが、吉松隆の交響曲第4番のCDが交響曲の部門で特選を取っていたことに驚きました。で、早速そのCDを聞きましたが、美しさと穏やかさが非常に心地良い演奏でした。これなら正に「パストラル・トイ・シンフォニー」と言えるでしょう。聞いてるととっても気分が良くなります。
 関フィルによる公開初演での下手くそながら生き生きとした溌剌さがあった印象と違い、高いレベルの技量によるマイルドさが美しい演奏でした。
 
 「現代音楽は聞かん!」または「日本人作品は聞かん!」とおっしゃる人も一度だまされたと思って聞いてみて下さい。きっと目から鱗が落ちると思います。

12月23日
 なんですか、世間は3連休なのですか? 人によっちゃ、もう年末休暇に入っているのですか? ボクはうらやましくないぞ、うらやましくないんだぞ……、グスン。
 
 気を取り直して、別の話題ですが、朝比奈隆&大阪フィルが去年7月25日に東京で行いましたブルックナー交響曲第8番の演奏がEXTONよりDVDで発売されました。
 早速聞いてみたのですが、大阪の印象と比べて割と普通に感じる演奏でした。このコンビらしさは十二分ですし、演奏の出来も立派なのですが、大阪でのあの熱狂的なフィナーレを聞いているので、やや物足りなく感じてしまうのも事実です。
 年明けの1月23日には7月23日の模様を収録したCDが発売されます。さて、どんなものになるのでしょうか? 今から大変楽しみにしています。
 
 他にも紹介したいディスクは山ほどあるのですが、それはまたの機会ということで。

12月16日
 高関健&大阪センチュリーの定期、結局行けませんでした(涙)。「ワルシャワの生き残り」が聞きたかったなあ。
 
 また来年の「朝比奈隆の軌跡」をe+(イープラス)にて購入しました。券の到着が楽しみです。
 それにしてもこのコンサート、御大が(以下検閲にて削除)
 ↑これマジでシャレにならん。

12月9日
 《 アンケート 》
 当工房で取り上げて欲しい作曲家はいませんか?
 下にフォームを用意いたしましたので、もしよろしければボタンをポチッと押して下さい
 年明けの「CD菜園s」に重大な影響を与えると思いますので、どうかご協力をお願いいたします。
 
 取り敢えず所有CDの数がそろっている3人まで絞ったんで、後押しをお願いします。
 あんまりドマイナーなのは、みんな引いちゃうから今回は割愛。
 
 反応がなかったら情けなくなりますので、助けると思ってよろしくお願いします。
 (31日をもって終了いたしました。ありがとうございました)

《 アンケート結果発表 》

 「CD菜園s」でやって欲しい作曲家をお尋ねした所、
・ブルックナー 25票
・ブラームス 7票
・マーラー 16票
 となりました。ご協力ありがとうございました!
 
 この結果の基づき、ある企画を進行させますので、どうかお待ちになって下さい。

12月4日
 今月29、30日の「第9シンフォニーの夕べ」が指揮者変更となりました。
 
 ⊃Д`) ウェ〜ン
 
 朝比奈御大の体調が復調しないため、若杉氏が代役として指揮台に上がるそうです。
 
 ⊃Д`) ウェ〜ン
 
 ……でも、こうなるような気がしてませんでした?

11月26日
 墓場からゾンビがよみがえりました。
 関フィル定期公演 飯守泰次郎のブルックナー交響曲7番他
 あっさり風味だけど許して。

11月14日
 昨日大フィルから家に電話が掛かったそうです。
 内容は今月20日の定期公演について、朝比奈御大のキャンセルによる指揮者交代と曲目変更でした。
 
 それにしても、パンフレットの刷り直し&再配布と定期会員への電話連絡など、今回の大フィルのアフターケアに私はかなりの好感を得ています。

11月11日
 御大の話はちょっと飽きたので、それらは年末の第9で思いっきり書くこととして、今日は別の話をします。
 
 最近ティーレマンによるシューマンの交響曲第2番のCDを聞いたのですが、これがもんの凄くイイ!
 がっちりとした安定感と音の切れ味の良さ、なにより音楽に漂う緊張感が素晴らしい。それでいながら少しも神経質な所がなく、推進力に溢れた迫力が更に拍車を掛けています。
 このCDはお薦めです。グラモフォンから出ています。
 
 今までティーレマンなんて眼中になかったのですが、自分の見識の無さに腹が立ちましたね。バイロイト音楽祭発足125周年&戦後復興50周年の記念コンサートでベートーベンの第9を振ったのは伊達ではなかったのでした。
 これから注目のひとりとなりました。

11月4日
 《墓標》
 チケットまで取りながら闇に葬られた(またはその予定)のコンサート達。
 
・10月11日 大フィル第352回定期 (ビエロフラーヴェクのドヴォルザーク6番)
・10月18日 関フィル第147回定期 (藤岡幸夫のシベリウス1番)
・11月 3日 ザ・シンフォニー特選コンサート「巨人」! (井上道義のマーラー1番)
・11月12日 シンフォニカー第77回定期 (小泉和祐のシベリウス1番)
・11月16日 関フィル第148回定期 (飯守泰次郎のブルックナー7番)
・12月13日 センチュリー第73回定期 (高関健のシェーンベルク)
 
 ご冥福をお祈りします。……涙。
 (希望者にはお譲りします)
 
 
11月5日追記
 ここで残念なお知らせです。
 朝比奈翁のブルックナー3番、東京と大阪の両方とも御大出演中止となりました。
 
 ガ━━(゚Д゚;)━━ン!!
 
 東京の方は公演中止で、払い戻し。大阪の方は演目変更で、外山雄三さんによるメンデルスゾーンのVn協奏曲とシューベルトの「グレイト」となりました。
 と言うわけで上のリストに
・11月20日 大フィル第353回定期 (朝比奈隆のブルックナー3番)
 を追加します。
 
 ……年末の第9、どうなるんだろ?

10月27日
 朝比奈隆御大が緊急入院!
 朝日新聞社のサイトによると御大が24日の名古屋公演後に体調の不調を訴えて入院したそうです。取り敢えずは順調に回復中だと言うことですが、年が年だけに心配です。
 30日の南海コンサートは井上ミッキーが代役として振るそうですが、チケットのキャンセルを大フィルチケットセンターにて受け付けるそうです。
 
 名古屋の演奏会を実際に聞いた人によると、いつぶっ倒れても不思議じゃなかったそうです。
 やはり夏の北海道公演で崩した体調をそのまま引きずってしまったのが、原因だと思います。93才であの仕事量は無謀なことだったのでしょう。なにはともあれ、ゆっくりと休養して欲しいと思います。
 (11月のブル3は無理っぽいなあ)
 
 それにしても大フィルかせっちさんのBBSでの発言、キッツイですなぁ。
 御大が引退したら、大フィルの集客力は半分以下に落ちることは間違いないと思いますが、ついに大フィルもその問題に直面する時が来たようです。
 
 他にも書きたいことがありましたが、みんな飛んじゃいました。続きはまた今度。

10月21日
 このコーナーに7日付けで書いた文章がいらぬご心配を掛けたようです。
「田舎へご転勤ですか?」
 とか、
「がんばれ!」
 なんかのお言葉を頂き、胸の奥底がジンと熱くなりました。こんなつたないサイトでもやって来て良かったと心底実感いたしました。この場を借りてお礼申し上げます。
 
 おかげで凹み状態から脱出できたので、小ネタをひとつ。
 このページも色々なサイトからリンクしていただいていますが、Webの波を漂っている内にこんな所からもご紹介いただいていることを発見しました。
 このメルマガ、デンマーク家具をプロモーションするために発行されているのですが、ニールセンの話題が出た際に当工房の名前が上がりました。
 これでこのサイトもデンマーク大使館のお墨付きってことですか? いや〜、生きていれば何か良いことがあるってホントのことなんですね。(あまり図に乗んなよ)
 デンマーク家具プロモーションセンターはこちらです。

10月7日
 《 敗北宣言 》
 ご訪問ありがとうございます。この「石田工房」も皆様のご声援のおかげで開設より丸3年が経とうかとしております。
 しかしこの度、私めは10月1日付で転勤となり、今までのように(バカみたいに)コンサートへと足を運べる身分とはいかなくなりました。仕事キツイっす、仕事キツイっす……。
 
 結果「コンサート道中膝栗毛」にて予定として挙げていたスケジュールはすべてご破算になってしまいました。
 せめて年末の第9と、爺さんのブル3だけはなんとしても行きたいとは思いますが、今の段階では全くの不透明です。
 これから「コンサート道中膝栗毛」の更新頻度がガクッと落ちますが、どうかご容赦下さい。
 
 こんなボクでも可愛がってくれますか?
 
ブルックナー 交響曲第9番(全4楽章版)
 登録しました。

 9月30日
 うちの更新ペースにしちゃ信じられないかもしれませんが、
セゲルスタム&ヘルシンキフィルハーモニー管弦楽団
 登録しました。
 
 反動きそうだな……。

 9月24日
 朝比奈隆の軌跡2002の詳細が発表されました!
 
 4月14日(日)午後3時
  モーツァルト:交響曲第39番
  チャイコフスキー:交響曲第4番
 
 7月20日(土・祝)午後3時
  モーツァルト:交響曲第40番
  チャイコフスキー:交響曲第5番
 
 9月29日(日)午後3時
  モーツァルト:交響曲第41番
  チャイコフスキー:交響曲第6番
 
 発売は3公演通し券が11月25日、各1回券が12月16日です。
 このコンサートも録音されるのでしょうか? 特にモーツァルトは39番以外にレコードは存在していないので期待してるのですが。
 
朝比奈隆の軌跡2001 ブルックナー交響曲9番
 登録しました。おお! (……って書いてますが、26日に書き直しを行いました)

 9月23日
 許せんせー! ヴァントのコンサート隠し録りするヒマあったら、開演時にあったテロで死んだひとへの黙祷に参加しようぜー。
 
大阪フィルハーモニー交響楽団 第351回定期演奏会
 登録しました。

 9月16日
 力に対して力でしか対向できないということは、結局同じ穴の狢だったことの表明でしかありません。
 
 時事ネタはさておき、本格的な秋到来! というわけで当サイトもウニウニと動き出します。
 
 リンク集に新しく
我流!!クラシック批評の森
 を登録しました。よろしければご訪問下さい。
 
 また
芦屋交響楽団 第55回定期演奏会
 を登録しましたので、どうかご覧になって下さい。
 
 つい先日、一部で大絶賛だったヴァント&ミュンヘンフィルによるベートーベン「英雄」とチェリビダッケ&ミュンヘンフィルによるシベリウスの交響曲第2&5番を入手しました。(ちなみにブートです。まあそんなに目くじら立てない、立てない)
 これから聞くのですが、非常に楽しみなディスクです。感想はなるべく早くCD菜園sに掲載しますので、待っててください。

 8月26日
 最近ナイスなサイトを教えてもらいました。
 
 「連結クラシック研究室
 その中でも
 「並行演奏
 の4番目が最高です。ブルックナー好きなら腹抱えて笑うこと請け合いです。結構有名なサイトですが、一度ぜひご訪問下さい。

 8月19日
 久しぶりの更新です。予告通りシベリウスのCD批評を1年ぶりに追加しました。
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(75年)
カラヤン/ベルリンフィルハーモニー管弦楽団(76年)
クーセヴィツキー/ボストン交響楽団(36年)
コンドラシン/北ドイツ放送交響楽団(81年)
チェリビダッケ/スウェーデン放送交響楽団(71年)
バルビローリ/ハレ管弦楽団(57年)
バーンスタイン/ロンドン交響楽団(75年)
レビ/アトランタ交響楽団(89or90年)
 以上8点です。
 
 またニールセンも1点追加。
ボストック/ロイヤル・リバプールフィルハーモニア管弦楽団(2000年)
 
 アンド、ベートーベンも追加だ!
メンゲルベルク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(40年ライブ)
メンゲルベルク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(40年テレフンケン)
 
 次は“未完成”の番だな。
 
 だめ押しに大阪シンフォニカー 2002/2003年定期演奏会予定一覧も新たに登録しました。
 
 まだまだ残暑は厳しいですが、こんな時は音楽でも聞いて暑さを吹き飛ばしましょう!
 (シベリウスを聞いてヒヤッとするも良し、ブルックナーみたいな暑っ苦しいのを聞くも良し)

 7月29日
 あじ〜、こう暑いとヤルキというものが湧いてきませんね。
 てなわけで、更新が滞っていますので小ネタをひとつ。
 
 この間“音楽の友”8月号を買ってしまいました(何年ぶりだろう?)。
 そこの94ページに朝比奈翁のインタビューが載っていましたが、目の手術を受けていたなんて書いてあってちょっとビックリしました。それで最近、楽譜をのぞき込む挙動が怪しかったんですね。
 それよりも「当面の国内の予定をこなして余裕があれば、海外で久々にベートーヴェンもいいなあ」というコメントの方が気になります。さてさて、どうなりますやら。
 
 また自分の行ったコンサート評が載っていたりすると、自分の感想と同じ所や違う所があって、読んでてけっこう楽しいですね。

 7月22日
 チェリのリスボンライブですが、あれには2つのヴァージョンがあることを知ってましたか? 「ええっ!?」 と驚きになった方はお手持ちのCDをご覧になって下さい。
 緑地のジャケットで書いてある文字の白いやつが1st.ヴァージョンで、黒いやつが2nd.ヴァージョンです。最近出回ったのは2番目のやつでした。
 ヤフオクではやまって入手したものがファーストだったことに気づき、「セカンドの方が音良かったらどうしよう」と思い詰めてたのでしたが、この度めでたくセカンドも入手することができました。バンザーイ(やけ)。
 で、ひじょ〜に気になる音質ですが、なんと! まったく変わりませんでした。……ううっ(泣く)。
 超マニアックなことを言わせてもらえば、プレスされた時期の違いかセカンドの方が極々微かに音の粒がくっきりしているような気がしないでもないです。でもこんなのは無いのと一緒です。
 まあ、気になっていた人は参考にして下さい。
 
 あと、OPUS蔵から出たメンゲルベルクのCDですが、このたび手に入れることが出来ました。
 盛大にヒスノイズ(レコードをかけたときに聞こえるチリチリという雑音)が含まれていましたが、SP(LPよりまだ昔のフォーマット)ってこんな生々しい音がしてたのか、と驚くことしきりの良音です。
 さすがOPUS蔵です。良い仕事しています。このOPUS蔵盤と合わせて、ターラから出たベートーベン「英雄」も手に入れましたので、そのうちこの2枚の批評も掲載したいと思います。お楽しみに。

 7月14日
 えーっと、
大阪フィルハーモニー交響楽団 第350回定期演奏会
 を登録しました。
 
 岩城さんの元気な姿が見れてなによりでした。
 ついでに定期会員を継続しましたので、もうしばらく大フィル通いが続きそうな感じです。

 7月8日
 朝比奈爺のブル8行って来ました。なかなか良い演奏会でしたよ。
 東京の方もサントリーホールでのコンサート、充分期待できるのではないでしょうか。
 
 と、言うわけで
朝比奈隆の軌跡2001 ブルックナー交響曲8番
 を登録しました。
 
 あと、朝比奈会からスケジュール表をもらいましたので、
朝比奈隆 出演スケジュール
 も。

 6月29日、7月1日
 27日に大阪センチュリーの奥田さんから突然メールをいただいてビックリしました。慌てて内容を確認すると、大阪センチュリー交響楽団の公式サイトを開設したから来てちょうだい、というものでした。(スパム?)
 さっそく覗かせていただきましたが、団員の皆さんが前面に出て運営されていて、裏話なども交え非常に楽しいサイトでした。
 もし未訪問ならば一度はお訪ねになってください。
 
 もうひとつ、ブルックナーファンに朗報があります。
 未完に終わった9番のフィナーレをサマーレ、フィリップス、コールス、マッツーカの4人が補完して全4楽章としたものの最新ヴァージョンが、10月5日(金)にいずみホールで演奏されます。
 東京のすみだトリフォニーホールで2日に渡ってお披露目された後に、同じメンバーが大阪へとやってきます。
 詳しくはコジマ・コンサートマネジメントへどうぞ。
 
(追加)
 ベートーベンの《英雄》、CD批評を追加しました。
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(80年)
シュタイン/ベルリン・ドイツ管弦楽団(2000年)
高関/大阪センチュリー交響楽団(2000年)
フルネ/東京都交響楽団(2000年)
 の4枚です。
 “夏到来”ということで、次はシベリウスの5番を予定! (あくまで予定……)


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